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2007年2月 1日 (木曜日)

フェンダー・ローズを愛でる・2

今日から2月。1月はあっという間に過ぎ去った。今日は、夕方から、冷たい風が強くなって、ちょっと寒くなってきた。昨日、一昨日と暖かかったからね。でも、寒いといっても、この時期ならではの「切れるような冷たさ」ではないのが「暖冬の証拠」。

さて、昨日から、フェンダー・ローズの音がやたらに聴きたくて、ジャズ・フュージョンのジャンルから、フェンダー・ローズの使い手のアルバムを聴きまくっている。

フェンダー・ローズとは、もともとは、ローズ・ピアノ(Rhodes Piano)と呼ばれ、1940年代にハロルド・ローズ(Harold Rhodes)によって発明された鍵盤楽器です。エレクトリックピアノの一種。その中で、楽器メーカーのフェンダー社が出しているものを、フェンダー・ローズと呼んでいます。

これが、それはそれは独特の音がして、僕は大好きです。鋭い打撃音と長く伸びる減衰音から鳴る独特の音色を発するのが特徴。生の音は、特徴ある澄んだ、アタックの強い音がするが、ピアノに内蔵のトーンコントロールの調整や、アンプをオーバードライブ気味に歪ませた時の低音のうなるような力強い音は独特です。

今日の通勤音楽で聴いた「フェンダー・ローズの使い手」は、ボブ・ジェームス。今や、「フュージョンの大家」として有名を馳せているボブですが、この人もフェンダー・ローズを弾かせたら天下一品。今日は、彼が、サイドマンに回って、フェンダー・ローズを弾きまくっているアルバムを聴いて、会社へGo!
 

Bob_james

 
そのアルバムとは、チェット・ベイカーの「枯葉」(原題「She Was Too Good to Me」)。若い頃、甘いマスクと、まろやかで中音域が優しいトランペットと、中性的なソフトなボーカルで一世を風靡し、その後、麻薬に染まって「過去の人」となってしまっていたチェット・ベイカーが、1974年、突如として、にクリード・テイラーのプロデュースで制作し、ヒットしたアルバム。

このアルバムでの、ボブ・ジェームスのフェンダー・ローズは凄いです。サイドマンとしてバックに回った時のボブのフェンダー・ローズは、メインの楽器がソロを取っているバックで、そのソロの演奏を引き立てながらも、フェンダー・ローズの特性を活かして、実に印象的なバッキングを繰り広げます。

特に、冒頭1曲目の「枯葉」でのボブは名演。この「枯葉」という超スタンダードで、フロントには、まろやかで中音域が優しいペットのチェット・ベイカー、軽やかで丸くて優しいアルト・サックスのポール・デスモンドが、それぞれ、印象的で、それはそれは優しいソロを取る。そして、そのバックで、ボブのフェンダー・ローズが炸裂している。「バックに回ったときの、フェンダー・ローズの弾き方っていうのは、こうするんだ」的な、模範的なバッキングが素晴らしい。歌モノのバックに、フェンダー・ローズ。この組合せに、僕はまだまだ可能性を感じた。

この1曲目の「枯葉」を手始めに、全7曲。どの曲でも、チェットのペットやボーカル、デスモンドのアルト、そのバックで、フェンダー・ローズを弾きまくるボブがいます。フェンダー・ローズに内蔵のトーンコントロールの調整を多用せず、出来るだけ、生の音である「特徴ある澄んだ、アタックの強い音」で弾きまくるボブは圧倒的です。チェットのボーカルのバックで弾く、ボブのフェンダー・ローズも優れものです。

僕にとって、フェンダー・ローズの音って、いわゆる「癒しの音」なんですよね。
 
 
 
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