「LENNON」ベスト盤ボックス
今朝、テレビの天気予報では「今日の東京は、良い天気で、行楽日和になるでしょう」と言っていたが、全くの「ハズレ」。日中は、寒々と曇り、東京の今日の最高気温は12.6度。当然、ここ千葉県北西部地方も「寒い一日」。
これだけ天気予報が外れる様になると、日頃の生活にも支障をきたす様になる。今日など「良い天気で行楽日和」の言葉を信じて、薄着で出かけたら、風邪をひいてしまう。確かに、正確で高度な気象情報は「有料」の世の中になった。でも、これだけ天気予報が外れると、自己防衛も考えざるを得ないよな〜。
さて、このところ、ロック系では、ジョン・レノンがマイ・ブームである。ジョンの命日を常に意識している訳ではないんだが、潜在意識として、何となく感じ取るみたいなのだ。毎年、命日が近づく、この11月の頃になると、無性にジョン・レノンが聴きたくなる。
ジョンを聴き始めると、アルバム・コレクターの血がうずいて、基本コレクションを完結したくなる。ジョンの場合、初期の頃のヨーコとの数枚のアルバムはコレクションするつもりは全くないので、僕のジョンのアルバム・コレクションは、「ライブ・イン・トロント」からになる。そして「ダブル・ファンタジー」までが、僕にとっての基本コレクションの対象。
未発表音源集については、今回、廃盤になりかけている兆しの「ジョン・レノン・アンソロジー」と「メンローヴ・アヴェニュー」を手に入れた。基本コレクションの中、未発表音源集で微妙な位置づけにあるのが「ミルク・アンド・ハニー」。これって、未発表音源なんだけど、ヨーコの未発表音源まで入っている。
僕は正直に申し上げると、ヨーコの音楽が好きではない。高校時代から、全く生理的に受け付けないのだ。だから「ダブル・ファンタジー」(写真右)の時には困った。ジョンとヨーコの曲が、ほぼ交互に入っているのだ。LP時代だったから、聴くのに困った。カセットテープに、ジョンの曲だけを編集して、そのカセットテープだけを聴いていた。
しかし、最近、ジョン関係の書籍を読み直していて、とある事実に気がついた。1990年にジョンの生誕50周年(没後10周年)を記念して、「LENNON」というベスト盤4枚組ボックス(写真左)が出た。当然、このボックスは所有しているが、このベスト盤ボックス、実は、僕にとって大変優れた編集がなされているのだ。つまり、ジョン・レノンのベスト盤なので、ジョンの曲しか入っていない。つまり、ヨーコの曲は入っていない。
しかも、である。ベスト盤としての選曲がかなりイージーなベスト盤で、「ダブル・ファンタジー」のジョンの曲が全て入っている(LP時代のジョンの曲全て。後にCDリイシュー時のボートラは除く)。つまり、「ダブル・ファンタジー」に正式収録さてたジョンの曲が、全てを通して聴けるのだ。「ミルク・アンド・ハニー」についてもそうである。ジョンの曲は、この「LENNON」というベスト盤4枚組ボックスに収録されている(「ダブル・ファンタジー」と同じく、LP時代のジョンの曲全て。CDリイシュー時のボートラは除く)。
つまりは、ジョンの曲とヨーコの曲が混在していて、ジョンの曲だけを聴くのに困った「ダブル・ファンタジー」と「ミルク・アンド・ハニー」の難点が、この「LENNON」というベスト盤4枚組ボックスで克服されているのだ。その事実に気づいて、心から「へぇ〜知らんかった」(いやはや面目無い...Aisumasen)。
そして、この「LENNON」のもうひとつの所有価値は、1974年11月28日、マディソン・スクウェア・ガーデンで実現したエルトン・ジョンとの共演ライブ3曲、「Whatever Gets You Thru The Night」「Lucy In The Sky With Diamonds」「I Saw Her Standing There」の存在である。これも、レノンの歴史を彩る伝説のライブなので、この音源は貴重である。
う〜ん、我ながら、よくぞ、この「LENNON」というベスト盤4枚組ボックスを手に入れていたもんだ。このベスト盤ボックス、現在廃盤で、恐らく、再発される可能性が極めて少ない。購入当時は「イージーな選曲やのう」と思っただけで気にもとめなかったが、この「イージーな選曲」が、僕にとって「吉」。
いやはや、こんな事があるから、アルバムのコレクションは止められない。今回は「瓢箪から駒」でした。
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