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2007年5月の記事

2007年5月31日 (木曜日)

ロッドのファースト・アルバム

朝、通勤時、土砂降りで、しかも電車は遅れるわ、遅れたら大混雑だし、JRはこの時期、冷房をケチるから蒸し暑いわ、かなりギュウギュウ詰めだわ、今日の朝はもう散々な目にあった。会社に行くだけで疲れる朝。家に帰り着いた今でも、体の関節がなんだか痛い。もう長年経験しているが、電車が遅れた時の東京の通勤ラッシュは殺人的である。

さらに、本業の方がなんだか忙しく、といって体力的に忙しい訳では無く、頭、つまりCPUをかなり使う事象があって、頭を使うことは嫌いではないので、楽しいことは楽しいのだが、いろいろなバリエーションを読み切ったあとは、どっと頭が疲れて、目のピントが合わない。危ないことこの上なく、帰宅時などは、道を歩く時は、かなり注意深く歩くことになる。
 

Rod_stewart_album

 
頭が疲れてくると、シンプルで当たりが適度に柔らかくて、聞き応えのあるロックが聴きたくなる。そんなロックと言えば、ボーカル中心のアルバムだ。シンプルで当たりが適度に柔らかくて、聞き応えのあるロック、そして、ボーカル中心のアルバムとなれば、僕は、真っ先に「ロッド・スチュアート」が浮かぶ。

ということで、今日の帰りの通勤音楽はロッドのファースト・アルバム「An old raincoat won't ever let you down (The Rod Stewart Album)」。1970年の作品である。ジャケットは2種類あるが、オリジナルの「ロッドと子供」の写真のジャケットが良い。米国盤のど〜でも良い感じのジャケットはちょっと酷いなあ。

このファースト・アルバム、ファースト・アルバムの割に、音作りがなかなかのもので、アルバム・リリース当時、流行っていたトレンディーな音を取り上げ、つまり、このファースト・アルバムでは、ちょっとサイケデリックな雰囲気も見え隠れしつつ、ブルース・ロックを基本に据えている。そして、それだけではメリハリが効かないので、英国国民のツボのひとつである、ブリティッシュ・フォークの音色をベースにしたトラディショナルな音作りを積極的に採用。所々、クラシックな隠し味を見せながら、聴き応えのあるアルバムに仕上げているのは見事。

しかしなあ、ロッドはとにかく歌が上手いなあ。上手いというか、凄く上手い。独特のダミ声ではあるが、このダミ声に味があり、途方もなく上手いときている。ロッドのボーカルは聴いていて惚れ惚れする。歌が上手いので、ロッドは、ソロ・アルバムでは、カバーが結構あるのだが、彼は他人の曲をカバーしても、あまりに歌が上手いので、ロッドのオリジナルに聴こえてしまうのが面白い。ロッドに関しては、カバー曲が意外と聴き応えがあって面白い。

会社からの帰り道、ロッドの途方無く上手いボーカルで、初々しいファースト・アルバムを聴きながら、最寄りの駅に降り立った時には、精神的な疲れは完全に癒えて、そういえば腹ぺこ。こういう感じで、結構、毎日、晩ご飯は美味しくいただいております(笑)。
 
 
 
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2007年5月30日 (水曜日)

アルバムの評価の基準って・・・

今日は朝からぐずついた天気。なんだか梅雨空って感じなのだが、まだ早いだろう。でも、鬱陶しいことには変わりはない。

さて、昨日は、適度に「トンガっていて」、適度に「伝統的な」ジャズとして、テナー・サックス奏者の「ブッカー・アービン」をご紹介した。この「ブッカー・アービン」のそれぞれのリーダー・アルバムの日本での評価を見てみると、なかなか面白いことに気がつく。

日本では、ジャズのテナー・サックスの奏者は、なぜか判らないが、ジョン・コルトレーンが絶対とされる。ジョン・コルトレーンが、ジャズのジャンルにおいて、テナー・サックスの演奏を極めた最高のミュージシャンである、という解釈。つまり、ジョン・コルトレーンを最高の演奏者として、他のテナー・サックス奏者を評価するという「コルトレーン至上主義」が、今でも、まかり通っている。

Booker_ervin_2

例えば、先にご紹介した「ブッカー・アービン」のリーダー・アルバムの中で、最高傑作は『ザ・ソング・ブック』とされることが多い。そうだろうか。このブッカー・アービンの『ザ・ソング・ブック』を聴くと、彼のテナーの音が、コルトレーンとほぼそっくりなことが良く判る(詳細を見ると相違点はあるが・・・)。そして、曲名を見渡すと、ほとんどがスタンダード・ナンバー。つまり、コルトレーンに似た、ワンホーン・カルテットによるスタンダード・ナンバー集と言うことで最高傑作という評価。

そうだろうか? ジャズとは「個性を楽しむ」音楽ではなかったのか。「個性を楽しむ」という観点では、適度に「トンガっていて」適度に「伝統的な」ジャズとして、やや「トンガった」方に寄っている『ヘビー!!!』の方が彼の個性の一端と彼の優れた演奏テクニックを楽しめるし、かなり「トンガった」方に寄っている『スペース・ブック』の方が、ちょっと過激ではあるが、彼の個性的なブローイングを心ゆくまで楽しめる。

この2枚に比べると、『ザ・ソング・ブック』は、演奏テクニックが素晴らしいのは、それぞれ同じだが、コルトレーンと奏法が似通っている分、彼の個性が明確でなく、聞き流しているとコルトレーンと間違いそうだ。つまり、ジャズ鑑賞の楽しみとして「個性を楽しむ」という面では、物足りないアルバムと言うことが出来る。コルトレーンとよく似ていて、コルトレーン以上では絶対にないのだが、なかなかに健闘していて、ワンホーン・カルテットで、スタンダードが中心というだけで、最大の評価を与えるのは、演奏家に対して、失礼なのではないだろうか?

ジャズの演奏に「絶対的」な演奏は無いと思うし、「絶対的に優れた」演奏家はいないと思う。「演奏の個性を楽しむことのできる音楽ジャンル」として、様々なミュージシャンを、彼らに対してリスペクトの念を抱きつつ、様々なアルバムを聴き、それぞれの演奏家の個性を楽しむことが、「ジャズに親しむ」の早道ですね。

ジャズの演奏に「絶対的」な演奏は無いと思うし、「絶対的に優れた」演奏家はいないが、「最悪な」演奏と「最悪な」演奏家はいる。それは、「個性が無い」演奏と「楽器が下手な」演奏家だろう。
 
 
 
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2007年5月29日 (火曜日)

適度に「トンガっている」ジャズ

忘れた頃に食べる、ミスタードーナツの「オールドファッション」って、やっぱり美味い。この「オールドファッション」が、我が家特製のトマト玉子スープに、実に「あう」。特製トマト玉子スープを飲みながらの「オールドファッション」って、絶品である。今日の晩ご飯は「満足」である。

ジャズを聴き続けて、30年以上になるが、名盤・定盤の類を聴いていると、極端に「トンガっている」ジャズ、例えば、フリー・ジャズとか、フリー一歩手前のコルトレーン的ブロウとか、「トンガった」モード・ジャズとか、を聴いていると、徐々に「疲れてくる」。
 
といって、バリバリ、コテコテの「伝統的な」、絵に描いたようなハード・バップも、聞き続けると、徐々に「もたれてくる」。そんな時、「無いものねだり」ではではないのだが、適度に「トンガっていて」、適度に「伝統的な」ジャズってないのか、と思ったりする。
 
適度に「トンガっていて」、適度に「伝統的な」ジャズ、と考えると、ブッカー・アービンの名前が浮かぶ。ミンガス・グループでお馴染みテナー奏者、ブッカー・アービン。1930年テキサス州生れ。
 
1970 年、ニューヨークで癌のため死去。ハイスクール時代、トロンボーンを始め、空軍バンドに在籍中にテナーに転向。54年、バークリー音楽院に学ぶ。58年 ニューヨークに進出。60年からは自己のバンドを率いる。ホレス・パーランとの双頭コンボはプレーハウス4の名で知られる。
 

Booker_ervin

 
このブッカー・アービンのテナーって、適度に「トンガっていて」、適度に「伝統的な」テナーで、実に具合が良い。後期コルトレーンほどアブストラクトでは無く、50年代後半のハード・バップほど、コテコテの「伝統的な」テナーでは無い。
 
その適度に「トンガっていて」、適度に「伝統的な」テナーで、このテナーの音が心地良いほどに太くて、ほのかに「アーシーな香り」がする。そんな彼のアルバムの中でも、ちょっと伝統的な方に偏ったアルバムが、Booker Ervin『Cookin'』(写真左)。

リズム隊を務めるのは、ホレス・パーラン(p)、ジョージ・タッカー(b)、ダニー・リッチモンド(ds)の3人。そして、ブッカー・アービンとフロントを務めるのが、リチャード・ウィリアムス(tp)。アービンのテナーは素晴らしいのは、当たり前として、トランペットのリチャード・ウィリアムスが実に上手い。
 
リー・モーガンの様なブリリアントな響きではあるが、モーガンより癖が無い。適度に癖があるが、基本はストレートな「これぞトランペット」って音とテクニックが素晴らしい。バックのリズム隊3人も秀逸。特に、ホレス・パーランの個性的でアーシーなピアノは、フロントの2人にピッタリ。

ジャケット・デザインもなかなかのもの。適度に「トンガっている」部分で感性を刺激され、適度に「伝統的な」部分で心が癒される。これぞジャズの醍醐味を味わうことの出来る「隠れ名盤」の一枚である。
 
 
 
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2007年5月28日 (月曜日)

追悼・ZARD急逝・・・・

昨日の夕方、突如の夕立から、冷たい北風〜西風が吹き荒れ、これが5月の夜の気温か、と疑うくらい涼しくなって、今日の朝は、なんだか「涼しすぎる」朝。気温が一ヶ月ほど逆戻りした感じ。今日の東京の最高気温は20度。昨日が29度あったから、一日で9度下がったことになる。う〜ん、今年は気温の変化が激しすぎる。

さて、今日は、有名人の逝去の報が相次いだ。その一人が、ZARDこと、坂井泉水さんが急逝した。報道によると、坂井さんは昨年6月から、子宮頸(けい)がんを患い、一度は快方に向かったが、がんの肺転移が認められ、今年4月に再入院。治療の甲斐あって、ここ最近は早朝に病院敷地内を散歩するまでに。が、5月26日早朝、病室に戻る途中、階段を通った際、前日の雨により足を滑らせて転落。後頭部を強打し、逝去とのこと。う〜ん、闘病生活から快方に向かいつつある時に、足を滑らせて転落し、天に召されるとは・・・。こんな切ない事実があって良いのか。なんだか、沈痛な気持ちになる。

