« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月の記事

2007年6月30日 (土曜日)

札幌は梅雨空だった・・・

北海道には梅雨が無い、といわれる。全く「無い」という訳では無いが、本州以南に梅雨前線が停滞している間は、確かに北海道には梅雨が無い。このところ、東京はかなり蒸し暑く、ちょっと辟易していたので、今回の札幌出張では、カラッと晴れた、湿度の低い、爽やかな天気を期待して、飛行機に乗ったのだが・・・・。

新千歳空港に着いたら、どんより曇り空で霧雨が降っていた。これじゃあ、東京の梅雨空と変われへんやないか。でも、湿度は東京と比べてグッと低い。

でも、札幌に着いて、タクシーに乗ったら、タクシーの女性運転手さん(これがなんと、かなり可愛かった・・・ビバ、札幌!)いわく、「昨日から札幌は、湿度が高くてジメジメしていて、大変なんですよ〜」。は〜っ、この湿度でジメジメか〜。きっと、北海道の人たちが東京に住んだら、3日くらいで、バテて寝込んでしまうに違いない。

昨日は、しっかり仕事をして、しっかり飲んで遊んで、今日は土曜日。そう言えば、この札幌詣でが始まったのが、今年の1月。既に札幌出張は8回を数えるが、出張した翌日が休みというシチュエーションって、今回が初めて。ということで、朝、ぶらぶら、大通公園から札幌駅に歩いて行くことにして、ほんのちょっとだけ、札幌観光としゃれ込んだ。

Tokeidai

さて、今回の出張の往復の飛行機の中、オーディオ番組で、なかなかのメニューの番組を見つけた。題して「Jポップ・クラシックス・70年代のヒットソング」。以下の曲たちが、ずら〜っと並んで、70年代Jポップ・ファンの私としては、涙涙のプログラムで、大満足。
 
1.危険なふたり(沢田研二)   2.芽ばえ(麻丘めぐみ)
3.岬めぐり(山本コウタローとウィークエンド)
4.ねこの森には帰れない(谷山浩子)    5.妹(かぐや姫)
6.雨の物語(イルカ)    7.赤いハイヒール(太田裕美)
8.雨に泣いてる(柳ジョージ&レイニーウッド)  
9.宿無し(世良公則&ツイスト)
10.サイクリング・ブギ(サディスティック・ミカ・バンド)
11.港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)
12.飛んでイスタンブール(庄野真代)  13.ダンスはうまく踊れない(石川セリ)
14.気絶するほど悩ましい(Char)  15.アメリカン・フィーリング(サーカス)
16.暑中お見舞い申し上げます(キャンディーズ)   17.17才(南沙織)

1973年あたりから1979年あたりまででの、良い選曲である。特に、「ねこの森には帰れない」「雨の物語」「気絶するほど悩ましい」「アメリカン・フィーリング」、このあたりの選曲は、なかなか通好みでなかなか渋い。

個人的にも思い入れのある曲(まあ、高校時代から大学時代の曲なので、XXがらみが多いですが・・・)が多くて、なんか、はにかんでしまうというか、しみじみしてしまうというか、照れくさいというか・・・・。

いや〜、バーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」で流れているような、実に僕好みの曲が並んでいて、往復の飛行機の中で堪能させていただきました。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月29日 (金曜日)

今日はお休みです・・・

今日から出張ですので、バーチャル音楽喫茶「松和」は、お休みとさせていただきます。
 
今日は天気が悪い。仕事なので、天気の良し悪しは関係ないんですが、せめて移動する時の車窓からの風景くらいは、カラッと晴れた夏の風景が見たかったなあ。

お休みは今日だけで、明日は再開できる見通しです。

それでは、また、明日・・・。
 
 
Close_24_1

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

2007年6月28日 (木曜日)

これはちょっとクセになる

最近、蒸し暑い日が続いている。朝もなんとなく蒸し暑く、会社の帰り、夜のムシムシした空気の中を歩くと、汗がジワリとにじんできて、気持ちが悪い。改めて思うのは、日本の夏って、高温多湿だよな。不快指数も高いし、けっして、住み良い季節ではない。

そんな中、今日、通勤音楽として聴いたアルバムが、「ジミー・ジュフリー3」(写真左)。ジミー・ジュフリー(cl,ts,bs)、ジム・ホール(g)、ラルフ・ペナ(b)の変則トリオの演奏である。

ジミー・ジュフリー。1921年テキサス生れのサックス、クラリネット奏者。1950年代にウエストコーストで活躍した後にJim Hallとトリオを結成。1958年にはベースの代りにBob Brookmeyerを加えた変則トリオで、映画「真夏の夜のジャズ」にも出演しています。14歳の頃から、8年間作曲を学ぶなど、ちょっとアカデミックなリード奏者です。

Jimmy_giuffre3

「真夏の夜のジャズ」といえば、1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバル3日間の模様を1日の出来事として編集したドキュメンタリー映画。この映画の冒頭のジミー・ジュフリー・トリオって、これが、意外と格好良い。シンプルで、一見(一聴?)クールな演奏ではあるけど、密かにホットで、ダウン・トゥ・アースな雰囲気がなんだか魅力的で、妙に印象に残っています。このオープニング・テーマの 「The Train And The River」が、「ジミー・ジュフリー3」に収録されています。

この「ジミー・ジュフリー3」ってアルバム、一般的には、評判は芳しくなく、「眠たい」とか「だるい」とか「スイングしない」とか「スリリングでない」とか、ネットでは手厳しい評価が目につきますが、そこまで言わなくても、と僕は思います。トリオというフォーマットで、アンサンブルの格好良さと、それぞれのソロの魅力を両立させているところは、なかなか良いですよ。

クールな演奏が中心なので、スイング感が感じにくいのですが、この「ジミー・ジュフリー3」では、しっかりとスイングしています。スイングするだけでなく、フォーキーで牧歌的な雰囲気、間を活かした柔らかなサウンド、シンプルな中にジンワリと染みこむような味わい。この「ジミー・ジュフリー3」の様なトリオ編成、トリオ演奏は、他に類が無く、のんびり、ゆったりした気分で聴いていると、これはちょっとクセになります。

「ジミー・ジュフリー3」。変則トリオの絶妙なアンサンブルもさることながら、フォーク調で牧歌的、ゴスペル風なダウン・トゥ・アースな演奏が小粋な、リスナーからすると好き嫌いの差が激しい、ちょっとマニアックなアルバムですね。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月27日 (水曜日)

疲れたらグラム・ロック

今日は、とりわけ疲れた。頭を使って読みを入れざるを得ない、まあ、相手が素人っぽいというか、子供というか、おおよそ、地方の雄とは思えない、子供みたいな「いやがらせ」に相対するはめになって、疲れた。

まあ、お客さんだから仕方が無いのだけれど、もうちょっと知恵を働かせて、こちらからしても「なるほど、そういう、いやがらせもあるのか」と感心するような「いやがらせ」に出会いたかったものだ。とにかく、子供みたいな「いやがらせ」で何をか言わんやって感じで、なんだか本気で相手をするのも、かったるしい。
 

Motto

 
なんだか、レベルの低い話で疲れた時は、グラムだ、グラム・ロックだ。グラムが一番。適度に刺激があって、スタイリストで格好いい。ということで、今日の通勤音楽は「モット・ザ・フープル」。「すべての若き野郎ども」と「ロックンロール黄金時代」を聴く。

いや〜、格好いいね。グラムやねえ。男気があって、粋があって、メリハリが効いていて、実に良い。これぞ、グラム。特に、デビッド・ボウイがプロデュースした「全ての若き野郎ども」が特に良い。粋で、メリハリが効いて、味がある。これぞ、グラム・ロックの名盤の一枚。

疲れたらグラム・ロック。その粋な世界とメリハリがある音を聴いて、疲れた精神を立て直す。やっぱ、70年代ロックっていいね。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

2007年6月26日 (火曜日)

良い意味で、スイングの権化

蒸し暑い一日。朝からどんより曇り空。梅雨の季節らしい空模様。朝、会社へ行く道すがら、紫陽花の花が綺麗に咲いている。この季節ならではの風景。曇り空、雨空はあんまり好きじゃないけど、この紫陽花を見ると、この季節も良いものだと思いますね。

一昨日、ジャズ・ピアノの大御所、オスカー・ピーターソンの体調不良の記事をご紹介したが、なんだか、彼の健康状態が気になってねえ。心配なんだけど、ピーターソンにエールを送る気持ちで、彼のリーダー・アルバムを順番に聴き返している。

今日の通勤音楽は、そのオスカー・ピーターソンの「ハロー・ハービー」(写真左)。このアルバムには、学生時代、苦い思い出があって、当時、このアルバムを廉価盤LPで手に入れた。この廉価盤LPがあんまり良いものではなくて、盤質は悪く、厚みはペラペラ、音質のバランスも良くなく、当時所有していたステレオも安物だったのも相まって、このアルバムに収録されている、アップ・テンポの楽曲が喧しくて、耳について、聴けない。「あ〜、だめだ、これ」と放棄したのを覚えている。

Hello_herbie

その後、このアルバムの幾曲かをエアチェックすることが出来て、楽しんでいたのだが、CDで買い直すのを忘れていた。こりゃいかん、とばかりに、最近、アマゾンに緊急発注して手に入れた次第。で、手に入れたCDは、さすがに、音が良い。アップ・テンポの曲も喧しくなく、オーバードライブ気味に、圧倒的迫力でスイングするピーターソン・トリオ+ハーブ・エリス(g)を楽しんだ。

心ないリスナーは、このオーバードライブ気味に、圧倒的迫力でスイングしまくるピーターソンのピアノを評して、「粋じゃない、奥ゆかしくない、派手だ、はしたない」という理由で、悪い意味で「スイングの権化」と呼ぶ。そうだろうか。

この「ハロー・ハービー」に収録されているアップ・テンポの楽曲を聴くと、これだけ、力強く、圧倒的推進力で、グイグイと引っ張りつつ、圧倒的迫力でスイングしまくるジャズ・ピアノは、ピーターソンのピアノの以外に見当たらない。唯一無二の存在である。好みのレベルでの好き嫌いはあって良いと思うが、客観的な評価のふりをして、主観的に「スイングの権化」と揶揄するのはいかがなものか。

