« 疲れたらグラム・ロック | トップページ | 今日はお休みです・・・ »

2007年6月28日 (木曜日)

これはちょっとクセになる

最近、蒸し暑い日が続いている。朝もなんとなく蒸し暑く、会社の帰り、夜のムシムシした空気の中を歩くと、汗がジワリとにじんできて、気持ちが悪い。改めて思うのは、日本の夏って、高温多湿だよな。不快指数も高いし、けっして、住み良い季節ではない。

そんな中、今日、通勤音楽として聴いたアルバムが、「ジミー・ジュフリー3」(写真左)。ジミー・ジュフリー(cl,ts,bs)、ジム・ホール(g)、ラルフ・ペナ(b)の変則トリオの演奏である。

ジミー・ジュフリー。1921年テキサス生れのサックス、クラリネット奏者。1950年代にウエストコーストで活躍した後にJim Hallとトリオを結成。1958年にはベースの代りにBob Brookmeyerを加えた変則トリオで、映画「真夏の夜のジャズ」にも出演しています。14歳の頃から、8年間作曲を学ぶなど、ちょっとアカデミックなリード奏者です。

Jimmy_giuffre3

「真夏の夜のジャズ」といえば、1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバル3日間の模様を1日の出来事として編集したドキュメンタリー映画。この映画の冒頭のジミー・ジュフリー・トリオって、これが、意外と格好良い。シンプルで、一見(一聴?)クールな演奏ではあるけど、密かにホットで、ダウン・トゥ・アースな雰囲気がなんだか魅力的で、妙に印象に残っています。このオープニング・テーマの 「The Train And The River」が、「ジミー・ジュフリー3」に収録されています。

この「ジミー・ジュフリー3」ってアルバム、一般的には、評判は芳しくなく、「眠たい」とか「だるい」とか「スイングしない」とか「スリリングでない」とか、ネットでは手厳しい評価が目につきますが、そこまで言わなくても、と僕は思います。トリオというフォーマットで、アンサンブルの格好良さと、それぞれのソロの魅力を両立させているところは、なかなか良いですよ。

クールな演奏が中心なので、スイング感が感じにくいのですが、この「ジミー・ジュフリー3」では、しっかりとスイングしています。スイングするだけでなく、フォーキーで牧歌的な雰囲気、間を活かした柔らかなサウンド、シンプルな中にジンワリと染みこむような味わい。この「ジミー・ジュフリー3」の様なトリオ編成、トリオ演奏は、他に類が無く、のんびり、ゆったりした気分で聴いていると、これはちょっとクセになります。

「ジミー・ジュフリー3」。変則トリオの絶妙なアンサンブルもさることながら、フォーク調で牧歌的、ゴスペル風なダウン・トゥ・アースな演奏が小粋な、リスナーからすると好き嫌いの差が激しい、ちょっとマニアックなアルバムですね。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

« 疲れたらグラム・ロック | トップページ | 今日はお休みです・・・ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: これはちょっとクセになる:

« 疲れたらグラム・ロック | トップページ | 今日はお休みです・・・ »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー