ウエストコースト・ロックの源
昨日、僕にとって、会社でとてもお世話になった方の「勇退記念宴会」に出席した。また一人、お世話になった方が勇退される。直接、指導いただいたのは、通算2年弱だったが、この歳になって、いい勉強になったとは言わないが、僕にとって良い経験をさせていただいた。勇退後も別の仕事をされるとのこと。引き続き、お付き合いいただきたい大先輩である。
次々とお世話になった方々が勇退されるので、このところ、かなり寂しい思いがつのる日々。こんな気分の時は、なぜだかジャズを聴く気がしない。なぜだか判らないのだが、遠く高校時代に聴いた、聴いて感動したロックなどを聴いて、さらに寂しくなるのが、僕の悪いクセ。
今日は久しぶりに「クロスビー・スティルス&ナッシュ」(写真左)を聴いた。高校2年の時だったかなあ。偶然、FM雑誌の番組表でこのアルバムを見つけた。最初はあんまり興味は無かったんだが、これも勉強だと思って、エアチェックした。
そして、プレイバックした時、これは今まで聴いてきた(ちょっと大袈裟でたった1年の経験だけど)プログレでも無い、ハードロックでも無い、フォーキーな音世界。コーラスが素晴らしい、でも、当時人気のコーラスグループ、レターメンの様に、綺麗でポップなだけではない、ビートにのったロックが底にあり、その曲作りは、当時聴いていた曲とは全く違った、複雑なコード進行でありながら、なぜがシンプル、コーラスの重ね方が不思議な重ね方で、凄く斬新な感じがした。
冒頭の「青い眼のジュティ」には、ぶっとんだ。こんな疾走感溢れるコーラスは知らない。スピード感が凄い。「マラケッシュ行急行」の「ちょっとねじれたポップ感」。これはクセになる。「木の舟」は、誰もが言うが、名曲中の名曲だ。「木の舟」を聴く度に、その歌詞を咀嚼する度に、おそらく僕だけだろう、なぜだか寂しくなる。その雰囲気は、青空の中に、ポッカリ浮かんだ真っ白い雲の様な寂しさ。どうしようもない寂しさ。それでも、なぜか明日を感じさせる寂しさ。
このところ、心寂しくなる出来事が多い。そういう事が起こり易くなる年齢に差し掛かったんだろうけど、そこに、傍らにいた人たちが、徐々にいなくなっていくこと、徐々に離れていくことって、やっぱり寂しい。どうしようもないことだけど、避けようのないことだけど、ね。
なんだか心寂しい今日この頃、今日は、久しぶりに「クロスビー・スティルス&ナッシュ」を聴いた。そして「木の舟」を聴く。遠く高校時代に聴いて感動したロックなどを聴いて、さらに寂しくなる。それが、僕の悪いクセ。
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