Zard

う〜ん、ショックやなあ。ZARDと言えば、1993年、6thシングル『負けないで』が、オリコンチャート1位獲得し、ミリオンヒットに。その3ヵ月後に『揺れる想い』が、またまた、ミリオンヒット。この年のアーティスト・トータルセールスの1位を獲得。以降、普遍性とポジティヴィティ溢れる「青春ど真ん中」的な爽快感をベースにした楽曲を中心にヒット曲を連発。90年代から現在までの「大衆ポップス」の代表格だった。

僕ですら「負けないで」や「揺れる想い」は「大のお気に入り」で、カラオケでも良く歌ったし、彼女のベストのCDは、しっかり持っているし、カーステで聴く、お気に入り曲の自作コンピには、必ず、ZARDの楽曲は数曲入っているし、ZARDのカバーした、久保田早紀の「異邦人」は、密かなお気に入りで、最近になっても良く聴く。

彼女の歌は、70年代ニューミュージックの王道である「青春シティ・ポップス」の要素・雰囲気を、現代に推し進め、最新の録音技術と演奏技術をバックに、究極の「青春シティ・ポップス」を現出した、そんな雰囲気を僕は最大限に評価している。その過剰なまでの爽快感ゆえに、「毒にも薬にもならない」と陰口を叩かれることもあったが、僕は、そんな「青春シティ・ポップス」の存在は非常に大切だと思うし、そんな爽快感溢れる楽曲について、結構、僕は好きなのだ。爽やかな楽音って、常に聴いていると疲れてしまうけど、時々、精神的に辛い時、疲れた時に、この爽快感溢れるZARDの楽曲は「癒しの曲」だった。

しかし、人生って判らないもんやなあ。最近、子供の頃から親しんできた芸能人の方々、昔、仕事でお世話になった先輩の方々の訃報に接することが多い昨今、やっぱり、自分の思ったことは、基本的に躊躇することなく、実行に移すべし。後悔ばかりを残して、この世を去りたくないものだ、と強く思った。
 
 
 
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2007年5月27日 (日曜日)

18年ぶりのライブ・アルバム

ちょっと暑い一日。でも、昨日よりは風がある分、過ごし易い。それでも、30分も歩けば、汗が流れてくる。今日の東京の最高気温は29度。もう気温に関しては夏である。風が涼しい分、まだ5月かなあ、って感じもするけどね。

暑いなあと思っていたら、案の定、夕方6時半過ぎから夕立に。少し、涼しい強い東風が吹いて、ザーッと来た。その後、北風になったが、この北風が涼しいこと。ちょっと肌寒いぐらい。う〜ん、5月下旬での夕立は、ここら辺りに住んで25年になるが記憶に無いなあ。今年の異常なまでの暖冬に始まった今年の天候不順は、まだ続いているようだ。

閑話休題。昨日、サディステック・ミカ・バンドの、今回の再結成のライブ・アルバムを手に入れた。題して、シンプルに「LIVE in Tokyo」(写真左)。ジャケット写真は、「Big-Bang, Bang!(愛的相対性理論)」で、木村カエラが、蓮の花の中から登場したシーン。なかなか象徴的なジャケットで、このジャケットを見ただけで、その内容が楽しみになる。

内容としては、伝説の名盤「黒船」と、最新アルバム「NARKISSOS」から主にピックアップされた楽曲と、その他のアルバムからの代表曲を織り交ぜた、ファンはたまらないライブ・アルバムに仕上がっていて、聴いていて実に楽しいアルバムである。

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特に、Disk1の「墨絵の国へ」〜「黒船 (嘉永6年6月2日)」〜「黒船 (嘉永6年6月3日)」〜「黒船 (嘉永6年6月4日)」〜「颱風歌」〜「どんたく」〜「四季頌歌」の流れは、往年のファンの一人として、聴く度にゾクゾクする。やっと、まともな音、まともな演奏で、あの伝説の名盤「黒船」が、ライブ再現され、それが、ライブ・アルバムで楽しむことが出来る。やっと、その想いが実現したのだ。

カエラのボーカルも良好で、やっと、サディステック・ミカ・バンドの楽曲を、まともなボーカルで楽しむことが出来る様になったことを素直に喜びたい。一説には、初代女性ヴォーカルの加藤ミカ(福井ミカ)のボーカルは、以降のニューウェーブのボーカリストへの影響は大きく、彼女のボーカルの存在感は、小さなものではなかったとの説が台頭しつつあるそうだが、僕にしてみれば、下手なものは下手なだけ。事実として、当時、サディステック・ミカ・バンドのボーカルを務めることのできる、正式な女性ボーカリストがいなかった、ということだけだろう。

2代目女性ボーカリストだった桐島かれんに至っては、なぜ彼女をボーカリストに選んだのか理解に苦しむだけで、まだ、ミカのほうが「まし」であった。つまり、ボーカル(男性ボーカルも含めて)が、サディステック・ミカ・バンドのライブの最大の弱点だったのだが、今回、加藤和彦以下、男性ボーカルの調子も良く、当然、木村カエラのボーカルも好調。今回、やっと、サディステック・ミカ・バンドのライブの最大の弱点だったボーカルが、劇的に改善された。万感の思いである(笑)。

このライブ・アルバム、良いですよ。Disk3の『Official Historical Bootleg』には、1975年、彼らがロンドンに旅立つ直前に行われた、共立講堂での日本での最後のライヴの音源を収録しているが、音質的にも演奏的にも、あまり見るべきものは無く、マニア向けの「貴重なおまけ」という位置づけだろう。過度な期待は厳禁な類の代物である。それでも、マニアには必要なものなんですけどね。僕はちょっと興味深く聴ける部分があって、付いていて良かったですけど・・・。一般の方にはいらないでしょうね。

最後に、苦言を。今回、サディステック・ミカ・バンドと奥田民生という組み合わせに、相当の違和感を覚えた。なんで、今回のサディステック・ミカ・バンドのライブに、奥田民生が出てくるのか? ただ単に邪魔なだけだったなあ。ギターもお世辞にも上手いとは言えず、ボーカルもミカ・バンドに全く合わないしなあ。誰のアイデアだったのだろうか。今回の伝説のライブの唯一の汚点である。
 
 
 
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2007年5月26日 (土曜日)

キタ〜、W.R.後期の紙ジャケ

夏みたいな強い日差しが降り注いでいるにも関わらず、風が心地良く、爽やかな一日。ここ千葉県北西部地方は、昨日の雨の一日とはうって変わって、初夏の実に爽やかな晴天。こんな爽やかな気候が続いたら良いのになあ。今日は、気分は「ハワイ」である(笑)。

爽やかな一日の中で、ノンビリと過ごす幸せを噛みしめつつ、このところ、ジャズやロックのお気に入りバンドのアルバムが次々と紙ジャケ化されている。もう嬉しいったら嬉しいな。

一昨日は、待ちに待った「リトル・フィート」のオリジナル盤の紙ジャケが手に入ったことをお知らせしたが、今日は、ジャズとフュージョンのジャンルにまたがる、伝説のジャズ・コンボ、ウェザー・リポートの活動後期のオリジナル盤紙ジャケが手に入った。これで、ウェザー・リポートのオリジナル・アルバムは全て紙ジャケで揃ったことになる。めでたし、めでたし。

このウェザー・リポートのアルバムの紙ジャケ化は今回が初めてでは無い。ウェザー・リポートは、大学時代からの僕の大のお気に入りのジャズ・コンボなので、早々に、全アルバムをプラケース盤で手に入れてしまっていた。それでも、どうしてもマニアとして紙ジャケとして持っていたいものだけを、後ろ髪引かれる思いで、前回の紙ジャケ化された時に手に入れた。

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でも、マニアとは困ったもので、やはり、30年以上にも渡り、マニアとして、ウェザー・リポートを聴き続けてきた者にとっては、やはり、全オリジナル・アルバムを紙ジャケで揃えたいと気持ちが、日に日に高まり、なぜ、前回の紙ジャケ化の時、妥協したのか、後悔がだんだん募ってきた矢先の、今回の再「紙ジャケ化」である。もう止まらない(笑)。これで、やっと本懐を遂げた訳である。
 
そうそう、「ウェザー・リポート」とは、史上最強のエレクトリック・ジャズ・コンボ。 Joe Zawinul とWayne Shorterとい う二人の双頭リーダーを核に、70年代〜80年代半ばまで、ジャズ・フュージョン界のトップ・バンドの一つとして君臨。全盛期には、Jaco Pastoriusという天才ベーシストを迎え「バードランド」で世界的ヒットを飛ばすなど栄華を極めた。その作風は、前半は、宇宙的かつリズミックで、先進的なジャズ的雰囲気。後半は、アーシーかつ華麗にして優雅。特に、活動中盤〜後半には、様々なワールド・ミュージックのエッセンスを融合させ、独自の音楽世界を確立した。真の「フュージョン(融合)」を実現した、偉大なコンボです。

良いですよ〜。特に、今回、手に入れた「後半部分のウェザー・リポート」(「ナイト・パッセージ」以降〜解散まで)のアルバムについて、僕としては、きっちりとした評価を下していませんので、今回の紙ジャケを入手できたということは、この「後半部分のウェザー・リポート」を評価するチャンスだと思っています。その結果については、また、レポートします。

さあ、聴くぞ、ウェザー・リポート。聴き始めて30年。今回「後半部分のウェザー・リポート」を聴き直すと、きっと、新しい発見がある、新しい音がある。それを思うと、聴く前から、なんだかワクワクしますね〜(笑)。
 
 
 
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2007年5月25日 (金曜日)

今日はお休みします m(_ _)m

久しぶりに、本業のほうで飲み会です。新人歓迎会 兼 送別会。まったく、人の出入りの多いところです。

またもや、相変わらず、午後7時という遅い時間のスタートですので、家に帰り着くのは、夜11時を過ぎるかな、と思われますので、本日のブログは、お休みします。

また、明日、お会いしましょう。では、また・・・・ m(_ _)m。
 
 
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2007年5月24日 (木曜日)

キタ〜、リトル・フィート紙ジャケ

学生時代から、欲しいアルバムは沢山ある。学生時代、欲しくても手元の軍資金には限りがあるので、欲しいアルバムにプライオリティを付けて、金をつっこんで買うアルバムと、買えないアルバムは、当時、流行始めていた「貸しレコード屋」で大量に借りてきて、夜を徹して、カセットにダビングした。

今回話題にするリトル・フィートは、アルバムを買うには、ちょっと全体プライオリティが低くて、貸しレコード屋で、全てのアルバムを借りて、徹夜でカセットにダビングしたのを覚えている。確か、アルバム1枚、一泊二日で300円くらいじゃなかったかなあ。

