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2007年9月の記事

2007年9月30日 (日曜日)

懐かしの70年代館、更新〜

朝から降る降る雨が降る。特に午前中はかなり強い雨が降っていて、なんだか賑やか。しかも「寒い」。今日の我が千葉県北西部地方は、最高気温が17度。ちょっくら気象庁のホームページで、今日の全国の最高気温を見てみたら、なんと札幌の最高気温より低いやん。

これだけ寒くなると、当然、体調は良くない。最悪ではないが、悪い方。頭がなんとなく痛いし、目の周りに疲れが溜まっていて、ちょっと本など読むと涙目に。それでも、今日は終日雨とかで、午前中、書庫の整理をしたら、午後からやることが無くなったので、ホームページの更新へ。

日本のJポップ関係のCDと資料の整理が終わって、3年越しで、『青春のかけら達』のコーナーを再開しました。このコーナーは、1970年代の「いにしえのJポップ・Jロック」の表名盤・裏名盤が中心の選曲です。結構、「オタク」的な選曲で、70年代に青春を過ごされた年輩の方々を中心に、密かにウケているコーナーです(笑)。

Creation

今回、この『青春のかけら達』のコーナーを更新しました。今回は「ツインリードのブルースな奴ら」と題して、『クリエィション』という、70年代日本人ロックバンドについて語っています。ここまでくると完全にマニアの領域になりそうですね〜。

クリエイションとは、ブリティッシュ・ロックの雄、エリック・クラプトンらのホワイト・ブルースに傾倒したギタリスト・竹田和夫を中心に1969年に結成されたブルース・クリエーションを前身としている。竹田は、このブルース・クリエイションをアルバム一枚で解散。単身、ロンドンに渡り、武者修行を重ねた竹田は、英国から帰国後、1974年にクリエイションを結成。

結成当時のメンバーは、竹田和夫(g)、飯島よしあき(g)、松本茂(b)、樋口晶之(ds)の4人。ブルージーなツイン・ギターと走り抜けるような疾走感が特徴のバンドだった。日本では珍しいというか、振り返ってみると唯一無二の存在でした。

『青春のかけら達』のコーナーでは、このクリエイションのファースト・アルバムからサード・アルバムまでをご紹介しています。是非、バーチャル音楽喫茶『松和』・懐かしの70年代館まで、お越し下さい。

クリエイションと聞いて、ザ・ファンクスのテーマ・ソング「SPINNING TOE-HOLD」が思い浮かぶ方は、結構、マニアな方ですぞ(笑)。
 
 
 
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2007年9月29日 (土曜日)

マイルスの紙ジャケが来た〜

昨日の千葉県北西部地方は、真夏の暑さが戻ったような陽気だったが、今日はうって変わって「寒い」。半袖で外が歩けないほどの気温の下がり方。昨日の最高気温が32度、今日の最高気温が23度。昨日は真夏、今日は秋。しかしながら、天気は良くない。曇り時々雨。

自分は昔から、正義感が強くて、自尊心が強く、お人好しで、お節介で、なんだか損ばかりしている。一昨日、本業の方で、個人的にかなり失望する出来事があった。「最悪そうなるかもしれない」としっかり想定していても、その最悪の予想通りのことが起こると、やっぱり、正直、ショックである。モチベーションの源が無くなった。あ〜あ、ついに裸一貫、天涯孤独。しかしながら、自分を信頼してくれる奴らがいる限り、明らかに、得にならない、不利なことだけど、それでも継続してやらねばならぬことがある。

ということで、この2日間、ちょっとばかし精神的に塞ぎ込んだ。よって、このブログをお休みしました。2日連続のお休みは初めてなんですが、それだけ精神的に参ったということで、ご容赦を m(_ _)m。

閑話休題。さて、ショックを受けようが、失望しようが、仕事に行かないとお給料が貰えないので、とりあえず頑張る。頑張る時には、その栄養となるものがいる。僕にとっては、趣味の世界である。音楽であり、ステレオであり、天文であり、写真である。趣味に楽しみを見つける中で、ストレスをコントロールし、気分転換をし、精神的なエネルギーを蓄積する。

Miles_tutu

そんな時、実に良いタイミングで、マイルス・デイヴィスのワーナー期の紙ジャケット・アルバムが送られてきた。マイルスのワーナー期と言えば、マイルスの音楽活動の晩年に当たる、1986年(60歳)〜1991年(享年65歳)の5年間。プリンスと親交を深め、「打ち込み」に手を染め、マーカス・ミラーとのコラボレーションが話題を呼んだ、マイルスの「ソロ・アクト」の時代である。アルバム名で挙げれば、『TUTU』『シエスタ』『アマンドラ』『ディンゴ』『ドゥー・バップ』『ドゥー・バップ・ソングEP』『ライヴ・アット・モントルー』『ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド』の計8枚を今回手に入れた。

どのアルバムでも、マイルスのトランペットは美しい。というか、「プッ」と一音だけ吹いたトランペットを聴いただけで「マイルスや〜」と判る個性的な音色と「かすれ方」。独特の間の取り方と抑揚の付け方、緩急の付け方。それぞれの個性は、明らかにマイルスだけのものであり、マイルスにしか許されない個性なのだ。

特に、『TUTU』(写真左)では、マイルスが実に格好良い。確かに、バック演奏は「打ち込み」中心。それだと、もうジャズではなかろう、と目をそらす方もいらっしゃる方もおありでしょうが、ちょっとお待ちを。打ち込みのバック演奏についても、これはただ者ではなく、実に重厚かつファンキー、根底に伝統的なジャズのビートが流れており、このバック演奏の「打ち込み」演奏を聴くだけでも、このアルバムは「新しいなにか」なのに気がつく。

その、ただ者ではない「打ち込み」の演奏をバックに、マイルスが気合いを入れて、大胆かつ細心に、時には情緒をこめ、時にはエモーショナルに、トランペットを吹き分けていく。往年の力強さは薄れて来ているとはいえ、音数は必要最低限、言いたいことを端的に言い切る、俳句の世界の様な、マイルスの洗練されたトランペット。

もうそこは「マイルス・ワールド」であり、もうそこは「ジャズの世界」。黒く、薄暗く、妖艶に、ファンキーに、ビートを効かせた、マイルスの最先端ジャズが展開される。マイルスの世界、その革新性と独創性、そして、彼自身の強烈な個性と相まって、未だ、正統なフォロワーはいない。孤高の世界である。

人生いろいろ。ほんま、いろいろあるが、どうも自分の人生を振り返って思うのだが、なんだか劇的な出来事が多くないか。端で見ていると、端で話を聞いていると、なかなか面白いらしいのだが、当の本人にとってみれば、結構、しんどかったりするんだよな〜(笑)。
 
 
 
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2007年9月26日 (水曜日)

キャロル・キング 紙ジャケ・1

キャロル・キングの紙ジャケ第1弾が来た。「ライター」から「ファンタジー」までの全5枚。中でも目玉は、彼女の代表作「つづれおり(Tapestry)」(写真左)。このアルバムは、グラミー賞4部門制覇、全米アルバムチャートで15週連続1位、その後も302週連続でトップ100にとどまるロングセラーとなった。現在もなお多くの人々に愛され、世界中で延べ2200万枚を超える驚異的なヒットを記録している歴史的名盤である。

早速、聴いたのだが、リマスターされていて、音の粒立ち、分離も良く、キャロルの声も活き活きとしていて、実に良好な聴きごたえである。有名な「It's Too Late」、「You've Got a Friend」(ジェイムス・テイラーとデュエットして欲しかったなあ)など、名曲がキラキラしている。演奏はシンプル。シンプルが故に、キャロルの歌が映えるという寸法。久しぶりに、この「つづれおり」を通して聴いたのですが、やっぱり良いですね〜、実に良い。

キャロル・キングを初めて聴いたのは、高校2年生の初夏の頃。ちょうど、映画研究部(略して映研)で自作映画を作っていた頃。ちょうど、その自作映画のシナリオを、一人で唸りながら書いていた頃である。

Carole_king_tapestry

きっかけはFM雑誌。雑誌の記事でキャロル・キングの話を読んだ。それまでキャロル・キングの存在を知らなかった。シンガーソング・ライターの草分け、女性シンガーソング・ライターの代表格であるキャロル・キング。元々、中学時代から、エルトン・ジョン、ギルバート・オサリバン、カーリー・サイモン等々、シンガーソング・ライターの楽曲が好きな僕としては、かなり強い興味を持った。

次の日、映研の部室で訊いた。「キャロル・キングってええんか〜」。「うん、ええよ。私、好きやで。詩が特にええねん」という発言を聞いて、学校の帰りに即ゲット。ゲットしたのは、当然「つづれおり」である。その晩、即、「つづれおり」を聴いたのだが、いや〜、心に染みましたね〜。日本盤を買ったので、確か、歌詞に和訳がついていたと思うんだが、とにかく歌詞が心に染みた。そして、シンプルな演奏にも好感を持った。

しかしながら、当時、まだまだ硬派な高校生男子であった僕は、次の日、映研の部室にて「キャロル・キングってええなあ。歌詞が特にええ。心に染みて、心地よく、どっぷり落ち込んだで〜」とは言えない。女性シンガーソング・ライターのアルバムを聴いて、センチメンタルな気分になったなんて、硬派な僕はとても言えない。それから、ひっそりと、人知れず、キャロル・キングの「つづれおり」を聴いては、シナリオを書く毎日だった。

そうなんですよ。高校2年生の時に作った自作映画のシナリオは、このキャロル・キングの「つづれおり」とピンク・フロイドの「狂気」そして、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」を聴きながら、書き上げたものだったのですね(なんちゅ〜組合せや)。全編に流れる過剰なまでのセンチメンタルな雰囲気は、このキャロル・キングの「つづれおり」の影響です。

