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2007年3月 7日 (水曜日)

この一曲で「記憶に残る歌姫」・1

昨日から、博多でお仕事。今日は、昼過ぎまで博多をウロウロ。夕方、東京へ戻って来て、ちょっくら会社に寄って、一仕事。今日の午前中、福岡空港は突然の「にわか雪」。細かい雪が、ザーッと降ってきた。一時、飛行機が着陸を見合わせたくらい。3月に入っての「にわか雪」。僕は、この光景を目にする度に、かぐや姫の「なごり雪」を思い出します。

このところ、出張の時は、昨年の暮れに手に入れた iPod nanoが専らの「出張のお供」。iPod nanoって、すごくコンパクトに出来ているので、かさばらないし、電池も、iPod videoより長持ちだし、このところ、出張には、iPod nanoである。

このiPod nanoには、日本の音楽、いわゆる「70年代のJポップ」(当時はニューミュージックと呼んでいた)のお気に入りのアルバムを相当数、コピーしてある。つまり、出張の時の「出張音楽」は、「70年代のJポップ」のオンパレード。「70年代のJポップ」大会と化すのだ(笑)。

「70年代のJポップ」は、隠れた名盤がゴロゴロしていて、デジタル録音で「切り貼り」が横行し、リズムは「打ち込み」という、現在の音とは違い、全ての楽器を人間が演奏する、という音楽の基本を前提としていて、聴いていても気持ちが良い。決して、ノスタルジックではない、今の音楽と比較しても、引けを取らないどころか、僕は、「70年代のJポップ」の方が、今のJポップより優れているところが多いのではないか、と睨んでいる。

Saki_kubota

そういう意味で、今日聴いた、久保田早紀の「夢がたり」は、そんな優れた「70年代のJポップ」の名盤の一枚。そう、久保田早紀といえば「異邦人」ですよね。彼女のデビューはとても鮮烈でした。美人シンガーで、その雰囲気は、今で言う「アジアンテイスト」、かつ「清楚」、ほのかに「エキゾチック」。僕たち、史学研究室の男どもは、こぞって、彼女のファンになりました。そりゃ〜、あれだけ、エキゾチックで、シルクロードの雰囲気満載の曲ばかりですから、史学を志す者たちは「イチコロ」ですわ。研究室にポスターなんか貼ってたり、結構な頻度で、このアルバム「夢がたり」が流れていたりしてましたね(笑)。

そう、時は、1979年10月。当初から三洋電機のCMにサビの部分が使用され、そのオリエンタルで神秘的なムードが新鮮で、大ブレイク。この「異邦人」がこの年最高のセールス(144.5万枚)を記録しました。ほんと、この「異邦人」って曲、良い曲、良い歌詞ですよね。僕たちの学生時代、なんかの時には「異邦人」を口ずさむ。結局、この「異邦人」、最終的に、僕たち、史学研究室の「テーマ・ソング」になってしまいました(笑)。

でも、この「夢がたり」というアルバム、「異邦人」だけが全てではない。トータル・アルバムとして、優れた逸品と僕は思います。これだけ個性溢れる、オリエンタルな雰囲気満載のトータル・アルバムは唯一無二でしょう。今でも、十分通用しますね。

生まれ変わりをイメージする「朝」にはじまり、説明不要の名曲「異邦人」、古物語を読み解くような、文学的味わいのある「帰郷」や「白夜」、彼女のファドへの憧れが滲み出た「ギター弾きを見ませんか」、少女の幼い恋の終わりを歌う、ナイーブな「ナルシス」、 天文ファン御用達、ズバリ星の神話「星空の少年」と、久保田早紀でしか、書けない、歌えない、ワン・アンド・オンリーな歌の数々。アルバム全体のトータルな流れの中で、一つの物語を聞いているような秀作です。

「異邦人」。唯一無二、この抜群に完成度の高い曲が「大ヒット」したおかげで,久保田早紀といえば「一発屋」という文脈で語られることが多いようですが、これは「全くの認識違い」。ファースト・アルバム「夢がたり」の優れた内容からも「認識違い」は明らかですし、セカンド・アルバム「天界」も、「夢がたり」路線を踏襲した、なかなかの秀作です。シングルも「異邦人」以降、25時」などの後続シングルはラジオでかなりよく流れていましたし、そういった状況は少なくとも、CMソングに使われた「オレンジ・エアメール・スペシャル」あたりまでは続いています。

でも、僕にとって、この「異邦人」という曲との出会いは新鮮でしたし、驚きでもありました。この一曲で「記憶に今でも残っている歌姫」。久保田早紀さんは、僕にとっては、「永遠の歌姫」の一人です。
  

  
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