ちょっと全体プライオリティが低くいとは言ったが、僕は、リトル・フィートが好きだ。リトル・フィートとは、1969年に結成されたアメリカのロック・バンド。ニューオーリンズR&B、ブルース、カントリー、ジャズなど、アメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を色濃く押し出した、人工の都市L.A.のセンスと南部のファンクが融合した新しいファンク・サウンドが特長。ローウェル・ジョージのスライド・ギターがたまらない。特に、3枚目の「Dixie Chicken」は絶品。タイトルに見られるようにニューオーリンズ、南部色を感じさせる音楽性は、アメリカン・ルーツ・ミュージック好きの僕からすると、も〜、たまらん。

Little_feat

しかし、このリトル・フィートのアルバム、学生時代にカセットにダビングし、好んで聴きたおしたおかげで、1980年代末期には、カセットがへたって、ご臨終。1992年に、やっとCD化されていた「Dixie Chicken」をゲットしたんだが、その後、その他のアルバムがなかなかCD化されなかったのか、購入する資金がなかったのか、リトル・フィートの全アルバムがCDで揃うことが無かった。

2000年あたりから、自分として、リトル・フィートとのアルバムが揃っていないのはまずいのではないか、と思い始めたが、時は「紙ジャケ」ブーム。70年代ロックの有名バンドのアルバムが、続々と紙ジャケ化されていたので、そのうち、きっと、リトル・フィートの全アルバムが紙ジャケ化されるに違いない、それまで待つのだ、と言い聞かせて、待った、待った。でも、全く紙ジャケされる気配無し。時々、待ちきれず、プッツンと切れて、プラケース盤を買いそうにもなったが、その度にこらえた。

で、この2007年5月、ついに、リトル・フィートの70年代のアルバムが、紙ジャケ化された。嬉しい。ほんと、「キタ〜、リトル・フィート紙ジャケ」、狂喜乱舞状態である。待ってて良かった。プラケース盤の購入を思いとどまって良かった。嬉しくて、嬉しくて、涙涙涙である。タワレコでネットショップして、宅配便で来て、箱を開けて、手に取った時の充実感。この瞬間がたまらない。

リトル・フィートの70年代のアルバムは、アルバム・ジャケットのイラストも実に特徴的で素晴らしい。1972年の2作目「Sailin' Shoes」以降、ネオン・パーク(本名・マーティン・ミューラー)。のイラストで飾られ、その個性的なアートワークは、一度見たら忘れない。アメリカン・デザインの好きなものにとっては、たまらない代物である。

欲しいものは、出来るだけタイムリーにゲットするほうなんだが、今回は、グッとこらえて待つと、後に良いことがある、ということが、ちょっとだけ判った、ような気がした。
 
 
 
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2007年5月23日 (水曜日)

では、代表的名演と言えば・・・

昨日、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(以降JMと略す)のブルーノート4003番「モーニン」をご紹介した。その「モーニン」の収録曲の中でも、以降、代表曲として、JMのライブで必ずといっていいほど、演奏される名曲が、「モーニン」と「ブルース・マーチ」。では、この「モーニン」と「ブルース・マーチ」の代表的名演ってどれだろう、と考えた。

確かに、ブルーノート4003番の「モーニン」と「ブルース・マーチ」もなかなかの名演なのだが、「モーニン」の若干の堅さと緊張感がちょっとマイナス・ポイント。ウェイン・ショーターが音楽監督時代の「モーニン」と「ブルース・マーチ」は、モード的演奏でちょっと曲想にあわないし、マルサリス兄弟がフロントを担った時代は、下品なまでのファンキー色が全く感じられなくて、ちょっと不満。

では、私、松和のマスターは、どの「モーニン」と「ブルース・マーチ」を代表的名演に選ぶのか。そうですね〜、どの時代の「モーニン」と「ブルース・マーチ」も味わいがあって良いのですが、僕が今まで、好んで聴いてきた「モーニン」と「ブルース・マーチ」が収録されているアルバムは、「Art Blakey And The Jazz Messengers Live At Sweet Basil」(Paddle Wheel (J) K28P 6357・写真左)ですね。1985年3月24日のライブ録音です。
 

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このライブ・アルバム収録時のJMのメンバーは、Terence Blanchard (tp) Donald Harrison (as) Jean Toussaint (ts) Mulgrew Miller (p) Lonnie Plaxico (b) Art Blakey (d)。Terence Blanchard (tp) Donald Harrison (as) Jean Toussaint (ts) の3管のフロントが実に分厚くて迫力満点。

この分厚い3管が奏でる「モーニン」と「ブルース・マーチ」は、実に重厚。しかも、演奏技術が高く、実にスピーディー。疾走感溢れる「モーニン」と「ブルース・マーチ」は聴いていて、実に爽快である。加えて、御大Art Blakeyは絶好調。ベースのLonnie Plaxicoは堅実かつ、ボウイングのピッチがほぼ合っていて上手い。Mulgrew Millerは、理知的なファンキー・ピアノで、「モーニン」と「ブルース・マーチ」を、アーティスティックな世界に昇華させる。

しかも、このJMの若手ミュージシャンが、当時最先端の演奏スタイルでグイグイ押しまくる。伝統のハード・バップ・マナーを根底に据え、ファンキーな香りをほのかに漂わせ、当時最先端の演奏スタイルを駆使し、JM伝統の「ゴルソン・ハーモニー」を分厚く披露する。

この「Art Blakey And The Jazz Messengers Live At Sweet Basil」は、JMの伝統をしっかりと踏まえて、その上に、最先端の演奏スタイルを付加して、新しい演奏テイストを実現する。そんな優れたメンバーで演奏された「モーニン」と「ブルース・マーチ」は、切れ味鋭く、ジャズのテイストが満載である。やっぱり、僕としては、このアルバムの「モーニン」と「ブルース・マーチ」が一番ですね〜。

同じバンドで、同じ演奏曲。でも、時代が違うと、メンバーが違うと、演奏される内容は全く変わる。これが、ジャズの醍醐味の一つですね。他の演奏を以前の演奏をコピーすることは全く無い。ジャズとは「個性」の音楽である。
 
 
 
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2007年5月22日 (火曜日)

モーニン&ブルース・マーチ!!

ジャズの名盤、入門盤って、長年、ジャズを聴き続けていると、ついつい聴くことが少なくなってしまいがちだけど、聞き直せば、当時、気がつかなかったことに気がついたり、見えなかったことが見えてきたりして、実は「奥が深い」ということを再認識したりする。

今日、通勤の往き帰りで聴いたアルバムは、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey & Jazz Messengers)の『Moanin'』(写真左)である。といっても、「モーニン」というのは日本でつけた邦題、オリジナルは「Art Blakey & Jazz Messengers」とバンド名だけのシンプルなもの。

それには理由があって、当時、アート・ブレイキーは、ホレス・シルバーと袂を分かち、「ジャズ・メッセンジャーズ」のバンド名を譲り受けたのはいいが、バンドのレギュラーメンバーをごっそり抜かれて、不調状態に陥った。
 
しばらく不調な時代を過ごしたが、Lee Morgan・リー・モーガン (tp), Benny Golson・ベニー・ゴルソン (ts), Bobby Timmons・ボビー・ティモンズ (p), Jimmy Merrit・ジミー・メリット (b) という優秀なメンバーに恵まれ、復活の狼煙を上げたのが、このブルーノート4003番。

「復活の狼煙」の意味をこめて、ブルーノートの総帥アルフレッド・ライオンは、敢えてシンプルにバンド名だけをこのアルバムに冠した。再出発である。
 
このアルバム、やっぱり良いですね。ジャズを聴き始めた頃、結構早くから手に入れて、このアルバムは聴いて直ぐに、このアルバムは「判った」。実に判りやすいアルバムでした。
 
冒頭、コール・アンド・レスポンス、ゴスペル調の前奏が実にファンキーな「モーニン」。リー・モーガンの癖のある「鯔背な」トランペットが実に 「ジャズ」してて、ベニー・ゴルソンが(意外にも)バリバリにテナーを吹きまくる。ボビー・ティモンズのどこからみてもファンキーなピアノ。
 

Moanin

  
そして、今回気がついた、実に太くて堅実なジミー・メリットのベース。そして、御大アート・ブレイキーの素晴らしいドラミング。しかし、もっとファンキーで熱い演奏かと思ったら、結構、クールで神妙に演奏している。「復活の狼煙」の気負いと緊張が伝わってくる。

以降、音楽監督ベニー・ゴルソンの面目躍如、ゴルソン・ハーモニーが炸裂する「アー・ユー・リアル」。この曲の方が「モーニン」に比べて伸び伸びと皆が演奏しており、ファンキー一色である。

そして、リーダー・ブレイキーの「復活の狼煙」の気合いが溢れ、驚異的なドラミングを披露する「ドラム・サンダー組曲」。ちょっと気合いが入りすぎて、もたれ気味だが、その気合いに免じて「良し」。
 
そして、キャッチャーな、後にトレードマーク的な代表曲となった「ブルース・マーチ」。これは、もう、聴いていて「楽しい」という他に無い。聴く度に、口元が緩み、ニコニコしてしまう。元気で景気の良い演奏です。

ラストは「カム・レイン・オア・カム・シャイン」。邦題「降っても晴れても」、バリバリのジャズ・スタンダード。この定番のジャズ・スタンダードを、ジャズ・メッセンジャーズは、完璧に、ファンキーに演奏する。どファンキーな「降っても晴れても」。いや〜、なんて下品な「降っても晴れても」だろうか(笑)。
 
この下品さがたまらない。この下品さがファンキーなのだ。「鯔背な」ペットのモーガン、うねうねテナーのゴルソン、そして、極めつけは、どファンキーなソロを延々と披露するティモンズ。このどファンキーなティモンズがたまらない。

良いですね〜。聴き終わった後、なんだか清々しい感じがして、爽やかな気分になる。ジャズの名盤、入門盤って、こうでなくてはね。
 
そうそう、ジャケットのブレイキーの顔の大写し、ちょっとビックリしますが、このジャケットに怯まないで下さいね。中身はこれぞ、ハード・バップ、ファンキー・ジャズって演奏です。明るくてノリの良いジャズが好きな方には、特にお勧めです。
 
 
 
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2007年5月21日 (月曜日)

この本、お勧めですよ〜。

無類のお人好しでお節介で、子供の頃から、損ばかりしている。とにかく、困っている人がいると、放っておけないたちで、助けを求められると、何をおいてでも駆けつけるたちである。でも、このお人好しでお節介な性格って、決して得なことは無い。