今、キャロル・キングの「つづれおり」を聴いても、心に染みて、センチメンタルな気分になって、心地よく、どっぷり落ち込むのは変わらない。と言うことは、まだまだ、僕は、多感な高校時代の若々しい感性を維持しているってことかしら。そういえば、「You've Got a Friend」を聴くと、その歌詞に今でもジーンときて、ちょっとウルウルするもんな〜。
 
 
 
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2007年9月25日 (火曜日)

決して触れてはならないもの

ジャズの演奏には長い歴史がある。当然のことながら、色々なバリエーションがあって、どこから手をつけて良いのか判らないのが本音でしょう。そういう時に、初心者のジャズ鑑賞の指針となるのが、ジャズの入門書なるものなのだが、これが結構、曲者でして・・・。

最近は、様々な意見があって、初心者向けのジャズ入門書は、その内容は改善されたと感じている。一昔前までは、ジャズ評論家の身勝手というか、ジャズ・マニアの身勝手というか、ジャズを特別視して、「ジャズ道」なる言葉まで編み出して、ジャズを求道的な哲学的なものとして扱った時代が長く続いた。「このミュージシャンの、このアルバムが理解できないとジャズを理解できたとは言えない」などと平気で言い放っていた時代があったのだ。

そもそも、ジャズを理解するとは如何なる事か。音楽は、それぞれ聴く人にとって、心地良く、何かを感じることが出来れば良いと思う。人それぞれ感じ方が違う。その違う感じ方の中で、皆の共通項として「ジャズって良いなあ」という想いがあれば良いと思う。

しかし、ジャズを求道的に哲学的に解釈し、自分達と同じ感じ方が出来ないと、解釈が出来ないと、それはジャズをたしなむモノではないという風潮があったのは事実である。衰退したジャズ喫茶も然りである。その名残がまだまだ古いタイプの初心者向けのジャズ入門書にあるもの事実である。

Amazing_bud

その古いタイプのジャズ入門書で紹介されているアルバムの中で、ジャズ初心者の時代、決して触れてはならないものが幾つかある。その最右翼が、バド・パウエルの「ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1、Vol.2」(写真)の2枚。これは、ジャズ初心者の方々にとっては、大変危険なアルバムである(笑)。

このアルバム2枚は、怖いモノ見たさに、知人のジャズ・マニアの方か、良心的なジャズ喫茶(古いジャズ喫茶ではかけてくれないかもしれない)でリクエストをして聴くのは良いが、初心者の時代に購入してまで、聴き極めるモノではないと僕は思う。

まず、Vol.1での、冒頭「ウン・ポコ・ローコ」3連発にヤラれてしまう。トリオで演奏されるパウエルのオリジナル「ウン・ポコ・ローコ」は、彼のバップ・ピアノが満喫できる壮絶な演奏なんだが、その不思議な、イスラム文化の様な響きのする、奇妙な音階の響きと、聴き手に対するサービス精神一切無し、パウエルの思いだけの高速かつ超絶技巧な演奏。これは、ジャズ初心者の時代に聴くと何が良いかが全く判らない。

それでも、天下のブルーノート、ジャズ定番の1500番台、パウエルの代表作と言われたら、初心者の時代ほど、触手が伸びるというもの。なんか凄い演奏が詰まっているような気がして、このアルバムを所有するだけで、ちょっと格が上がったような感じがするんですよね。でも、ちょっと聴くのは良いですけど、理解しようとしてはダメですよ。理解できなくても何ら問題ないんですから・・・(笑)。

ジャズを聴き進めるうちに、そのうち、なんとなく判るようになると思います。僕も最初は全く判りませんでしたし、今でも、何をやってるか、何を表現しようとしているかは判りますが、愛聴盤として、純粋に音楽を楽しむモードで、この「ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1、Vol.2」を聴くことはありませんね。ジャズの歴史を理解する、ビ・バップ・ピアノを理解する、バド・パウエルの個性を感じる為に聴くことはあっても、演奏をリラックスして楽しむモードで聴くことは全く無いですね。

でも、そんなこと、ジャズ入門書に書いてないんだよね。逆に、この「ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1、Vol.2」が理解できないと、ジャズを聴くのに向いていない、なんて感じの書かれ方をしていたりするから始末が悪い(笑)。僕は、その古いタイプのジャズ入門書にヤラれました。この「ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1、Vol.2」が理解できなくて、一時期悩んでしまいました(笑)。

ジャズ初心者の方で、もし、ジャズのアルバム鑑賞で悩んでしまったら、遠慮無くご相談下さい(笑)。自らの経験から、何か有益なアドバイスが出来るような気がします。
 
 
 
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2007年9月24日 (月曜日)

マイルス・デイヴィスとは誰か

曇天のパッとしない天気ながら、かなり涼しくなった千葉県北西部地方。最高気温は25度。やっと秋である。暑さのストレスから解放されたのか、眠くて仕方がない。昼寝もし易くなった。まだまだ暑さの続く西日本の皆様には申し訳ないが、エアコンいらず、というか、窓を開けっ放していると、肌寒いくらいの陽気になった。喜ばしいことである。

秋である。本を読むにも良い気候となって、それに合わせてか、ジャズ関係の本も新刊が相次いでいて、このところ、楽しい読書生活を送っている。とりわけ、久々に「マイルス本」が出たことは喜ばしい。小川隆夫氏と芥川賞作家である平野啓一郎氏による平凡社新書『マイルス・デイヴィスとは誰かー「ジャズの帝王」を巡る21人』(平凡社新書 392) である。

マイルス・デイヴィスの評論をマイルス自身を語るのでは無く、マイルスの周りにいた人物を使ってマイルスを語る新しい視点のマイルス評論書で、客観的にマイルスを感じることが出来て、なかなかの書である。ジャズ本は、専門書の類なので、かなり高価なものが多いが、これは新書なので、税込み819円とお値段もお手頃。

Miles_who_is_he

マイルス本といえば、マイルスの自伝関係については、かなりの種類が出ている。これは、マイルス本人の言葉を直接掲載し、その言葉についての解説なので、マイルス本人からの視点で、マイルスを感じることになる。また、マイルス本で有名なのは、中山康樹氏の著作も有名で、代表作は「マイルスを聴け!〈Version 7〉」。ブートレグ(海賊盤)を含め、マイルスの音源を全て網羅している、実にディープなマイルス本である。当然、中山康樹氏の著作は、コアなマイルス・マニアの視点からマイルスを感じることになり、偏っているといえば偏っている(これが楽しいんだけど)。

今回発売された『マイルス・デイヴィスとは誰かー「ジャズの帝王」を巡る21人』は、マイルスの周りにいた人物を使ってマイルスを語る視点なので、客観的と言えば、客観的。ジャズ初心者の方々にとって、マイルス・デイヴィスを理解する上で、結構、判りやすい書ではないかと思います。なんせ、マイルスの音楽性、演奏スタイルは、その歴史の長さにおいても、バリエーションにおいても、多岐に渡っており、マイルスを理解するには、彼の生涯における、その時代毎のスタイルを押さえる必要があります。そういう面で、この書はかなりの助けになると思います。

マイルスのスタイルはどういう思想で形成されているのか、その時代毎のスタイルは、誰の影響によって形成されていたのか、この興味深いテーマについて、この『マイルス・デイヴィスとは誰かー「ジャズの帝王」を巡る21人』は、良いガイド本となると思います。

「マイルス・デイヴィス」と聞くと、ちょっと「強面(こわもて)」な感じがしますが、決してそうではありません。ジャズの歴史とスタイルを学ぶには、マイルスの歴史は最適な「教科書」です。
 
 
 
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2007年9月23日 (日曜日)

リラックス満点の粋なヤツ・2

朝起きて、窓を開けたら「す、涼しい」。千葉県北西部地方の昨日の最高気温が32.4度。今日の最高気温が26.7度。最高気温が昨日より、5.7度下がったことになる。体感的には、10度くらい気温が下がった感じがする。あ〜っ、やっと涼しくなった。昨日は、暑くて体調が悪くなったくらいだったので、助かった〜。

今日は、嫁はんの実家まで墓参り。途中、高速道路が渋滞するかもしれないので、朝5時起きで早めに移動。おかげで、途中、2キロ程度の渋滞に2箇所ほど巻き込まれたが、ほぼ順調だった。でも、途中から雨が降ってきて、これが相当の本降りで、墓参りに行くどころではない。仕方がないので仏壇に丁重にお線香を上げただけで退却。まあ、信心が大切なのでこれで良しとしよう。帰りも、昼ご飯を食べて直ぐに出たので、ほぼ順調に帰ってくることが出来た。

この長かった暑い夏。やっとこさ、本格的な秋の到来を感じさせる涼しさがやってきた。涼しくなれば、恋しくなるバラード演奏。特に、ジャズのバラード演奏は、心も体もリラックスできて、疲れを癒してくれる。夜、寝る前のジャズの一聴は、この暑い夏で疲れ切った体を癒してくれる。

John_coltrane_ballads

ということで、昨日に続いて「リラックス満点の粋なヤツ」の続編である。ジョン・コルトレーンのジャズのバラード演奏といえば、これは外せないというアルバムがある。その名もズバリ、「バラード」(写真左)である。

1963年、この「バラード」を録音した当時、コルトレーンはマウスピースの調子が悪く、激しいブローができず、早いパッセージが吹けない、という状態だったという話がある。加えて、激しいフリー・ブローイングに傾倒していくコルトレーンの「アルバムの売り上げ」を気にして、レコード会社が提案した企画だという話もある。まあ、真実はどうであれ、この「バラード」というアルバムは非常に良くできた企画盤である、と僕は思う。

詳細の解説は、これまでに様々人たちに語り尽くされているので、ここでは評論的なことを述べるつもりはない。ただ、僕は、この「バラード」を聴くと、改めてコルトレーンは上手いと思い、心から感心する。これだけのテナーを吹き切るコルトレーンは素晴らしい。テクニックばかりでは無い。テナーを吹く時の歌心が飛び抜けて優れている。

