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2008年3月 5日 (水曜日)

ウエストコーストの歌姫たち・1

東京は寒の戻り(?)。会社の帰り、最寄り駅に降り立った時「う〜っ寒い」。奈良で「お水取り」が終わったら、関西はもう春。真冬の寒さに戻ることは滅多に無い。でも、関東は違う。3月中は雪が降って、積もることがあるからねえ。

寒い寒いと思っていても暖かくはならないので、気分だけでも、陽光うららかな中、爽やかな風に吹かれていたい。そういう時は、ウエストコーストだろう。米国西海岸ロックである。なにを隠そう、僕は、米国西海岸ロックのマニアである。

入り口は、実にポピュラーで「イーグルス」。イーグルスの『呪われた夜』が入り口。それから、イーグルスの『グレイテスト・ヒット』にはまって、米国西海岸ロックの入り口に立つ。そして、ジャクソン・ブラウン。これに「やられた」。完璧に「やられた」。そして、ドゥービー・ブラザース・バンドにも「やられた」。

「爽快感+透明感」が溢れるコーラス、カントリー&ウエスタンの要素をベースにした、実に軽妙で明るい「カントリー・ロック」。情緒豊かなエレピの音が印象的なバラード。健康的でポジティブなロック。それでいて、そこはかとなく、心の裏側を感じさせる内省的で繊細な表現力。僕は米国西海岸ロックが大好きである。

最近、米国西海岸ロックの女性シンガーソング・ライター系のアルバムを好んで聴いている。米国西海岸ロックの歌姫と言われて、まず、頭に浮かぶのは「カーラ・ボノフ」。アメリカの清純派系シンガー・ソングライター。西海岸ロック歌姫の筆頭、リンダ・ロンシュタットにたくさんの曲を提供しています。

Karla_bonoff_1

このリンダとボノフって、実に対象的で、リンダが薔薇の花とすれば、カーラは百合の花。リンダが明るい人気者なら、カーラは内気で目立たないタイプ。同じ曲を歌っても、リンダはパンチがあって天真爛漫、カーラのほうは、ひっそりと清楚な佇まい。僕は、この「清楚な佇まい」ってところが好きなんですよ。

カーラ・ボノフとの出会いは、彼女の2枚目のソロアルバム『Restless Nights(ささやく夜)』(写真左)。1979年発表の傑作。米国西海岸のミュージシャン総出演って感じの、実に豪華なサポート陣によって、いかにも「米国西海岸ロック」といったサウンドが「たまらない」。

当時、僕は大学生で、LPレコードを部屋に飾りつつ、良く聴きましたね〜。冒頭アップテンポの米国西海岸ロック丸出しの「Trouble Again(涙に染めて)」も大好きですが、やはりラストの「Water Is Wide(悲しみの水辺)」。

海の向こうにいる恋人への思いを歌ったトラディショナルナンバーで、これほど切ない歌は無い。涙無くしては聴けない名演である。カーラの歌はしみじみとして、ゲストのガース・ハドソンのアコーディオンや、ジェイムズ・テイラーのギター&バックボーカルも雰囲気が良い。いや〜、思い出しますな〜、あの頃を。

1988年以来、オリジナルアルバムをリリースしていないカーラでしたが、最近(2007年10月)、久々の新譜として、2枚組ライブアルバムをリリースしました(写真右)。Amazonをふらふら徘徊していて見つけた時は即買いでした。収録曲を見れば、オール・タイム・ベストと言ってよい曲を集めた初ライヴ盤じゃないですか(「Restless Nights」が未収録なのは残念だけど)。

このライブは、米国西海岸ロック&ポップスのファンであれば、マストアイテムでしょう。情報によると、このライブ盤、レコード会社を通じての発売では無いとのこと(カーラ個人の販売)。よって、日本盤がレコード会社から発売される可能性は無いとはいえませんが、米国西海岸のファンであれば、輸入盤で一刻も早く入手することをお薦めします。

しかし、このライブ盤には「感動した」。カーラの歌と演奏をガッチリと引き立てるバックに支えられ、今でも全く衰えを知らない彼女のライブ・ボーカルを、こんな良好な音質で聴けるなんて、長生きはしてみるものですなあ(笑)。
 
 
 
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