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2008年3月 4日 (火曜日)

チック・コリアの隠れ名盤・3

なかなかスカッと暖かくならんなあ。昨日今日とちょっと寒さが戻って、天気もパッとせず、なんとなく、不完全燃焼な一日。

昨日は宴会。常駐先の部門がこの3月1日付けで解体と相成った。真っ二つ分かれて、しかも、どさくさに紛れて、思いもよらない部署への異動の憂き目になったのも二人いて、昨晩は、その解体された部門の「解散会」に付き合って、家に帰り着いたのが真夜中。よって、ブログはお休みさせていただきました m(_ _)m。

そうか、飲み歩いていたのか、じゃあマスター、風邪は完治したんやな、と言われると辛い。子供の頃から、風邪をひくと、喉から気管支系に後遺症が残って、結構、苦労することが多い。今回も咳が残って、なんとなく、まだ「しんどい」。けど、昨晩はしゃーないかな、と。付き合いってものがあるしねえ。僕は、散々、仕事で異動の憂き目にあっているので、全く気にならないんだが、若い衆は馴れていないみたいでねえ。

閑話休題。今日は、チック・コリアの隠れ名盤紹介の第3弾。チック・コリアは、純ジャズからエレクトリック・ジャズからフュージョンまで、多彩なタレントを誇るミュージシャン&コンポーザーで、それぞれのジャンルで第一人者レベルの成果を残している。
 

Chick_corea_alive_euro

 
それがどうも、気に入らないベテランのジャズ・ファンが多くて、カメレオンだの、軟弱だの、商業主義だの、器用貧乏だの、とよく言われる。そして、その方々の挙げる代表作は判で押したように、『Now He Sings Now He Sobs』と『Return to Forever』の2枚のみ。それでは、自らが感性に乏しいことを証明しているようなものではないか。

まずは『Trio Music: Live in Europe』(写真左)。1984年9月のライブ録音。これは名盤ですぞ。1曲目『The Loop』はチックのオリジナル。続けてスタンダード・ナンバー。もうここで「素晴らしい」の一言。キース・ジャレットの「スタンダーズ」を上回る出来だと僕は思う。後半へ聴き進めるに従い、このトリオの持つ無限の可能性に感嘆する。

これほど美しい演奏が詰まったジャズのアルバムもなかなかお目にかかれないのでは、と思えるピアノ・トリオ・ライブの傑作。成果の記録がこれ一枚のみというのが、これまた潔い。

キースの「スタンダーズ」の向こうを張って、キースとしのぎを削ることも出来ただろうに、チックはそれをしなかった。ピアノ・トリオだけを「深く極めていく」という作業が、チックの主義に合わなかったということだろう。これまた、チックらしいではないか。

そして、もう一枚の隠れ名盤が、Chick Corea's Akoustic Band『Alive』(写真右)。ジョン・パティトゥッチ(b)とデイブ・ウェックル(ds)、Chick Corea's Elektric Bandの二人と組んだアコースティック・ピアノ・トリオである。完全な企画物なんだが、これが「イケる」。

演奏楽曲はおなじみのスタンダードばかりで聴きやすい。バックの若手二人がフージョン世代で、独特の感覚と演奏テクニックで、今まで無い、新しい感覚のピアノ・トリオを聴かせてくれる。バックの音、特に、デイブ・ウェックルのドラムの音がダイナミックで大きくて、音の良い再生装置でないと、ちょっと耳障りかもしれませんが、これが新しい感覚で、とてもユニークで、成果大だと思います。

この2枚はチックの隠れ名盤としてはマストのアルバムです。あと21世紀に入ってからの、チックのピアノ・トリオにも優れたアルバムが多くあり、最近のチックは充実しています。

多彩なタレントを発揮することは悪いことではない。それぞれのジャンルでしっかりと成果を出しているんならなおさらのこと。「道を極める」という一点重点主義だけが全てでは無いですよね。
 
 
 
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