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2007年11月30日 (金曜日)

ケニー・ドリューの再評価...

いや〜、やっと一週間が終わった。頭が忙しい一週間だった。こんなに頭を使うことって、3年ぶり位かな〜。少しずつ良い仲間、メンバーに恵まれつつあり、徐々に臨戦態勢が整いつつある。しかし、疲れた。この土日はゆっくり頭を休めたい。

ゆっくり頭を休めたいなあ、と思いながらの会社の帰り、頭を休めるにはジャズだよなあ、と思って、iPodのダイヤルをグリグリしながら、何か良いアルバムは無いかなあ、と探していたら、あったあった、ケニー・ドリューの『ザ・ララバイ』(写真左)。

ケニー・ドリューについては、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の常連さんのブログで紹介されていたのを読ませていただいて、「おお〜、ドリューかぁ〜」と、久しぶりにドリューを思い出した次第。実は、しばらく、ドリューを忘れいていた。手始めに『バイ・リクエスト』から聴き直し。

そして、今日は『ザ・ララバイ』。題名の通り、子守唄中心の企画モノ。企画ものながら、ジャケットも良い雰囲気だし、収録された曲もなかなかに渋いチョイス。ドリューの企画モノの中でも、昔から良く聴くアルバムのひとつである。

聴き直して見て、やっぱり良い感じのアルバムですね〜。子守唄中心という先入観に騙されてはいけません。冒頭「バードランドの子守唄」は結構ハード・ボイルドな演奏です。5曲目の「ハッシャ・バイ」もしっかりハード・バップしていて心地良い。

 The_lullaby

ケニー・ドリューは、ハード・バップ・ピアニストの一人。1950年代、本国アメリカでは、なかなか高い評価を得られませんでした。1961年にパリに渡り、1964年からデンマークのコペンハーゲンに活動の拠点を移し、70年代初めのハード・バップ・リバイバルの波に乗り大活躍。欧州のみならず、日本でも高い人気を誇り、精力的に活動を行いました。

確かに、1950年代、ニューヨークでのドリューのリーダー・アルバムといえば、印象に残るものは少ない。しかし、1974年、Steeple Chaseレーベルからリリースされた『Dark Beauty』(写真右)は素晴らしいアルバムだった。

ドリューの黒いバップ・ピアノに欧州の雰囲気が混ざり合って、明確なラインと強力なタッチのバップ・ピアノでありながら、叙情性豊かで、歌心溢れる演奏が特徴。北欧に渡って、ドリューは正解だった。その「明確なラインと強力なタッチのバップ・ピアノでありながら、叙情性豊かで、歌心溢れる演奏」が炸裂しまくっているのが、今日聴いた『ザ・ララバイ』。

加えて、北欧時代のドリューを支え、企画モノの演奏の中で、しっかりとバード・ボイルドさをキープし、甘きに流されず、唄うようにスイングさせていたのは、ニールスーヘニング・ペデルセンのベース。ペデルセンのベースは、太くて伸びが良くて、比較的ピッチが合っていて、僕の好きなベーシストの一人です。

そうそう、忘れてはいけない。エド・シグペンのドラムも良い味を出してます。職人芸的なドラミングは、しっかりとドリューを盛り立てています。

『ザ・ララバイ』良い内容です。ドリューの企画モノは、硬派のジャズ・ファンには、あまり評判が良く無いみたいですが、内容はしっかりしています。ジャズ初心者の皆さんには、安心してお勧めできる内容だと思います。ジャズ入門盤に良いアルバムです。
 
 
 
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