レコスケくん Complete Edition
「朋有り遠方より来る、亦楽しからずや」の言葉を思い出させる昨日の宴席。昨日は楽しい宴席だった。暫くぶりの再会と歓談。
10年ほど前、業界の歴史に残る仕事をした。その時の、重要メンバーのひとり、仲間、友というよりは「年上の大先輩」。メーカー技術系のエキスパートである。
このほど、定年を迎えるにあたり、ご挨拶に来て下さった。良い仕事をしたメンバーは、一度、別れ別れになっても、再会すると、一緒に仕事をしていた時と全く変わらず、ピタッと感覚が一致する。これがまた嬉しい。良い宴席だった。かなり飲んだ。ちょっと今日は二日酔い気味である(笑)。
さて、今日は、音楽本のお話をひとつ。ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズに掲載されていた、マンガ『レコスケくん』が新装本として再発された。レコスケくん(写真右)とは、この漫画の主人公で、アルバム・コレクションの道にドップリ浸かり、同士である我々に深い共感と感動を与えてくれる愛すべき存在である。
その新装本の正式名称は『レコスケくん Complete Edition』(写真左)。97年の初登場から07年の最新作まで、レコスケくんのすべてを収録した完全版で、『レコード・コレクターズ』に掲載された話に加えて、その他の書籍に登場した(そんなものもあったんだ)レコスケも漏れなく収録されている。
この『レコスケくん Complete Edition』の装丁がふるっていて、ユニバーサル・インターナショナルの「デラックス・エディション」シリーズを模したものになっており、その「デラックス・エディション」と同じ仕様のビニール・ケース入りになっているのがニクイ。マニア心をくすぐります。
この主人公のレコスケくんを読むと、アルバム・コレクターの感じ方、考え方、行動パターンが良く判ります。ちょっと極端かなあとも思うところもありますが、まあ、僕もよく似たところがあって、とても親近感を感じます(笑)。こんな音楽友達が身近にいたら、楽しいだろうなあと思いますね。
ガールフレンドのレコガールも可愛いですし、読み進めて行くと、遠い学生時代に戻った気分になります。そうそう、僕たちの学生時代って、レコスケ、レコガールのように、お金は無いけど、それなりに工夫をして、なかなかに充実した音楽ドップリ生活を送っていたんですよね〜。
音楽に関する内容もしっかりしていて面白いです。特に70年代ロックのマニアの方々には、一読をお勧めする、マニアにとっては、実に含蓄溢れる漫画です。
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