加えて、ミッド・テンポからスロー・テンポな曲での圧倒的表現力、繊細な歌心は素晴らしいの一言。圧倒的迫力と繊細な歌心。この正反対の音が正しく同居し、お互いを引き立たせる、それが、ピーターソンのピアノの特徴だと僕は思う。

こんなにピアノは弾けないよ。相当の力とテクニックがないと、グランド・ピアノを、これだけ歌心を持ちつつドライブすることは出来ない。僕は、彼のピアノに敬意を表したい。

「権化」を辞書でひもとくと「ある抽象的な特質が、具体的な姿をとって現れたかのように思える人やもの」とある。僕は、ピーターソンのピアノに敬意を表して、良い意味で「スイングの権化」と評したい。ハード・バップ時代以降での、スイングするピアノの代表例のひとつとして、この「ハロー・ハービー」を推したい。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月25日 (月曜日)

元気が欲しい時には・・・

朝から、絵に描いたような梅雨空。水不足の危険性が報道される中、ダム周りには、たんまりと雨が降って欲しいと願ってやまない、松和のマスターです。

さて、今日、お世話になった役員さんの送別パーティーがあった。ちゃんとしたバンケット・ルームを貸し切っての立食パーティーである。様々な趣向を凝らしての賑やかなパーティーだった。まあ、僕の場合は、定年退職の時、これだけ大々的な送別パーティーは、周りはやってくれないだろうけど、やってくれるとしても、こんな大々的なパーティーなんて嫌だな。

まずもって、送別会自体が嘘くさくて良くない。小学校〜中学校時代、転校経験がかなり多かったんで、その点、かなり醒めているんだが、「別れが悲しい」とか「必ず手紙かくね」とか「絶対に忘れない」って言われても、昔の格言が正しく「去る者日々に疎し」。

Dp_machine_head

手紙を書くと言ってくれた人の一割くらいしか手紙をくれなかったし、続いても一往復がせいぜい。皆、日々の生活に忙しいのだ。なのに、送別会なんて、やっぱり嘘くさい。僕は、かの司令官の様に「老兵は死なず。ただ消えゆくのみ」といきたい。

でも、お世話になった方が、明後日から、突如としていなくなるのは、個人的にはとても寂しい事で、寂しいときには、音楽で元気をつけたくなる。そんな時は、高校時代から、元気が欲しい時に聴いてきた、70年代ロックを聴いて、元気をもらう。

今日の帰りの通勤音楽は、ディープ・パープルの「マシン・ヘッド」。僕が、高校の時、初めて買ったロック・アルバムである。映研の夏合宿の時に、先輩から聴かされた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。これが、引き金となって、僕は、どっぷりと70年代ロックの世界に浸りきり、未だに、抜け出せないでいる。実に幸せな自分である。

「マシン・ヘッド」は、徹頭徹尾、僕に元気をくれる。冒頭の「ハイウェイ・スター」でぶっ飛んで、「レイジー」の前奏のジョン・ロードのオルガン・ソロにしびれる。そして、あのハード・ロックの楽曲の中で、完全無欠と言われるリフを誇る「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。聴き進めるに従って、元気がモリモリ湧いてくる。

「会うは別れの始め」という。人って、別れは必ずやってくる。寂しい想いに浸りきっていても、前へは進まない。お世話になった方の想いを心に止めつつ、顔を上げて、歩を進める。今回のそんな僕のBGMは「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月24日 (日曜日)

ジャズ・ピアノの伝説的職人

今日は朝から、どんより曇り空。昼過ぎから雨も降ってきた。おいおい、天気予報では、ここ千葉県北西部地方は、今日までは天気が良かったのではないのか。本当に当たらないねえ、気象庁の天気予報は。こんな調子じゃ、1週間の外出や出張の予定が立てられないよな。いつの間に、こんなに、気象庁の天気予報の精度が落ちたんだろう。

天気予報への愚痴はさておき、昨日、スイングジャーナルの7月号(最新号)を読んでいて、オスカー・ピーターソンの体調不良を知った。

詳細は不明だが、体調不良で、6月26日に予定されていた、トロント・ジャズ・フェスティバルへの出演をキャンセルしたとのこと。今年の8月15日で82歳になるピーターソン。今や、ジャズ・ピアノの伝説的職人として、そこにいて、ジャズ・ピアノを弾くだけで、存在感抜群の翁であるだけに、その体調が心配である。

思い起こせば、オスカー・ピーターソンには、ジャズ・ピアノを理解する上で、ずいぶんお世話になったものだ。遠い昔、ジャズを聴き始めた大学時代。ジャズ・ピアノ・トリオで、まず、愛聴盤になったのが、ビル・エバンスの「ポートレイト・イン・ジャズ」と、オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト(原題:We Get Requests)」。
 

Oscar_p_we_get

 
特に、このオスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」(写真左)には、お世話になった。テクニックが素晴らしく、激しくスイングし、そのピアノ・タッチは「いつでもハッピー」、そして、適度にブルージー。オスカー・ピーターソンは、ジャズの美味しいところの全てを持ち合わせた、唯一無二で、模範的なピアニストである。

この模範的な、ジャズの美味しいところの全てを持ち合わせたところが気にくわない。そんなことを曰う、ジャズ・リスナーのベテランの方も多く、オスカー・ピーターソンというと、あまり良い顔をなさらない。ジャズ評論家の中にも多いなあ、この傾向。でも、それって「やっかみ」というか「判官贔屓」というか、あまり的を射ていないファジーな意見であるということが、この「プリーズ・リクエスト」を、自然体で聴いてみると判る。

「これぞ、モダン・ジャズ・ピアノの代表的サンプル」と言い切っても良い、ピーターソンのピアノ。ブンブンと魅力的な音を奏でる「これぞ、モダン・ジャズ・ベースの代表的サンプル」と言い切っても良い、レイ・ブラウンのベース。そして、曲によって様々なテクニックを披露する「これぞ、モダン・ジャズ・ドラムの代表的サンプル」と言い切っても良い、エド・シグペンのドラム。

この「プリーズ・リクエスト」には、モダン・ジャズ・ピアノ・トリオの代表的演奏が詰まっている。これだけ、端正で、模範的で、魅力的な「ジャズ・ピアノ・トリオ」は、この時代のピーターソン・トリオが最右翼だろう。自然体で聴いてみると、このアルバムの凄さが、す〜っと耳から入ってくる。

ピーターソンの体調に思いをはせながら、今日は久しぶりに、ピアノ・トリオの名盤中の名盤「プリーズ・リクエスト」を聴いた。ジャズ・ピアノ・トリオの基本コレクションの一枚でしょう。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月23日 (土曜日)

やっぱり音が違う、音が・・・

昨日のまとまった雨、梅雨本番の雰囲気は、一日で終わり。今日は朝から快晴。日差しは夏の強い日差し。昨日、まとまった雨が降った割りには湿度が低く、風も適度にあって、日陰では過ごし易いのだが、日の当たる場所では、暑い暑い。

今日は、美味しいパウンド・ケーキの店があるってことで、ちょっとお出かけ。昼ご飯は、久しぶりに、お気に入りの店でラーメン食って、ご満悦。その後、電車に乗って、その「お店」に行って、パウンド・ケーキをゲット。その後、整体に行って、一駅分、歩いて家まで帰る。今日は歩いたなあ。約13,000歩。買ってきたパウンド・ケーキは、評判通りの美味さ。これもご満悦。

その「お店」でパウンド・ケーキを買ってから、整体の予約時間まで、少し時間があったので、近くのCDショップに、冷やかしに立ち寄る。この店、在庫の状況が悪く、陳列されているCDも偏りがあって、CDショップとしては「悪い店」の部類。最初は買う気は無かったのだが、ジャズのコーナーに来て気が変わった。

Keith_koln

キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」(写真左)の紙ジャケットを見つけた。この紙ジャケットは、2001年3月と8月に発表された、キース関連の紙ジャケの全20タイトルの再発の一枚。「ケルン・コンサート」は、当然、所有しているが、購入したのは、もう16年も前のこと。今回の紙ジャケ再発、最新リマスターではないものの、限定盤ゴールドCD。そろそろ買い直してもいいかな〜、と思いだし、しかも、紙ジャケ、LP時代の雰囲気を再現していることもあるので、思い切って購入。

早速、家に帰ってから聴く。う〜ん、やっぱり、音が違う、音が・・・。言い表しにくいんだが、ピアノの音の粒立ちが良く、響きがピアノらしくなっている。まあ、16年前のCDと最新のCDとは違いがあって当たり前だけどね。音全体がなめらかになっている。今日の夕方、この音で、今回「ケルン・コンサート」を結構、堪能した。

「ケルン・コンサート」はいつ聴いても良い。キースの音世界のベースにある「アメリカン・ルーツ・ミュージック」のエッセンスを、ECMレーベルの豊かなエコーの響きとクラシカルな旋律のオブラートに包んで、左手のジャズのビートに乗せて、キースは、唯一無二のピアノ・ソロを表現する。

音が良いって、音楽を聴く上で重要な要素だ。CDを初めて購入し、その音のひどさに驚いたのが、20年前。技術の進歩って凄いですね。最近のリマスターなどは、LP時代の音を凌駕するものまで出てきた。これからの、更なる進歩が楽しみだ。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月22日 (金曜日)

巨匠のフェンダーローズ

やっと戻ってきた梅雨空。今日は午前から雨で、一日降り続いている。梅雨入り宣言があって以降、ここ千葉県北西部地方は、ずっと晴れ続きで、しかも真夏の暑さが続いたので、ほっと一息。たまには、まとまった雨もないとね。

なんだか、実家の母親から、学生時代に読んでいた本を引き取れといってきた。実家はかなり広い家なので、別に邪魔にはならないだろうに、良く判らん話である。とにかく、明日、約16キロもある本が宅配便で届くらしいので、今日は、急遽、西側の納戸を整理して、その本を収納するスペースを作った。