助けに走って、良い時は良いんだが、一時、悪い状況に陥ったら「お前が悪いんだ」なんて直接言われるのは良くあることだし、助けに入って、状況が良くなったら、それっきり、ってことも良くある。まあ、お人好しでお節介な人間の条件は、決して見返りを求めないこと、決して礼を求めないこと、なんだけど、時に落ち込むこともしばしばである。が、持って生まれた性格だから仕方が無い。

愚痴はさておき、ジャズ本のご紹介をしよう。『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』(河出書房新社)という本が出た。僕のお気に入りの著者の一人、小川隆夫さんの著書である。昨年の8月に刊行された『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』の続編にあたるものだ。これが、実に面白い内容のジャズ本なのだ。

Jazz_100

ジャズというジャンルの音楽は、アルバムを聴いて楽しむという基本中の基本の楽しみ方の他に、ジャズ本を読んで、その本を読んで得た知識をベースに、アルバムを聴くともっと面白くなる、という楽しみ方もある音楽ジャンルだと思っている。アルバムや収録曲のエピソードがことのほか面白い。ジャズって、即興演奏の個性、演奏者の個性、作曲者の個性など、個性を楽しむ音楽である。つまり、「人」が中心の音楽ジャンルなので、その「人」にまつわるエピソードは、ことのほか面白い。

アルバム名やアーティスト名を伏せたまま、レコードないしはCDを試聴してもらい、そのアーティスト名を当てるお遊びを「ブラインドフォールド・テスト」と言うが、その「ブラインドフォールド・テスト」が、「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」のタイトルで、約20年もの間、『スイングジャーナル』誌に連載されていた。その「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」のインタビュアーが、著者の小川隆夫さん。この「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」は、僕も、初回からずっと愛読させていただいていました。その「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」での、ミュージシャンのコメントを再編したのが、この「JAZZ名盤100」の2冊。

ジャズマン、いわゆるプロの視点でのアルバム評って、我々素人とは違った視点があって、プロのミュージシャンを理解する上での大きな助けになりますし、アルバムにまつわる、ミュージシャンならではのエピソードなどは、「トリビアの泉」的な驚きや発見があったりして、凄く面白いです。ジャズを聴き始めて、ミュージシャンの人となりや、ミュージシャンの考え方、アルバムにまつわるエピソードなどに興味を持ち始めた方々には、是非、お勧めの2冊です。

アルバム2〜3枚程度のミュージシャンの談話を読むのが、最近の僕の「寝る前」の密かな楽しみ。さあ、今日も寝る前に、床に入って読むぞ。 
 
 
 
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2007年5月20日 (日曜日)

『レココレ』創刊25周年!

昨日の夕方、嵐のような激しい雷雨があって、それから涼しい風が吹き荒れて、今朝は、強い北風がビュービュー吹いて、強い日差しがなければ、なんだか西高東低、冬の気圧配置の雰囲気。結局、強い風は、ほぼ丸一日吹いていて、どう考えても、5月の陽気とは思えない涼しさ。ほんと、今年は気候不順やなあ。

70年代ロックをこよなく愛し、70年代ロックを特集したサイトを運営している我々にとって、力強い味方となる雑誌のNo.1が「レコード・コレクターズ」。略して「レココレ」。この愛読雑誌「レコード・コレクターズ」が、創刊25周年を迎えた。


70_rock


その25周年を記念して特集が「ロック・アルバム・ベスト100」。その名の通り、ロックの名盤を100枚選ぶのですが、5月号は60年代、6月号は70年代、7月号は80年代、と怒涛の3ヶ月連続。バーチャル音楽喫茶「松和」としては、この15日に発売された「70年代、ロック・アルバム・ベスト100」が大のお勧め。『レココレ』を代表する実力派ライター25人の投票により、100枚のアルバムが選出されて、それぞれに解説が添えられている、秀逸な企画。70年代ロックを極めようとする方には、ベーシックな100枚でしょう。

その内容の詳細は本書を手に取ってご覧いただくこととして、松和のマスターとしての印象のさわりを言うと、意外だったのは、プログレのジャンルからの選定が思ったより少なかったこと。そして、日本で当時人気だった、ハード・ロック(ZepやPurple)もあまり選出対象となっていない。逆に考えると、70年代ロックって、様々なジャンルの音楽があって、バリエーション豊かで、もうこれは真に「文化」と呼んでも良いレベルの、内容あるアルバムが多く存在したということなんだろう。

とにかく、70年代ロックのファンの方は、一度、手に取ってご覧いただくことをお勧めします。70年代ロックが網羅的に俯瞰することができて、なかなかに楽しい雰囲気に仕上がっていますよ。お勧めです。
 
 
 
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2007年5月19日 (土曜日)

「ジャズの小径」5月号、更新です

昨晩は天気がぐずついたが、今朝には晴れる、今日はお出かけ日和という、昨日の天気予報の触れ込みは、またまた外れた。最近、ほんとに、天気予報は当たらないねえ。

ここ千葉県北西部地方は、今朝は、朝から怪しい風が吹いて、ついには、10時頃には、にわか雨。昼から晴れるなんて、言ってたけど、日差しは差すことはあっても、スカッと晴れる訳でも無く、涼しい風が吹いて、なんとなく、少し肌寒くて、どんよりした天気が続く。やっと、この夕方になって、晴れてきた。

昨日から体調優れず、天気も良くないので、今日は、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の更新作業をすることにする。今回は、「ジャズの小径」の5月号である。

Jazz_komichi0705

先月は、なかなか気温が上がらず、肌寒い日が多くて、鬱陶しかったのですが、やっと、ゴールデン・ウィーク辺りから気温が上がり始めて、このところ、やっと初夏らしい気候になりました。この初夏の気候は、何をするにも良い季候です。読書、散歩、そして音楽鑑賞などなど・・・・。ジャズ鑑賞としては、気候が良い分、リラックスして聴ける、ちょっとマニアックな、ちょっと渋〜いジャズなんか、良いですよね。

とういうことで、今月は、バーチャル音楽喫茶『松和』のマスターが、そっと教える「ちょっと渋〜いジャズ」のアルバムと題して、「ちょっと渋〜いジャズ」のアルバムを2枚ご紹介しています。

まずは、ミルト・ジャクソンの「ジャズ・スカイライン」(写真左)。サボイ・レーベルからの1956年の作品ですが、ミルトの「ブルースの雰囲気満載のプレイ」を堪能できる逸品です。もう一枚は、マイルス・デイビスの「ポギーとベス」(写真右)。マイルスが「一番苦労したアルバムは」の問いに答えて、必ず挙げるこのアルバム。マイルスの歌心が溢れる「隠れ名盤」です。

どちらも、時々、バーチャル音楽喫茶『松和』のCDトレイに載る、松和のマスターお気に入りの「ちょっとマニアックで、ちょっと渋〜いジャズ」のアルバムです。どちらのジャケットもなかなか素敵ですし、ジャズをちょっと聴き慣れた方々に、特にお勧めの「隠れ名盤」です。

以降、詳しくは、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」まで、お越し下さいね。お待ちしております m(_ _)m。



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2007年5月18日 (金曜日)

オランダのプログレ・バンド。

昨晩から体調が優れない。精神的な疲れがドッと出て、ちょっとしんどい。と言う訳で、今日は思い切って「お疲れ休み」。とことん体調が悪くなる前に、リフレッシュしようと目論んだ。

うまくいかない他のプロジェクトの支援に入っているのだが、これがなかなか上手くいかない。こちらは、誠意を持って相対しているのだが、業者も客も、なかなか「人」の面での改善がみられない。「人」の面の問題は疲れる。そろそろ、さすがの僕も「しょうがない」という感じになってきた。全てが全て、上手くいく訳では無いからなあ。

こんな鬱な精神状態の時は、スカッと、70年代ロックが良い。しかも、僕の大好きなジャンルの「プログレ」じゃ〜。朝起きて、ネットサーフィンしていたら、オランダのプログレ・バンド「Focus(フォーカス)」の新譜に気がついた。「Focus 9 〜New Skin」(写真左)である。新譜と言っても、昨年のリリース。まあ、正直言うと、忘れていた、ということかな(笑)。

Focusといえば、70年代プログレ・シーンの中でも異彩を放っていた、オランダ出身のプログレ・バンド。バロックなどのクラシックの要素、フュージョン系のジャズの要素、ヨーロッパ民族音楽の要素、等々、様々な音楽の要素を「ごった煮」にして、ロック・フォーマットに乗せて、最後に、ヨーロッパの雰囲気を仕上げにまぶしたような彼らの音楽は、今でも僕のお気に入りである。
 

Focus_9

 
さて、この「Focus 9 〜New Skin」、本作は02年の「Focus 8」に続く再編Focusのセカンド・アルバムで、通算9枚目のスタジオ・アルバム。ドラムに往年のメンバーだった、Pierre Van Der Lindenが出戻っている他、ギターの、Jan Dumeeが抜けて、代わりに、Niels Van Der Steenhovenが加入している。

Focusのバンド・サウンドというのは、ギターとキーボードの音が個性的で「決め手」になるのだが、このアルバムでは、要所要所で、ギターの、Niels Van Der Steenhovenが、Focusのオリジナル・メンバーだったギターJan Akkerman 的なプレイを展開している。当然、キーボードの、Thijs Van Leerは70年代Focusのオリジナル・メンバーだった訳で、Thijs Van Leer本人しか弾けない、独特なキーボードの音が素晴らしい。このNiels Van Der Steenhovenのギターと、Thijs Van Leerのキーボードの音で、あっという間に、Focusの世界になってしまう。

「Focus 9 〜New Skin」に収録されている曲は、どれも良い曲ばかり。「イージー・リスニング」的なプログレで、リラックスして聴くことが出来、しかも、その演奏のテクニックは申し分なく、適度なテンションもあって、とても良い内容に仕上がっています。

泣きのブルースチューン「Focus 7」、「トルコ行進曲」のフレーズをThijs Van Leerが往年の「ヨーデル・ボイス」的なボーカルで歌いまくり、ごった煮な音楽要素が楽しい「Hurkey Turkey 2」。叙情性とハードでドラマチックな展開が、いかにもFocusらしい「Sylvia's Stepson-Ubatuba」。叙情的な演奏の中、不意に出てくる、Thijs Van Leerの表現力豊かなフルートが、往年のFocusらしくて、思わず口元が緩む「Focus 9」。

70年代プログレを「懐かしのメロディー」よろしく再演するのでは無く、当時のバンド・サウンド、音作りの個性をしっかりと踏まえて礎とし、その上に、「今」のメンバーならではの音作りを積み上げ、アルバムを作り上げていく。これぞ、歴史を重んじ、歴史の上に「今」を表現する、ヨーロピアン・プログレ・バンドの真骨頂。良いアルバムです。
 
 
 
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2007年5月17日 (木曜日)

