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2007年3月13日 (火曜日)

「ジャケ買い」の逆もある。

昨日は、たらふく飲んだ(みたい)。朝から、ちょっと二日酔い気味。眠いし、怠いし、外は寒いし、でも、会社に行かないとお給料が貰えないので、一念発起。体調が悪いのに、今日は仕事をバリバリにしたもんだから、17時30分過ぎに「ガス欠」。早々に帰宅。

さて、今日の帰り、疲れた頭には「モダン・ジャズ」ということで、ハンク・モブレーの「ザ・ジャズ・メッセージ・オブ・ハンク・モブレー VOL.2」を聴いて帰る。このアルバムは、1956年の録音。ハード・バップ全盛に向かって、若きジャズ・ミュージシャン達が技を競い合った時期。

前半2曲が、11月の録音。パーソネルは、Lee Morgan (tp) Hank Mobley (ts) Hank Jones (p) Doug Watkins (b) Art Taylor (d)。後半3曲が、遡ること7月の録音。パーソネルは、Donald Byrd (tp) Hank Mobley (ts) Barry Harris (p) Doug Watkins (b) Kenny Clarke (d)。いや〜、錚々たるメンバーやなあ。このメンバーを見ただけで、アルバムの内容の良さは、約束されたようなもの。
 

Hank_message

 
しかし、なかなか、このアルバムは話題に上ることが少ない。何故か。僕は、恐らく、このアルバムのジャケット(写真左)に問題があるんじゃないかと睨んでいる。悩みに悩んだモブレーの横顔。しかも、額に手を当てて、痛々しいことこの上ない。しかし、アルバムのジャケットに、こんな写真、ふつう使うか〜。文字は、サボイ・レーベル特有の、古くさい、どうでも良い感じのタイポグラフィー。このジャケットじゃあ、触手は伸びませんわな。

でも、内容は良いですよ。リーダーのモブレーをはじめとして、若きバードやダグ・ワトキンス、モーガンが熱気溢れるハード・バップを展開します。若きモブレーの、まだ荒削りで野太い、それでいて歌心を感じさせるテナーは「これぞモダン・ジャズ」的な音で、聴いていて心が和みます。

ペットのモーガンやバードは、もうこの頃、既に、彼らそれぞれ特有の「クセ」が、ところどころに見え隠れして、思わず口元が緩みます。ワトキンスのベースは、太くて堅実。ブンブン鳴ってます。ハード・バップの美味しいところが詰め込まれていて、代表的名盤で無い分、リラックスして聴けます。
 
「ジャケ買い」という言葉があります。ジャズのアルバムで、ジャケット・デザインの良いものは、中身の演奏も良いものが多い。つまり、ジャケットが良ければ、その場で衝動買いしても悔いは残らないことが多い、という格言みたいなものですが、この「ザ・ジャズ・メッセージ・オブ・ハンク・モブレー VOL.2」には、あてはまりませんね(笑)。

時には、こういう「ジャケ買い」の逆もあります。だから、アルバムのコレクションって楽しいのかもしれません。
 
 
 
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