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2007年4月17日 (火曜日)

無事帰還。東京は寒い。

今日と昨日、札幌にいた訳だが、札幌はこのところ、最高気温は8〜9度。まあまあの寒さ。1月の零下9度を経験しているので、マジ「札幌も暖かくなったなあ」のノリ。それでも、先週の土日は、雪が降ったらしく、新千歳空港は滑走路以外、雪景色だったのには驚いた。先週、10日に行った時には、雪なんて全く無かったのにねえ。

今日、札幌は晴天。最高気温も10度で暖かく感じる。まあ、最近、これだけ札幌出張が重なると、札幌に住んでいるような感覚になって、「今日は天気も良いし、10度でも暖かいねえ」なんて、呟いたりする(笑)。そして、帰りの飛行機に乗り、東京に降り立ったら「なんやこれ、寒い〜」。羽田空港に降り立った時、寒暖計は10度を指している。え〜っ、4月17日で気温10度。ちょっとビックリ。でも、札幌も10度くらいだったんで、違和感が無くて良い。

出張時は、IPod nanoが音楽のお供。僕のIPod nanoには、70年代のJポップの名盤が多数アップされている。つまり、普通の日は、ジャズ+70年代ロックで、通勤の往き帰りは音楽三昧。出張の時の移動の時間は、全て、70年代Jポップで音楽三昧。

今回は、オフコースを集中して聴く。今回の出張の精神状態が、なんとなく「オフコース」だったのだ。オフコースとは、小田和正・鈴木康博・地主道夫らが、神奈川県横浜市の聖光学院高校時代にフォーク・グループを結成したのが始まり。1970年にデビュー。結成9年目の1979年に松尾一彦、清水仁、大間ジローが加わり、バンドサウンドとなり、結成10年目の『さよなら』を初め、数多くのヒット曲で時代を代表するビッググループになったあたりが普通の皆さんの知るところでしょう。

Off_cource_1

でも、僕にとっては、小田和正・鈴木康博の「2人のオフコース」時代のオフコースが全て。松尾、清水、大間が加わってのオフコースは、オフコースでは無い、というのが僕の持論。それほど、「2人のオフコース」時代は、個性が燦めいていて、ワン・アンド・オンリーな、誰にも真似されない、誰にも真似できない、二人だけの孤高の世界を築いていた。

特に、その「二人のオフコース」時代のアルバムの中でも、「ワインの匂い」(写真左)「ソング・イズ・ラブ」「ジャンクション」「フェアウエイ」の4枚が、僕にとって全て。この4枚が僕の「オフコース」。小田さんとやっさんの唯一無二の、美しいとしか言いようのないメロディーと、それでいて単に甘きに流されない、ちょっとシニカルで、アイロニーが効いた曲作りは、「2人のオフコース」の面目躍如。

売り上げに恵まれなくても、この頃の「2人のオフコース」は、当時のJポップの範疇を飛び越えた、孤高の存在の感があった。当時、僕も、親友と二人でフォーク・デュオをやってたけど、この「2人のオフコース」は僕にとって、あこがれと尊敬の対象だった。

「5人のオフコース」になってからは、完全に「売り上げ優先」。絶対に売れる曲を小田さんが書き、絶対に売れるであろう曲をアルバムに収録する。5人になって、メンバー全員を食わしていくには、売れないといけない、というのは判るが、当時の「5人のオフコース」って、レギュラー・バンドとして維持するだけの価値があるバンドだったのだろうか。小田さんとやっさんのバックにいた3人の演奏レベルは、今聴いても、「二人のオフコース」の個性を捨ててまで、売れ線を目指すに値する演奏レベルとは到底思えないんだけどな。

結局、この「二人のオフコース」の個性を捨ててまで、売れ線を目指す方向性が、小田さんとやっさんの袂を分かつ直接原因になった。「5人のオフコース」が、真のオフコースを抹殺してしまった。どうして、そこまでして「売れ線」を目指したのだろう。

手元に一冊のエッセイがある。「ギブアップ」という、オフコース・ストーリー。「2人のオフコース」が「5人のオフコース」になり、それが崩壊していく様が、克明に描かれている。この本を読み返す度、思う。「売れる」って、時に、麻薬の様な作用を及ぼすんだってこと。自分たちの個性を捨ててまで「売れる」という快感を優先してしまう。

オフコースの歴史を振り返る度に、なんとなく、切なくなる。そして思う。やっぱり、音楽って人間が演ってるんだよな、って。
 
 
 
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