伝説のファンク・ジャズ・ライブ

久しぶりに朝から雨。刻々と雨の強さが変わる。雨が強いと、駅までの道で、スーツのズボンがベタベタになる。これは嫌だ。しかし、ラッキーにも今朝は、駅に向かう時間帯は、雨足が弱まった。よしよし。朝からスーツのズボンがずぶ濡れになるなんて、一日、不機嫌になるので、出来れば避けたい。

こんな、朝から雨の憂鬱な日は、スカッとノリノリの、ファンク・ジャズで、気分を盛り上げるのが良い。そういうことで、今日の朝の通勤音楽は、ちょっとマニアックになるが、 レス・マッキャン& エディ・ハリスの「スイス・ムーブメント」。長年、CD化されることの無かった、69年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの「伝説のライブ」である。

Les_mccann

レス・マッキャンはピアノ。エディ・ハリスはサックス。レス・マッキャンはボーカルも披露する。このライブ・アルバムは、マッキャンのピアノ・トリオに、エディ・ハリスのサックスとベニー・ベイリーのトランペットが客演した、モントルー・ジャズ・フェスティバルでの「ぶつけ本番」のライブである。

アルバムのどの曲も、ファンキー&グルービー。冒頭の「コンペアード・トゥ・ホワット」から、ラストの「カフタン」まで、徹頭徹尾、ノリノリのファンク・ジャズが展開される。めくるめく「グルーブ」の波。聴いていると、自然と体が動き、腕が動く。このレス・マッキャン& エディ・ハリスのファンク・ジャズは、電気楽器をほとんど使わず、生の楽器だけで、ファンク・ジャズを繰り広げる。生楽器だけに、聴きやすく、切れの良い、それでいて、どこか、純ジャズのマナー漂うところが実に良い。

こんなノリの良い、ファンキー&グルービーな演奏が、全くリハーサルも無しに、いきなり、ぶっつけ本番で演奏できたとは「奇跡」である。純ジャズで鍛えた当時のジャズ・ミュージシャンだからこそ出来た「奇跡」だと僕は思う。どうして、こんな優れた内容のライブ・アルバムが、今まで、CD化されなかったとは、実に不思議である。

雨の朝。憂鬱な雰囲気を吹き飛ばすような、コテコテ、ファンキー&グルービーな演奏。演奏を聴いて、気分はスカッと抜けて、気持ちは充実。これもジャズ。心が元気になるファンク・ジャズ。ジャズの懐って深いなあ、と改めて感じさせくれる秀作です。
 
 
 
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2007年5月16日 (水曜日)

「Off Cource」な一日

今日は午後から、宇都宮に日帰り出張。宇都宮って栃木県の県庁所在地。当然、関東地方に所属する県だが、東京から新幹線に乗っても、約50分前後かかる。結構、宇都宮って遠いんだなあ、って、東北新幹線に乗っていて思った。

出張の時は、いつも通勤の往復のお供、iPod Video では無く、iPod nanoを出張のお供に連れて行く。この iPod nano には、70年代J-Popの名盤が詰まっている。今日は、朝から爽やかな風が吹いて、家を出たところで、何故かは良く判らないが、気分は「Off Cource」。

今日は僕のお気に入りの「二人のオフコース」時代の、「ワインの匂い」「Song Is Love」「Junktion」「Fairway」を一気聴きし、出張の移動って結構時間があるもので、「SELECTION1973-78」「SELECTION1978-81」のオフコースのベスト盤を聴いた。

Offcource_best

やっぱり、「二人のオフコース」時代はいいなあ。「ワインの匂い」の繊細さ、カーペンターズ・ライクなコーラスのかぶせ方、デリケートでナイーブな詩の世界。アコースティックな「二人のオフコース」の完成型が、この「ワインの匂い」にある。

そして、電気楽器を導入しつつ、ビートの効いたメリハリのある、ノリの良い佳曲と繊細でナイーブな佳曲が絶妙にミックスされた「Song Is Love」、あまりオフコースの代表作としてあがることが無いが、名曲「秋の気配」を含む、ビートの効いたメリハリのある曲が素敵な「Junktion」。次に来る「五人のオフコース」が見え隠れし、オフコース本来の良さが、売れ筋のアレンジに浸食される兆しが見える「Fairway」。

「二人のオフコース」と「五人のオフコース」は、どこがどれだけ違うかは、「SELECTION1973-78」(写真左)、「SELECTION1978-81」(写真右)、の2枚のベスト盤を聞き比べれば良く判る。僕にとっては、「SELECTION1973-78」は、今でも愛聴盤だが、「SELECTION1978-81」は発売当時からあまり聴かないし、全曲通して聴くのは辛い。

僕は、今でも圧倒的に「二人のオフコース」のマニアである。
 
 
 
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2007年5月15日 (火曜日)

「マイ・ディア・ライフ」の思い出

今日も朝から強い日差し。まだ、疲れが残っているんだが、ルーフ・バルコニーに出て、顔一杯に朝日を浴びると、ちょっと清々しい気分になる。さあ、今日もまた会社だ〜、と気合いを入れ直して家を出る。さすがに5月、日差しは強いが風は心地よい。うんうん、こういう心地良い季節の朝は、またまたフュージョン。

今日の朝の通勤音楽は、渡辺貞夫の『マイ・ディア・ライフ』(親しみをこめて、以下、ナベサダさんと呼ばせていただきます)。

70年代のナベサダさんは、ストレート・アヘッド純ジャズ系とフュージョン系と2つの顔を使い分けた、大車輪の活躍。特に、フュージョン系のナベサダさんは素晴らしく、アフリカン、カリビアン、ブラジリアン等のワールド・ミュージック系のエッセンスを取り混ぜ、本来の意味の融合(フュージョン)音楽を表現していた。
 

My_dear_life

 
そのナベサダさんのフュージョン系のアルバムの中で、大学時代、慣れ親しんだアルバムが「マイ・ディア・ライフ」。このアルバムの素晴らしさは、冒頭の「マサイ・トーク」で判る。前奏の音の響きが、テーマの旋律が、思いきり「アフリカン」。ジャズとワールド系ミュージックとの融合。77年当時、実に先進的だった。正直に言うと、最初に聴いた時は、なんだか良く判らなかったなあ。続く2曲目「サファリ」、3曲目「ハンティング・ワールド」も、どっぷりアフリカン・フュージョンの世界。これぞフュージョン、である。

5曲目「浜辺のサンバ」、6曲目「ミュージック・ブレイク」、7曲目「マライカ」は、雰囲気はカリビアン。カリブ海沿岸の楽園的雰囲気に和んでしまう。そして、極めつけは、ラストの「マイ・ディア・ライフ」。この「マイ・ディア・ライフ」は絶品。筆舌に尽くしがたい名曲である。

この「マイ・ディア・ライフ」を聴く度に、学生時代、土曜日の深夜、FM大阪で流れていたジャズ番組、渡辺貞夫「マイ・ディア・ライフ」。スタジオ・ライブ中心に、様々なミュージシャンを紹介していた、ジャズ・ファン垂涎のメニュー。FMのスタジオ・ライブとは思えない、充実した演奏に、毎夜毎夜、エアチェックしては、何度も繰り返し聴いていたなあ。懐かしいなあ。

「マイ・ディア・ライフ」。本当の意味でのフュージョンの名盤です。演奏全体のレベルも高く、70年代後半のフュージョンのアルバムの中でも、屈指の名盤だと僕は思います。
 
 
 
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2007年5月14日 (月曜日)

70年代フュージョンのアイドル

この季節はすこぶる体調が悪い。な〜に、今に始まったことでは無い。高校時代からず〜っと、この季節は体調が優れない。寒暖の差があるのと、まだ、暑さに慣れていないところに、夏日が来たりすると、てきめんに「グタ〜ッ」としてしまう。そこへ、ちょっと涼しい日が入ると、もう寒暖の差に耐えられなくなって、ドッと疲れが押し寄せてくる。

それでも、この時期は、風が心地よく、日差しは眩しく、一年を通じて一番良い季節ではある。体調が悪くて疲労感はあっても、気持ちの良い季節は季節で楽しめる。今朝も、風は涼しく、日差しは眩しく、絶好の通勤日和(?)である。こんな絶好の通勤日和は、やっぱり、フュージョンでしょう。
 

Chick_corea_mad_hatter

 
70年代フュージョンの代表格と言えば、アレンジ&キーボードのジャンルでは、デオダートとボブ・ジェームス。メインストリーム・ジャズからの発展形である「硬派なフュージョン」では、チック・コリア、ハービー・ハンコックが双璧。僕にとっては、この中でも、チック・コリアが僕の「アイドル」だった。

今朝の通勤音楽は、チック・コリア(Chick Corea)の「マッド・ハッター」(写真左)。チックのフュージョン・アルバムの中でも、屈指の名盤・名演である。ジャズの歴史から、様々なジャズの表現法をちりばめ、曲もアレンジも素晴らしく、弦楽四重奏の様な弦のアレンジも秀逸、ゲイル・モランのボーカルもファンタジック、チックお得意の「スパニッシュ」風の曲調が、チックの個性を露わにする。

どの曲も、ファンタジックで幻想的、まさに「不思議の国のアリス」って感じのロマンチシズム溢れる世界で、聴いていて、実にリラックスできるのだが、ラストの「THE MAD HATTER RHAPSODY」は、他の曲とは、雰囲気が全く違う。テンション高く、演奏の雰囲気に鬼気迫るものがある。フュージョン・ジャズとして、演奏の最高峰をいくものと僕は思っている。

チックがキーボードを弾きまくり、ゲストのハービー・ハンコックが、フェンダー・ローズを弾きまくる。この70年代フュージョンの代表格の「キーボード・バトル」が素晴らしい。もともと、チックは電子ピアノ系の演奏には強く、ここでもその真価を発揮している。「うへ〜、スゲ〜」って感じ。そして、電子ピアノ系の演奏については、チックに一歩譲るハービーも、ここでは凄い。「やればできるやないか〜」って感じ。「THE MAD HATTER RHAPSODY」、ラストの「この1曲」だけでも、このアルバムを手に入れても損はしないと思います(笑)。

今朝は、この「THE MAD HATTER RHAPSODY」で気合いを入れて、週の初め、月曜日の仕事に突入。でも、ちょっと風邪気味で、夕方5時には失速。さて、このブログをアップしたら、もう寝ようと思っています。
 
 
 
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2007年5月13日 (日曜日)

iBookと格闘の一日でした。

昨日の夜中、我が家から、すぐ近くの中華料理屋の2階が火事で、消防車が5台ほど来て大騒ぎ。中華料理屋のすぐ裏のアパートの住人の方々は、外に出て避難している。煙はもうもうと吹き上げ、一時は緊張が走ったが、1時間半ほどで鎮火したみたい。よって、今日は寝不足である。

