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2007年7月 5日 (木曜日)

Deep Purpleもライブが良い

ディープ・パープルの「ライブ・イン・パリ」を手に入れた。第3期ディープ・パープルの貴重なライヴ音源、第3期ディープ・パープル、リッチー・ブラックモア在籍時最後のパフォーマンス。

ディープ・パープルは、オリジナル・アルバムも良いが、僕は、ライブ・アルバムが一番。彼らの特徴、彼らの個性を感じられてとても良い、と思っている。代表的な例は、第2期ディープ・パープルの最高傑作の誉れも高い「ライブ・イン・ジャパン」。これは、徹頭徹尾、ハード・ロックの構築美が、ライブ・アルバムという奇跡的な形で保存された、素晴らしい記録である。

今回、手に入れた「ライブ・イン・パリ」。第3期ディープ・パープルの貴重なライヴ音源、第3期ディープ・パープル、リッチー・ブラックモア在籍時最後のパフォーマンス。内容はと言えば、これが素晴らしい。ネットの一般の人々の評価を見ると、かなり評価が分かれているみたいだけれど、僕は評価します。

Dp_paris

冒頭のチューニング2分間は、いいかげんにしろや、って感じなんだけど、いきなり「バーン」に入るスリリングなひととき、そして、この「バーン」の疾走感。アブストラクト寸前のリッチー・ブラックモアのギター・ソロ。そして、それに絡むジョン・ロードのオルガン。やっぱ、ディープ・パープルって、リッチーとロードが、お揃いで存在しないと「ディープ・パープル」ではない。僕の見解はこれ。

リッチーもプロなので、観客が溢れんばかりに見に来ているライブで、リーダーシップがとれなくなって、バンドに嫌気がさしていたからといって、いい加減な演奏をする「たま」では無い。そんなことで、いい加減な演奏をする男だなんて、リッチーに失礼千万。

ライブだから、エラーもあるし、のらないまま終わる曲もあるだろう。でも、僕は、この「ライブ・イン・パリ」の、第3期ディープ・パープルの演奏は、熱くて、疾走感があって、崩れ落ちる寸前のギリギリの緊張感がある、これも、ディープ・パープルの名盤のひとつとして数えられるべきアルバムでしょう。

冒頭の「バーン」や「スモーク・オン・ザ・ウォーター」そして「ハイウェイ・スター」。往年の名曲の、この第3期メンバーならではの演奏が楽しい。とはいえ、全編通じて、ハード・ロックの完成形のひとつを追体験できる、素晴らしいアルバムだと思います。
 
 
 
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コメント

「Live In Paris1975」もいいですが「MKⅢ FINAL CONCERT」もおすすめですよ

はじめまして、石川さん。松和のマスターです。

う〜ん、「MKⅢ FINAL CONCERT」は聴いたことがありません。パープルって、
後から発売されたライブアルバムが沢山あるので、ちょっと全てをフォロー
するのが辛いんですよね(財政的にですが・・・笑)。
でも、お勧めと聞いて、なんだか聴きたくなってきました。予算化して
近々入手すべく努力してみます。

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