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2007年11月 1日 (木曜日)

The Band の「最高のライブ盤」

今日から11月。月日の経つのは早いもの。2ヶ月前まで暑い暑いと言っていたのに、もう朝はちょっと肌寒い陽気となった。日本の季節の移り変わりというのは、改めて思えば早いもの。春夏秋冬と四季があるのは、日本の良さであるが、月日の過ぎ去る早さを感じ、季節の移り変わりの早さに、歳の取る早さを否が応でも感じ取り、侘びしく、切なく、寂しい気持ちになる。日本人の無常観はこの辺から来るのかもしれない。

さて、一昨日、昨日、クリフォード・ブラウンの「ウイズ・ストリングス」を聴いて、胸一杯、お腹一杯。クリフォード渾身の、それは崇高な演奏ゆえ、『With Strings』の全12曲を聴き終え、やはり、少し疲れを覚えた。昨日の夕方から、耳直しに、70年代ロック中心の音楽生活。耳直しには、お気に入りのロックが一番良い。

お気に入りのロックと言えば、ザ・バンドである。ザ・バンドが一番。一昨日、昨日と、ザ・バンドのライブ・アルバムをハシゴする。ハシゴをするが、僕にとってのザ・バンドの最高のライブ・アルバムは、ボブ・ディランとの「偉大なる復活(Before The Flood)」(写真左)である。

ザ・バンドのライブ・アルバムは、3つある。ひとつは、ザ・バンド単独名義の「ロック・オブ・エイジス」。LP当時は2枚組。最新のCDは2枚組で、LP未収録の演奏を含めて、ほぼコンプリートな内容。続いては、今日、ご紹介している、ボブ・ディラン名義でバックを務めた「偉大なる復活」。そして、ザ・バンドの解散コンサート、大勢のゲストを交えた「ラスト・ワルツ」。
 
 
Bob_dylan_before_the_flood
 
 
「ロック・オブ・エイジス」は、ザ・バンド単独名義で、ザ・バンドのライブ演奏を目一杯、堪能できる。が、僕にとっては、ちょっと演奏のテンポとリズムが緩やかで、演奏にもちょっと覇気が感じられないところが気になる。ガース・ハドソンのクネクネ・キーボードも控えめで、ロビー・ロバートソンのコキコキ・ギターも温和しい。ちょっと間延びした感じが、LP未収録の演奏を含めて、ほぼコンプリートな内容となったCDには、ちょっと辛い。

「ラスト・ワルツ」については、ザ・バンドの演奏については、申し分ないんだけれど、大勢のゲストの演奏については、ザ・バンドの影が薄く、個性と実績のあるゲストについては、完全にゲスト達の世界が繰り広げられ、アルバム全体を通して、ザ・バンド半分、その他半分という感じになり、ちょっと不完全燃焼的な雰囲気が漂う。もっと、ザ・バンドの演奏があればなあ、と思う。

でも、「偉大なる復活」は違う。もともと、ボブ・ディランのバック・バンドを務めていたザ・バンドである。ボブ・ディランのバックでも、ザ・バンドの存在感は抜群。ザ・バンドのバックで、ディランも更にグレードアップ。大迫力のディランが聴ける。

そして、ザ・バンドのコーナーは、凄いの一言。スピード感疾走感のあるザ・バンドのライブ演奏。ガース・ハドソンのクネクネ・キーボードが炸裂、バンドの音の厚みが増し、ロビー・ロバートソンのコキコキ・ギターがバンド演奏を煽り続ける。リック・ダンゴのベースも良く走り、レボン・ヘルムのドラムは、実にアメリカン・ルーツミュージック的。リチャード・マニュエルのボーカルは、その枯れた味わいが実に良い雰囲気を醸し出す。収録されている演奏は、どの曲も素晴らしい演奏で、僕は、ライブ演奏としては、「偉大なる復活」のザ・バンドのライブ演奏が一番好きだ。

今日、この「偉大なる復活」を通して聴いて、お耳直しは完了。季節は「ジャズの秋」。明日からまた、ジャズ三昧でいきますか。「偉大なる復活」を聴いて、「偉大なる復活」である(笑)。
 
 
 
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