そうそう、今日は、会社はお休み。今、かかえている大きな仕事3つが、今週、それぞれ、大きな山を越えたので、お疲れ休みである。来週から、また、忙しくなりそうなんでね。今日は、朝、通勤ラッシュの時間帯に、JRで架線事故(あれって事故か?)があって、かなり混乱したみたいで、実にラッキーである。

さて、まとまって降る雨の中、納戸の整理を始めて、やっと終わった午後4時。こんな天気の夕暮れ時って、意外とボサノバが合うんだけどなあ、と、ふと、このブログで、19日にご紹介した、INO HIDEFUMIの「Satisfaction」を思い出した。この「Satisfaction」」を聴いていて、フェンダーローズの音って、ボサノバ・ジャズに合うなあ、と感心しつつ、この音って、昔、どっかで聴いたことがあるんだけどなあ〜と、ぼ〜っと、記憶をたどっていて、やっと思い出しました。
 
Be_from_left_to_right

そう、やっと思い出した、ボサノバ・チックなジャズ・フェンダーローズの音、ジャズ・ピアノの巨匠、ビル・エバンスの「From Left to Right」です。エバンスがはじめてエレキ・ピアノ(フェンダー・ローズ)を取り入れたアルバムで、オーケストラが入ったり、多重録音をしたアルバムで、画期的なアルバムです。しかし、アコースティック・ジャズ・ピアノの最高峰、巨匠と呼ばれるエバンスが、電気ピアノに手を出したアルバムとして、日本では、しばらく「ゲテモノ」扱いされていました。そのために、2005年にやっと、日本初CD化。

良い雰囲気のアルバムです。アルバム全体の雰囲気は、ライトな感じのボサノバ。さすがジャズ・ピアノの巨匠だけあって、フェンダーローズの扱いや、その音色に、彼独特の「タッチと雰囲気と音色」があって「さすが」です。曲によっては、ストリングスが入ってきて、そのアレンジがちょっと平凡なので、ちょっと甘めか、と思ったりする瞬間がありますが、ストリングスの入っていない、バンド演奏だけのものは、どれも、申し分の無い演奏を繰り広げています。

このアルバム、非常にアルバムとしての流れが良いので聴き易い。ライトなフュージョン・ジャズとして、読書などのBGMにも最適。各曲が、3〜5分程度の小品でまとめられている為に、緩んだところが無く、好感が持てる。各曲のメロディーは、ボサノバ・サンバ系の優しくポップな曲が多く取り上げられており、独特な「清涼感・爽快感」が満喫できる。特に、5曲目 『the Dolphin』。素晴らしいボサノバ・チックな演奏が素晴らしく、惚れ惚れする。

梅雨の雨の日の夕暮れ時、フェンダーローズのボサノバ・ジャズって、しみじみしていて、ゆったりと癒される感じがします。皆さんも、この梅雨の季節、是非、お試しあれ。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月21日 (木曜日)

ウエストコースト・ロックの源

昨日、僕にとって、会社でとてもお世話になった方の「勇退記念宴会」に出席した。また一人、お世話になった方が勇退される。直接、指導いただいたのは、通算2年弱だったが、この歳になって、いい勉強になったとは言わないが、僕にとって良い経験をさせていただいた。勇退後も別の仕事をされるとのこと。引き続き、お付き合いいただきたい大先輩である。

次々とお世話になった方々が勇退されるので、このところ、かなり寂しい思いがつのる日々。こんな気分の時は、なぜだかジャズを聴く気がしない。なぜだか判らないのだが、遠く高校時代に聴いた、聴いて感動したロックなどを聴いて、さらに寂しくなるのが、僕の悪いクセ。

Csn

今日は久しぶりに「クロスビー・スティルス&ナッシュ」(写真左)を聴いた。高校2年の時だったかなあ。偶然、FM雑誌の番組表でこのアルバムを見つけた。最初はあんまり興味は無かったんだが、これも勉強だと思って、エアチェックした。

そして、プレイバックした時、これは今まで聴いてきた(ちょっと大袈裟でたった1年の経験だけど)プログレでも無い、ハードロックでも無い、フォーキーな音世界。コーラスが素晴らしい、でも、当時人気のコーラスグループ、レターメンの様に、綺麗でポップなだけではない、ビートにのったロックが底にあり、その曲作りは、当時聴いていた曲とは全く違った、複雑なコード進行でありながら、なぜがシンプル、コーラスの重ね方が不思議な重ね方で、凄く斬新な感じがした。

冒頭の「青い眼のジュティ」には、ぶっとんだ。こんな疾走感溢れるコーラスは知らない。スピード感が凄い。「マラケッシュ行急行」の「ちょっとねじれたポップ感」。これはクセになる。「木の舟」は、誰もが言うが、名曲中の名曲だ。「木の舟」を聴く度に、その歌詞を咀嚼する度に、おそらく僕だけだろう、なぜだか寂しくなる。その雰囲気は、青空の中に、ポッカリ浮かんだ真っ白い雲の様な寂しさ。どうしようもない寂しさ。それでも、なぜか明日を感じさせる寂しさ。

このところ、心寂しくなる出来事が多い。そういう事が起こり易くなる年齢に差し掛かったんだろうけど、そこに、傍らにいた人たちが、徐々にいなくなっていくこと、徐々に離れていくことって、やっぱり寂しい。どうしようもないことだけど、避けようのないことだけど、ね。

なんだか心寂しい今日この頃、今日は、久しぶりに「クロスビー・スティルス&ナッシュ」を聴いた。そして「木の舟」を聴く。遠く高校時代に聴いて感動したロックなどを聴いて、さらに寂しくなる。それが、僕の悪いクセ。
   
   
  
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
  

2007年6月20日 (水曜日)

今日はお休みです

今日は、お世話になった方の送別会があるので、バーチャル音楽喫茶『松和』は、臨時休業です。申し訳ありません。

また、明日、お会いしましょう。

   
Close_24

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

2007年6月19日 (火曜日)

最近見つけた「粋なヤツ」

会社でいろいろな連中とつきあっていると、時々、「こまったチャン」を見かけるときがある。本当はそんな仕事したくないのに、先輩、上司の手前、「良い奴」と思われたくて、ニコニコと良い子ぶって、無理して対応している奴。上司に対して言いたいことが山ほどあるのに、「良い奴」だと思われたいが為に、我慢している奴。たまには休みたいのに、無理して会社に来てしまう奴。

そんな奴らって、ある意味、大人なんだろうけど、そんな大人にはなりたくないな。「良い奴」と思われるよりは、まずは自分は自分でいたい。100パーセント、良い奴なんていない、というか、そんな奴って、逆に人間っぽく無い。「良いところ」「良くないところ」良い塩梅にミックスされて、人間味って出来てくるんじゃないでしょうか。自分は自分に対して自分らしく。無理しないで、ほどほどに・・・(^_^)v。

さて、先週の週末、amazonをうろうろしていて、最近の新譜(といって2006年6月9日の発売なので、正しくは約1年前の新譜だが)で、なかなか「粋なヤツ」を見つけた。そのアルバムは、INO HIDEFUMI(猪野秀史)の「Satisfaction」(写真左)。

Ino_first

柔らかな美しい音色を聴かせてくれる名機フェンダーローズ。これをJAZZキーボーディスト猪野秀史が雰囲気良く操り、ビート・プログラミングによる、特徴のある跳ねたリズムに乗せて、モダンで今風で、小粋なフュージョン・ミュージックに仕立て上げている。

出だしの「スパルタカス」なんか、雰囲気やねえ〜。フェンダーローズの音色に、少し、ファズをかけたような、ちょっと歪んだ感じが、実にお洒落である。こういう、フェンダーローズの聴かせ方もあるんやね。ベースは重低音でかなりブーミー。ヘッドホンで聴くにはちょっとつらいかも。でも、iPodで通勤音楽として聴くのには、結構、快適でしたけど・・・。

収録曲全体の雰囲気は、ボサノバ的な、少し軽くて爽やかで、流れるような雰囲気で、夏の晴れた陽射しの強い日、昼下がりの、風の通る部屋の中で、ソファに座りながら、ちょっと転寝気味で聴くのにピッタリというか、夏の夜、バーボン片手に、お気に入りの本でも読みながら聴くのにピッタリの雰囲気です。

これって、惜しむらくは、バックのリズムが打ち込みでは無く、人間が演奏していたら、もっと、アナログチックなグルーブ感が出て、もっと良かったのになあ。惜しい、惜しい。ライブでは、一度、それでやってみて欲しいですね。で、もって、「Satisfaction」のライブ盤を出していただきたい「松和のマスター」です(笑)。

マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」や、グローヴァー・ワシントンJrの「Just The Two Of Us」、昭和歌謡史に残る名作「蘇州夜曲」などカヴァーしてます。カバーの選曲もなかなか渋いですね。

フュージョン系、クラブ・ジャズ系の最近のお勧め盤ですね。僕は、結構、ヘビー・ローテーションになってます。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月18日 (月曜日)

21世紀のビ・バップ・ピアノ

なんだか、仕事が忙しい。体力的には忙しくないのだが、頭脳的にとても忙しい。頭を使うと、水分を補給したくなる。最近、500mlのミネラル・ウォーターを、一日4〜5本、飲むことが普通になってきた。

そんな頭脳的に忙しい時は、自分の一番好みのジャンルの音楽を聴くのが良い。今日の通勤音楽は、ジャズ・ピアノ・トリオ。ビル・チャーラップ・トリオの「Live At The Village Vanguard」(写真左)。2003年9月、ニューヨークは、ビレッジ・バンガードでのライブ録音である。

ビル・チャーラップは、1966年、ニューヨーク生まれ。今や、押しも押されぬ、中堅ジャズ・ピアニストの一人である。このライブ・アルバムのトリオ構成は、Bill Charlap(p)、Peter Washington(b)、Kenny Washington(ds)。

