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2007年10月18日 (木曜日)

コルトレーンのライブBOX盤

今日の東京は、久しぶりの上天気。雲はまだまだ多くて、日本晴れって言うわけではないが、久しぶりの溢れんばかりの日差しである。会社の窓から見る東京は、一面、目映いばかりの日差しがキラキラしている。こんな日に会社で働いている自分を、ちょっと恨めしかったりする。

このところ、通勤の行き帰りで、コルトレーンのライブBOX盤を聴いている。そのBOX盤とは『ライヴ・トレーン〜ジ・ヨーロピアン・ツアーズ』(写真左)、超弩級の7枚組ボックス・セットである。このCD7枚組のアルバムには、3度にわたるヨーロッパツアーの間に演奏された曲が収録されている。

1961年11月から1963年11月の2年間にわたるジョン・コルトレーンのヨーロピアン・ツアーを収録したもので、フロントにエリック・ドルフィー、ベースにレジー・ワークマンを従えた1961年のツアーでは、ピアニストのマッコイ・タイナーとドラマーのエルヴィン・ジョーンズとの関係が、次第に強固になりつつある姿が収められ、続く1962年、1963年のツアーでは、タイナー、ジョーンズ、そしてベーシストのジミー・ギャリソンとの伝説のカルテットのライブが続く。

Live_trane

コルトレーンがかすむほどの、強烈な個性が圧倒的なエリック・ドルフィーの存在が強烈な印象を残す、それが故、演奏としてのまとまりに欠けるところがかえってスリリングなDisc1、2の9曲が異彩を放っている。

そして、全編を通じて、「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」や「ネイマ」をはじめとするバラード演奏が素晴らしい。特に、「ネイマ」は、4パターン収録されているが、どのバージョンも美しい。そして、コルトレーンのテナーは上手いの一言に尽きる。

「インプレッションズ」、「マイ・フェバリット・シングス」、「ミスターPC」が、これでもかこれでもか、というぐらい沢山入っている。「マイ・フェイバリット・シングス」などは、なんと6パターンも入っている。これはさすがに食傷気味である。このBOX盤の欠点といえば、欠点か。もう少しバラエティーが豊かだったら、大推薦BOX盤にだったのになあ。

さすが、当時最強のコルトレーン・カルテット、演奏の内容にバラツキはほとんどありません。そして、高音質とまでは言えないが、海賊版のように聞いてがっくりくるようなお粗末な音源は一つも無いのが、このライブ盤BOXの良いところ。まあ、たまに、無意味に長いドラム・ソロと、なんとベース・ソロが延々と続いたりするが、まあ良しとしよう。

とにかく、この『ライヴ・トレーン〜ジ・ヨーロピアン・ツアーズ』、コルトレーンの伝説のカルテットを、堪能できること間違いありません。でも、超弩級の7枚組。オンライン・ショップを覗いてみたら、割引があっても、一万円は下らない。ちょっと手軽に手が出ない代物ですが、ジョン・コルトレーンの主だったリーダー・アルバムを聴き進めて、コルトレーンのちょっとフリーキーで、アブストラクトな演奏が耳に付かなくなったら、是非、一度聴いてみることをお勧めします。

やっぱり、ジャズはライブですよね。特に、コルトレーンの様に、既に鬼籍に入ったジャズ・ジャイアントのライブは生では聴けないので、今回の様なライブ盤で楽しむしかないんだよね。そして、ライブを堪能するには、今回のBOX盤の様に、てんこ盛りで、腹一杯、満腹になるまで聴き込むのがいいんだよね〜。
 
 
 
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