「Say It (Over And Over Again)」から「Nancy (With The Laughing Face)」まで全8曲。それぞれの演奏が、それぞれ異なった、様々な表情と表現を見せてくれる充実の8曲。素直にこのアルバムは良いと思います。

この「バラード」は、ジャズの歴史を揺るがすような名盤の類では無いとは思います。でも、ジャズを楽しむ我々にとっては、心に残る「愛聴盤」でしょう。このアルバムのアラを探すなんて事は「無粋」ってもんでしょう(笑)。
 
 
 
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2007年9月22日 (土曜日)

リラックス満点の粋なヤツ

暑いですね〜。今日もとても暑い、ここ千葉県北西部地方。もうたまらんなあ〜、この暑さ。明日から涼しくなると天気予報は言うけど、ほんまやろか。最近の天気予報、当たらへんからなあ。そうそう、昨日は、ブログお休みして申し訳ありませんでした。本業の方が詰まってきてて、ちょっと疲れまして。昨日は疲れ果てて、ブログを更新する気力ありませんでした m(_ _)m。

仕事から帰って来て、晩ご飯食べて、風呂入って、寝る前に体をさます間、よく音楽を聴く。夜寝る前、リラックスして聴くのは、やっぱりジャズが良い。それも、エネルギッシュなヤツでは無い、リラックスできる、ムードがある、スローテンポなヤツが良い。

久しぶりに、ジョン・コルトレーンの「スターダスト」(写真左)を聴く。このアルバム、1958年の録音でありながら、発売は1963年。プレスティッジ時代に大量に録音したストックの中から、スローテンポなヤツをセレクトした、プレスティッジお得意の「コバンザメ戦略」。1963年と言えば、インパルスから、あのコルトレーンの有名な「バラード」出た頃。どうも、この「バラード」に乗っかった「便乗商法」と思われる。

John_coltrane_stardust

しかも、写真を見てもお判りかと思うが、なんとダサい、安っぽいジャケット・デザインなんだろう。これでは、誰も触手を伸ばさないだろうな〜。特に、LP時代は絶対に買わないだろうな〜。実際、LP時代は買わなかった、というか、レコード屋で見たことも無かった。CDで発売された時も、最初は触手は伸びなかった。

購入のきっかけは、ひょんなことから。見たことも聴いたこともない、3曲目の「Love Thy Neighbor」の存在。なんだこれ、こんな曲、コルトレーンは何処から見つけてきたんだろう。この珍しいスタンダード演奏に惹かれて購入に至った訳です。

この「スターダスト」というアルバム、スローテンポな演奏ばかりを集めたアルバムながら、演奏自体は「まずまず締まっていて良し」。コルトレーンのテナーは申し分ありません。スローテンポな曲の中で、朗々と雰囲気良くテナーを吹いております。適当にストックしていた演奏を寄せ集めて作ったアルバムなのに「水準以上」です。レベル高いなあ。

いろいろとこのアルバムに関する評論文を読んでいると、ウィルバー・ハーデン(Wilbur Hardin)のフリューゲルホーンが「締まりが無くて、切れ味鈍くて良くない」と酷評しているものもありますが、僕はそうは思いませんけど。

確かに、バリバリに吹くタイプじゃ無いし、テクニックもソコソコなのですが、そんなに酷くないですよ、ハーデンのフリューゲルホーン。スローテンポな曲では、あまりハーデンの欠点は明確にならないみたいです。当時、デビューした頃の新進気鋭フレディ・ハバードの「ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー」におけるプレイもまだまだ下手だけど新鮮で溌剌としていて良し。

スローテンポな曲のみを集めたアルバムなので、毎日聴くと飽きるんですが、時々、思い出したように、棚から引き出してきて聴くと、ほのぼのして、リラックス出来て、良い感じのアルバムです。名盤の類では無いんですが、良い感じのアルバムです。こういうのって、結構良いですよね。
 
 
 
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2007年9月20日 (木曜日)

これがハード・バップの優等生

もう、9月20日だよね。でも、今日の東京は、夏真っ盛りという感じ。今年の真夏の時期の様に、湿気が高くなくて、いつもの夏ならこんな感じだったよね、って感じの一日。でも、もう、9月20日だよね。一ヶ月、後ろに季節がずれている感じ。よって、今日は、心地よく暑い一日。

さて、このところ、ロックを聴いて通勤していたので、そろそろ、ジャズの禁断症状がやってきた。朝は、ビートルズを聴いて会社にいったのが、帰りはもう我慢できない。ジャズだ。それも、バリバリのジャズだ。バリバリのジャズと言えば、ハード・バップだ。それも、絵に描いたような、優等生的な、ハード・バップの演奏が聴きたい。

選んだのは、 Art Blakey&Jazz Messengersの「At the Cafe Bohemia, Vol. 1&2」である。ブルーノートの1507番と1508番である。メンバーは、Kenny Dorham (tp) Hank Mobley (ts) Horace Silver (p) Doug Watkins (b) Art Blakey (ds)。1955年11月23日、ニューヨークのライブ・ハウス「カフェ・ボペミア」でのライブ録音である。

この2枚のライブアルバムには、絵に描いたような、優等生的なハードバップの演奏が詰まっている。ジャズ初心者の方に、ハード・バップとビ・バップの違いってなんですか、と訊かれることがある。そんな時、チャーリー・パーカーの「The Complete Savoy Sessions」や「Bird & Diz」を聴いてもらった後、このArt Blakey&Jazz Messengersの「At the Cafe Bohemia, Vol. 1&2」を聴いてもらうことにしている。
 

Jm_bohemia

 
「At the Cafe Bohemia, Vol. 1&2」を聴くと、ビ・バップ時代のアクロバティックな、テクニック優先のエキセントリックな演奏と比べて、演奏時間が長く、演奏の構成がしっかりしていて、ソロの豊かさ、リズムの多彩さ、コードの複雑さが顕著で、演奏の抑揚、強弱など、メリハリがよく効いていて、聴衆の「ジャズという音楽を鑑賞し、楽しむ」というニーズに応える、アーティスティックかつエンタテインメントな内容になっていることが良く判る。

ビ・バップの特徴は、演奏のテクニックを第1に、演奏時間が短く、エキセントリックな演奏。ハード・バップの特徴は、演奏を「鑑賞し、楽しむ」ことを第1に、如何に楽しく、心地よく、時にはエモーショナルに聴いて貰うか、に力点が移っている。よって、演奏の構成もさることながら、アレンジも重要な要素になっている。

「At the Cafe Bohemia, Vol. 1&2」では、この特徴が実に良く判る。そして、改めて再認識することもあって実に楽しい。Kenny Dorhamのトランペットが、こんなにエモーショナルで、ハイノートをヒットしつつ、速いテンポのソロも滑らかで、こんなに上手いトランペッターだったのかと改めて彼を見直したり、 Hank Mobleyが、吹っ切れたような、躍動感溢れるテナーを聴かせてくれて、あの少し優柔不断的なテナーはどこへいったのか、などと嬉しくなったり、再認識したりで実に楽しい。

Horace Silver (p) Doug Watkins (b) Art Blakey (ds)のリズム・セクションの演奏は「言わずもがな」です。特に、Art Blakeyのドラムは、硬軟自在、緩急自在、フォービートあり、アフロあり、ナイアガラロールあり、カカカカカのドアノックあり、モダン・ジャズ・ドラムの最高レベルの演奏が聴けます。早逝したDoug Watkinsのテクニック豊かなベースが聴けるのも嬉しい。

1955年。ジャズにとっても古き良き時代。その古き良き時代の「絵に描いたような、まさに優等生的なハードバップの演奏」。こんな素晴らしい演奏をCDというフォーマットで、いつでも聴くことが出来る。まさに「音楽を聴く幸せ」とはこのことである。加えて、ジャケット・デザインも最高。言うこと無し。
 
 
 
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2007年9月19日 (水曜日)

ロック・アルバム・ベスト100

ネットの天気予報のサイトを見ていたら、「避暑地、東京」とあった。フフフッ、言い得て妙やねえ。昨日、今日と確かに涼しい東京。今朝なんかは、湿度もちょっと下がって、日差しもあって、清々しい朝。夜も湿度は高くなったものの、家に帰って、窓を開けていれば、涼しい風が入ってきて、エアコンいらず。

さて、昨日に続いて、今秋の課題図書のご紹介(笑)。今日のジャンルはロックです。レコード・コレクターズ(レココレ)の創刊25周年企画「レココレランキング」。これは、3ヶ月連続で「ロック・アルバムの年代別ベスト100」を選ぶというもの。5月号が60年代、6月号が70年代、7月号が80年代。僕は、特に70年代について興味深く読ませていただきました。

Rock_album_100_2

その「ロック・アルバム・ベスト100」を、選者それぞれのランキング表つきで1冊にまとめたものが、9月14日に発売された『レコード・コレクターズ』増刊『ロック・アルバム・ベスト100』(写真一番左)です。ライター選定の「ロック・アルバム・ベスト100」に加え、読者投票による「あなたか選ぶロック・アルバム・ベスト100」が追加されて、評論家選定と読者選定のベスト100が読み比べられるというもの。

この「評論家選定と読者選定のベスト100の読み比べ」がなかなか面白くて、ベスト100の選定が微妙にずれているのが面白い。概ね、読者選定のベスト100の方が現実的。評論家選定の方は、いかにロック関連の評論家が、主観的で差し障りのない、過去からの評価に囚われた「硬直した」傾向であるかが良く判る(まあ仕方ないけど)。読者の方が、ロックのアルバムを丁寧に、かつ客観的に評価しているかが良く判る。