Bill_charlap_live_at_vv

う〜ん、この演奏、なんと表現したらいいか、そう、ビ・バップである。21世紀のビ・バップである。21世紀のビ・バップ・ピアノ・トリオである。1940年代後半から50年代前半に、ジャズ界で流行った「ビ・バップ」。この古典的な「ビ・バップ」を、この21世紀のジャズ・シーンで取り上げることに意味があるのか。これを「停滞」と取るのか、「進歩」と取るのか。

このビル・チャーラップ・トリオの演奏については、僕は「進歩」と解釈したい。ジャズの歴史の中で、綿々と積み上げられてきたジャズ・ピアノの表現法、演奏法。その粋を尽くして、旧来の「ビ・バップ」のフォーマットの上に、最先端のジャズ・ピアノの表現法を展開する。そこに、新しい「ビ・バップ・ピアノ」の解釈があり、新しい「ビ・バップ・ピアノ」の表現がある。

確かに、このビル・チャーラップ・トリオの「Live At The Village Vanguard」には、明らかに、1940年代後半から50年代前半にかけての「ビ・バップ・ピアノ・トリオ」とは違う、緩急、濃淡、強弱を様々に織り交ぜた、複雑な、色彩豊かな「ビ・バップ・ピアノ」が表現されている。

特に、リリカルで耽美的な演奏にその特徴がある。「リリカルで耽美的な」ジャズ・ピアノの表現は、エバンス派の専売特許だったが、このチャーラップの表現は、エバンス派のそれとは全く異なる。あくまで、「ビ・バップ」の表現方法の中での「リリカルで耽美的な」ジャズ・ピアノなのだ。

いいですよ〜、このピアノ・トリオ。でも、一時、ヘビー・ローテーションになる類のアルバムでは無く、時々、思い出したように、CDプレイヤーのターンテーブルに載せる様な、長〜く息の長い付き合いとなるような感じのする「21世紀のビ・バップ・ピアノ・トリオ」のライブ・アルバムです。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月17日 (日曜日)

ジャズの小径、6月号更新!

今年の天候は、ちょっとおかしい。冬の記録的な小雪から始まって、寒い4月、そして、今回、なかなか梅雨入らず、入ったと思ったら、真夏日の快晴が続いていますね〜。

さて、本来ならば、本格的な梅雨に入っている時期。鬱陶しい梅雨の時期、雨が降る日は外出が億劫になります。雨が蕭々と降る一日、そんな時は、好みのジャズでも聴きながら、読書などはいかがでしょうか。しかも、その本が「ジャズ本」とくれば、申し分無い。

ということで、今月の「ジャズの小径」は、最近発売された「ジャズ本」の中からのお勧めを幾つかご紹介しています。バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」から、「どうぞ、ご覧下さい」。

今回の「ジャズの小径」は、このブログの最近の記事の加筆・転載なので、このブログの常連の方々は、「なんだ〜、前に読んだよ〜」とお思いになるかもしれません、ご容赦を m(_ _)m。


Itoshi_jazzmen

Jazz_100
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月16日 (土曜日)

セルフ・カバーの楽しみ

真夏のような一日。日差しは強く、紫外線バリバリ。それでも、風は北風、湿度も低めで、家の中を吹き抜けていく風は、とても爽やか。外を歩いても、汗はかくが直ぐに乾く。爽やかな過ごしやすい一日。

今日の音楽は、70年代、J-ポップ。吉田拓郎の「ぷらいべえと」(写真左)。今を去ること30余年、時は1975年、拓郎、陽水、小室、泉谷ら4人で「フォーライフレコード」を設立、その年の11月に、拓郎の発案で、 30万枚限定で、四巨頭揃い踏みによる夢のセッション・アルバム 「CHRISTMAS」を発売したんだが、これが見事にズッコケて、「フォーライフ」は経営危機にまで陥り、1977年4月に応急手当として、拓郎が責任を取り、急遽発売されたのが、このアルバム「ぷらいべえと」。これが思いのほか売れて「フォーライフ」は首が繋がった。
 

Photo_2

 
さて、このアルバムは、拓郎のセルフポートレイトとも言われ 当時、拓郎が口ずさんでいた歌や、作曲家「吉田拓郎」として、他の歌手に提供した曲のセルフカバーが収められている。拓郎が口ずさんでいた愛唱曲には、夜霧よ今夜もありがとう(石原裕次郎)、くちなしの花(渡哲也)、悲しくてやりきれない(フォーク・クルセイダーズ)、よろしく哀愁(郷ひろみ)の4曲が選ばれている。どの曲も、アレンジが良く、拓郎の歌唱に独特な味があって、聴きごたえのあるカバーになっている。完全な拓郎オリジナルになっているところが面白い。

逆に、作曲家「吉田拓郎」として 他の歌手に提供した曲のセルフカバーは、「恋の歌」「春になれば」「ルームライト」「いつか街で会ったなら」「歌ってよ夕陽の歌を」「やさしい悪魔」「赤い燈台」「メランコリー」「あゝ青春」の9曲。どの曲も秀逸な楽曲ばかりで、悪い訳が無い。加えて、アレンジ、歌唱とも優秀で、聴き応え十分。やはり、拓郎は、その曲作りに独特の個性があるので、本人が歌うのが、一番、すわりが良いことを再認識させられる。

僕としては、由紀さおりが歌った「ルームライト」、中村雅俊の歌った「いつか街で会ったなら」、キャンディーズが歌った「やさしい悪魔」、刑事物のテレビドラマ『俺たちの勲章』の主題歌だった「あゝ青春」が印象的。どれも、学生時代、バンドでカバった曲ばかり。特に「ルームライト」と「やさしい悪魔」は、歌詞、曲ともに「たまらん」。

この「ぷらいべえと」のジャケットを飾る絵ですが、森の中に佇んでいる一人の少女をイメージして 拓郎自信が描いたもの。では、この絵の中の女性は一体誰をモデルにしたのか。ネットで調べてみたら、その絵の中の女性は、「キャンディーズ」のランちゃんであるという説が有力ですね。僕は、当時の嫁はんだった(まだ結婚してなかったかな?)、浅田美代子かと思っていた。

やっぱり、シンガー・ソング・ライターのように、曲作りに個性のある人の曲は、作曲したその人本人が歌うのが一番ですね。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください
 

2007年6月15日 (金曜日)

さあさあ、リトル・フィートだよ

梅雨入りしたと思ったら、今日は早、小休止。昼から晴れ間も出てきて、早くも梅雨の中休み(?)。

今、「天空の城ラピュタ」を見ながら、ブログを打ち込んでいるが、この「ラピュタ」、僕の大好きなアニメ映画だ。宮崎駿の歴代のアニメ映画の中で、3つの指に入るお気に入り。なんといっても、主人公のパズーとシータが可愛いではないか。ドラマの展開も秀逸で、脇役を固めるキャラクター達も、素晴らしく個性的で、見ていてスカッとする。

さて、今日の通勤音楽は、先日、紙ジャケで手に入れた、リトル・フィート。紙ジャケで手に入れたものを含めて、70年代のリトル・フィートのアルバムは、全て手に入れたことになる。それだけで、大満足である。しかも、最新のリマスタリングの音で聴けるのだ。長生きはしてみるものである(笑)。
 
Little_feat_1
 
まずは、デビューアルバムの「リトル・フィート」(写真左)。このアルバム、「ディキシー・チキン」以降のリトル・フィート全盛時代の彼らのサウンドに魅せられた方々は、後のリトル・フィートの片鱗が、そこかしこに感じられて、なかなかのもの。

でも、初めて聴く人には、「俺たち、やりたいこと、出来ること、み〜んなやっちゃったもんね」って感じで、当時の米国ウエスト・コースト・ロックの様々な要素が、あちらこちらに散りばめられていて、なんか一貫性が無くて、とっ散らかっていて、「貴方たちはいったい誰?」ってな感じのサウンドで、戸惑ってしまうだろう。売れなかったらしいが、仕方がないなあ。でも、演奏力、その独特のグルーブ感は、後のリトル・フィートを十分感じさせてくれるもので、リトル・フィートのファンの方には、是非、一聴をお勧めします。

そして、セカンドアルバムの「セイリン・シューズ」(写真右)。まあ、見て下さいな。ジャケットを飾る、ネオン・パークの印象的なイラストが素晴らしい。このジャケットのイラストが妙に印象的で、このアルバムは、学生時代から愛聴盤だ。このアルバムは、ファースト・アルバムのとっちらかった雰囲気から、米国南部中心にアメリカン・ルーツ・ミュージックをベースにした、ファンキーでグルービーなサウンド志向ができあがりつつある。

まあ、そこかしこに、まだまだ、サイケディック・ロックの名残や、オールディーズ・ロックンロールの名残が見え隠れするが、それはご愛敬。次の名作「ディキシー・チキン」に続く、米国南部中心にアメリカン・ルーツ・ミュージックをベースにした、ファンキーでグルービーなサウンドが出来上がりつつある、そのアルバム全体を包む、リトル・フィート独特の個性あるサウンドを愛でるべきだ。

「白いファンクネスとグルーブ感」。この個性を手に入れて、リトル・フィートは、米国ロック史上に、今も君臨している。ワン・アンド・オンリーの個性、ワン・アンド・オンリーなファンクネスとグルーブ感。リトル・フィートは、今の耳で聴いても、その演奏力と演奏スタイルは、突出していて素晴らしい。

でも、このリトル・フィート、日本では、まだまだ今でも、マイナーな存在。それが、不思議ですね。
  
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月14日 (木曜日)

最高にファンキーなフュージョン

いよいよ、梅雨入り宣言である。梅雨入り宣言を証明するかのような、昨日までとは、うって変わった曇天。夕方からは、粒の大きめの霧雨が蕭々と降り注いで、ズボンはベタベタ。あ〜、鬱陶しい。

梅雨入りのうっとうしさを払拭すべく、今日の通勤音楽は、クルセイダーズの「ルーラル・リニューアル」。

クルセイダーズとは、もともとはテキサスのハイスクールで同級生だったウェイン・ヘンダーソン(tb) ウィルトン・フェルダー(ts) ジョー・サンプル(key) スティックス・フーパー(ds) の4人が結成したフュージョン・グループ。1976年に結成以来のオリジナル・メンバーであるウェイン・ヘンダーソン、1983年にはスティックス・フーパーが脱退するにいたって、グループとしての形態は維持できなくなり、1991年に発表された「ヒーリング・ザ・ウーンズ」を最後に事実上活動停止。

