ウエストコーストの歌姫たち・2
今、うたばんで松田聖子が出ているが、今日が誕生日だとか。松田聖子といえば、僕の20歳代。良い曲を歌ってたよな〜。とにかく、曲を提供するミュージシャンが、そうそうたるメンバーで、当時の松田聖子のアルバムは、結構、聴きごたえがあった。なんてことを考えながら、つらつらとブログを打っている。
さて、今日は「ウエストコーストの歌姫たち」の第2回目。今日は、ニコレット・ラーソン(Nicolette Larson)」。米国西海岸ロックの歌姫の筆頭、リンダ・ロンシュタットの妹分として、1978年に、アルバム『Nicolette(愛しのニコレット)』(下写真左)でデビュー。このアルバムの冒頭を飾る、ニール・ヤング作の「Lotta Love(溢れる愛)」が大ヒットしました。
この「Lotta Love」って、ヒット狙いのややAORっぽい西海岸ポップ調ですが、2曲目「Rhumba Girl」以降が、本来のニコレットの本領発揮。リトル・フィートやドゥービー・ブラザーズ、リンダ・ロンシュタット等、米国西海岸ロックの豪華顔ぶれが参加していて、実に楽しいアルバムになっています。ちょっと、ソウル/R&B色が濃いアレンジが小粋なアルバムです。
それから、僕は、この『Nicolette(愛しのニコレット)』のアルバム・ジャケットの写真が好きで、ニコレットの、ちょっと「おしゃま」なカントリー・ガールって感じが実に可愛い。LPサイズのジャケットは実に良かった。
次のセカンド・アルバム『In the Nick of Time』(上写真右)は、徹頭徹尾、米国西海岸ロックの雰囲気満載。大学時代からの僕の永遠の愛聴盤でもあります。
明るく、純真さを感じさせるボーカルと、ロック、R&B、カントリーといった要素をミックスした米国西海岸ロック独特の雰囲気とが、実にうまくマッチしていて、全体的に、実に明るく楽しいアルバムです。そんな中、じっくり聴かせるバラードもあったりして、このアルバムの実に良い感じに仕上がっています。これぞ西海岸ロックって感じが実に良い。
カーラ・ボノフ作曲の「Isn't It Always Love」はいつ聴いても良いですね〜。ニコレットのボーカルは、パンチがあるんだが、それいて優しいところが良い。そう言えばこの曲、当時、竹内まりやも初期のアルバムの中で、カバーしてましたね(ちょっとイマイチだったけど・笑)。
そうそう、最近、彼女のライブアルバムを見つけました。偶然ネットを徘徊して見つけたんですが、ちょうど、『Nicolette(愛しのニコレット)』リリース後のライブ盤です。この、2006年7月リリースの『Live at the Roxy』(上写真左)は、音も良く、ニコレットのMCもしっかり入っていて、ライブのその場に参加しているような臨場感タップリのライブ盤です。
収録曲は、タイミングが『Nicolette(愛しのニコレット)』リリース後なので、このデビュー・アルバムと曲が重複しますが、ライブだけあって、ニコレットは活き活きと歌っています。しかも上手い。さすが、米国のボーカリストの実力は素晴らしいですね。
ニコレットは、惜しくも、1997年に他界しましたが、彼女の独特のヴォーカルと天使のようなハーモニーは、米国西海岸の音楽仲間からも愛されていました。ロック、ポップ、カントリー等、数々のバックで歌った彼女は、そのつながりから、知り合いのミュージシャンも多く、他界した彼女を偲んで、彼女の友人ミュージシャン達が、カリフォルニア州サンタモニカで2夜のコンサートを開催、その模様を収録したライブアルバムが『A Tribute to Nicolette Larson』(上写真右)。
ニコレットのために、これほど豪華なミュージシャンが集まり、これほど充実したコンサートが実現していたとはちょっとビックリ。良い雰囲気です。詳しくは、このブログの「今年の2月8日のブログ」を参照していただきたいのですが、ニコレットの持ち歌が少なすぎることにはちょっと苦笑いしてしまいます。でも、内容的には実に良い、米国西海岸ロックの雰囲気満点なトリビュートアルバムです。
70年代のニコレットが、やっぱり愛らしくて好きだな。ちょっと「おしゃま」なカントリー・ガールって感じが実に可愛い。こういう感じに弱いんだよな。学生時代の「お気に入り」でした (^_^)v。
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