今日は朝から、昨日、修理から帰ってきた、我が愛しのiBook Whityと格闘である。このiBookは、「ブログの更新用+ネットサーフィンと電子メール専用PC」として活用していたものなので、その環境を構築しなおすことと、iTunesに読み込ませていた収録アルバムの中で、70年代Jポップ系のアルバムを、このiBookに移すことで、一日中、iBookと睨めっこ。

Alice

iBookの環境が整って、iBookのiTunesに、70年代Jポップ系のアルバムを移し終わって、iPod nanoに吸い上げが終わったのが、先ほど、午後10時。ああしんどかった。iBook Whity は、USB1.1のポートしか搭載されていないので、iPod nanoに音楽データを吸い上げる速度が遅い遅い。でも、なんとか実用には耐えそうな速度なので、ホッと一息。

さて、音楽の話であるが、最近、テレビ番組で、谷村新司をよく見かける。NHKの坂崎幸之助・小野文恵の司会のフォーク関連の番組、プレミアム10・一夜限りの音楽ライブ「70年代、僕らの青春物語」に、南こうせつと一緒に出ていた。また、今日も「メントレG」にも、ゲストで出ていた。谷村新司といえば、70年代、一世を風靡したフォーク・ロック・グループ『アリス』のリーダーである。

そういえば、坂崎幸之助の番組では、アリスの名曲を幾つか演奏していたが、この選曲が実に渋かった。「愛の光」「黒い瞳の少女」「今はもう誰も」などを、谷村新司と坂崎幸之助、二人のデュオ中心に演奏していたのだが、やっぱり、この辺の曲が、アリスはいいねえ。大ヒット曲「冬の稲妻」以降は、商業主義に走った感じで、曲を売ろう、アルバムを売ろうって感じで曲を作っている感じがして、アリスの初期の頃からずっと聴いてきた、コアなマニアの僕にとっては、どうもいけない。

「アリス」かぁ。我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」については、「青春のかけら達」(70年代のJポップの特集コーナーです)のコーナーの更新が、かなり長い間、滞っている。そろそろなんとかしないと、と思っていた矢先である。

そろそろ、「アリス」についてまとめようか。「メントレG」に出ている谷村新司を見ていてそう思った。
 
 
 
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2007年5月12日 (土曜日)

愛しのiBook、修理完了!

昨日からの強い風も、少しずつ収まり始めてはいるものの、時々、ちょっと強い風が吹く、今日の朝。でも、風が強い分、空気は澄んでいるのか、日差しはかなり強い。風がまだまだ強い分、ちょっとひんやりする感じもするが、日の当たるところでは、日差しが強い分、半袖でもOKって感じの、ちょっと中途半端な天気。

今日は、朝から、車の6ヶ月点検で、ディーラーに車を持って行って、点検が終わって、家へ帰って昼ご飯。ちょっと一服して、昼からは、先週修理に出した、我が愛しのiBookの修理が完了したので、それを引き取りに秋葉原へ。

電脳街秋葉原も、この2〜3年で大きく様変わりしている。駅前に高層ビルが建ち、メイド姿の女性バイトがチラシを配るようになった。歩いている人の姿を見ると、太ったメタボリック系の若者〜中年を多く見かける。もう、秋葉原は、電脳街というよりは、「オタクの町」という感じになった。普通のまともな成人男女は、あんまり歩いていない。ほとんどが、見るからにオタクの男女ばかりである。

そんな中、先週、修理に出したiBookを引き取りに行った。結局j、修理店の方の説明によると、AirMacカードの故障だったみたい。AirMacカードってそんなに頻繁に壊れるのかなあ、と思って、店の人に訊いてみたら、結構、まれなケースとのこと。う〜ん、ついてないなあ。でも、ハードディスクも、どさくさに紛れて、今まで10GB(狭〜っ)だったものを、80GBタイプ、しかも回転速度が速いタイプに換装。

実際、マシンの立ち上げの時間やファイルのコピーなど、あきらかに体感速度が速くなった。このレスポンスの状況だったら、このiBook、メールマシン、ブログ更新マシン、として、あと3年は使えるな。もともと、このiBookのルックスが気に入っているので、あと3年使い続けることについては全く問題ない。所詮、このiBookは、サブ・マシンだからね。

今回、ハードディスクを換装した際、ハードディスクには、昔のデータ、アプリケーションを一切移行せず、真っ新のMacOSからのスタートとしたので、アップデートとアプリケーションのインストールで大わらわ。しかしながら、しばらく、新たなハードディスクへのインストレーション等で遊べるので、大わらわとはいえ、焦ってはいないし、ほんの少しではあるが、ノンビリしたもんである。

やっぱり、無線対応のサブノート・サイズのPCって使い勝手が良い。どこでも、原稿が打ち込めるし、ネット・サーフィンもできる。やはり、サブノート・サイズのPCの存在って大きい。蓄電池の持ちも良くなって、ちょっと得した気分である。

Ibook_picture
 
 
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2007年5月11日 (金曜日)

真摯で誠実なジャズは良い。

昨夜、夜半前から吹き出した風は、台風まがいの風で、今日は早朝の5時、「ドーン」という、激しい風の音で目が覚めた。いや〜、凄い風でしたね。この時期に、これだけ、台風みたいに激しく吹く風は経験が無い。そして、昨日に比べて、一気に気温は下がり、朝は、体感として、4月中旬に逆戻り。

しかし、今日は忙しかったなあ。朝、出社して、のっけから、内線電話1時間15分、話しっぱなし。これはもう、電話会議。内線の携帯を手に持って話し続けていたので、腕が硬直して痛くなった。こんなに長くなるんなら、ヘッドセット着けて話すんだった。話し終わってから、長文メールを5本、打ち続け、ネットで調べ物をし、15時からは打合せで、この打合せの所要時間が2時間半。それから、残った仕事をブルドーザーのごとく片付ける。あ〜、疲れた。

こんな忙しい日の帰宅時、帰りの通勤音楽は、落ち着いた、正統派の純ジャズがリラックスできて良い。iPodのジョグダイヤルをグルグル回していて「おおこれじゃ〜」と選んだアルバムが、Benny Green「These Are Soulful Days」。ピアノ〜ベース〜ギターという、オールド・スタイルのピアノ・トリオ。
 

These_are_soulful_days

 
メンバーは、 Benny Green(p)、Russell Malone(g)、Christian Mcbride(b)。うぉ〜、凄いメンバー構成。グリーン、マクブライド、マローン、それぞれ、アタックが明快で、音が太く、テクニック抜群。ドラムレスでも、音が分厚く、重心が低く、しっかりとしている。スローテンポなブルージーな演奏もコクがあって、アルバムを通じて、気持ちよく聴ける、秀逸な一枚である。

グリーンのピアノって正統派。タッチがしっかりしているので、ピアノの響きが躍動的で、抑揚・明暗・濃淡がはっきりしていて、とても「ピアノらしい」音をさせるピアニスト。そして、テクニックは抜群。それでいて、その抜群なテクニックをひけらかすことは無い。実に、真摯で誠実なピアノである。当然、パートナーの、ベースのマクブライド、ギターのマローンも負けちゃいない。グリーンに続けとばかりに、真摯で誠実なベースとギターで、グリーンのピアノを盛り上げ、支える。

そういえば、最近刊行された、小川 隆夫さんの「愛しのジャズメン」というジャズの逸話集をひもとくと、このベニー・グリーンの話が載っている。小川さんの話によると、ベニー・グリーンって、実に誠実な性格をしている若者で、いまどき、こんな若者がいるのか、しかもジャズ・ミュージシャンで、って驚くくらい真摯で誠実だそうだ。加えて、練習好き。練習できない日が二日続くと、不安げになるくらいの練習好きらしい。そうだよな。そのミュージシャンの性格って、音に出るんだよな。本当に、グリーンのピアノは、真摯で誠実である。

グリーンの様な、若手ピアニストは、順調に伸びていって欲しいな、と思う。コンスタントにアルバムを発表しながら、経験と年齢を積み重ね、熟成されていくワインの様な、コクとキレのあるピアニストになっていって欲しいなあ、と、彼のアルバムを聴きながら思った。
 
 
 
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2007年5月10日 (木曜日)

理知的なファンキー・ジャズ

ファンキー・ジャズって、コテコテの下世話なファンキーなノリを思い浮かべるが、結構、小粋で理知的なファンキー・ジャズっていうもの存在する。これが、なかなか聞き応えがあって、疲れることが少なくて、僕にとって、大のお気に入りである。

その「小粋で理知的なファンキー・ジャズ」の代表格が、ドナルド・バード。1932年12月9日、ミシガン州デトロイト生まれのトランペット奏者。ウエイン大学・マンハッタン音楽院に学ぶ。兵役期間中は空軍バンドに所属。除隊後55年にジョージ・ウォーリントンのバンドに参加し、ニューヨークでデビュー。

クリフォード・ブラウンとリー・モーガンがいる為に、そして、70年代は、当時キワモノと言われたファンク・ジャズの代表格となった為、いつも二番手の様に語られるが、彼は、オーソドックスな、ジャズ・トランペットの王道を行く、ハード・バッパーだ。
 
牧師の子として生まれたバードは、幼い頃から教会に頻繁に出入りしていたため、ゴスペルをはじめとする黒人音楽にごく自然に触れていたとのこと。当然、ファンキー・ジャズは結構得意なジャンルではある。しかしながら、彼は作曲にも素晴らしい才能を持っている。当然、当時流行していた、モード・ジャズを基本とする新主流派的な曲の作曲も演奏も得意。

そこで、ブルーノートの総帥、プロデューサーのアルフレッド・ライオンは決断した。ドナルド・バードにファンキー・ジャズ中心の音作りを指示したのである。ファンキー・ジャズが結構得意なドナルド・バードは、その意向にピッタリとはまった。ファンキー・ジャズと新主流派的な演奏、この両方得意な音作りを見事にミックスしたアルバムが、彼の代表作『Fuego(フュエゴ)』(写真左)。
 
 

Donald_byrd_fuego
 
 
良いよ〜、このアルバム。1曲目の「フュエゴ」は、彼の作曲能力と先進的な演奏能力を示した実にアカデミックな曲、5曲目「ラメント」は、新主流派的な音作りではあるが、その底辺にそこはかとなくファンキーな雰囲気が漂うところが小粋で良い。

そして、彼の真骨頂、理知的なファンキー・ジャズ。3曲目のスローテンポな「ファンキー・ママ」が実に渋い。4曲目「ロウ・ライフ」は、バリバリファンキーでごきげんな曲。雰囲気は、ジャズ・メッセンジャースの「ブルース・マーチ」。この「ブルース・マーチ」を品良く理知的にした感じの曲作りがニクイ。