クルセイダーズのサウンドの特色は、ウィルトン・フェルダーのファンキーなベースとサックス、それを支えるステイックス・フーパーの、黒い粘っこいパーカッション、そして、サンプルのファンキーかつメロウなキーボードが独特の彩り。その3者の音が一体となった、最高にファンキーなフュージョン・サウンド。数あるフュージョン・バンドの中でも、そのファンキーさは群を抜いている。しかし、それでいて、バタ臭く無いんですよね。洗練されていて、品の良さを感じさせるところが、とても「ニクイ」。
 

Crusaders_rr

 
クルセイダーズには、大学時代、とことんお世話になった。当時、フュージョンと言えば、テクニック先行型のバンド・サウンドがもてはやされる中で、人間が演奏する、アナログチックな響きとファンキーな香りは、このクルセイダーズならではで、いろいろなアルバムを聴きまくったものだ。今回、通勤音楽で楽しんだ「ルーラル・リニューアル」は、2002年12月のリリース。2002年12月、突如として、クルセイダーズは復活した。

あの「ストリート・ライフ」の頃の3人が、戻ってきた。そして、エリック・クラプトンが客演している。話題満載の復活アルバムだが、それを抜きに聴いても、このアルバムは「大人のファンク・フュージョン」。リラックスしたリズムに、ファンキーなサックスとメロウなキーボードが絡んで、上品で流麗な、それでいて嫌みのないファンクの香りがたまらない。

それと、今回、気がついたのが、クルセイダーズのファンキーなグルーブ感を醸し出しているのは、ステイックス・フーパーのドラミング。決して、テクニシャンでは無いのだが、クルセイダーズと言えば、このビートという、独特なドラミングを展開する。このフーパーのドラミングの上で、フェルダーのサックスとサンプルのキーボードが絡んで、「クルセイダーズ・サウンド」が完成するのだ。

「ルーラル・リニューアル」に収録されている曲はどれも良いです。とにかく、黒くて、ファンキーで、メロウで、洗練された、品の良さを感じさせる、これぞ、まさしく「大人のフュージョン」。
 
  
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月13日 (水曜日)

初心者の方、要注意です。

本格的に梅雨に入る前の好天っていうのだろうか。朝から快晴の千葉県北西部地方。風も湿気は含んでいるものの、まずまず爽やかで、このまま、秋になって欲しい様な好天。

今日は、名盤を聴き直そうシリーズ。エリック・ドルフィーの「アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1」(写真左)。「ジャズの伝統的なフォーマットの中で、一番フリーな演奏」をした男、エリック・ドルフィーの「一音入魂」のライブ録音である。「ジャズの伝統的なフォーマットの中で、一番フリーな演奏」って、難解である。聴いた感覚で理解できるまでに、相当な時間がかかる代物。

それが不思議なことに、この難解な、エリック・ドルフィーの「アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1」が、ジャズ入門アルバム50選や、ジャズ初心者向け、聴いておきたいアルバム100選に入っていたりするのだから、レコード会社の営業企画の人たち、それに協力する評論家の人たち、何を考えて入るんだろうと、いつも思ってしまう。

エリック・ドルフィー(1928.6.20〜1964.6.29)。実質6年という短い活動期間でしたが、アルト・サックス、フルート、バス・クラリネットという3つの楽器を巧みに使い分け、脳髄に響くような、刺激的で、どこまでも広がるような、宇宙をイメージするような想像力に溢れた、伝統的なフォーマットをキープしつつ、その上で、フリーでアブストラクトなサウンドを奏でた、フォロワー皆無の孤高のインプロヴァイザー。

Eric_d_five_spot

このエリック・ドルフィーの能書を見てもお判りのとおり、ジャズの演奏スタイルとしては難解な代物です。ジャズの様々なスタイルに聴き親しみ、座学でもその意味を理解した後では、なんとなく、ドルフィーの、類い希なる演奏スタイルの優秀性が理解できるのですが、もちろん、ジャズ初心者の方々には、ちと苦しい演奏スタイルです。

この「アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1」の、冒頭の「ファイアー・ワルツ」の、最初のドルフィーのサックスの音を聴いただけで、恐らく初心者の方の9割はのけぞってしまうでしょう。今まで聴いたことのない、肉声にも近いが、前衛音楽的な響きもする、「ぶきゅぶきゅぶ〜」っていう音。僕たち、ドルフィー・マニアにとっては、「きたきたきた〜」って感じなのですが、初めて聴いた人は「なんじゃこりゃ〜」でしょう。

実は、僕もそうでした。ジャズ初心者だった学生時代。このアルバムのジャケットデザインに惹かれて、しかも、ジャズ入門50選キャンペーンの推薦アルバムに入っていた安心感もあって、購入しました。そして、家に帰って、ターンテーブルに載せて、出てきた音が「ぶきゅぶきゅぶ〜」。何が良いのか、何が優れているのか、何回聴いても判らず、理解するのを諦めました。お蔵入り。それから15年、日の当たる場所にでることは無かったですね〜、このアルバムは・・・(笑)。

今の耳で聴くと、それはそれは素晴らしい、個性的な、これぞジャズ的な演奏で、聴き始めると、最後まで聴き通して、そして、もう一度、聴き直したくなるような、癖になる演奏なんですが・・・・。ジャズ初心者にとっては、ちょっと不向きなアルバムですね。逆に言うと、このアルバムの良さが判るようになると、ジャズ初心者を卒業して、「ジャズ者」として、ジャズ・マニアとしての一歩を踏み出した証となる、そんなアルバムではあります。

「ジャズ入門アルバム50選」や、「ジャズ初心者向け、聴いておきたいアルバム100選」を過信するなかれ。中には、この「アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1」の様に、初心者時代に聴くと、ジャズが嫌いになってしまいかねない、危険なアルバムが入っていたりする。ジャズ初心者の方、要注意です。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月12日 (火曜日)

ついていない日には・・・・

今日は、とことん「ついていない」。朝、家を出たら、足の指が痛い。足の薬指の爪が、となりの中指に当たって痛い。これって、どうしようもなくって、会社に着くまで対処できず。痛いまま。なんで今日に限って。

会社で、煙草コーナーに行って、煙草に火を付けた。その後、どういう状況になったのかは判らないが、煙草の火種が飛んで、僕のYシャツの袖に飛んだ。「熱っ熱っ」。Yシャツの袖に焦げた穴が開いた。もう、このYシャツは終わりである。

会社の帰り、会社の最寄りの駅で、音楽を聴こうと、iPodをカバンから出し、イヤーヘッドフォンの左耳側のパッドが飛んだ。どこにいったか判らない。帰りの電車の中、音楽が聴けなかった。

くそっ、こんな時は、バリバリのロックだ。コテコテのロックだ。それも、重量感溢れるロックだ。どれだどれだ。とういうことで、厄落としに聴いたアルバムが、ニール・ヤング&クレイジーホースの「ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト」。これだ。これで、グテングテンに酔っぱらうのだ。

Young_firmore

このアルバム、ニール・ヤングのアーカイブシリーズと銘打ったシリーズの第一弾。ブートでは出回っていたらしいんですが、これは凄い。こんな音源が、ブート止まりだったとはなあ。これは凄い。ど迫力な演奏が、これでもか、これでもか、と言わんばかりに展開される。

ニールのギター・ソロも、爆撃機みたいな重量感だし、クレイジーホースの一体感溢れる、固まりの様なグルーブ感。72年に亡くなるダニー・ウィットゥンのギターも凄い。そして、この時代の、他のバンド演奏のレベルを考えると、かなり、というか凄く上手い。こんなライブをコンスタントに演っていたとしたら、このニール・ヤング&クレイジーホースの演奏って、当時、アメリカン・ロック最高峰のライブ・バンドのひとつとして再認識しなくてはならない。自分の不明を恥じるのみである。

ロング・ヴァージョンの「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」、16分におよぶ「カウガール・イン・ザ・サンド」など、もうたまりません。バーボン片手に、ニール・ヤング&クレイジーホースの「ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト」を大音量で聴いて、すっかり「厄落とし」完了。さあ、明日からは、運気は上向き、やったるで〜。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月11日 (月曜日)

たまには、ちょっと掘り出しもの

いよいよ、梅雨って感じの朝。ここ千葉県北西部地方は、朝、雨が残って、もう「梅雨」って感じのどんよりした空。湿気もしっかりあって、ジメジメしていて、月曜日の朝には、まさに相応しくない気候。

今日から2日間、うちの嫁はんが、実母、叔母と京都、奈良に旅行に出かけてしまったので、久しぶりに独身の身と相成った。まあ、日頃の精進の甲斐あって、晩ご飯や朝ご飯も自分で出来るので、のんびりとやっている。

最近、iTunes Storeを徘徊しながら、掘り出し物のJazzアルバムは無いか、探索しているのだが、これが結構、あって、予算が続かない。最近は、1枚1,000円以下を基準に探索しているのだが、これがまた結構ある。iTunes Storeは、1曲30秒の試聴ができるので、そのアルバムの雰囲気は、おおよそ、感じ取ることができる。

What_happens

今日の掘り出し物のアルバムは、Phil Woods&Art Farmerの「WHAT HAPPENS?...」(写真左)。メンバーは、Phil Woods(as)、Henry Textier(b)、Danniel Humair(ds)で、もう既に、ヨーロピアン・リズムマシーン的雰囲気。加えて、George Gruntz(p)ではなく(だったら、完全に「ヨーロピアン・リズムマシーン」)、Martial Solal(p)。そこに、Art Farmer(flu)が乗っかって、なかなかに、エッジの立った、疾走感溢れる、エネルギッシュなハード・バップ。やっつけ3時間で録音したというだけあって、粗い部分がそこかしこにあるんですが、そんなところに、意外と生々しさが感じられて、趣ある演奏となっています。