読者選定のベスト100が非常に面白かったですね。共感できる部分が多かった。皆、評論家の意見に惑わされずに自分の意見をしっかり持っているのが心強かった。特に、60年代から70年代のロックをリアルタイムに体験した方々の意見は生々しくて良いですね。

ロック入門書として、またロック通の愛蔵本として、どうですか、一度手にとって、読まれてみては・・・。
 
 
 
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2007年9月18日 (火曜日)

愛しのジャズメン2、お勧めです

昨日の天気予報で、明日も蒸し暑いぞ、明後日も蒸し暑いぞ、今週はズッと蒸し暑いぞ、と脅かされて、あ〜っ、明日は再びクールビズかなあ、と思って、朝起きたら、涼しいというか肌寒い。強い東風が吹いて、しかも曇り空。おいおい、昨日の脅しはなんだったのかな、気象庁さん。

涼しいことは良いことなのだが、昨日まで、かなりの蒸し暑さだったので、この気温の落差は辛いモノがある。よって、今日は一日、なんだか眠たい一日だった。ぼ〜っとしているというか、眠たいというか、これだけ、寒暖の差が激しいと体調的に辛い。

それでも、今日の涼しさは、秋と呼んでも良い。秋と言えば「読書」。満員電車の中で、周りの迷惑考えず、堂々と本を広げて読む人が多くなる「秋」。そんな厚顔無恥な世間の迷惑的な読書ではなく、これだけ涼しくなると、落ち着いて本を読みたくもなるし、実際、本を読んでいても実に能率があがる。

Itoshi_jazzmen_2

最近、購入した本で、結構お気に入りなのが、小川隆夫著の「愛しのジャズメン2」。4月に「愛しのジャズメン」が出ましたが、今回はその続編です。

ジャズメンのアネクドーツ(エピソード、逸話)を集めたエッセイ集。小川さんのアネクドーツ系エッセイの優れたところは、小川さん本人が体験した、小川さん本人がヒヤリングした、小川さん本人の言葉で書かれていること。これって、結構、説得力があって、一気に読み切ってしまいます。面白いですよ。ジャズ・ファンの皆さん、特に、ジャズ初心者の方に読んでいただきたいですね。

ジャズって、それぞれのミュージシャンのアネクドーツが、それぞれのミュージシャンの演奏を、より豊かに聴く一助になる、って前に書いたことがある。これって、自ら「言い得て妙」だと思っていて、演奏から得るミュージシャンの印象が、これら、アネクドーツによって、ガラッて変わって、親近感を覚えたり、感じ入ったり、意外に思ったりで、以降、それぞれのミュージシャンの演奏の印象がガラッって変わったりして面白い。

読書の秋。ジャズ・ファンの皆さん、この季節、ジャズ関連の書籍を紐解くのはいかがでしょうか。
 
 
 
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2007年9月17日 (月曜日)

「ドラム」のコーナーの更新!

相変わらず、蒸し暑い千葉県北西部地方。朝方、ちょっと曇っていたので、涼しくなるかと思われたが、雲が無くなって、強い日差しが戻ってきたら「暑い〜」。とにかく湿度が高いのがいけない。それでも、朝8時くらいから出て行って、近くの干潟までウォーキングはしてきましたが・・・。

そういうことで、昼からはエアコンをつけて、昨日に引き続き、バーチャル音楽喫茶『松和』のジャズ・フュージョン館の更新をしていました。今日の更新は、「ジャズへの招待状」の「ドラム」のコーナーを更新しました。

去る8月15日に、83歳で亡くなった、モダン・ジャズ・ドラミングの祖「マックス・ローチ」のアルバム紹介をアップしました。ディジー・ガレスピーやチャーりー・パーカーとの共演、クリフォード・ブラウンとの双頭バンドがつとに有名で、1960年代は「公民権運動」にも積極的に参加。音楽(ジャズ)に政治的主張を持ち込むことには異論があるものの、黒人開放運動に呼応するアルバムを発表するなど、プロテスト・ジャズとして、ジャズの表現ジャンルを拡大したのも、マックス・ローチ。

そのマックス・ローチへの追悼の意味も込めて、マックス・ローチのドラミングに絞って、彼のアルバムをご紹介しています。

皆様、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」まで、是非一度、お越し下さいませ m(_ _)m。

さて、昨日の午前中、久し振りに遠出のドライブ。とにかく海が見たくて、銚子の方まで出かけていって、20数年ぶりに、飯岡灯台(刑部岬)に行ってきました。この飯岡灯台、下の写真をご覧頂くと判るんですが、とっても可愛い灯台です。この刑部岬は、南から続いてきた「九十九里浜」と北へ犬吠埼まで伸びる「屏風ヶ浦」の絶壁の丁度境目に位置しています。特に、この「屏風ヶ浦」辺りは、かなりの海の難所で、行き交う船舶にとっては、とても重要な灯台で、小さな力持ちって感じがとても良いです。

Iioka_lighthouse

20数年前に訪れた時は、灯台以外何にもなかったんですが、立派な展望台が出来ていてビックリ。でも、この岬からの景色は変わりません。南を見ると、眼下には、飯岡漁港が見渡せ、遠くには、房総半島が長く伸びています。かなり雄大な風景で、改めてその良さに感激しました。北を見れば、風力発電の施設が広がっていて、白い風車が何十本も立っていて豪快です。今度は近くで見てみたいなあ。

Iioka_fishing_port

まあ、蒸し暑くて、かなり辛い3連休でしたが、ホームページは更新出来たし、ちょっとしたドライブにも行けたし、振り返ってみれば、まあまあの3連休でした。さあ、明日から、お仕事お仕事(笑)。来週も3連休があるので、それを楽しみに頑張るとしますか・・・ (^_^)v。
 
 
 
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2007年9月16日 (日曜日)

「ジャズの小径」 9月号更新!

朝から暑い。完全に夏の暑さがぶり返した千葉県北西部地方である。風はあるんだが、とにかく湿気が多い。9月に入ってから、一旦、秋らしくなったんですがねえ。この2〜3日、真夏のような暑さと湿気にうんざりです。

先週は、朝夕は、半袖だとちょっと肌寒い位だったので、ちょっとダメージがありますね。涼しくなったり、暑くなったりという急激な寒暖の差はとても苦手で、昨日辺りから、体調があまり良くありません。とはいえ、天気は良いので、早起きして、午前中、ちょっと遠出のドライブをしてきましたが・・・(笑)。

さて、今日、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」を更新しました。「ジャズの小径」9月号の更新です。そんな残暑のダメージを払拭すべく、今月のジャズの小径は、先月の22日に発売された、山中千尋のメジャー・デビュー以来3枚目の新譜「アビス」をご紹介しています。

山中千尋(下写真)については、デビューアルバム「Living Without Friday」以来、ずっと見守ってきた若手女性ピアニストです。その独特の個性と硬派な演奏については、個人的に期待感があって、ずっとリーダーアルバムを追ってきました。今月のジャズの小径は、この山中千尋の新アルバム一本に絞っての特集です。

今回も、前回のアルバムに引き続き、なんとなく総花的な印象があって、各曲とも、もうちょっとじっくりと時間をかけて煮詰めても良かったかなとは思いますが、彼女らしい、やりたいことを精一杯やる、という感じの力作ではあります。しかも、相変わらずの硬派ピアノ、硬派エレピには好感度アップです。

内容的には、8月30日に、このブログでご紹介した文章に加筆修正したものです。ブログをご覧の皆さんには「おいおい、なんか前に読んだような感じが・・・」なんて言われそうですが、そこはかとなく加筆させていただいている部分もありますので、ご容赦を・・・ m(_ _)m。
 
 
 
Chihiro_yamanaka_1

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2007年9月15日 (土曜日)

「粋Z」、彼の世に旅立つ

う〜ん、今日は朝から蒸し暑い。風はあるし、そこそこの冷たさの風なんだが、台風の影響なのか、湿度が高く、加えて、日差しがきついので、かなり蒸し暑い。朝から窓を開け放して、とりあえず我慢していたのだが、先ほど我慢しきれず、エアコンを入れました。とにかく、高校時代から湿気に弱く、今日の様な日は、どんどんと体力が衰えていくのが判る。

昨日は、会社で遅くまで検討会をしていて、そのまま、メンバーと晩飯がてら飲みに行ってしまったので、ブログをお休みしました。ちょっとこのところ、仕事が立て込んできました。

さて、三日前だったか、ネットでニュースを見ていたら、「ジョー・ザビヌルが死去」とあるではないか。え〜〜っ、我が目を疑いましたね。確かに体調を崩して、入院したことは知っていましたが・・・。かなりのショックでした。しばし呆然状態でした。

ジョー・ザビヌルとは、1932年、オーストリアのウィーン生まれのマルチ・キーボード奏者、コンポーザー。50年代後半に渡米し、キャノンボール・アダレイの下での活躍を経て、60年代後半、マイルス・デイビスと共演。70年に、ソロ・アルバム『Zawinul』(写真左)を発表した後、ウェイン・ショーター・ミロスラフ・ビトウスらと共に、ウェザー・リポートを結成。

このウェザー・リポートは、70年代〜80年代前半、圧倒的な音楽性と演奏力で、エレクトリック・ジャズ・シーンを牽引。ザビヌルによるシンセサイザーのプレイは、後のミュージシャン達に多大な影響を与えました。グループ解散後は、独自の活動を推し進め、90年代以降、ワールド・ミュージックに接近、ジャズのイディオムをベースに、そのワールド・ミュージックの様々な要素を融合させた、いわゆる「真のフュージョン・ジャズ」は素晴らしい内容でした。

Joe_zawinul

そのジョー・ザビヌルが死去したとは、実に残念でなりません。というか、かなりショック。もともと、私はキーボード系ジャズ(生ピアノを含む)が好きなので、彼のマルチ・キーボードは、大学時代、ウェザー・リポートに出会って以来、大のお気に入りで、リアルタイムでずっと追いかけてきました。

