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2007年2月17日 (土曜日)

二足のわらじを履く男・・・

ジャズとクラシック。まったく音作りのアプローチが正反対なので、双方、遠いような感じがするが、実は近い関係だったりする。

ジャズは、即興演奏と演奏のスタイル、音の個性が命であるが、クラシックは、譜面通りに如何に忠実に演奏するか、そして、その枠の範囲内で、演奏家としての個性を如何に発揮するか、が命である。全く、正反対のアプローチなんだけど、演奏家としては、どちらのアプローチも大変、魅力的で、出来れば、どちらも出来るようになりたいなあと思ってしまう。

その、ジャズとクラシック両方の世界で活躍している男が米国にいる。アンドレ・プレビンという男である。もともと、本籍はクラシック。クラシックの指揮者であり、ピアニストでもある。クラシックの世界でもかなりの実績を残しており、これだけでもたいしたもんだ、と思うんだが、彼はジャズ・ピアニストとしても、ピアノ・トリオ中心に活動していたりする。

Andre_previn_ws

今回、「ビクター 1000 JAZZ」と題した、ハード・バップ時代を中心に、ジャズの佳作を、なんと1000円で再発するという、素晴らしい企画がスタートしたが、この企画の中の、アンドレ・プレビンの「ウエスト・サイド・ストーリー」を入手した。このプレビンの「ウエスト・サイド・ストーリー」は、暫く廃盤になっていて、ほぼ入手不可能だったアルバムである。これは、1000円で手にはいるのだから、良い時代になったものだ。長生きはしてみるものである。

プレビンのジャズ・ピアノは、端正で、スクエアなノリが特徴で、特に「ミュージカルもの」や「歌もの」に、彼の個性が発揮される。彼のピアノ・トリオの演奏で、一番、有名なのが「マイ・フェア・レディ」(これも素晴らしい内容ですよ)。今回、入手した「ウエスト・サイド・ストーリー」は、その「マイ・フェア・レディ」の内容に、負けず劣らずの内容で、とにかく、喉から手が出るほど、欲しかったアルバムなのだ。当然、内容は、なかなかのもので、いつでもどこでも、どこからでも、気軽に聴ける「ジャズ・ピアノ・トリオ」の佳作である。

クラシックの指揮者として、クラシック・ピアニストとして、クラシックの世界で成果を出し、その傍らで、ジャズ・ピアノを弾かせれば、端正でスクエアなノリで魅了する。二足のわらじを履く男「アンドレ・プレビン」。

もう今では結構、お年を召されてしまったけれど、若い時は、すごく、女に、もてたんだろうな。きっと、ブイブイ言わせていたに違いない。う〜ん、羨ましい限りである。
 
 
 
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