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2007年10月28日 (日曜日)

惚れ惚れするくらい上手い 『My Foolish Heart』

昨日は台風で大変だった。980hPaで関東地方をかすめて行ったのだが、まず、雨が凄かった。一日中結構な量が降った。ルーフバルコニーに置いてあったバケツ、一昨日までは空だったのだが、今朝見たら、バケツに満杯の雨水。降ったねえ。そして、風。小型で早足でも台風は台風。夕方は結構な暴風雨になった。ルーフバルコニーに置いてある庭木は全て転倒。

で、今朝は台風一過。朝から抜けるような青空である。日差しも強く、清々しい朝。昼になると結構暖かくなって。日向で動いていると、汗ばむくらいの陽気に。せっかくなので、天体望遠鏡の架台をセッティング。来年からは本格的に天文の趣味を再開しようと思っている。10年ぶりの本格的な再開を目指して、頑張って準備するぞ〜。

ルーフバルコニーの作業が終わった後は、ネットで調べ物をしながら、ジャズを聴く。今日のメインは、キース・ジャレット率いる「スタンダーズ」の最新作。Keith Jarrett『My Foolish Heart』(写真左)。2001年7月22日、モントルー・ジャズ・フェスティバルのライヴ演奏。

世界で最も永く続く永遠に不滅のトリオ「スタンダーズ」。結成25周年目を迎えるキース・ジャレット・トリオ18作目。キースいわく、「然るべき時が現れるまで」あたためておいた音であり、「最もメロディックに、スインギーに、ダイナミックに浮揚するトリオが捕らえられている」アルバムとのこと。
 

Keith-jarrettmy-foolish-heart_1

 
冒頭のマイルス作の「Four」から、ラストの「Only the Lonely」まで、素晴らしい演奏が満載である。以前の「スタンダーズ」の演奏よりも、シンプルな展開で、それぞれのオリジナル曲の旋律を素直に活かしながら、インプロビゼーションを展開している。キースはもちろんのこと、ドラムのジャック・デジョネット、ベースのゲイリー・ピーコックも絶好調。途中、ラグタイム風の演奏も織り込まれて、聴いていて楽しい内容になっており、2枚組のボリュームも気にならない。

とにかく、この「スタンダーズ」の3人は上手い。惚れ惚れするくらい上手い。例のキースの「うなり声」も聞こえることは聞こえるが、録音する側も録音のセッティングが上手くなったのか、以前ほど、リアルにキースの「うなり声」が目立って聞こえなくなっている。このキースの「うなり声」が、「スタンダーズ」唯一の難点と言えば難点なんだよな〜(笑)。

読書の秋ならぬ、「ジャズの秋」。松和のマスターのジャズ鑑賞は絶好調でございます (^_^)v。



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