彼のキーボードは、ジャズのフォーマットのギリギリ範囲内で、エレクトリック・キーボードでしか出来ない音、エレクトリック・キーボードでしかなしえない演奏方法を創出し、エレクトリック・ジャズにおけるマルチ・キーボードとして、傑出した存在でした。

今日は、我慢していたエアコンをつけてから、ザビヌル追悼で、彼の初ソロ・リーダー・アルバム『Zawinul』(写真左)を聴いています。「In a Silent Way」の広がりのある牧歌的響きのネイチャー・ジャズ。「Doctor Honoris Causa」のどこか宇宙的な、神秘的な響きのする、それでいてリズミックで聴き応えのある先進的なエレクトリック・ジャズ。それまでに無いジャズの演奏がここにあります。ジャズという演奏フォーマットで、こんな表現も出来るんだ、と初めて聴いた時、かなり感動したのを覚えています。

今の耳で聴くと、内容的には、参加ミュージシャンの力量にばらつきがあり、これぞ決定盤というレベルではありませんが、ザビヌルの音楽性の全てがここに詰まっている、そんな内容のアルバムです。ザビヌルの音楽性を理解するには、まずは最初に聴かなければならないアルバムであることは、間違いありません。

最近の彼のアルバムは、ジャズのイディオムをベースに、そのワールド・ミュージックの様々な要素を融合させた、いわゆる「真のフュージョン・ジャズ」という内容で、充実していただけに、その死去が惜しまれます。特に、学生時代から、ずっとリアルタイムで、その演奏、作品に触れてきた、お気に入りのミュージシャンが鬼籍に入るのは、実に辛いものがあります。

2006年に創刊された、日本初のシニア向けファッション雑誌「Z」の創刊号の表紙に、突如として現れたジョー・ザビヌル。あの時も我が目を疑いましたが、ずっと「Z」の表紙はザビヌルだったような気がします。これももうすぐ、ザビヌルで無くなるんだろうな。改めて、謹んでご冥福をお祈りします。
 
 
 
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2007年9月13日 (木曜日)

このとんでもない65歳は何だ

涼しくなったんだが、昨日よりは蒸し暑い東京です。じっとしていると涼しいんだけど、ちょっと歩いたりすると、ちょっと汗ばむ蒸し暑さ。今日は、ちょっと秋という感じではないなあ。秋の気配はちょっと後退です。

昨日、医者兼ジャズ評論家の小川隆夫さんのブログを読んでいて、ポール・マッカートニーの「iTunes Festival: London」の存在に気がついた。小川さんもブログで書いておられるが「うっかりしていたら見逃すところでした」。おいおいApple、もっとちゃんとアナウンスしてくれよな〜。小川さんのブログ、覗かなかったら気がついて無かったぞ。

900円という手頃な価格もあって、即ダウンロード。これは7月にロンドンで1ヵ月間にわたって開催された英アップル主催のフェスティヴァル「iTunes Festival」のライヴ音源です。このポールのライブ、イギリスで「iTunes Festival : London - Paul McCartney」として放映されたそうです。う〜ん、羨ましいぞ、ロンドン。

収録された曲は、順に、「Coming Up」「Only Mama Knows」 「That Was Me」「Jet」「Nod Your Head」「House of Wax」。「Coming Up」と「Jet」以外は、最新アルバム「追憶の彼方に〜メモリー・オールモスト・フル」から。
 

Paul_mccartney_ipod

 
出だしが「Coming Up」で、ちょっと苦笑い。う〜ん、これから来るのか。ボール、何か特別な思い入れがあるのかなあ。でも、スピード感のある演奏はなかなか。「Only Mama Knows」 「That Was Me」は、最新のオリジナル・アルバムの中でも、なかなかポールらしい曲で、僕は好きなんだが、う〜ん、ライブで聴けるとは。

そして、僕の大好きな「Jet」。もうこれは何もいうことはありません。ただただ、感じ入って聴き惚れるのみです(笑)。そして、フフフ、「Nod Your Head」を歌うのか。悲しく腹立たしい出来事があった後のポールらしいというか。ヘビーな音がライブで響く。ヘビーでもポールらしさが滲み出るのが面白い。

そして、またまた最新アルバムから、「House of Wax」。このiTunesのライブ、最新アルバムからの演奏が充実していて良いですね〜。今朝から、もう4通り聴きました。良いです。飽きません。

しかし、なんという65歳だろう。このとんでもない65歳はなんだ。ボーカルの声質は、若かりし頃と比べると衰えたなあと感じるが、それを「味のある、深みのある」ボーカルとして聴かせる旨さ。そして、余裕を感じる、おおらかな「ノリ」。このライブのポールの「ノリ」は凄く良い。楽しそうで、おおらかで、余裕があって、しっかりと地に足がついていて、これが65歳の「ノリ」なのか、と半ばあきれる位の素晴らしさ。

ビートルズの歴史的名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』で、「僕が64歳になったら・・・」と歌ったポール・マッカートニー。そのポールが65歳となって、リリースされたライブ。このライブは良い。iTunes Festivalのポールの日に呼ばれた人達は幸せだったでしょうね。あ〜、僕も聴きたかったなあ。ライブハウスサイズで聴くポール。想像しただけで「至福の時」である。
 
 
 
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2007年9月12日 (水曜日)

いつかはきっとこのピアノを

涼しくなった。昨日は、突然、強い雨が降って来たかと思えば、しばらくしてカラっと上がり、また、突然、強い雨が降って来たかと思えば、しばらくしてカラっと上がる。雷は鳴るわ、劇的な天気の変化。今朝もその名残があって、午前中は不安定な天気。でも、午後からゆっくり回復して、夕方は涼しい空気でちょっと爽やか。やっと、秋が来たかな、という雰囲気。

そんな雰囲気の中、帰りの通勤音楽は、Thelonious Monk『Genius of Modern Music: Vol.1』(写真左)。セロニアス・モンク。ジャズ界で、断トツにユニークなジャズ感覚の持ち主。今までのジャズの歴史の中で、最大の個性。その独特のタイム感覚、ハーモニー感覚、リズム感覚。言葉では言い表せない、う〜ん、なんて言ったらいいか。そう「聴けば判る」。

ジャズ初心者の方には、決して、是非聴いて下さいとは言えない、その独特のタイム感覚、ハーモニー感覚、リズム感覚。僕もジャズ初心者の頃に購入した、彼のソロ・ピアノ集『Thelonious Himself』(写真右)。これが難物だった。

購入した動機は、実に単純。かのマイルス・デイビスの名演で名高い「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」の作曲家がモンクであったこと。それから、そのモンクとマイルスとのエピソード「クリスマスの喧嘩セッション」(これは事実と違うことが判っているが)。
 

Thelonious_monk

 
この2つから、セロニアス・モンクに興味を持って、なけなしの小遣いを叩いて手に入れた。これが、である。その独特のタイム感覚、ハーモニー感覚、リズム感覚に、完全に度肝を抜かれた。購入を激しく後悔した。自分はピアノを弾いた経験があったので、彼が高度なテクニックを有しているのは判ったが、それを凌駕する驚愕の音だった(笑)。

さて、話を『Genius of Modern Music: Vol.1』に戻そう。ブルーノートの1510番。モンクは、作曲の才能にも高い評価がある。「ラウンド・ミッドナイト」「ルビー・マイ・ディア」「エピストロフィー」「ミステリーオーソ」等々、モンクの手なるモダン・ジャズの名曲がキラ星の如く並ぶ。

収録された演奏は、さすがに、このモンクの独特のタイム感覚、ハーモニー感覚、リズム感覚に合わせる事の出来る、モンクのピアノにピッタリとあったミュージシャンはいなかったらしく、演奏はなんとなくまとまりの無い、バタバタの演奏もあったりするが、モンクのピアノとモンクの個性は申し分無い。モンクを聴く限りにおいては、この「ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1」は申し分ないアルバムである。

決して、ジャズ初心者の方々には、積極的にお勧めすることの出来ない「セロニアス・モンク」。いつかはきっとこのピアノを愛でる時が来ると思います。恐らく、この「セロニアス・モンク」を愛でる時が来れば、きっとその時が、ジャズ初心者を卒業する瞬間なのではないでしょうか。なにを隠そう、僕もそうでした。実のところ、初心者の頃は、さっぱり判りませんでした、モンクの良さ、モンクの価値を・・・・。
 
 
 
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2007年9月11日 (火曜日)

歌心が溢れるテナーサックス

なんだか天気が悪い。秋雨前線という話もあるが、相当に蒸し暑いので、「秋雨」というには、ちょっとばかし、はばかられる。確かに夜風は涼しくなったが湿気が多い。この湿気は「秋」という感じではない。

久しぶりに、昨日は、かなり体調が悪くて、会社を休んだ。一日、床に伏せっていたんですが、蒸し暑いのなんのって。早々にエアコンのお世話に。風邪をひいたのか、体が怠く、お腹の具合がかなり悪くて、久しぶりに、漢方薬のお世話になりました。昨晩、やっとのことで、ちょっと回復して、今日はなんとか会社へGO。

さて、ブルーノートのアルバム・コレクションを始めて、早10年。1500番台は完全制覇。4000番台は後3枚。4100番台もまずまず揃ってきたし、4200番台も順調。ず〜っと前に、ブルーノートのアルバム紹介専門のホームページかブログを立ち上げたいと、このブログで書いたような気がするが、まだ実現していない。

単なるアルバム紹介は、様々な書籍やホームページやブログで紹介され尽くしているので、ありきたりで面白くない。松和のマスターならではの、ブルーノートのアルバム紹介をしたいのだが、コンセプトがまとまらない。あんなこんなと考えているうちに、最近、ブルーノートのアルバムを聴いていないことに気がついた。いかんいかん。ということで、今日から、1500番台と4000番台を順番に聴いて行こうと思い立った。

