風邪で寝ていたおかげで・・・
日曜日の夕方に具合が悪くなってから、今日の夕方まで、ず〜っと寝ていた。完全な風邪である。久し振りに熱も出した。今日の午後から、ちょっと気分が良くなって、夕方からは起きて、本を読んだりして過ごせるようになった。明日は会社へ行かんとな。
風邪で床に伏せっていたおかげ、という訳ではないが、寝ながら、結構、本が読めた。といって、常に読んでいた訳ではないですよ。風邪薬が効いて、眠くなったら寝て、起きている時は、ジッと寝ているのも暇なので、熱が引いてからは、寝ながら読書。
ベッドで寝ながら、いろいろと音楽関係の本や雑誌を読み漁っていたのだが、これはなかなか良い本だったなあ、と感銘を受けた単行本としては、秋吉敏子のバイオグラフィーとディスコグラフィーを一冊の本にまとめた『孤軍 〜秋吉敏子 その人生と作品〜』が良かったなあ。
ジャズピアニスト・作曲家・編曲家として、半世紀に渡って、アメリカで活躍し続けている秋吉敏子さん。前半部分は、秋吉敏子さんの半生にスポットあてたバイオグラフィー編。満州、日本、ニューヨーク、ロスアンジェルスと、彼女の生活した都市ごとに、エピソードを織り交ぜ、判りやすく、簡潔にまとめてあって読みやすい。後半は、完全ディスコグラフィーと秋吉さん作曲の全作品リスト。これは貴重な資料として、コレクターの僕としては有り難い。
秋吉敏子さんと言えば、僕のビッグ・バンドの入口となった、秋吉敏子=ルー・タバキン・ビック・バンドの指揮者である。大学時代、秋吉敏子=ルー・タバキン・ビック・バンドの作品『孤軍』を自ら購入。ビッグ・バンドの演奏をLPで聴いたのは、これが初めてだったのだが、ダイナミックで抑揚、陰影に富んだ、その素晴らしい内容に、感銘を受けた。続けて『インサイツ』そして『塩銀杏』と聴き進み、僕の中で、ビッグ・バンドといえば、まずは、秋吉敏子=ルー・タバキン・ビック・バンドなのだ。
この本を読んで、久し振りにビッグ・バンドが聴きたくなってきた。ビッグ・バンドといえば、まずは、この秋吉敏子=ルー・タバキン・ビック・バンドの諸作だよな。早く、この風邪が完治しないかなあ。体調が優れないと、ビッグ・バンドを聴き通すのは辛いからね〜。
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