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2007年12月 1日 (土曜日)

エルトン・ジョンのカバー集

最近、ジャズ界では、70年代ロックやポップスのカバーが少しずつ増えてきた。70年代ロックのマニアでもある僕からすると、なかなかに良い傾向である。70年代ロックの名曲をどのようにアレンジして、ジャズとして演奏するのかが、実に興味津々である。

今回、手に入れたのは、イタリアのサックス奏者ピエトロ・トノーロ(写真右)がリーダーの『YOUR SONG THE MUSIC OF ELTON JOHN』(写真左)。メンバーが凄い。ジャズ界では、ベテラン中のベテランのスティーブ・スワロー(eb)とポール・モチアン(ds)、更に、パット・メセニーのブレーンでもあるギル・ゴールドスタイン(p&accordion)。

70年代ロック&ポップスの最大のエンタテイナー、エルトン・ジョンの数々の名曲をカバー、加えて、このメンバーである。必ず、触手が伸びるというもの。よって、即、購入である。

Your_song

「つかみ」の最初の一曲目は「Blue Eyes」。こいつは確か1982年リリースの『Jump Up! 』収録の曲ではなかったか。良い雰囲気で、美しい演奏。「つかみ」は、これでOK。このアルバムの内容が保証されたようなもの。良い演奏である。

3曲目は「Rocket Man」、このロックな曲をどうやって、ジャズに料理するのか。興味津々だったが、こういう、スインギーなアレンジがあるのね、感心。4曲目は「Your Song」。この曲はエルトンの初期の名曲中の名曲で、ジャズでは良く取り上げられる曲だ。さすがに、こういう「歌ものバラード」にサックスはピッタリ。良い演奏だ。

そして、6曲目「Goodbye Yellow Brick Road」。この名曲こそ、どうやってジャズにするの、って感じの曲。しかし、そんな心配など何処吹く風、このトノーロ率いるカルテットは、爽やかな風のように、飛ぶように泳ぐように、この名曲の旋律をジャズに紡いでいく。

全体を通して、エルトン・ジョンの名曲をかなり上手く料理しています。落ち着いた雰囲気の中で、名うての名手達が、原曲を損ねることなく、ガッチリとジャズとして表現していく。エルトン・ジョンのジャズ・カバーとしては屈指の出来だと思います。

こうやって、21世紀のジャズの中で、新しいスタンダードが生まれていったら良いなあ、と思います。特に、70年代ロック&ポップスには、ジャズの新しいスタンダードになりうる名曲が、ゴロゴロしていますからね〜。密かに期待しています。
 
 
 
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