スカッとフュージョン 『Spectrum』
今日は夕方6時から打合せ。しかも、なんだか知らんが、妙な盛り上がりを見せて、終わったのが21時過ぎ。おいおい、夕方6時からスタートの打合せだけでも許せないのに、3時間もかかるとは(怒)。まあ、内容のある議論だったから、まだ救われるけど....。
こういう時は、スカッとしたフュージョンでストレス解消するのが良い。スカッとするフュージョンはないか。そうだ、今日は、Billy Cobham 『Spectrum』(写真左)だ。
メンバーは、Billy Cobham (ds)、Tommy Bolin (g)、Jan Hammer (key)、Leland Sklar (b)他。コブハムの1973年の出世作。う〜ん、懐かしい。学生時代に聴きまくったフュージョン名盤の一枚。
「ダダダダダダダッ」と、コブハムのマシンガンを撃ちまくるような、怒濤の超絶技巧ドラミング。とにかく凄い。これだけの高速ドラミングは他に類を見ない。冒頭の「Quadrant 4」から、すっ飛ばしの「機関銃」ドラミングがスカッとする。延々と打ちまくる訳では無いので、僕としてはOKなのだが、ドラム・ソロが苦手な人はダメかも。
このアルバム、僕は、4曲目「Stratus」以降の、LP時代で言うとB面の演奏が好きで、学生時代はB面ばかりを聴いていたような記憶があります。ボサノバ調あり、ファンキー調あり、バラード調あり、抑揚強弱メリハリが効いた、小粋なフュージョン演奏が良い。フュージョンといえば、テクニック優先、機械的な演奏という雰囲気がありますが、このB面は違う。特に、Jan HammerとTommy Bolinのバトルとも言うべきプレイの応酬に聴き入ってしまう。
最後にエピソードを2つばかり。Tommy Bolin(g)は2年後にDeep Purpleに参加し、Purple最後のギタリストとして名盤『Come Taste the Band』で渋くファンキーなギタープレイを披露することになる。そして、このアルバムに感じ入ったJeff Beckは、ギター・インストへの道に進み、『Blow by Blow』などのギターインストの傑作アルバムを世に出すこととなる。
いや〜、『スペクトラム』を聴いてスカッとしました。ストレス解消、明日も頑張ろう (^_^)v。
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