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2007年9月11日 (火曜日)

歌心が溢れるテナーサックス

なんだか天気が悪い。秋雨前線という話もあるが、相当に蒸し暑いので、「秋雨」というには、ちょっとばかし、はばかられる。確かに夜風は涼しくなったが湿気が多い。この湿気は「秋」という感じではない。

久しぶりに、昨日は、かなり体調が悪くて、会社を休んだ。一日、床に伏せっていたんですが、蒸し暑いのなんのって。早々にエアコンのお世話に。風邪をひいたのか、体が怠く、お腹の具合がかなり悪くて、久しぶりに、漢方薬のお世話になりました。昨晩、やっとのことで、ちょっと回復して、今日はなんとか会社へGO。

さて、ブルーノートのアルバム・コレクションを始めて、早10年。1500番台は完全制覇。4000番台は後3枚。4100番台もまずまず揃ってきたし、4200番台も順調。ず〜っと前に、ブルーノートのアルバム紹介専門のホームページかブログを立ち上げたいと、このブログで書いたような気がするが、まだ実現していない。

単なるアルバム紹介は、様々な書籍やホームページやブログで紹介され尽くしているので、ありきたりで面白くない。松和のマスターならではの、ブルーノートのアルバム紹介をしたいのだが、コンセプトがまとまらない。あんなこんなと考えているうちに、最近、ブルーノートのアルバムを聴いていないことに気がついた。いかんいかん。ということで、今日から、1500番台と4000番台を順番に聴いて行こうと思い立った。

Newks_time

ということで、今日の通勤音楽は、ブルーノート4001番。ソニー・ロリンズの「ニュークス・タイム」。巷では「裏サキコロ」とか、「ブルーノートのサキコロ」と呼ばれているらしい。

判るなあ、その評判。ロリンズのテナーは、その歌心溢れるところが最大の個性。アドリブは、ひらめき一発。ひらめいたら、それは素晴らしいアドリブを奏で、ひらめかなかったら、一気にポシャる。天才である。努力の人がコルトレーンなら、ロリンズはひらめきの人である。そして、その「ひらめき」が正に出る確率が、他のミュージシャンより高い。よって、ロリンズのアドリブには素晴らしいものが多く、その個性と「ひらめき」が故に、フォロワーがいない。天才に後を継ぐもの無し。

さて、この「ニュークス・タイム」、メンバーは、ソニー・ロリンズ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ダグ・ワトキンス(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。ロリンズの太くスピード感のあるテナーが素晴らしい。歌心溢れるロリンズのテナー。歌伴の上手い、ファンキーなケリーのピアノ。メリハリの効いたフィリー・ジョーのドラム。そして、堅実サポートのワトキンスのベース。全編、「溢れんばかりのジャズの魅力」満載の名盤である。「サキコロ」よりもアルバム全体を通じて「安定感」があり、その重心の低さが魅力。総合点で「サキコロ」を凌駕する実力盤である。

タイトルにある「ニューク」とは、当時のメジャー・リーガー、ドン・ニューカムの愛称。ロリンズはかねてから、顔がニューカムに似ていることをネタにされており、そこから「ニュークス・タイム」と名付けられたとか。ふむふむ、アルバムタイトルのネーミングも洒落ていて、ブルーノートらしくて良い。

さあ、寝る前に、もう一度、「ニュークス・タイム」聴いてから寝よう、っと。
 
 
 
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