Newks_time

ということで、今日の通勤音楽は、ブルーノート4001番。ソニー・ロリンズの「ニュークス・タイム」。巷では「裏サキコロ」とか、「ブルーノートのサキコロ」と呼ばれているらしい。

判るなあ、その評判。ロリンズのテナーは、その歌心溢れるところが最大の個性。アドリブは、ひらめき一発。ひらめいたら、それは素晴らしいアドリブを奏で、ひらめかなかったら、一気にポシャる。天才である。努力の人がコルトレーンなら、ロリンズはひらめきの人である。そして、その「ひらめき」が正に出る確率が、他のミュージシャンより高い。よって、ロリンズのアドリブには素晴らしいものが多く、その個性と「ひらめき」が故に、フォロワーがいない。天才に後を継ぐもの無し。

さて、この「ニュークス・タイム」、メンバーは、ソニー・ロリンズ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ダグ・ワトキンス(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。ロリンズの太くスピード感のあるテナーが素晴らしい。歌心溢れるロリンズのテナー。歌伴の上手い、ファンキーなケリーのピアノ。メリハリの効いたフィリー・ジョーのドラム。そして、堅実サポートのワトキンスのベース。全編、「溢れんばかりのジャズの魅力」満載の名盤である。「サキコロ」よりもアルバム全体を通じて「安定感」があり、その重心の低さが魅力。総合点で「サキコロ」を凌駕する実力盤である。

タイトルにある「ニューク」とは、当時のメジャー・リーガー、ドン・ニューカムの愛称。ロリンズはかねてから、顔がニューカムに似ていることをネタにされており、そこから「ニュークス・タイム」と名付けられたとか。ふむふむ、アルバムタイトルのネーミングも洒落ていて、ブルーノートらしくて良い。

さあ、寝る前に、もう一度、「ニュークス・タイム」聴いてから寝よう、っと。
 
 
 
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2007年9月 9日 (日曜日)

何故か今日はビートルズ・2

今日も朝から良い天気。日差しはきついけど、あまり蒸し暑くはない南風。ということで、今日は午前中は、ルーフバルコニーの植木の植え替えを3つほど。ルーフバルコニーは、北側にあるので、涼しい南風は建物に遮られて、結構、大汗をかきながらの植え替えに。ついでに、大型ゴミを二つ、1階のゴミ置き場へ移動。あ〜っ、疲れた。

ご褒美に、今日の昼ご飯は、ケンタッキーの「レッドホットチキン」(笑)。ケンタッキー・フライドチキンって、クセになるところがあって、忘れたことに食べたくなる。今日は、そこそこ微妙にレアな感じで美味しかったです。

さて、午後からはゆっくりお休み。録り溜めたビデオを見たり、本を読んだり。途中、2時間ほど昼寝もしたなあ。南風が涼しく吹き込んで、なかなか充実した日曜日の午後でした。BGMは、今日も何故かビートルズ。改めて感じ入ったのが「HELP! 4人はアイドル」(写真左)。

Beatles_help

このアルバム、高校時代は、この「4人はアイドル」の邦題にドン引きして、しかも当時好きじゃなかった「サウンドトラック」ということで、このアルバムは完全に無視。大学時代になって、たまたま、大学前の行きつけの喫茶店で、このアルバムをかけた奴がいて、これがB面からかけたんですね。よって、ビートルズに疎い僕にとっては「?」。何のアルバムだろう。ビートルズが演奏しているってことは判るんですけどね。まあ、それまで「HELP! 4人はアイドル」は聴いたことが無かったので、判るはずがないんですが(笑)。

6曲目の「イエスタディ」を聴いて、「ああヘルプかあ〜」なんて思って、それでも、このB面、気に入りました。ロックンロール中心のイメージだったビートルズが、メロディアスなオリジナリティを発揮しだしたのが良く判ります。このアルバムでのジョンは、相変わらず素晴らしいのですが、ポールの急成長で、レノン&マッカートニーのバランスが取れだしたアルバムですよね。いろいろな音楽の要素を取り入れだしていて、バラエティーに富んでいて、何回聴いても飽きません。それぞれの曲の粒が揃っていて、実に魅力的なアルバムです。

そうそう、このアルバムでも、リンゴのドラミングに感じ入るところがあって、冒頭の「ヘルプ」と、7曲目の「涙の乗車券」のリンゴのドラミングは実に素晴らしい。特に「涙の乗車券」については、よくこの複雑なリズムを叩きこなしているな〜、と純粋に感心します。

最後に余談を。アルバムのジャケットでは、4人が手旗信号で「HELP」を表している、という通説がありますが、これは間違いです。手旗信号としては、正確には「NUJV」を表しています。何も考えんと格好を決めたら、たまたまこうなっただけらしい。写真が裏焼きで、それでおかしいのかとも思いましたが、正焼きにしても「HELP」にはならないそうです。今でも、この「HELP! 4人はアイドル」を語る中で、4人が手旗信号で「HELP」を表している、と思いこんでいる人が多いですが・・・。

参考までに、手旗信号の情報はここで確認を。
 
 
 
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2007年9月 8日 (土曜日)

何故か今日はビートルズ

台風一過である。今日は朝からスカッと晴れて、まだまだ吹き返しの風なのか、南風が強い。しかしながら、台風が連れてきた湿気が高くて、蒸し暑い。

今回の台風は結構強烈だった。960hPaとは思えない威力だったなあ。昨日は台風の影響で、朝の電車は大混乱。運行見合わせと、とりあえず動いてはいるけれど、間引き運転では、どうにもならない。しかも、風雨はまだまだ激しかったしね。

それでも午後からは回復。多摩川が警戒水域を越えたとかで、京浜東北線が運転見合わせで困ったが、午後から新子安までお仕事。その後、飲みに行って、結構、長々と話し込んでいたので、家に帰り着いたのは、日付が変わって、夜中の1時過ぎ。よって、ブログはお休みしました。

さて、今日は台風一過。昨日のお酒は良いお酒だったかして、スカッと気分の良い目覚め。そうそう、このところ、なぜかビートルズの資料を読み返している。

Abbey_load

高校時代〜大学時代、僕はビートルズが好きじゃなかった。評論家は、猫も杓子も「ロックの原点はビートルズ」と同じ言葉の繰り返し。高校時代、「それはちゃうやろう」と思った。「現代ポップスの原点であることは認めるが、ロックの原点と言い切るのは間違いである」。

しかも、高校〜大学時代、同じクラスや周りの女の子達は「好きな音楽は?」と訊かれたら、「ビートルズが好き」(なんと無難で個性のない答えだろう)という子が多かった。そんな女の子にアプローチをかける男と来たら「俺もビートルズが好きやねん」。おいおい、ビートルズは軟派の道具か。お前ら、ロックに対して自らのポリシーはないのか。しかし、悔しいことに、またそれはそれで、そんな女の子は喜ぶわけで、よって、天の邪鬼な僕は「俺はビートルズは嫌いや」。高校〜大学時代、一貫した僕のポリシーでした。これでは、女の子にもてるはずが無い(笑)。

振り返ると、1970年代、この時期は、ロックの音楽フォーマットが急激な変化と発展を遂げていった時期なので、僕の高校〜大学時代、ビートルズの音作り、コンセプトは、確かに古くなっていた。でも、その時代その時代の周りの音楽と比べずに、ビートルズという唯一無二、不世出なバンドの個性と音作りを純粋に感じるならば、これほどに偉大なバンドは無い。僕が、やっとこさ、ビートルズをしっかり聴いて、まともに評価し出したのは、この10年位前からである。

今日は、久しぶりに「アビーロード」(写真右)を聴く。この歳になって、何を今更、って感じがするアルバムで、人に「アビーロードを聴いている」と言うのも気恥ずかしいんだが、良いモノは良いから仕方がない。

このアルバムについては、あらゆるメディアで語られ尽くされているので、このバーチャル音楽喫茶「松和」のブログで改めて語るつもりはない。一言言えるのは、これで解散したのは、実に惜しいことだった、ということ。このまま、ストーンズのように、バンドを続けていたら、どんなアルバムをリリースし続けていったのだろう。その変化と発展。見たかった。聴きたかった。

この「アビーロード」聴くといつも思うんだけど、リンゴのドラムって上手いよな。実に個性があって、グルービーである。
 
 
 
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2007年9月 6日 (木曜日)

フュージョンの標準パターンです

台風来る。今、東の窓に、凄い風と雨が吹き付けて、ゴウゴウと音を立てている。まだ、伊豆半島辺りにいるはずなんだが、この激しい風雨はなんなんだ。おかげで、通勤の帰りは相当に疲れた。レインコートと登山用スパッツを用意していったので、さすがに上着とズボンの下の部分はまあまあ救われたが、ズボンの腿の部分はベトベト。台風は今日の夜中に、我が千葉県北西部地方に再接近する。我が家に被害の無いように祈るだけ。

純ジャズの話題が続いたので、今日はフュージョン。ちょっとスカッとするフュージョンが聴きたくて、iPodのジョグ・ダイヤルをグルグルしていたら、 Billy Cobham & George Duke Band の「Live on Tour In Eulope」(写真左)に気がついた。今日の通勤音楽はこれである。
 

Grorge_billy

 
Billy Cobham(ds)、George Duke(key・写真右)の双頭バンドによる、76年のヨーロッパツアーの様子を収録したアルバムです。フュージョン・ファンの中では有名なアルバムですよね。他のミュージシャンを見渡すと、ジョン・スコフィールド(g)、にアルフォンソ・ジョンソン(bs)が参加。4人とも、超絶技巧な野郎ばかり。演奏のテクニックと精度には比類無きものがあります。

