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2007年11月25日 (日曜日)

初心者向けと笑うことなかれ

今日は暖かな一日。それでも、体調が昨日より優れず、なんとなく体が怠くて、やたらに眠くていけない。昼ご飯を食べてからの睡魔なぞ、気分が悪くなるくらいの眠気。それでも、午後2時から整体を予約していたので、行かねばならぬ。思い切って、往復1時間歩いたら、ちょっと体調が回復。

昨日、ステレオのセッティングをいじって、ちょいと音が向上したので、CDを聴きたくて仕方がない。ちょっと体調が回復したついでに、CD鑑賞の3時間と相成った(苦笑)。

1ヶ月くらい前、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の、とある常連さんのブログを拝見していたところ、ケニー・ドリューの「ララバイ」について書かれていて、おお、そうそう、ケニー・ドリューの一連の「癒しのジャズ」シリーズに、久しぶりに手が伸びた。

今日、聴いたのは、ケニー・ドリューの「癒しのジャズ」シリーズの記念すべき第一弾「バイ・リクエスト」(写真左)である。1985年録音の大ヒットアルバムである。「バイ・リクエスト」と銘打っているだけあって、収録されている曲は、超スタンダードばかり。

Kenny_drew_by_request

ケニー・ドリュー、1928年生まれ〜1993年没。彼は、80年代から90年代前半にかけて、女性も含めて、新しいジャズファンをターゲットにした、いわゆる企画もののジャズアルバムをを数多くリリースし、ジャズアルバムとしては大ヒットを記録しました。

企画もの故、硬派のジャズ・ファンからは、かなりの反発がありましたが、今の耳で聴くと、どれも、なかなかの演奏内容です。そりゃあそうで、ケニー・ドリューといえば、生粋のハード・バッパー。

もともとのルーツは「バップ・ピアニスト」ですから、その演奏は、ポッと出のピアニストとは違いますよね。一聴すると耳当たりの良い感じですが、聴き進めるにつれ、その端正なタッチの奥に、黒く粘ったタッチ、重心の低い左手、転がるような早弾きが見事な右手。ジャズ・ピアノのスタイルの一つがここにあります。

どの曲も良い演奏です。1980年代の録音なので、ベースの音が、電気増幅されたようにブヨンブヨンと響きますが、ニールス・ペデルセンのベースについては、ピッチはしっかりしていますし、カッチリとしたタイトな音なので、あまり気になりません。逆に、ドラムの音は良い感じです。さすがは、職人エド・シグペン。良いドラミングです。

ジャケットも、当時の世相を反映して「女性をモデルに水彩画のような明るいジャケット」で、当時は若干違和感がありましたが、80年代から90年代前半にかけて「企画もの」としてシリーズ物となった今や、そのシリーズの個性として無くてはならないジャケット・デザインになりました。

休日の午後、本など読みながら、聴くには格好のアルバムです。内容もしっかりしていますし、再評価にたる「企画もの」シリーズだと思います。
 
 
 
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