このアルバムに注目したのは、僕の好きな、ミッシェル・ルグランの「What watch happens」と、「Blue Bossa」という、お気に入りの曲が入っている、ってこともあるなあ。この「What watch happens」、いきなり疾走アップテンポでテンション高い。ザラザラした肌触りのシンバル音がフロントを煽りたて、FarmerもWoodsも絶好調で吹きまくります。そして、不意打ちを食らわせられたような、超高速「Blue Bossa」。リズム隊がとても良い。大活躍。Humairのアフロなリズム、パーカッシブなSolalのピアノ。こんな「Blue Bossa」、聴いたことない。これはこれで面白い。

30秒試聴で衝動買いしたんですが、これがなかなかで、今日一日、3回も繰り返し、聴いてしまいました。時には、こんな「掘り出し物アルバム」も良いですね。ちなみに、この中古盤は、桁違いの値段が付いていた「幻の名盤」だったそうです。でも、演奏的には、粗い部分がそこかしこにあって、全体的にまとまり感が足らない雰囲気もあり、録音のバランスもやや難ありで(ピアノが引っ込んでいて物足りない)、「幻の名盤」としての高額取引には、疑問ですね。

まあ、「幻の名盤」は言い過ぎですが、なかなかに、エッジの立った、疾走感溢れる、エネルギッシュなハード・バップが楽しめる「佳作」だと思います。たまに聴くと癖になりそうですね。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月10日 (日曜日)

陽水の初期は、実にマニアック

我がバーチャル音楽喫茶「松和」の「懐かしの70年代館」に「青春のかけら達」という、70年代の懐かしのJポップを語るコーナーがあるんだが、ちょっと最近、ほったらかし。「これじゃあ、いけないなあ」と反省して、資料を再整理中。

その資料を整理している中に、井上陽水がある。70年代、井上陽水の初期の頃、叙情フォークしている曲は苦手で好きではないんだが、フォーク・ロックしている曲、ちょっとアバンギャルドな詩の内容の曲って、当時から結構気にいっている。

特に、アルバム全体がフォーク・ロックしていて、アバンギャルドな詩が目立っているのが、1974年10月に発売された「二色の独楽」。ロックに目覚めて、自分でロックのアルバムを買い始めて、リアルタイムで経験した陽水が、この「二色の独楽」が最初。このアルバムを初めて聴いた時、当時、まだまだ浅い経験ながら「これはロックや、フォークやない」と思った。

Yosui_nisyoku_koma

今回、このアルバムを調べていて、再認識したことがひとつ。このアルバムって、LA録音なので、ちょいとバック・ミュージシャンを調べていたら、ギターがレイ・パーカーJr.とデビット・T・ウオーカー、ベースがウイルトン・フェルダー、キーボードにジョー・サンプル・・・等々。

おいおい、なんて豪華なバックなんだ。こりゃ〜、もうフュージョンの世界。道理で、重厚でファンキーな音だと思った。アレンジも良いし、この「二色の独楽」ってアルバム、陽水のアルバムの中でも、指折りの「ロック・フュージョンに傾倒したアルバム」ではないだろうか。

この「二色の独楽」に収録されている曲は、どの曲も良くできていて、僕の好みじゃない「叙情フォーク」的な曲も無く、どれも、今の耳で聴くと、聴き応えのあるものばかり。そんな中でも、僕は、とても個人的な理由で、ラストの「太陽の町」が、しみじみしていて、好きです。う〜ん、当時を思い出すなあ〜。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 9日 (土曜日)

なんと美しいヴァイブの響き

朝から不安定な天気。にわかにかき曇ったかと思ったら、突如、日差しが差してきたり、もう梅雨ですね。昼からは、強いにわか雨になる、雷雨がある、などと、天気予報は注意を呼びかけていたが、14時前にばらりと降っただけで、天気予報は大外れ。まあ、これから降る感じはあるんだけどね。

今日は、朝から買い出しに行き、帰ってきて、昼飯食って、一息つかないうちに、整体へ行くため、再び外出。この2週間、仕事がちょっと立て込んでいたので、首筋、肩、腰、お尻、全て、凝っていて、整体の先生は、必死で揉みほぐしでくれた。ありがとうございます。ほんと、助かります。

さて、整体から帰ってきて、午後の後半は、iTunes Storeのチェック。この水曜日からだったか、ワーナーミュージック・ジャパンの楽曲が日本のiTunes Storeで購入可能になった。ワーナーでっせ。やったね。ということで、新しくアップされたワーナー系のアルバムを、ロック、ジャズとチェック。特に、ジャズは、なかなかCDショップでは見かけない、もしくは廃盤になった優秀盤が多々アップされていて、それだけで狂喜乱舞。

Alone_at_last

今日は、ゲイリー・バートンの「アローン・アット・ラスト」(写真左)をダウンロード購入。ゲイリー・バートンといえば、現在も活躍する、ジャズ・ヴィブラフォン奏者。レッド・ノーヴォが始めた4本マレット奏法をより高度に開拓・確立させた現代ヴィブラフォン奏法のイノヴェーターである。

そして、この「アローン・アット・ラスト」、1971年のリリースで、前半(LP時代はサイドA)はモントルーでのライブ。後半(サイドB)は、バートンのヴァイブとピアノ、エレピによる多重録音で構成されている。前から聴きたかったのだが、現在、廃盤状態なのだ。この廃盤状態の「アローン・アット・ラスト」が、iTunes Storeにアップされている。しかも800円。

即ダウンロード、即聴きだったが、これが実に良い。なんと美しいヴァイブの響きなのか。前半のモントルー・ライブは、バートンのヴァイブのテクニックと彼独特のヴァイブの音色が堪能できる。端正で躍動感があり、破綻のない高度なテクニック、加えて、歌心満載。

後半は、バートンのヴァイブとピアノ、エレピによる多重録音だが、ここで、彼の音楽的志向が露わになる。当時のバートンは、ロックのビートとアメリカン・ルーツ・ミュージックへの傾倒が顕著なのだが、アメリカン・ルーツ・ミュージックの中でも、アメリカン・フォーク・ソングへの傾倒が強い。

この後半部分、バートンの多重録音での演奏は、そのフォーキーな雰囲気が充満していて、聴いていると、自然と体が動き、自然とリズムを取り始める。エレピが入っているので、どこかゴスペルな雰囲気もして、アメリカン・ルーツ・ミュージック好きの僕にとっては、もうたまらない演奏です。

良いですよ、このアルバム。こんなジャズもあるんですよね。資料を見ていたら、ゲイリー・バートンって、この「アローン・アット・ラスト」で、72年にグラミー賞を初受賞していた。そりゃ〜、内容の良さは折り紙付きですよね(笑)。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

2007年6月 8日 (金曜日)

理屈ばかりをぶらさげて・・・

疲れた。今日の仕事は疲れた。イライラするし、精神的に疲れたし、確かに大変かもしれんけど、自分で決めることは決めなあかんし、責任は果たさんとなあ。今日は、とことん、人との話し合いに疲れた。

人とは弱いものだと判っているし、とことん追い込まれたら、常軌を逸するってことも判ってるけど・・・。こんな、人との話し合いにすっかり疲れた時の、帰りの通勤音楽は決まって、吉田拓郎の「今はまだ人生を語らず」を一気聴き。
 
 
どこへ行こうと勝手だし 何をしようと勝手なんだ
髪の毛を切るのもいいだろう 気疲れするのは自分なんだ
うまくやるのもいいもんだ 美味しいものには味がある
押しつけられたら逃げてやれ 気にするほどの奴じゃない

人を語れば世を語る 語り明かしてみるがいいさ
理屈ばかりをぶらさげて 首が飛んでも血も出まい

「知識」  作詞・作曲:吉田拓郎
 
 
この「知識」という歌を目一杯の大声で歌いたい気分。実際、駅からの帰り道、畑の中の一本道を、この「知識」を口ずさみながら歩いて帰った。う〜ん、スカッとせんなあ。さあ、風呂入って、バーボンをカッ食らって寝るとするか。
 
 

Jinsei_wo_katarazu
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 7日 (木曜日)

やっとバドが判ってきた感じ

今日、なんの脈略も無く、ふと思ったんだが、近くに公立高校があるんだが、通学途中の高校生を見ていたら、昔、流行った「ルーズ・ソックス」なるものが、完全に陶太されている。そうかそうか、そうだよな。あれって、どこがいいんだか、日本人の体格に絶対に合わない靴下だった。足が長くなくてはならんし、そもそも、ルーズ・ソックスって、だらしなくて、不潔感があって、すこぶる良くない。それが、陶太されたということは、喜ばしいことではないか。

などと、他愛も無いことを考えながら、会社へ行く。今日は、ちょっと精神的にリラックスしたくて、ピアノ・トリオのアルバムを探す。そして、選んだのが、バド・パウエルの「Bud Powell's Moods」。'54年〜'55年のヴァーヴ録音作品。

この頃のパウエルは、体調・精神状態ともに、凄く不安定で、出来不出来の波が激しく、硬派なジャズ・ファンからすると、聴くに値しないアルバムばかりだそうだが、僕はそうは思わない。この「Bud Powell's Moods」も、僕は、なかなかの内容ではないか、と思う。

パウエルのピアノは、その超絶技巧な早弾きテクニックが素晴らしいと言うが、それなら、テクニックの安定度合いという面で、アート・テイタムやオスカー・ピーターソンの方が上だと思う。ドラム・ベース・ピアノという現代ジャズ・ピアノ・トリオのフォーマットを確立した人、という触れ込みもあるが、それはたまたまだろう。時が来れば、誰もが、この「ドラム・ベース・ピアノ」のフォーマットで演奏しただろう。

Bud_moods

僕が思うに、パウエルの素晴らしさは、相当に強いアタック、強いタッチで演奏の輪郭を最大限に際だたせながら、演奏の抑揚、強弱、陰影を見事に表現したことにあると思う。

この奏法は以前に無かった、突然変異的な奏法である。それまでは、クラシック・ピアノの奏法をベースとした演奏か、客の邪魔にならないような、静かで判り易い演奏に終始するカクテル・ピアノか、聴いてノリの良いスイング・ピアノか、そんな旧来型のジャズ・ピアノの奏法の中で、パウエルの、強いアタック、強いタッチで、グイグイ前へ出た演奏は、実に新鮮であり、実に爽快である。使い古された言葉だが、実に男性的な演奏である。

