日本ジャズ大賞『アビス』
寒い毎日が続く。でも晴れた朝は、空がすっきり晴れ渡っていて、雰囲気が凛としている。これって、良いなあ、と思うようになった。夏の暑い朝、うんざりとするような暑い朝よりは「ずっと良い」。なんだか、嫌いだった冬が、そんな冬が好きになるような、そんな予感がする今日の朝だった。
さて、今朝の通勤音楽は、山中千尋の『アビス』(写真左)。スイングジャーナル主催、今年度の日本ジャズ大賞を受賞した。う〜ん、日本ジャズ大賞がどれだけ権威のある賞かは判らないが、山中千尋の『アビス』が、評論家の方々に評価されるとは思わなかったので、ちょっとビックリ。
この『アビス』については、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の、「ジャズの小径・2007年9月号」に詳しいので、一読をお願いしたいが、実に面白い「おもちゃ箱をひっくり返したような」アルバムで、僕は結構気に入っている。
改めて聴き返してみると、やっぱり面白い。日本ジャズ大賞にふさわしいかどうかは判らないけど、次の展開、次のアルバムが楽しみなアルバムであることは間違いない。もしかしたら、ちょっと遠回りするかもしれない。それでも、待ってみようかな、と思わせる、将来の成長を、ノンビリ見守っていけるような、とても、面白いピアニストである、山中千尋は...。
でも、彼女のコンポーザー&アレンジャーの才能はただものではない、僕はそう確信している。
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