2曲目の「Ivory Tattoo」のGeorge Dukeの弾き語り(?)には、ドン引きしますが、これ以外は、フュージョン演奏のスタンダードと言える演奏が続きます。とにかく、4人とも上手い。めくるめく超絶技巧の世界。70年代後半のフュージョンならではの、ジャズ畑からフュージョンに転身したミュージシャン達独特の「純ジャズ的フュージョン感覚」。テクニック優先のペラペラ・フュージョンと比較すると、とにかく、ミュージシャンのコテコテの個性と、他を寄せ付けない筋金入りのテクニックが、実に魅力的です。

とにかく、難しいことを何も考えずに、フュージョンの優秀なライブを楽しむことができます。70年代フュージョン・ファンにはお勧めです。フュージョン初心者には、2曲目の「Ivory Tattoo」のGeorge Dukeの弾き語り(?)が鬼門ですかね。

しかし、このアルバムのジャケット、改めて眺めてみると、気色悪いですね〜。このジャケット・デザインが、このアルバムの有名度合いを阻害しているのかもしれんなあ。確かに、今見ても気色悪い。誰がこんなデザインを採用したんだろう。
 
 
 
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2007年9月 5日 (水曜日)

真実は小説より奇なりとは・・・

台風が近づいている影響だろう、今日は、急に強い雨が降ったかと思ったら、急に晴れたり、またまた、急に雨が降ったと思ったら、止んでどんより曇ったり。とにかく忙しい天気である。台風は予報によると、明日の昼過ぎから明後日の朝にかけて、関東地方を南から北へ進むとか。明日の通勤は憂鬱である。

そんな天気で、凄い湿気を含んで、ムシムシする。というか、不快指数100%の状態。ちょっと歩いただけで汗が噴き出てくる。ここは熱帯か? このままだと気力が萎えてしまうので、気力を回復すべく、今日の通勤音楽は、かなり刺激的なジャズを選択する。ジャコ・パストリアス(b・写真右)、ジョン・マクラフリン(g)、トニー・ウィリアムス(ds)、という物凄いメンツによるスペシャル・ユニット「トリオ・オブ・ドゥーム」(写真左)の企画盤。

以前、「Havana Jam I」、「Havana Jam II」というオムニバス・アルバムに3曲のみ収録されたThe Trio of Doomのライブ。これ、初めて聴いた時、凄いと思った。ジャコのベースは完全に早弾きギター状態。狂気の沙汰である。マクラフリンは完全にトンガっていて、ジャコに相対。ジャコに凌駕されないマクラフリンも凄い。そして、一番凄いのが、トニー・ウイリアムスのドラム。この狂気の沙汰状態の二人を向こうに回し、対抗するどころか、煽りまくり、あろうことか、なんとかコントロールすらしている。

が、である。なんと「Havana Jam」に収録されていた音源は、実は、スタジオ・セッションにオーバー・ダブして人工的にライブ音源に仕上げたものだったことが、今回、この企画盤で判明したのです。つまり、オムニバス・アルバムに収められていたのは、実はライヴ録音ではなく、NYで録られたスタジオ録音で、「Havana Jam」でのライヴ音源は今回初めて公にされる、という「事実」です。「え〜っ」というしかない、驚愕の事実。

The_trio_of_doom

確かに、今回、初出の本当の「Havana Jam」のライブを聴くと、なぜスタジオで取り直したかが判るような気がする。「Dark Prince」のライブ音源を聴くと、明らかにおかしい。ベースのキーがギターと合っていない。というか、ギターは正しいが、ジャコのベースは完全に「狂っている」。演奏が進むにつれて、ますますおかしくなって、しまいには完全にバラバラ。ほとんど「終われない状態」。最後は、とうとうマクラフリンが、無理矢理テーマに再突入し、なんとかエンディングという感じ。逆の意味で、凄い緊張感。

後に続く曲もいずれも壊滅状態で、特に、ジャコのベースは「いってしまっている」。マクラフリンとトニーは、個人技でなんとかしのいで「弾きつないでいる」状態。これって、類い希なミュージシャン、マクラフリンとトニーだから、何とか持っているが、普通のミュージシャンなら完全に終わってる。それほど、ジャコは「狂っている」し、逆に、マクラフリンとトニーの演奏技術は、突出して優秀なことが証明された。このライブのジャコは酷い。「狂っている」としか思えない。

要するに実際のライブでの演奏があまりにも酷かったので、あとでスタジオでやり直したのだということ。もう既に、この頃、ジャコの精神は病んでいたということですね。百戦錬磨、少々のことでは動じないマクラフリンが、ライブの後、ジャコをおもいっきり怒鳴り散らしたというし、あの温厚誠実で知られるトニー・ウイリアムスが、スタジオでの取り直し時にですら、ジャコの態度と発言に対して、ジャコの胸ぐらを掴んで壁に押しつけた、ということだから、相当な状態だったんだろう。その時のマクラフリンの回想録を読むと、ジャコは完全に常軌を逸していたとしか思えない。

とはいえ、実はスタジオ録音だったバージョン(「Havana Jam」に収録されていたバージョン)は、素晴らしい演奏ですね。スタジオ録音の時点でも、ジャコは常軌を逸していたにもかかわらず、です。とにかく、すべての記録が、あるがままの状態で公式リリースされたということは良いことだと思います。マクラフリンも音楽家としての良心が、ずっと痛んでいたんでしょうね。怒髪天を衝く状態だった、亡くなったトニーも同じ思いだったでしょう。

最後に、もう一度整理すると、この企画盤に収録された、ライヴ音源5曲と「Para Oriente」のオルタネート・テイクの2曲が、今回初めてリリースされる未発表音源になります。決して、スタジオ音源は初出ではありません(笑)。いやはや、「真実は小説より奇なり」とはこのことですね。
 
 
 
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2007年9月 4日 (火曜日)

そうだ、京都、行こう・・・

台風が近づいている。このままでは関東直撃コース。嫌やなあ。台風直撃は恐怖である。今週の金曜日から土曜日に来るかな。外れて欲しいなあ。

さて、タイトルの「そうだ、京都、行こう」、別にJR西日本の宣伝の片棒を担いでいるわけでは無い。ジョン・コルトレーンの十八番だった「マイ・フェイバリット・シングス」。彼の演奏を聴く度に、頭の中に「そうだ、京都、行こう」が浮かんでは消えていくのだ。

そのコルトレーンの、ニューポート・ジャズ・フェスティバルにおけるライヴ録音をコンプリートした企画盤が発売された。その名も「My Favorite Things: Coltrane at Newport」(写真左)。オリジナル・アルバム「セルフレスネス」「ニューシング・アット・ニューポート」などに分散されていた、コルトレーンのニューポート・ジャズ・フェスティバルのライブを一枚のCDにまとめた企画盤。1963年7月13日、1965年7月2日「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」にて実況録音。

コルトレーンのライヴで最も人気のある「マイ・フェイヴァリット・シングス」を2曲収録。1963年は、ドラムがロイ・ヘインズ。1965年はエルヴィン・ジョーンズ。ロイとジョーンズのドラミングの違いが楽しめる。 従来のノーマルな演奏形式を踏襲しているコルトレーンには、エルビン・ジョーンズよりも、ロイ・ヘインズのドラミングの方が優れていると思う。特に、1963年の「マイ・フェイバリット・シングス」は、コルトレーンとヘインズの組合せが実に優れていて、数ある「マイ・フェイバリット・シングス」の演奏の中で、僕は最高の演奏だと思う。

 Coltrane_at_newport

1963年と1965年で、コルトレーンの奏法の違いも明確。1963年の演奏は、従来のノーマルな演奏形式のピークで、ただただ「素晴らしい」の一言。1965年になると、エモーショナルでスピリチュアルな、激情的な咆哮が中心となり、当時の時代の要請とはいえ、今となっては、何故このような奏法が必要だったのか、少し疑問に感じたりする。

1曲目のバラード「アイ・ウォント・トーク・アバウト・ユー」の演奏が素晴らしい。コルトレーンのサックスのテクニックの素晴らしさが堪能できる。確かに上手い。凄く上手い。感情移入も適度で、高度なテクニックにいやらしさが全く無い。このバラード演奏を聴くと、いかにコルトレーンが、不世出の演奏家だったがが理解できる。この「アイ・ウォント・トーク・アバウト・ユー」を改めて聴くことが出来るのが、この企画盤の嬉しい不意打ちである。

1963年の「マイ・フェイバリット・シングス」を聴くと、コルトレーンが、冒頭はテーマをテナー・サックスで吹いて、その後、マイクからオフになるので、どうしたのかな、と思って聴いていると、ソプラノ・サックスの音がズバッと入ってくる。マイクから離れて、テナーからソプラノに持ち替えたんですね。こういうドキュメント性は、ライブ録音ならではの楽しみです。

「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」でのコルトレーンの正式録音が、一枚のCDで通して聴ける。これって、結構、良いんですよ。でも、ジャズ初心者の方には、ちょっとハードかな。

ジャズ初心者の方が、コルトレーンの素晴らしさに触れるのには、やはり、初期のリーダー作「コルトレーン」「ブルートレイン」「ソウルトレーン」あたりがお勧めですね。そして、「ソウルトレーン」のラスト曲「ロシアの子守歌」の、コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれる高速演奏が苦痛で無く、優れた演奏として聴こえ始めたら、この「My Favorite Things: Coltrane at Newport」をどうぞ。

コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」のテーマ演奏を聴いて、決まって、「そうだ、京都、行こう」を連想。どうもいかんな〜、と想いながら、1963年の演奏に惹き込まれる。逆に「そうだ、京都、行こう」のコマーシャルを見て、「マイ・フェイバリット・シングス」のテーマを聴いて、コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」を思い出す。意外とこの連想連鎖、幸せ感を感じる。
 
 
 
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2007年9月 3日 (月曜日)