どの曲も、相当に強いタッチで、グイグイとドライブしながら、ノリの良い、それでいて、繊細で計算された表現のパウエルのピアノが楽しめる。ところどころ、指がもつれたり、フレーズが出なかったりしているが、気にするレベルではない。確かに、全盛期に比べれば、問題となる箇所はあるが、全体として、十分な水準を保った秀作だと僕は思う。逆に全盛期のパウエル演奏より、表現の豊かさ、メリハリの効かせ方、シンプルな味わい、という点では、このアルバムの方が内容が良い感じがする。

はるか昔、ジャズを聴き出した頃、ブルーノート盤の「ウン・ポコ・ローコ」 の3ヴァージョンで始まる「ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1」を聴いた時、何回聴いても、その良さが判らず、聴く度にイライラしたことを覚えている。そうなんだよな。テクニックがずば抜けている訳でも無い、ドラム・ベース・ピアノという現代ジャズ・ピアノ・トリオのフォーマットでの演奏がずば抜けて優れている訳でも無い。

そう、パウエルのピアノって、相当に強いアタック、強いタッチで演奏の輪郭を最大限に際だたせながら、演奏の抑揚、強弱、陰影を見事に表現したことにあると思う。これが、結構、ワン・アンド・オンリーで、パウエル派などという分類言葉があるが、創始者のパウエルだけは突出している。そんな「トンガッた」ところが、僕は好きになってきた。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 6日 (水曜日)

君の気持ちは良くわかる。

爽やかな晴天が続いている。朝、ちょっと暑いな〜、と思って目が覚めるのだが、バルコニーに出ると、爽やかな風が吹いていて、朝日まぶしく、実に健康的な朝である。

今日は、気分転換に、久しぶりにウエストコースト・ロックを聴く。ちょっとマニアックなアルバムなんだが、今日の通勤音楽は、スティーブン・スティルスの「マナサス」。このブログを読んでいる人の中で、このアルバム、知っている人がどれだけいるかなあ。

この「マナサス」というアルバム、スティーヴン・スティルスが、クリス・トリマンらと72年に結成したマナサスのファースト・アルバム。当時、LP2枚組で発売され(高くて買えなくて、貸レコード屋で借りた思い出がある)、片面づつ、副題がついていて、「The Raven」「The Wildernes」「Conside」「Rock&Roll Is Here To Stay」、アメリカン・ロックの様々なスタイルが展開されていて、実に楽しい。アメリカン・ルーツ・ロックが好きな方には、たまらない内容でしょう。
 

Manassas

 
スティーヴン・スティルスは、かの伝説のユニット、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)より先に、ニール・ヤング抜きで、クロスビー・スティルス&ナッシュ(CS&N)を結成して、一世を風靡したのだが、このCS&N、スティルスが言うには「ロック的なハードな部分が足りない」。そして、その改善策として、バッファロー・スプリングフィールドで犬猿の仲というか、ライバル同士というか、そんなニール・ヤングをCS&Nに呼んだ。

確かに、CSN&Yになって、CS&Nの良さに「ロック的なハードな部分」が加わって、グループ・サウンズとして充実した内容になった。が、しかし、その手柄をニールが一手に持って行ってしまった。確かに、ニールの才能を一番良く知っているのは、スティルスだったのだが、これには、スティルスも参っただろう。こともあろうに、犬猿の仲というか、ライバルというか、そんなニールに持って行かれてしまった。

その反省を踏まえてか、CSN&Y後の、スティルスが結成した「マナサス」は、スティルスと気のあったメンバーで、CS&Nで足らなかった「ロック的なハードな部分」を補って、CSN&Y的なグループ・サウンズを実現している。うんうん、スティルス君、君の気持ちは良くわかる。そして、CSN&Yの二番煎じにならないように、アメリカン・ルーツ・ミュージックのエッセンスを積極的に取り込んで、アメリカン・ロックのショーケース的な内容については、文句無しに楽しい。

ただ、やっぱり、CS&Nで足らなかった「ロック的なハードな部分」の改善については、ニール・ヤングが最適なパートナーだったようだ。「マナサス」の各演奏については、まだまだ重心が高い演奏が多々あり、CSN&Yの域には達していない。

その後、スティルスは、何度か、ニール・ヤングとユニットを組んでいる。スティルス君、君の気持ちは良くわかる。どんなに嫌な奴でも、その才能が必要な時ってあるよな。特に、その才能について、決して自分が持ち得ない場合は、なおさらである。スティルスって、意外と苦労人なのかもしれない。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 5日 (火曜日)

ちょっと変だけど、得した気分

一昨日、iTunes Plusの話題を書いた。iTunes Plusにアップデートしたアルバムの中に、Van Der Graaf Generatorの「Godbluff」も含まれていたが、このアルバムが曰く付きで、以前、iTMSからダウンロードした時に、何が原因かは判らないんだが、1曲目の「Undercover Man」の途中で、音飛びがする。

デジタルの楽曲で音飛びである。まさか、回線の問題でもあるまい。恐らく、iTMSにアップされた時に既に、音飛びがあったと推測される。凄く損した気分だったが、今回、iTunes Plusにアップグレードしたら、音質が飛躍的に良くなった上に、この音飛びが無くなった。もともと、iTMSの音楽ファイルの品質に問題があった訳なので、ちょっと変だけど、得した気分。

と言うことで、今日の通勤音楽は、音飛びが無くなり、音質が向上した、Van Der Graaf Generatorの「Godbluff」(写真左)。Van Der Graaf Generatorは、英国のプログレ・バンドだが、日本では馴染みが薄い。「暗い・重い・くどい」歌声のピータハミルだが、これが英国プログレらしくて、とても良い。「Godbluff」は、1975年発表の5thアルバム。彼らの特徴である暗いイメージにやや明るさとハードさがミックスされた秀作。ボーナスの2曲はライブなんだが、音質は悪いし、コレクター向きだな。

Vdgg_godbluff

さて、このブログも、お陰様で、1年で20,000アクセスを越えた。けど、考えてみると、1日平均50アクセスかあ。まあ、ジャズ・フュージョンと70年代ロック・Jポップの話題が中心の、ちょっとマイナーで、マニアックなブログなので仕方が無いけど、ここのところ、アクセス数が伸びないなあ。かなり真面目に記事を書いているので、面白くないんだろうなあ。でも、僕としては、この文章の調子でしか、記事が書けないしなあ。

基本的に、このブログは毎日更新で頑張っているが、話題作りと原稿書きのモチベーションの維持が結構大変な時もある。こんな時、コメントなどをいただければ、と思うんだが、このブログ、コメントを入れる気にならないのか、アクセス数の割りにコメントが少ない気がする。このブログを読んでいただいている皆さんに、何かの参考になればと、アルバム紹介を中心に書いているんだけどなあ。

ちょっと最後は愚痴になりましたけど、顔の見えない、不特定多数の皆さんに情報発信をしていると、ほんのたまに「こんなことしてて何になるんやろか」と思って、「止めよかな〜」なんて思うことがあって、今日がそんな気分に取り憑かれた一日でした。やれやれ。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 4日 (月曜日)

フュージョンの名盤が再発!

今日は人間ドックの日。一年ごとに通って、早15年。さすがにこの歳になってくると、いろいろと不具合が出てきて、その度に精密検査に至ったりするが、全て「問題無し」できている。それでも、この3年ほど、コレステロール値が少し高いのが問題と言えば、問題。

しかし、今日の人間ドックの結果説明の医者は最悪だった。若い女医なのだが、これが人として最悪。しかも、医者としても最低。まずは結果説明の冒頭から、検査結果の数字や経年変化も全く説明せず、コレステロールの値が3年間、標準値を超えている部分(今年は努力の甲斐あって、30ほど下がって、標準値の上限から30程度まで下がったのにも関わらずだ)だけを見て、いきなり、人を軽蔑するような高笑いをしながら「あなたは健康に関して全く無知で、改善も出来ない、最低の人ですねえ」ときた。ちょっと待て。初対面でそれはないだろう。かなりカチンと来た。

そして、全くそんなこと事実は無いのにも関わらずだ、「これまで、長年注意されてきたことを改善できないあなたは駄目な人種だ、このままだと明日にでも死んでしまうかもしれない」と来た。あのなあ、医者が頭ごなしに「死」という言葉を使って脅しをかければ、患者は必ず言うことを聞く、と勘違いしているのか。医者が勝手な論理と想像で人を脅してどうする。これが医者の言うことか。これで堪忍袋の緒が切れた。すると、今度は声を荒げて、自分の正当性をとうとうと述べ、自分は全く悪くない、と言い訳を並べまくる。

とにかく、もう話にならないので、「説明を一通りしろ、職務だけは果たせ」と言うと、怯えて手を震わせて、マニュアル通り、というか、物の本に書いてある通りの説明を続ける。検査結果を全く見ずに、全く確認せずに、だ。医者として、これは、ありえないだろう。ほんと、人間的に問題だらけの、プロ意識のかけらもない、最悪の女医だった。15年間通っていて、これだけ気分の悪い、不愉快な人間ドックは初めて。このブログを書いている今でも、不愉快な気分は変わらない。医者が何の根拠もないのに、「あんた、いつ死ぬか判らんぞ」といきなり言うか。

Warner_fusion_0706

まあ、今回の人間ドックの結果は、数字の説明は全く無かったので、後で検診結果が送られてきたら、じっくり、その内容を見て、主治医に相談しに行くとして、気分を変えて、フュージョン・ファンの皆さんに明るいニュースを・・・。

ワーナーミュージック・ジャパンが所有するフュージョンのカタログの中から、ベストセラーとなった作品が税込1,500円(2枚組は2,500円)という廉価盤としてリイシュー。「FUSION MASTERPIECE 1500」と題し、6月と7月の2度にわたって発売となるそうです。注目は、すべての音源が最新の24ビット・デジタル・リマスタリングになっていること。24ビット・デジタル・リマスタリングで、1枚1,500円は割安感大。

