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2007年11月16日 (金曜日)

やさしい「モンタレーのモンク」

あ〜っ、疲れた。今週は疲れだぞ。仕事で頭を使うことが多く、頭が疲れた。頭の中に綿が詰まったような感じ。さあ、明日明後日は休み。ゆっくりジャズやロックを聴いて、頭の疲れをほぐそうではないか。

さて、今日の通勤音楽は、Thelonious Monk(セロニアス・モンク)の「Monterey Jazz Festival Live 1964」。米国西海岸の恒例フェスティバル「Monterey Jazz Festival」が、50周年を迎えたことを記念して、同フェスとコンコード社の提携による新レーベル『Monterey Jazz Festival Records』からのリリース物の第2弾である。

セロニアス・モンクと言えば、1917年生まれ。その孤高の音楽性がゆえ、また、モンク(Monk)をもじって「ジャズの高僧」と呼ばれる。伝説のジャズ・ジャイアントの一人。
 
従来の音楽的常識では考えられないリズムや音階を駆使した、その個性的なピアノ、言い換えれば、モンクのピアノは、西洋音楽の影響を全く感じさせない、西洋音楽とは対極にあるハーモニー感覚とタイム感覚が特徴。

とにかく不思議というか、最初聴いたら拒絶反応を起こしてしまうというか、西洋音楽のハーモニー感覚とタイム感覚に慣れ親しんだ耳には、かなり驚愕のピアノである(笑)。といって、フリーな演奏とは違う。しっかりとジャズのフォーマットに則ったものである。
 

Monk_monterey

 
僕も、最初耳にした時は「難解だな〜、良く判らね〜」と思ったんだが、長年、ジャズを聴き続けて来て、ある日を境にモンクのピアノが苦にならなくなった。というか、クセになって、たまに聴かないと駄目な耳になってしまった(笑)。どうも、モンクのピアノには、ジャズの本質的な何かが備わっていると思われる。ジャズに親しむにつれ、モンクのピアノが楽しくなるみたいなのだ。

さて、そのモンクの「Monterey Jazz Festival Live 1964」に話を戻そう。メンバーは、Thelonious Monk(p),Charlie Rose(as),Steve Swallow(b),Ben Riley(ds)のカルテットが中心。収録曲は「Blue Monk」「Evidence」「Bright Mississippi」「Rhythm-A-Nihg」「Think Of One」「Straight, No Chaser」と、これまたヒットパレード的な有名曲がズラリと並ぶ。音質もまずまずで十分鑑賞に耐える音質。

1960年代に入って、モンクのピアノは聴き易くなった。1940年代後半から1950年代のモンクのピアノは尖りまくっていたのだが、1960年代に入って、なぜだか判らないが、優しくなって、聴き易くなった。この「Monterey Jazz Festival Live 1964」も、聴きやすいモンクが実に良い。聴きやすいと言って、モンクらしさが薄れている訳では無い。ライブ録音なので、適度にテンションも高く、十分モンクらしさも出しながらも、親しみやすい演奏になっている。

モンクのアルバム(特に1950年代)は、構えて聴かなければならない、テンションの高い、尖った演奏が多いが、このアルバムは聴き易いが故、「ながら聴き」ができるモンクとして重宝している。また、その聴き易さ故、ジャズ初心者の方が、モンクのライブを経験するには、まあ言うなれば、モンクの入門盤の一枚としてお勧めできる、良いアルバムだと思います。

しかし、モンクのピアノはクセになる。従来の音楽的常識では考えられないリズムや音階、これが、臭みのあるチーズの様にクセになる。一気に沢山聴くと、ちょっと耳にもたれるんですけどね〜。どうも、時々、聴かないと駄目な耳になってしまったようである(笑)。
 
 
 
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