「ジャズの小径2月号」アップです
なかなか暖かくならないなあ。今日も朝から冷たい北風が強い。どう考えても、散歩に出られる気温・気候では無い。日差しは豊かになって、家の窓から日差しだけ見ていると、もう早春って感じなんだが、一歩、外へ出ると「寒っ」という感じになる。
最近、本業の方でいろいろと頭を使うことが多い。しかも、細かい数字の資料と睨めっこしている時間も長くなっているので目が疲れる。頭は疲れるわ、目が疲れるわで、土日の休みはとても貴重。頭を休めるには、仕事と違う頭を使えば良いので、音楽三昧、映画三昧、テレビ三昧である。目の疲れは、良く寝ることで改善される。よって、昼寝は欠かせない(笑)。
ただ、受け身になってダラダラ一日を過ごすのもいかがなものか、ということで、今日は朝から、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の名物コンテンツ「ジャズの小径」の2月号を更新する。
2月の「ジャズの小径」は、今年更なる活躍が期待される、日本ジャズ若手ミュージシャンの有望株の一「矢野沙織」の特集です。彼女は、1986年10月生まれなので、現在21歳。ジャズの名門であるSAVOYレーベル日本人アーティスト第2弾として2003年9月、16歳でセンセーショナルなデビューを飾った、若手注目株の最右翼です。
9歳の時にブラスバンドでアルト・サックスを始め、チャーリー・パーカーに衝撃を受けジャズに傾倒。この「チャーリー・パーカーに衝撃を受けてジャズに傾倒」の部分が、これまでの若手ミュージシャンと違うところで、実にユニークです。
つまり、モダン・ジャズの起源である「ビ・バップ」に目覚めた訳で、今までの若手ミュージシャンからは聞かれなかった「新しい動機」です。そして、中学生時代、自らジャズクラブに出演交渉を行ってライブ活動をスタートしたところも、今までの若手に無い、バイタリティを感じます。
昨年は、テレビに出演することも多くなりましたが、しっかりと出演番組を選択しているんだなあ、と感じます。ちゃんと自分の姿が伝わるような、そんな番組を選んで出演しているみたいで、彼女のプロとしての考え方、感じ方が良く伝わってきます。
この彼女の考え方、感じ方について、僕も長年、技術の世界で生活するプロの端くれですが、結構、共感を覚えることが多いですね。単に「若い女の子がジャズを演奏する」という話題性だけの、一過性の女性ミュージシャンでは無い「雰囲気」がします。しっかりとした「自分なりのプロ意識と志(こころざし)」が感じられ、これからの成長が楽しみです。
とにかく、今までのジャズの若手とは違う、新しい世代の到来を強く感じさせる一人、矢野沙織のアルバム2枚『Little Tiny』『Groovin' High』をご紹介しています。この2枚はお勧めです。彼女の「プロ意識と志」を基本に自己研鑽した結果が、この2枚に凝縮されていると言っても過言では無いでしょう。良い出来の2枚です。矢野のアルトも良く鳴っていますし、バックも良い味を出しています。
「ジャズの小径」は、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の中のコンテンツですので、一度、「ジャズ・フュージョン館」を訪れていただければ、と思います。お待ちしております m(_ _)m。
矢野沙織の担当楽器はアルト・サックスですが、僕も中学時代アルト・サックスを吹いていて、今でも簡単な曲なら吹くことができます。ギター、ピアノもそうなんですが、どうも最近のジャズの聴き方って、どうしても自分の演奏できる楽器に興味が強く動くようです。
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