このギター・フュージョンは...
いやはや、月曜日は、仕事の方で、新しく出来た部の歓送迎会で「午前様」。昨日は、ココログのメンテナンスで更新不可。2日間ブログの更新が途絶えました。今日、再開です。
今朝から、コートを着るのを止めた。東京の春は、大阪と比べて、春分の日を過ぎても、雪が降ったりするので、注意が必要なんだけど、今年は大丈夫みたい。今朝、ちょっとヒンヤリする北風が気になったが、外を歩くのは家から駅までの道のりなので、体が冷え切ることは無い。コートって意外とめんどくさいので、今朝で終わり。
今週は、なんとなく「フュージョン週間」。フュージョンのアルバムを中心に聴きあさっている。昨日の朝と今朝、聴いてお気に入りなのが、増尾好秋の『Masuo ライブ』(写真左)。1980年リリースのフュージョンの名ライブ盤です。
増尾好秋とは、NYで活躍するギタリスト~プロデューサー。1946年生まれ。渡辺貞夫(sax)に認められ68年12月に同グループに参加して注目を集める。69年には初リーダー作を録音。71年に活動の拠点をニューヨークに移す。73年にはソニー・ロリンズ(sax)に認められ75年まで同バンドで活躍。現在も現役で活躍中。日本のジャズ・ギタリストの草分けです。
この『masuo ライブ』は、1980年のリリースなので、フュージョンブーム後期のアルバムになります。が、その内容は、ギター・フュージョンというよりは「これってロックやん」って感じです。というか、完全に、これはギター・インスト・ロックです。フュージョンの域を超えている。
1曲目の「ディーリング・ウィズ・ライフ」から完全にぶっ飛びです。ドライヴ感溢れるハードな増尾好秋のギターもさることながら、T.M.スティーヴンスのチョッパー・ベースが凄い。もう「ごめんなさい、許して下さい」と懺悔してしまいそうな、攻撃的なドファンク・チョッパー。
そして、それに尖ったハードな増尾のギターが絡む。増尾好秋のギター。よく歌ってる、ノリがいい、そして尖ってる。もちろん、テクニックもずば抜けている。とにかく上手い。そして、ロビー・ゴンザレスのドラムがドドドドドッと切れ込む。うへ〜、これって、もうフュージョンの域を逸脱しており、これって完全に「ギター・インスト・ロック」。
全6曲と収録曲は少ないですが、内容は素晴らしく、充実しています。こんなライブアルバムが、1980年にリリースされていたんですよ。当然、僕の学生時代には、フュージョンのお気に入りライブアルバムの一枚でした。フュージョンの世界にも、こんな優秀なライブ・アルバムがあります。「ギター・インスト・ロック」の好きな方々には、絶対、お勧めです。
あ〜っ、この『masuo ライブ』を聴いてスカッとした。明日は休日。でも、明日の千葉県北西部地方の天気は朝から雨らしいので、ゴロゴロのんびり過ごすとするか〜。
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