最近のトラックバック

« 1980年を思い出した・・・ | トップページ | AOR的ギター・フュージョン »

2007年7月 9日 (月曜日)

日本人もなかなかやぞ〜

アジアカップ初戦、日本×カタール戦の前半を見ていて、イライラがつのって、爆発寸前の松和のマスターです。ええかげんにせえや、もうジーコ・ジャパンの「体たらく」の二の舞はゴメンやで〜。蒸し暑いのはわかるけど、チャレンジ精神の欠如とイマジネーションの欠如だけはなんとかせえや。45分走れなんて言わんけど、緩急つけたトータル・フットボールと、いかないもんですかね〜。

さて、話は急に変わって、ジャズ・ピアノのソロに話になる。ジャズのソロ・ピアノというと、キース・ジャレットが有名である。彼はかなりの数のソロ・アルバムを出しているが、どれもが、ジャズ・ピアノの語法とクラシックの語法をミックスした独特の音作りで、水準以上の素晴らしいものばかりである。

キース以外で、ソロ・ピアノでの有名どころは、モダン・ジャズ・ピアノの巨匠、ビル・エバンス。キースとは全く異なる、あくまで純粋に、ジャズ・ピアノの語法のみでの素晴らしいソロ・ピアノを聴かせてくれる。その他、数はアルバムの数は少なくなるが、チック・コリア、ハービー・ハンコック、レイ・ブライアント、オスカー・ピーターソンと、ジャズ・ピアノの有名どころは、それぞれ、素晴らしいソロ・ピアノのアルバムを出している。

Watarase

それでは、日本のジャズ・ピアニストって、どうなんだろう。ジャズ・ピアニストの有名どころと比肩するレベルの、ソロ・ピアノのアルバムはあるんだろうか。これが、あるんですねえ。それは、板橋文夫の「渡良瀬」。1982年リリースの、LP時代は「幻の名盤」と言われた、日本人ジャズのソロ・ピアノの秀作である。

板橋文夫。国立音大在学中よりジャズに興味を持ち、活動を始め、渡辺貞夫クィンテットにてプロデビューを果たす。その後日野皓正、森山威男グループに参加する一方、自己のトリオでも活躍し、1982年には、ソロアルバム『渡良瀬』を発表。1985〜87年にはエルビンジョーンズ・ジャズマシーンのワールドツアーに参加。他にもレイ・アンダーソン(Tb)など世界的なミュージシャンとのワールドツアー行い国際的に活躍。

この1982年リリースの「渡良瀬」。いいですよ〜、これ。日本人によるジャズでのソロ・ピアノなので、「和」が基本という先入観がありますが、そうではありません。ジャズの伝統の根幹である、アメリカン・ルーツ・ミュージックの要素もしっかり押さえて、時には、フリー・ジャズの要素も散りばめ、しっかりとジャズの基本を押さえた上で、そこはかとない、日本人のDNAを揺さぶる旋律と、墨絵を見るような、メリハリが効いてはいるが、大仰ではない、「侘びさび」の世界を彷彿とさせる「抑揚と強弱」とが、他の「ジャズ・ソロ・ピアノ」と一線を画する。

冒頭の「いつか王子様が」の繊細な音の紡ぎ方、5曲目の「渡良瀬」の日本の原風景を彷彿とさせる音作り、ラストの「グッドバイ」の美旋律。旺盛なチャレンジ精神と溢れんばかりのイマジネーション。全編通じて、世界に通じる、日本人を代表する「ジャズ・ソロ・ピアノ」の名盤です。
 
日本×カタールの試合結果が入ってきた。くそ〜、引き分けか〜。あかんな〜、このままでは・・・。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

« 1980年を思い出した・・・ | トップページ | AOR的ギター・フュージョン »

コメント

「渡良瀬」、お小遣い貯めて買おうと、頑張ってます^^。(こつこつ貯金)

yurikoさん、ど〜も。松和のマスターです。

「渡良瀬」良いですよ〜。頑張ってゲットして下さいね〜。

そうそう、yurikoさん、前に、ブログで「渡良瀬」についてコメント
されてましたよね。う〜ん、高田馬場のマイルストーンだったかなあ。

あのyurikoさんの記事で、それまで、ちょっと忘れていた「渡良瀬」
の存在を思い出しました。ありがとう。

最近、ちょくちょく、リラックスしたい時に聴いています。
 

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/7087367

この記事へのトラックバック一覧です: 日本人もなかなかやぞ〜:

« 1980年を思い出した・・・ | トップページ | AOR的ギター・フュージョン »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