弾むように、跳ねるように・・・

ふふふっ、涼しくなったねえ。朝と夜は、もう完全に秋である。涼しい風が吹き抜けて、窓を開けっ放して、清々しい陽気である。日中は、日差しがきついので、少しモワッとするが問題ない。もう夏のスーツの上着を着て、ネクタイを締めても苦痛では無くなった。夏も終わりである。

さて、これだけ涼しくなると、通勤音楽はジャズになる。今日は、久しぶりに「ジャズの名盤」シリーズである。ハンプトン・ホーズを聴いている。今日は「ザ・トリオ Vol. 3」(写真左)を集中して聴く。可愛いワニのイラストのジャケット。このジャケットだけでも、このアルバムはOKである。ワニがジャズを聴いて、指で机を叩いて、リズムを取っている。う〜ん、良いジャケットだ。

リーダーのハンプトン・ホーズのピアノは、ハード・バップというよりは、ビ・バップに近い。スピード感溢れる、瞬間芸的な閃きのソロは、ビ・バップそのもの。明快なオフビートで、弾むように、跳ねるように弾く手癖。早い弾き回しの時、後ろに粘る感じが独特である。しかし、粘る感じはあるが、決してファンキーでは無い。黒くは無い。ウエストコースト・ジャズ独特の洗練された都会的な雰囲気は、ハンプトン・ホーズの独特な節回しにも、十分に感じられる。イーストコースト・ジャズには無い「乾いた感覚」。
 

Hampton_hawes_1_3

 
そのホーズの特徴は「ザ・トリオ Vol.1」(写真右)の方が判りやすい。速い弾き回しの曲が多く、ホーズのピアノの特徴が満載。左手は中音域〜低音域が多く、重心が低い、重厚な雰囲気が強い。男を感じさせるバップ・ピアノである。

明快なオフビートで、弾むように、跳ねるように弾き、後ろに粘る感じがあるのにファンキーでは無い。逆に、ドライな感じがするピアノなので、バラードでも、ゴツゴツして粘っこく、決して、ウェットな演奏にはならない。エバンス派のバラード演奏が前提で評価すると、「ハンプトン・ホーズはバラードに難点がある」という評価になるんだろう。僕はそうは思わない。ホーズの個性で弾くバラード、これはこれで個性があって面白い。

話を「ザ・トリオ Vol. 3」に戻そう。これは、1956年1月25日のセッション。メンバーは「ザ・トリオ Vol.1」と同じメンバー。Hampton Hawes(p), Red Mitchell(b), Chuck Thompson(ds)。「チュニジアの夜」「アイ・リメンバー・ユー」「恋人よ我に帰れ」などのスタンダードが実に心地良い。「ザ・トリオ Vol.1」より、洗練され、耳当たりが良く、リラックスして聴けるところが「また良し」。

ハンプトン・ホーズ。戦後、駐留軍の兵士として来日していた。「ウマさん」と呼ばれ、慕われ、日本のジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えたと言われている。彼の「乾いたロマンチシズム」。日本人に近いものを感じる。「ウマさん」、日本人ミュージシャンが、彼を、彼のプレイを慕った気持ち、判る様な気がする。
 
 
 
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2007年9月 2日 (日曜日)

涼しくなってビッグバンド・・・

早朝、寒くて目が覚めた。もう昨日から全くエアコンも必要無くなって、とにかく涼しい千葉県北西部地方。昨晩、寝る時から、ちょっと涼しいかなあ、と思って寝たら、案の定、朝5時頃、寒くて目が覚めた。朝、日が昇っても、気温はなかなか上がらず、風は東風から北風がやや強くて、とにかく涼しい。窓を開けて風が通ると、半袖では寒いので、長袖で一日を過ごした。

これだけ、涼しくなると、音楽を聴く意欲がモリモリ湧いてくる。これだけ涼しくなると、ジャズだ、それも、ビッグバンド・ジャズだ(そ〜なんか?)。
 

Dizzy_newport

 
先月に入手しておいた、ディジー・ガレスピーの「At Newport」を聴く時がきた。構成は通常盤CDと同じ、1957年7月6日のライブ録音で、「Dizzy Gillespie At Newport」と「Dizzy Gillespie with Mary Lou Williams/ Count Basie with Joe Williams At Newport」に分散されていた、1957年ニューポートでの、ディジー・ガレスピー・ビッグバンドの演奏を一つにまとめたもの。通常盤との違いは、50周年記念盤として、最新のリマスターを施したこととデジパック仕様だということ。

さすが、最新のリマスターを施されただけあって、音が良い。楽器毎の分離が良くなり、音の躍動感が違う。ビッグバンドを聴くには、ある程度の音の良さは必須である。このディジー・ガレスピーの「At Newport」も、初期の頃のCDは、なんとなく音がモコっとしていて、音の立ち上がりが悪く、ビッグバンドの疾走感、ドライブ感が損なわれていた。今回入手した、50周年記念盤は、1957年のライブ録音にしては音が良い。ビッグバンドの良さを堪能できる。

1957年、歴代でも最高のメンバーを揃えたディジー・ガレスピー・ビッグバンドの記録。リー・モーガン、ウィントン・ケリー、ベニー・ゴルソン等、当時、まだまだ新進気鋭の若手ミュージシャン。ディジーも熱演。ハード・バップを推進する「ハード・バッパー」達が中心のビッグバンド。スイング時代から進化してきた、デューク・エリントン楽団、カウント・ベイシー楽団とは印象が違う。初心者の方が、ビッグバンドを経験するには、この辺りから入っていくも、お勧めですね(ビッグバンドは、決して、デューク・エリントン楽団、カウント・ベイシー楽団というど真ん中から入らないで下さいね)。

涼しくなって、ビッグバンド。涼しい風に吹かれながら、ビッグバンド。う〜ん、良い季節になってきたぞ〜。
 
 
 
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2007年9月 1日 (土曜日)

チキンラーメンとWestcoast

昨日は、急な仕事が入って、遅くまで残業。やっとのことで、仕事が終わって、お疲れ様〜ということで、皆で飲みに行って、久しぶりに最終電車乗り継ぎパターンでの帰宅でしたので、急遽、ブログをお休みしました m(_ _)m。

さて、我が千葉県北西部地方、今朝、目覚めて窓を開けたら「さぶっ」。かなり強い東風が吹いて肌寒い。窓を開け放した部屋の中では、半袖ではちょっと肌寒い。天気はどんより曇り空でパッとしないが、涼しいのは良いことだ。午前中、にわか雨も降って、もう夏の天気では無い。酷暑は去った。今日の夕方などは、完全に秋の気配である。

天気の状況を見てみれば、東京の最高気温は24.4度。札幌が26.8度。今日は、札幌より涼しいということになる。他の地域に目を向けると、名古屋以西が、軒並み30度越え。私の故郷の大阪などは32.1度。う〜ん、まだまだ夏やねえ。暑いねえ。我が故郷、大阪の皆さん、頑張って下さい。静岡県辺りまで、秋の気配はやってきています。

これだけ涼しくなると、食べたいものもバリエーションが出てくる。涼しくなると、インスタント・ラーメンでしょう(そ〜なんか?)。今日のお昼は、久しぶりにチキンラーメンを食しました。最近、チキンラーメンのTVコマーシャルで、仲間由紀恵さんがやっている、カレー粉とスライスチーズ(とろけるタイプ)の「インド風チキン」(写真右)。コマーシャルを見ていると、なんだか美味そうで、今日実行してみました。

これが、なかなかイケル。カレー粉の香りがとても香ばしく、とろけるチーズ部分がチキンスープと相まって、特に美味しい。そして、このチーズと卵が混ざってくるところがまた美味い。チーズでちょっと洋風、でもカレー粉風味でインド風。確かに「神秘的」な味です。しばらく病みつきになりそうです(笑)。

Linda_chikin

これだけ涼しくなると、音楽を聴く意欲もどんどん出てくる。夏の終わり、秋の気配、気持ち良い涼しさに恵まれると、気分は「ウエストコースト・ロック」である(そ〜なんか?)。

たまたま、良いタイミングで、リンダ・ロンシュタットの「Don't Cry Now」(写真左)を手に入れた。もちろん、Mobile Fidelity社のリマスター&リイシューである(笑)。Mobile Fidelity(モービル・フィデリティ)とは、高音質/高品質で知られる信頼のブランド。Mobile Fidelityの手掛ける作品は、独自のマスタリング技術を駆使したワン・ランク上の逸品で、かつ「24 KT Gold CD」。

このリンダの「Don't Cry Now」、さすがMobile Fidelity社謹製だけあって、その音は素晴らしい、というか凄まじい。現行プラ盤なんて全く目じゃない。現行プラ盤から一枚ベールを剥いだようなクリアーさで、目の前で、リンダが歌い、目の前で、バックが演奏を聴かせるかのような臨場感。楽器ひとつひとつの分離と粒立ちが良く、躍動感がある。これほどまでに、リマスターの技術でCDの音は変わるのか、と改めてビックリした。

これだけ音が良いと、心からリンダ・ロンシュタットの世界を堪能できるというもの。この「Don't Cry Now」、リンダが、ちょっと不安定な部分を残しつつ、魅力的な可愛い声で力強く歌うところが「まず良い」。演奏全体の印象は、ちょっとルーズながら、カラッと乾いた音が魅力。

全編を通して、カントリー・ロック的な内容が中心ですが、従来のカントリー・ミュージック独特のアクが無く、サラッとしたポップな雰囲気、これが「また良い」。適度にラフな部分があって、手作り感のあるアルバムで、僕のお気に入り。全編、リンダ・ロンシュタットのボーカルの魅力満載の優秀盤です。

今日は、圧倒的に涼しい気候に恵まれ、気分は「チキンラーメンとウエストコースト」な一日でした(笑)。
 
 
 
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