そして・・・、そして、極めつけのファンキー・チューンが、ラストの「エイメン」。これ、言葉で伝えることができなくてもどかしいが、この曲、この曲一曲だけ聴いただけで、「あぁ〜、ジャズってええなあ〜」「あぁ〜、これぞジャズの醍醐味」と思ってしまう、バーチャル音楽喫茶『松和』のマスター一押しの名演のひとつである。

昔、ジャズ喫茶でこの曲がかかると、ジャズ喫茶のお客が皆で、アドリブの部分まで全てを、鼻歌で歌って、最後には大合唱になったという伝説の曲。この気持ち、この雰囲気、判るなあ。これぞ、ファンキー。実に品の良い、実にノリの良い、ファンキー・ジャズである。さすがブルーノート、さすがアルフレッド・ライオンである。このアルバムを聴くと元気が出る。このアルバムを聴くと明るくなる。

ちなみに、このアルバムのジャケット・デザインも秀逸です。ドナルド・バードの写真の雰囲気、写真のカットの仕方、そして、ここしかない場所に配されたタイポグラフィー。やっぱり、良いアルバムって、ジャケットも秀逸ですね。
 
 
 
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2007年5月 9日 (水曜日)

雨を見たかい・・・・

なんだか暑い。朝、既に日差しがきつい。紫外線がバンバン降り注ぐような、強い日差し。まだ、朝なのに。そして、今日、東京の最高気温は、28.8度まで上がった。こりゃ〜もう、夏である。まあ、明日、天気は崩れて雨になって、涼しくなるそうなので、ほっと一息である。

さて、懐かしの70年代館の更新ネタを整理している最中、今日は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(以下CCRと略す)のアルバムをまとめ聴き。朝の通勤音楽は「Pendulum」。CCRの通算6枚目のアルバムである。

この「Pendulum」の有名な収録曲が「雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain?)」である。日本のテレビのコマーシャルのBGMとして、幾度となく採用された、サザン・ロック風でアーシーな渋〜い名曲である。John Fogertyの迫力あるボーカルがたまらない。

Ccr_pendulum

しかし、この「雨を見たかい」という曲、どんな内容の歌詞なのか、しっかりと理解している日本人って少ないのでは無いだろうか、とふと思った。

When it's over so they say
It'll rain a sunny day,
I know shinin' down like water

その後で こう彼らは言うんだ
雨が降るだろう 晴れた日に
俺は知っている 雨のように降り注ぐ光を

I want to know, have you ever seen the rain?
I want to know, have you ever seen the rain?
Comin' down on a sunny day

俺は知りたい 君はその雨を見た事があるのかい?
俺は知りたい 君はその雨を見た事があるのかい?
晴れた日に降る雨を・・・

この歌での「晴れた日に降る雨」は、当時、米国がベトナムに撒き散らしていた「ナパーム弾」の隠喩であるという説が広く普及している。故に、米国で大ヒットしたものの、放送禁止になった州もあったそうだし、イラク戦争の際にも、放送局によってはオンエア自粛のリストに加えられたりもしたそうだ。

サザン・ロック風でアーシーな渋〜い曲で、John Fogertyの迫力あるボーカルがたまらないのですが、この「雨を見たかい」って、実に硬派な反戦歌なんですね。

「晴れた日に降る雨」が「ナパーム弾」の隠喩だという説を初めて本で目にした時には、体に一瞬、電撃が走ったような衝撃を受けました。う〜ん、このあたりが、単にあっけらかんとした米国南部志向の西海岸ロック・バンドだと思われがちなCCRの魅力なのかもしれない。

英語の歌詞って、ちゃんとその意味を理解していないと、とんでもないトラブルに発展することがある、っていう好例ですね、この「雨を見たかい」って・・・。
 
 
 
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2007年5月 8日 (火曜日)

初夏の夜風に吹かれて・・・・

4月は、なかなか暦どおりに暖かくならずに、ちょっとヒンヤリした日が続いたので、この5月になって、最高気温25度を体感すると、弥生三月から、いきなり初夏になったみたいで、ちょっとビックリしたりする。

今日も、会社からの帰り、最寄りの駅で降りての、帰宅の道すがら、初夏の夜風が心地良い。その風の中に、どこかで夕飯を作っているのであろう、カレーの香りが混ざっていたりして、初夏の季節を感じつつ、人の営みを感じる。この時期は、本当に良い季節である。

Antonio_carlos_jobim

そんな初夏の夜風に吹かれて、聴く音楽は「ボサノバ」がピッタリ。心地良い暖かさの夜風、その風に吹かれて聴く音楽は、Antonio Carlos Jobimの「Stone Flower」。バリバリ硬派な「ボサノバ」では無い、70年代フュージョンの雰囲気に乗った、ホンワカ・ムードの「ボサノバ」。エウミール・デオダートのアレンジ、クリード・テイラーのプロデュースによる名盤。70年代フュージョンの王道である。

その70年代フュージョンの王道に乗って、Antonio Carlos Jobimは、飄々とピアノを弾き、エレピを弾く。そして、気怠く歌う。特に、飄々と弾くエレピの音がシンプルで渋い。小粋である。オーケストラのアレンジも良い。この「ストーン・フラワー」が収録している曲は名曲「ブラジル」を除いて、全てジョビンのオリジナル。落ち着いた渋めの曲が素晴らしい。しかも、ジャケット写真が実に渋い。特にLPサイズでのジャケットは秀逸。

今日の帰り道、初夏の夜風に誘われて、ちょっと遠回り。Antonio Carlos Jobimの「ストーン・フラワー」を聴きながら、初夏の心地良い夜風に吹かれて、ちょっと遠回り。心地良い季節の中、こんな回り道も時には良い。
 
 
 
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2007年5月 7日 (月曜日)

CSN&Yって懐かしいなあ

昨日の雨も上がって、まずまずの月曜日。東京は、一日、雲が残って、ちょっと鬱陶しい一日。でも、気温は上がって、やっと「初夏」って感じがする陽気となってきた。

昨日は、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」を更新したので、今度は、ちょっと更新が御無沙汰になっている「懐かしの70年代館」の更新をしようと、資料を整理し始めた。そして、帰りの電車の中では、iPodで、Crosby, Stills, Nash & Young(以下、CSN&Yと略す)を聴いて、「懐かしいなあ〜」。

もともとは、元バッファロー・スプリングフィールドのスティヴン・スティルス、元バーズのデヴィッド・クロスビー、元ホリーズのグレアム・ナッシュの3人で結成した「Crosby, Stills & Nash」(以下CS&Nと略す)が母体。当初は、アコースティクな音と美しいコーラスで人気を博したが、ロック色を強めたいというスティルスのたっての希望で、メンバーを追加することになった。が、ことごとく断られたらしく、最終的に、ソロとして活動していたニール・ヤングがギタリストとして加わることになった。で、「Crosby, Stills, Nash & Young」、略称CSN&Yとなった訳。

Csny

僕のCSN&Yとの最初の出会いは映画だった。中学生になって、親がかりではなく、生まれて初めて友達だけと行った映画「小さな恋のメロディー」である。「小さな恋のメロディ」のラスト・シーンで「Teach Your Childlen」が流れた時、「なんて綺麗なコーラス、なんてポップな曲なんだ〜」って思った。

そして、その頃、聴き出したラジオの深夜放送で「Teach Your Childlen」がかかって、この曲を演奏しているのが、「Crosby, Stills, Nash & Young」という長ったらしい名前の米国のバンドだということが判った。そして、音楽雑誌を立ち読みして、この長ったらしいバンド名を「CSN&Y」と略称表記するのを知った。この略称表記が実に新鮮で、やたら格好良く見えたのを昨日のことのように覚えている。

さて、そのCSN&Y、結成当初から、バッファロー・スプリングフィールド時代以来のスティルスとニールの対立が表面化、加えて、それぞれのエゴがぶつかり合う、そんな緊張感が張り詰めた状態での活動は長続きせず、71年に分裂。それでいて、「スティルスとニールの対立」といいながら、突如、4人そろってのCSN&Yで、1988年に『アメリカン・ドリーム』、1999年には『ルッキング・フォワード』の2枚のアルバムを発表。

このCSN&Y、仲が良いんだか悪いんだか・・・(笑)。このバンドはパーマネント・グループというより、メンバーそれぞれが、気が向いた時に集まる「ユニット」みたいなものなんだろうな。結成から30年余りが経過するが、その間に解散・再結成を繰り返してきて、その間、CSN&Y名義で発表されたアルバムはライヴ盤を含めてたったの4枚(ベスト盤を除く)。ほんとに、不思議なバンドである。

今回は、このCSN&Yにスポットを当てて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」を更新しようかと目論んでいる。
 
 
 
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2007年5月 6日 (日曜日)

「ジャズへの招待状・ギター」更新!

ゴールデン・ウィーク最終日の今日は、朝から雨。まあ、今日は、GW最終日なので、家でゆっくりお疲れ休みせよ、との神様のお告げかと(笑)。

とは言いながら、昼前から、嫁はんが友達と遊びに出かけてしまったので、今日は家の中で一人。まず、昼ご飯は、ご飯を温めて、JALの「ハヤシ・デ・スカイ」をいただく。この「〜・デ・スカイ」シリーズのレトルト食品って、なかなかの味で、以前より気に入っている。

Wes_montgomery_1

そして、昼から一人でボーッとしていても暇なので、予定は無かったのだが、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の更新を始めた。久し振りに、応接間のメインのステレオで、ジャズやロックを聴きながらの更新作業。今日は、「ジャズへの招待状」のギターのコーナーを更新しました。

今回は、ウエス・モンゴメリーの特集。やはり、ジャズ・ギターと言えば、この人でしょう。親指によるピッキング、オクターヴ奏法、和音を駆使したフレージングなど独創的なプレイでジャズ・ギターに革命をもたらした男。彼のアルバムを聴いていて、彼の個性である「親指によるピッキング&オクターブ奏法&コード奏法」には、ただただ、脱帽するばかりです。今回は、彼の代表作4枚について語っています。

以降、詳しくは、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」まで、ぜひお越し下さい (^_^)v。心より、お待ちしております  m(_ _)m。



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2007年5月 5日 (土曜日)

やっと帰ってきました (^_^)v

いや〜、やっと帰ってきました。この3〜5日は、久し振りに嫁はんの実家へ行ってきました。車での移動の為、行きも帰りも渋滞を避ける「時差行動」。3日は、14時頃、高速道路の渋滞解消を確認してから、帰りも、今日の夕方から、道路情報と首っ丈で、渋滞解消を確認した、夜の21時前に、嫁はんの実家を出たので、家についたのが、先ほど、22時45分頃。

