It's a Beautiful Day
『It's a Beautiful day』(写真左)、1969年リリースのアルバム。今日は、ちょっとロックの話題。それも、ちょっとマイナーで、マニアックな話題。
米国の西海岸には、ちょっと風変わりな、ちょっと変わったバンドが多々ある。この「It's a Beautiful day」もそのひとつ。「It's a Beautiful day」これって、バンド名です。
アルバムに収録されている曲を聴き進めると、時代ど真ん中の、サイケデリックな演奏が中心なんですが、ところどころ、プログレッシブ・ロックのようでもあり、それでいて、米国西海岸特有の爽やかさが感じされたり。クラシックな雰囲気が漂ったと思ったら、ジャジーな雰囲気が渋かったり。
さすが、米国西海岸。ジャズの様に、様々な地域、種類の音楽の要素を柔軟に受け入れる土壌のある地域なんだが、この『It's a Beautiful day』を聴くと、その事実を再認識する。
いや〜、実にユニークで面白い。1969年のパフォーマンスでありながら、かなり整っていることには素直に驚きますね。内容も充実しています。
ジャケットもなんか良い雰囲気ですよね。これ、LPサイズだったら、結構、迫力のある、実に粋なジャケットだったでしょうね。実は、LP時代の『It's a Beautiful day』を僕は所有していません。一度、LPサイズのジャケットをこの目で見てみたいなあ。きっと素敵でしょうね。
最後に面白いエピソードを。5曲目の「Bombay Calling」、前奏を聴いただけで「あれ〜っ」と思う方は、70年代ロックのマニアです。
そう、ディープ・パープルの「チャイルド・イン・タイム」とそっくり。この『It's a Beautiful day』は、1969年のリリース。「チャイルド・イン・タイム」が収録されているディープ・パープルの『イン・ロック』は、1970年のリリース。う〜ん、恐らく、パープルがパクったんでしょうね〜(笑)。
70年代ロックからは、1年外れますが、このアルバム、米国西海岸、ウエストコースト・ロックを理解する上で、重要な一枚だと思います。マニアには「マスト・アイテム」です。
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最近ここのブログを知りました。
今過去のものを読み返しています。
ここにコメントが無かったので書かせて頂きます。
今時IT'S A BEAUTIFUL DAYに関する記事を目にするとは思いませんでした。
自分もIT'S A BEAUTIFUL DAYは好きです。
なので、びっくりするやら、うれしいやらで。
以前は、LPサイズのジャケットを持っていました。
かなり素敵でしたよ。
残念ながらいろいろとあって今はCDしか持っていません。
投稿: 蔵 | 2011年4月20日 (水曜日) 02時07分
はじめまして、蔵さん。松和のマスターです。
蔵さんもマニアですね〜(笑)。『It's a Beautiful day』を知る人は
そうそうはいませんよ。でも、嬉しいですね。この思いっきりマニアな
アルバムを、しかも以前、LPで所有していた方が、我がバーチャル
音楽喫茶『松和』を訪れて下さるとは・・・。本当に嬉しいなあ。
ありがとうございますm(_ _)m。
LPサイズのジャケットって素敵だったでしょうねえ。一度でも所有
していらっしゃった由、羨ましい限りです。
投稿: 松和のマスター | 2011年4月21日 (木曜日) 20時15分