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2008年1月 9日 (水曜日)

今年注目のミュージシャン・1

昨日、今日と、ちょっと暖かい千葉県北西部地方です。年末年始は厳しい寒さだったが、ちょっと一息。往き帰りの電車の中など、暖房が効きすぎて、皆、汗ばんでいて、閉口することしきり。

地球温暖化対策、ウォームビズなんて言ってるけど、JR東日本からして、対応が徹底されていない。これでは、改善されることはないよな。個人レベルの対策も大事だが、重要なのは、国と自治体と企業の組織的な対応だろう。

ぼやきはさておき、今日はジャズの話題。バーチャル音楽喫茶『松和』として、バーチャル音楽喫茶の看板を掲げているからには、そのマスターとして、今年の注目ミュージシャンを幾人か挙げておこう。

このところ、チック・コリアが元気である。チックといえば、僕の大好きなジャズ・ピアノの一人。 しかし、Chick Corea Elektric Bandの『To the Stars』の頃、2004年あたりは、マンネリ、ネタ切れ気味、モチベーションが低下気味で、ちょっとヤバかったんだが、この1年前あたりから、急速に復活してきた。喜ばしいことである。

僕が思うに、2006年発売の『ライヴ・イン・モルデ』から復活しだした、と思われる。昨年の、バンジョー奏者のBela Fleckとの異色のデュオ・アルバムである『The Enchantment』は「デュオの魔術師・チック」の面目躍如的な内容だった。そして、昨年の暮れ発売された『ファイヴ・トリオBOX』は、かなり充実した内容。そして、この1月の末には、上原ひろみとのデュエットアルバムが控えている。今年注目のベテラン・ミュージシャンの一人である。
 

Chick_now_he_sings

 
ということで、チック・コリアのリーダーアルバム第2弾、1968年リリースの『Now He Sings Now He Sobs』(写真左)を聴いている。チックの最高傑作と評判の高いアルバム。確かに、良い内容である。21世紀になった今でも、これだけ先進的な切れ味のあるピアノトリオは、そうそう無い。切れ味鋭く、清々しい。お勧めの名盤である。

そうそう、CDで、この『Now He Sings Now He Sobs』を鑑賞する場合は、1曲目の「Steps - What Was」から5曲目の「The Law Of Falling And Catching Up」を1セットとして鑑賞して下さいね。LPでリリースされた時は、この5曲でした。このアルバムは、この5曲で、ひとつの成果として完結する内容になっています。6曲目以降は、CDでリリースされた際に追加されたボーナストラックです。

この『Now He Sings Now He Sobs』の評価に関して、心無いジャズ評論家の方々に言いたいことがある。「チックはこの『Now He Sings Now He Sobs』を超えるアルバムを作ることは出来なかった」と言い切るのは、現役で未だ最前線で活躍するプロのミュージシャンに対して、失礼ではないか。評論家の方々が、プロのミュージシャンと同等の演奏家であればともかく、楽器も満足に演奏できない方々が、そういう無責任な評論を公にすべきではないだろう。

当然「チックはこの『Now He Sings Now He Sobs』を超えるアルバムを作ることは出来なかった」なんてことはありませんよ(笑)。チックに限らず、あらゆるミュージシャンの成果を、見方聴き方の角度を変えて、色々な切り口から、自らが聴き、自らが体験すると、そのミュージシャンの良さが、様々な形で見えてくるはずです。

個人的に偏った、ある一面だけから、ミュージシャンの成果を評価することほど、音楽を楽しむ者の感性として貧しいことは無い。人としての礼儀として、一流のプロのミュージシャンに対しては、リスペクトの念を持って接するマナーは持ち合わせたいものだ。チックに関する心ない評価を目にする度に、心からそう思う。
 
 
 
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