風呂入って、先日、WOWWOWで放映された、サディスティック・ミカ・バンドのNHKライブを録画していたので、早速、見たんですが、いや〜、素晴らしい。見入ってしまいました(笑)。詳しくは、明日にでも、このブログでご報告しますが、それはそれは、素晴らしいライブでした。実際に、NHKホールに足を運んだ方は、鳥肌モノだったと思います。羨ましいことこの上なし。

木村カエラが蓮の花の中から出てきて、「Big-Bang,Bang!(愛的相対性理論)」を、ミカ・バンドのオリジナル・メンバーに混じって歌い始めた瞬間、「サディスティック・ミカ・バンドは完成した」と思いましたね。やっと、これで、長年夢見てきた、僕の中での最高の「サディスティック・ミカ・バンド」を目の当たりに見ることが出来ました。幸せなことこの上なしです(笑)。

では、今日はもう遅いので、寝ます。また、明日、詳しく、お話ししましょうね。では、また明日・・・。
 


Mikera_band

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2007年5月 4日 (金曜日)

今日はお休みです。

今日は、黄金週間にて外出中。ブログの更新する余裕がありませんので、我が、バーチャル音楽喫茶『松和』は、お休みとさせていただきます m(_ _)m。

明日は、ブログ更新できると思います。また、明日、お会いしましょう (^_^)v。
 
 
Close_23

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2007年5月 3日 (木曜日)

ジャズ・ギターと言えばこの人

今日から4連休。僕の場合、昨日から休んでいるので、5連休になる。このGWという期間は、旅行に出たとしても、国内であれば、どこも混雑で、結局、人を見に行くようなものなので、旅行の予定は立てない。まとまった時間がとれないと出来ないことを、このGW期間中はすることにしている。

が、今年は、その「まとまった時間がとれないと出来ないこと」が無い。とすると、今日からの4連休、暇になるので、嫁はんの実家にでも遊びに行こうと思っている。

さて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」では、ジャズ・ギターのコーナーが手薄で、ずっと気になっている。しかしながら、ジャズ・ギターって、ちょっと難しいところがあって、ジャズ初心者の方々に、どのジャズ・ギターを楽しんでもらえれば良いのか、ちょっと思案投げ首状態ではあった。
 

Smokin_at_the_half_note

 
そこで、ウエス・モンゴメリーである。やはり、ジャズ・ギターと言えば、この人だろう。親指によるピッキング、オクターヴ奏法、和音を駆使したフレージングなど独創的なプレイでジャズ・ギターに革命をもたらした男。今、ウエス・モンゴメリーの所有する全アルバムをiPodにおとして、おさらいヒヤリングの真っ最中である。

ウエスのアルバムを聴いていて、彼の個性である「親指によるピッキング、オクターヴ奏法」には、ただただ、脱帽するばかりなのだが、彼の個性は、ライブアルバムで、更に輝きを増すのだ。その代表例が「ハーフ・ノートのウエス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオ」(「SMOKIN' AT THE HALF-NOTE」・写真左)である。

ウィントン・ケリー・トリオとともに、スウィングしまくるウェスの会心作。メンバーは、Wes Montgomery (g), Wynton Kelly (p)i, Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)。なかなかのメンバー構成。彼の個性である「親指ピッキング&オクターヴ奏法」が、アルバムを通して、効果的に「炸裂」する。そう効果的に「炸裂」するのだ。「親指ピッキング&オクターヴ奏法」をひけらかす様に全面に押し出すのでは無く、抑制気味に、小出しに、いざという時の必殺技のように、効果的にアピールする。ウエスは知恵者である。

「ホワッツ・ニュー」「イフ・ユー・シー・ミー・ナウ」「ノー・ブルース」などのスタンダード曲がごきげん。何かに取り憑かれたかのように、ノリまくるウエス。そのウエスのノリに触発されたかのように、熱が入って、負けずにノリまくるピアノのウイントン・ケリー。堅実サポートの、チェンバースのベースとコブのドラム。とにかく、このアルバムでは、ウエス・モンゴメリーの、ジャズ・ギターの「ノリ」が、心から楽しめます。

さあ、頑張って、ウエスをおさらいして、近いうちに「ジャズ・フュージョン館」へアップするぞ〜(笑)。
 
 
 
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2007年5月 2日 (水曜日)

30年経って評価が定まった。

朝、にわか雨が残ったが、昼が近づくにつれ、日が照りだしてきて、蒸し暑くなる(午後から風が出て爽やかな陽気になったけど)。今日は有休。朝早起きをして、秋葉原へ。我が愛しのiBookが無線LANへ接続できなくなったので、修理に出しに行った。

 

対面修理の店なので、てっきり、その場で故障箇所を確定し、修理してくれるのかと思ったのに、いきなり「お預かり」になった。それでは「対面修理」とは言わないやろ。そうだったら、早起きせずに、もう少しゆっくりと秋葉原に行ったのに。なんだか、詐欺にあった感じ。修理の見積りが出てくるのは連休明けとか。あ〜あ、また、秋葉原へ行かなくてはならないのか〜 (>_<)。

 

それでも、松屋の「大もりそば」とたけむらの「焼餅ぜんざい」を食することができたし、ラジオ会館に寄って、現在、購入検討中の「真空管アンプ」の現物を見ることが出来たので良しとするか(笑)。

 

Elp_tolirogy

 

我が愛しのiBookが、いきなりの「お預かり」になったので、用事は午前中で済んでしまい、午後はひたすら暇。録りためてあった番組を見て、NHK教育の英語番組で勉強して、それでも時間が余ったので、久し振りに、プログレのアルバムを何枚か聴く。

 

特に、今日、その内容に感心したのが、エマーソン・レイク&パーマー(以下ELPと略す)の、4枚目のアルバム「トリロジー」(写真左)。昔昔、そのまた昔、今を去ること32年前、僕はこのアルバムを手に入れた。その時は、そのLPを再生する装置が貧弱だったのと、僕の音楽に対する経験不足から、「なんだか地味なアルバムやの〜」と激しくガッカリしたのを思い出す。他のELPの人気アルバム、「タルカス」「展覧会の絵」「恐怖の頭脳改革」に比べると、当時、見劣りがして、この「トリロジー」に針を落とすことは、かなり少なかった。

 

しかし、である。最近、この「トリロジー」を聴くにつけ、このアルバムって、ELPのオリジナル・アルバムの中でも、1,2位を争う、内容のあるアルバムではないかと思うようになった。名盤というものは、アルバム全体を通じて、その内容が充実していることが絶対条件であるが、そういう観点で、この「トリロジー」は、冒頭の「永遠の謎 パート1」からラストの「奈落のボレロ」まで、無駄な曲、捨て曲、駄作が無い。実にバランスの取れたアルバム内容である。

 

テクニカルでありながら、叙情性を併せ持ち、ELPの作品の中で、最も美しい雰囲気を湛えた作品だと言える。キース・エマーソンのキーボードはアルバム全編において素晴らしくで、シンセやオルガン、ピアノ、どれもが申し分無い。K2リマスターで、各楽器の分離が明確になり、低音がすっきり押し出されて、音質的にも飛躍的に向上したことも見逃せない。

 

思い返せば、この「トリロジー」を購入して、約30年が経って、やっと、この「トリロジー」というアルバムに対して、僕なりの正統な評価が下せた感じがした。そして、このアルバムを聴き終えて、その内容に感じ入っていたら、得も言われぬ幸福感に包まれた。これだから、アルバム蒐集〜アルバム鑑賞って止められないんだよな〜。
 
 
 
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2007年5月 1日 (火曜日)

伝説のトランペッター

初心に返って「名盤」を聴き直す。今日は、伝説のトランペッター、クリフォード・ブラウンである。ハード・バップ期初期の卓越したプレイヤーであり、「ブラウニー」の愛称で親しまれている。そのテクニックは唯一無二。マイルスを遙かに凌ぐ。今までのジャズ・トランペッターの中でも、ブラウニーに匹敵するテクニックを持つトランペッターは、ウイントン・マルサリスくらい。

しかしながら、このブラウニー、1956年6月26日、リッチー・パウエル(バド・パウエルの弟)の妻、ナンシーの運転する車にリッチーと共に便乗してフィラデルフィアからシカゴに向かう途中、ペンシルヴァニア・ターンパイクで交通事故死。25歳の若すぎる死だった。彼のディスコグラフィーを振り返ってみると、公のデビューが1953年だったので、彼の活動期間は、約3年程度だったことになる。当然、彼の残したレコーディングは多くない。

今回、久し振りに聴いたのは「Clifford Brown and Max Roach」(写真左)。1954年8月の録音。ブラウニーとローチの双頭バンドのスタジオ録音の初期。メンバーは、Clifford Brown (tp) Harold Land (ts) Richie Powell (p) George Morrow (b) Max Roach (ds)。ジャズ入門書では名盤の類として紹介されているが、はたしてそうだろうか。
 

Clifford_max

 
冒頭の「Delilah」から、グループ・サウンドという観点からは、まだまだ一体感ができておらず、それぞれの楽器のバランスが良くないように思う。ブラウニーのペットは素晴らしい。そのテクニックとフレーズの紡ぎ出しは素晴らしい。しかしながら、少しぎこちない感がある。スタジオ録音ならではの緊張感が邪魔をしたか。

Richie Powellのピアノは淡泊で少しイマジネーションに欠ける感じがする。ローチのドラムはどこか不安定だ。唯一、ハロルド・ランドのテナーは良い。ランドは快調。久し振りに彼のテナーを聴いたが、なかなかのもの。彼のテナーがあって、ブラウニーのペットが映える。その対比が、このアルバム最大のハイライト。

25歳の若さで夭折。活動期間は僅か3年。ブラウニーの録音は少ない。その少ない活動期間の中で、名演を残すチャンスは僅か。よって、彼の録音アルバムの全てが、その内容が最高の水準を誇り、最高のグループ・サウンドを聴かせるとは限らない。今回聴いた「Clifford Brown and Max Roach」は、残念ながら、一連の録音中のベストではない。他にもっと優れたブラウニーの演奏がある。彼のペットを核としたグループ・サウンドがある。たとえば、「Clifford Brown with Strings」「Study in Brown」「Helen Merrill with Clifford Brown」の3枚の方が、遙かに内容が優れていると思う。

それでも、ブラウニーのトランペットについては、素晴らしいの一言。確かに、アルバム毎に、若干の出来不出来はあるが、他のトランペッターと比べたら、彼の演奏の記録は、全てが、完全に抜きん出ている。

「名盤」を聴く。アルバム全体のグループ・サウンドを聴くことと、リーダー・ミュージシャンのソロ演奏を聴くこととは観点が違う。「名盤」の条件とは、アルバム全体のグループ・サウンドと、リーダー・ミュージシャンのソロ演奏が、共に最高の内容を示すことにある、と僕は思う。
 
 
 
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