夜明けの雨はミルク色〜、っと
暑いなあ。実に蒸し暑い。もう、言い飽きたんだけど、やっぱり暑い。明日は、曇りのち雨の天気予報。日差しが無い分、気温は下がるみたい。我が千葉県北西部地方は、本格的な雨に見放されて久しい。カラカラである。明日は、是非とも、雨が降って欲しいものだ。
さて、昨日は、会社で、急な飲み会のお誘いがあって、急遽、参加決定。結構、長々と飲んでいて、家に帰り着いたのが、夜23時過ぎ。暑い夜道を汗をかきかき歩いて帰って、もうグロッキー。ブログはお休みさせていただきました。
この酷暑続きの今年の夏。もう今週は、朝から激しく蒸し暑い。よって、通勤音楽は、ジャズでもロックでも無い。今週は、ず〜っと「70年代Jポップ」。日本の歌、日本の曲である。実は昨日から、通勤音楽は「荒井由実」。荒井由実時代のアルバムは、どれも良い内容であるが、僕は、ファースト・アルバムの「ひこうき雲」と、荒井由実としては、ラスト・アルバムの「14番目の月」がお気に入り。
特に「ひこうき雲」(写真左)は、デビューしたばかりのシンガー・ソング・ライターとしての「瑞々しい」感性が溢れている。どの曲も「作られた」感じがしない。荒井由実の才能だけで書かれた「天才そのまま」の楽曲がズラリ並んでいる。表題曲の「ひこうき雲」は絶対的な名曲で、この曲について、多くを語るつもりは無い。聴けば判る。
僕はこの「ひこうき雲」ってアルバムは、ユーミンとしては珍しい、バリバリの「メルヘン・ソング」が、幾つか入っているところが気に入っている。ユーミンに乙女チックな「メルヘン・ソング」は似合わないと常々思っているが、このデビュー・アルバムには入っているんですね。「ベルベット・イースター」「雨の街を」「紙ヒコーキ」、この3曲は、後の松任谷由実時代には絶対に聴くことに出来ない「メルヘン・ソング」。
特に「雨の街を」は名曲。出だしの歌詞「夜明けの雨はミルク色 静かな街に ささやきながら 降りて来る 妖精たちよ」。これ、初めて聴いたとき「ウヘ〜っ」と感嘆した。この「夜明けの雨はミルク色」なんて歌詞、凡人には出ません。この出だしの歌詞だけ見ても、いかに、当時、荒井由実は天才だったが判ります。「四畳半フォーク」全盛時代に、この歌詞は驚きの一言でした。
そして「ベルベット・イースター」。これは曲にビックリ。当時、今まで聴いたことのないコード進行と曲調。ギターで作曲した曲では無い。ピアノじゃないと、クラシックの素養がないと生まれない曲。そして、サビの歌詞「空がとってもひくい 天使が降りて来そうなほど いちばん好きな季節 いつもとちがう日曜日なの」。日本語の選び方が絶妙。こんな歌詞、書けまへん。そして、なんてメルヘンチックな歌詞なんだろう。ちょっと、こっぱずかしくなるような「メルヘン・ソング」。素晴らしい。
最後に余談になりますが、「きっと言える」という曲。曲中ずっと転調を繰り返す凄い曲で、当時のユーミンの凄みを感じて、暫く、聴くのが怖かった曲です(笑)。
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