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2007年10月29日 (月曜日)

速報・ホームズ彗星が大増光

先週の木曜日、とある天文台のブログを見てビックリ。「17Pホームズ彗星が肉眼で見えている!」。え〜っ、ホームズ彗星って、現在の予報光度って、17等級位じゃなかったか。翌日の金曜日には「ホームズ彗星が肥大化」。全光度2等級。これって、都会でも肉眼で見えるやん。

東京天文台のサイトをチェックしてみると、「ホームズ彗星(17P/Holmes)が大アウトバースト。10月24日〜25日には約3等級の明るさとなり、肉眼でも見える」とある。続けて、「ホームズ彗星(17P/Holmes)は、公転周期が約7年の短周期彗星。(中略)現在の地球からの距離は約1.6天文単位。10月23日には、約17等。しかし、その直後の10月24.067日(世界時)に、8.4等と約9等も増光。その後も急速に増光し、10月24.55日(世界時、日本時22時12分)には、約3.5等。その後も日本各地で、さらに増光する彗星の様子が捉えられ、25日の(日本の)明け方には約2.9等と2等台に突入。」とある。

これは、えらいこっちゃ。先月から書庫を片付けつつ、天文の趣味再開の準備をしていて良かった。昨日、早速、10cm双眼鏡の架台をルーフバルコニーに設置、夜を待つ。日が沈み、午後7時過ぎ、晩ご飯もそこそこに、5cm×10双眼鏡を持ってルーフバルコニーへ。日中は台風一過の晴天だったが、日が沈んで雲が多い。目標のペルセウス座は雲の中。もともと、ここ千葉県北西部地方は、日中晴天の夜は、20時位まで雲が出て、その後、一気に晴れることが多い。気長に雲が切れるのを待つ。

そして、20時近くなり、雲がちぎれて晴れ間が多くなる。目的のペルセウス座の所々が見える。α星をさがす。そして、ぎょしゃ座の一等星カペラを探す。そして、ペルセウス座α星を双眼鏡の視野に入れて、真っ直ぐ、ぎょしゃ座のカペラの方向に視野を下げると・・・。おおっ、ぼんやりとした丸い形の星雲の様な天体がいきなり視野に入ってきた。結構、拡散し始めていて、明らかに彗星なのが判る。

さて、準備していた我が10cm×20双眼鏡。しっかりと架台に据え付け、同じようにペルセウスα星からカペラの方へ真っ直ぐ視野を下げる。おおお〜、入ってきた。ホームズ彗星、キャッチの瞬間である。ちょうど、左の写真の様に見えました。夜空をバックに、ペルセウス座の星々の中に、ポッカリと浮かんだ彗星。実に神秘的です。核はかなり明るく、しっかりしています。ちょっと黄色っぽいかな。まん丸でボンヤリとした雲状に拡散した姿はまさに彗星。1時間ほど、見とれていました。

そして、なんと、都会の空、満月に近い月がこうこうと照りつける中、やおら肉眼で確認すると、確認できるじゃないですか。ペルセウス座α星の下方、α星より、やや暗い2.5等級の恒星状に見えます。ホームズ彗星大増光の情報を知らなければ、ペルセウス座に超新星が出たか、と間違うくらい、はっきりと恒星状に確認できました。いや〜、こんな都会で彗星を確認出来たこと、感動的でした。

Holmes_stardust

さて、昨晩のホームズ彗星の大増光を確認した余韻さめやらぬ中、朝の通勤音楽は「やっぱり、星関係やろ〜」ということで、iPodのジョグダイヤルをグリグリしていたら、ロン・カーターの「Stardust」(写真右)が引っかかったんで、今朝はこれでいく。

Ron Carterの比較的新しいリーダー・アルバムで、2001年4月の録音。メンバーは、Ron Carter(b)、Benny Golson(ts)、Roland Hanna(p)、Joe Locke(vib)、Lenny White(ds)。いや〜、渋いメンバーですなあ。手練れ揃い、職人揃いで、全曲、楽しめます。Oscar Pettifordのオリジナル、しかも極め付きと評判の高い3曲「Tamalpais」、「Bohemia after Dark」、「Blues in the Closet」が注目。特に冒頭の「Tamalpais」は美しい旋律も持った隠れた名曲だと思います。

そして、目標の「Stardust」はラストの8曲目。このアルバムって、ロン・カーターのリーダー・アルバムだった。ということは、「Stardust」は、ロンのベースがソロを取るんだったか、と思っていたら、やっぱりそうでした。ロンのベースには、昔、良い印象が無かったんですよね。

マイクのアタッチメントを付けて、ベースの生音を電気的に増幅して「ボワン、ボワン」と締まりのない緩んだベース音を聴かせ、しかも、70年代のロンのベースはピッチがあってないものがほとんど。ロンって音感がないのか、チューニングしないのか、と思ったくらい、ひどく外れていた。しかも、締まりのない緩んだ、ピッチの外れた大音量のベースが、これでもか、と言わんばかりに、前にしゃしゃり出て、目立ちたがる、目立ちたがる。

で、この「Stardust」はどうか。ご心配なく。90年代後半から、ベースのピッチも合い出して、ベース音も無理して増幅することもなくなり、生音で録音するようになり、グループサウンズを重視して、ロンのベースが前へ前へ、しゃしゃり出なくなった。こうなれば、ロンのベースはもともと趣味が良いモダン・ベースなので、心地良さが感じられるようになる。

この「Stardust」のロンのベース・ソロ。最近のロンのベース・ソロの中でも、良い出来だと思います。ベース音の心地よさが、ズンズン伝わってきます。ベース音が好きな方にお勧めです。ベースがソロを奏でるような、異色の「Stardust」も時には良い。他の曲も良い演奏してます。お勧めの一枚です。

昨晩、ホームズ彗星を見て感動し、その余韻から、今朝、ロン・カーターの「Stardust」を聴いて感動する。なんだか、ちょっぴり良い時間を過ごしている感じがして、ちょっと得した気分です。
 
 
 
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