6月27日には、ラリー・カールトン、リー・リトナー、ジョージ・ベンソン、ロベン・フォード、イエロージャケッツ、コーネル・デュプリー、ビリー・コブハムらの15タイトルが、そして7月25日には、スタッフ、ジャコ・パストリアス、デヴィッド・サンボーン、グローヴァー・ワシントンJr.、ボブ・ジェイムス、ステップス・アヘッド、マイケル・ブレッカー、クラウス・オガーマンらの15タイトルが登場。このリーダー名を見ると、フュージョン・ファンにとっては、そうそうたるメンバーですよね。

僕は早速、ラリー・カルトーンの諸作、そして、コーネル・デュプリー「ティージン」(写真左)、ビリー・コブハム「スペクトラム」(写真右)を発注しました。フュージョンのベストセラーとなった作品って、僕の場合、CD化された早い時期に購入しているので、リマスタリングに問題があるものが多いんですよ。今回、ちょっと手持ちのCDと「カブる」アルバムが出てきますが、仕方がないことと諦めています(笑)。

しかし、最近、若い先生と若い医者の質と人間性が「がた落ち」だと言うが、悲しいかな、認めざるを得ないなあ。若い先生と若い医者を頼るのはやめて、自らがしっかりと結果を把握し、自らが信頼できる先生や医者に相談するという、能動的な動きを心がけるべきだ、今日、改めてそう思った。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 3日 (日曜日)

iTunes Plusを早速試してみた。

今日も朝から爽やかな晴天。窓を開け放つと、ちょっと強めの爽やかな風が吹き込んできて、肌寒いくらい。この土日の休日は、実に爽やかな好天に恵まれて、実に気分が良い。

さて、昨日、Appleからのメールで、iTunes Plus なる「新フォーマット」がリリースされたこと知った。iTunes Plusとは、標準ビットレート(128Kbps)の2倍の、より高音質な256Kbps AACエンコーディング、DRMフリー(デジタル著作権管理なし)のフォーマット。iPodの他、他のデジタル・ミュージック・プレーヤーやコンピュータ(台数無制限)で楽曲を再生できる。

ふむふむ、ビットレートが倍になるのか。これは音質の向上が期待できる。しかも、既に、標準ビットレート(128Kbps)で購入済みのアルバムも、アルバム価格の30%でアップグレードできる、とある。どれどれと、早速、アップグレードして、我が家のメイン・ステレオ(iTunesから直接ステレオで聴ける環境を装備)で、その音質の向上を体感してみた。

D_byrd

早速、iTunes Plusへアップグレードして、我がメイン・ステレオで試聴したのアルバムが、ドナルド・バードの「カリカチャーズ」(写真左)。ドナルド・バードのブルーノート・レーベルにおける最終作。

アーニー・ワッツなど、多彩なメンバーを迎えたジャズ・ファンク作品で、モータウン・レーベルの伝説的なベーシスト、ジェームス・ジェマーソンが参加している。ファンキーなボーカルもふんだんに入っていて、これはもうジャズの範疇には収まらない、ブラック・ファンクの作品として見た方が据わりが良い。でも、このアルバムような「ジャズ・ファンク」の雰囲気、僕は意外と好きなんですよ。聴き込むっていうには、ちょっと辛いかもしれないけど、楽しく「ながら」しながら聴くには、明るくて、ノリが良くて、実に良い雰囲気です。

日本では、当時から長らく、「これはジャズでもフュージョンでも無い」ということで(じゃあなんなんだ)、片隅に追いやられ、ほとんど忘れ去られていたジャンルの演奏ですね。最近、少しずつ復刻されてきて、再評価されつつあります。

そうそう、iTunes Plusの音質でした。さすがに、ビットレートが2倍になった効果は絶大で、細かいことを言わなければ、通常のCDの音質と比べて、遜色のない感じで、なかなか良いですね。試聴にも、まずまず耐えられる音質になった感じで、僕としては合格点ですね。

しかし、5年前、サーバーからパソコンに、音楽のアルバムをダウンロードして、無線LANで飛ばして、メイン・ステレオで試聴する、なんてことが実現するなんて、理屈では判っていても、現実感は乏しかった。その5年後に、日常生活にとけ込んだ形で実現しているなんて、ほんと、技術の進歩は素晴らしいものがある。今日、iTunes Plusの試聴していて、しみじみ思った。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 2日 (土曜日)

久しぶりにピンク・フロイド

ここ千葉県北西部地方は、朝から爽やかな晴天。吹く風も少し冷たく、日差しは強いが、日陰に半袖でいると、ちょっと涼しいかなあ、という陽気。今日は朝の寝覚めも良く、気持ちの良い一日。

夕飯は、僕の当番なのだが、今日は、マツケン・レシピから「マツケン流焼きそば」を作る。これは、フジテレビにて、土曜日の正午からの番組「GOGOサタ」の中の、マツケン流クッキングでのレシピ。これが、なかなかに上手くできた。ラー油が多かったのか(分量通りだったんだけど)、ちょっと辛かったけど、実に美味い。ビールにばっちり合う美味しさ。

Darkside_of_the_moon

今日は、午前中に買い出しに出る他に予定は無く、ノンビリした午後。最近、紙ジャケで手に入れたウェザー・リポートのアルバムを幾つか聴いて、リマスタリングによる音の向上に舌を巻き、感じ入り、最近、ちょっとジャズのアルバム鑑賞が続いたので、ロックのアルバムを引きずり出す。

今日は、かなり久しぶりになるんだが、ピンク・フロイドの「狂気(The Dark Side of the Moon)」を聴く。 1973年に発表されたピンク・フロイドの8枚目の作品。全米チャートに570週にわたってランク・インするという驚異的なロング・セールスを記録したモンスター・アルバム。名実ともに彼らの最高傑作。アラン・パーソンズをエンジニアを迎え、ロックにクラシック的な方法論を取り入れたプログレッシヴ・ロックのスタイルに洗練さを加えた大名盤。

やっぱり、良いですね〜。高校時代から延々と聴き続けてきたアルバムだけど、飽きないところが凄い。昔はかなりトンガッた内容だと感じたものだが、今の耳で聴くと、意外とゆったりとした、テクニックで押すのでは無く、演奏の雰囲気で押す、不思議な感覚。これがピンク・フロイドの個性なんですよね。久しぶりに聴きましたが、またまた、新しい感じ方があったりして、聴いていて面白かったです。

この「狂気」というアルバム、最近リリースされた、SACDハイブリッドのリマスター盤は、ジャケットのデザインが変わっています(写真右)。従来の黒が基調のジャケット(写真左)に慣れ親しんできた僕からすると、ちょっと違和感があります。どちらも、ストーム・ソーガソン(ヒプノシス)のデザインなんですが、やっぱり、従来の黒基調のジャケットが良いなあ。なんで変えたのだろう。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

2007年6月 1日 (金曜日)

70年代のファンキー・ジャズ

午後から天気は回復。それでも、午前中は梅雨を連想させる、どんよりとした曇り空。にわか雨まで降ってきていた。と思っていたら、今日、南九州は梅雨入りとか。あ〜あ、今年も鬱陶しい梅雨の季節到来かあ。

 

今日は何を思ったのか、急に、70年代のスタンリー・タレンタインが聴きたくなって、通勤の往き帰りの通勤音楽はスタンリー・タレンタインの「シュガー」(写真左)。

 

この「シュガー」というアルバムは、1970年、クリード・テイラーのプロデュースによってCTI移籍第一弾として吹き込み大ヒット。60年代末のスランプを一気に抜け出して第二期黄金時代を築いた、記念碑的アルバム。録音メンバーは、Freddie Hubbard (tp); Stanley Turrentine (ts); Lonnie L. Smith Jr. (aka Lonnie Liston Smith) (el-p); George Benson (el-g); Ron Carter (b); Billy Kaye (d)。

 

Sugar

 

いや〜、このアルバム、徹頭徹尾、コテコテのファンキー・ジャズ。でも、音の雰囲気は70年代で、60年代とは明らかに違う、洗練されたファンキーという感じの、70年代を強く感じさせるアルバム。タレンタインのテナーは、豪快かつファンキーで、60年代と変わらないが、ロン・カーターのベースは、生ベースにマイク・アタッチメントを付けて、生音を増幅させて、「ドローン、ドローン」という感じの緩んだ締まりのない音が情けないけど、今の耳には、これが70年代を感じさせて、なかなか味わい深い。

 

ジョージ・ベンソンのギターは快調そのもの。70年代、大活躍の時代の演奏だけに、覇気溢れるフュージョン・ギターは、コテコテファンキーなタレンタインのテナーを際だたせる。ロニー・リストン・スミスのオルガンは、意外とサラリとしていて、くどくなく、これはこれで良い味出してる。

 

学生時代は、友人の前では、「ファンキー・ジャズなんて、ちょっと古くさいなあ」と言いながら、ちょっと斜に構えて、ちょっと軽蔑したふりをしていたけれど、このタレンタインの「シュガー」は、当時、スタジオ・ミュージシャン中心のバカテク・フュージョンとは違って、味わいがあるというか、魂が入っているというか、一人で聴いていると、思わず「上手いなあ、心地良いなあ」と叫んでしまうような、粋な演奏がお気に入り。

 

そうそう、ジャケットは、ちょっとH、というか、官能的というか、ジャズらしからぬ実に印象的なジャケットなのだが、この雰囲気がCTIレーベルのジャケット・デザインそのもので、ジャケット・デザインで有名なブルーノートと同じく、ジャケットを一目見れば、レーベルが判ってしまう様な、実に個性的なデザインが素晴らしい。

 

ノリの良い、ちょっと洗練された「コテコテ」のファンキー・ジャズを聴くと、学生時代のあの頃を思い出す。ファンキー・ジャズはもう古い、と言いながら、元気の無い日には、一人部屋の中で、タレンタインの「シュガー」が鳴っていた。今でも、タレンタインのファンキー・ジャズは、元気の出るクスリの一枚である。
   
   
   
 ★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー