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2007年1月16日 (火曜日)

追悼・マイケル・ブレッカー

先週後半、札幌で、終日氷点下の世界を経験したので、東京に帰ってきてから、寒さに強くなった感じがする。北海道の寒さって、こちらの寒さとは質が違うからね。な〜んてこと思ってたら、今週の木曜日から、またまた、札幌に行くことになった。あ〜、寒いんだろうなあ。

さて、このところ、ジャズの世界では、ジャズ・ジャイアントの訃報が相次いでいる。1950年代のビ・バップ、ハード・バップ期に若手として活躍し、モダン・ジャズの歴史と共に歩んだ、ジャズ・ジャイアントと呼ばれるミュージシャンの訃報もさることながら、まだまだ、現代ジャズの中堅として活躍している、脂がのりきった、これからさらに味わいの出てくるであろうミュージシャンの訃報も聞こえてくるのは、実に辛いものだ。

Michael_brecker

去る1月13日、現代のジャズ界で、若きジャズ・ジャイアント的存在になりつつあったサキソフォニスト、マイケル・ブレッカーが白血病で亡くなりました。享年57歳。若すぎる。

マイケル・ブレッカーは、1949年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。トランペット奏者の兄ランディとバンド「ブレッカー・ブラザーズ」を、ベース奏者エディ・ゴメスらと「ステップス・アヘッド」を結成。ピアノ奏者ハービー・ハンコックやギター奏者パット・メセニーら著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作。グラミー賞11回受賞。

マイケル・ブレッカーは、コルトレーン・ライクなサキソフォニストですが、黒人的な「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスではなく、「精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」白人的なサックスが特徴だったと僕は思っています。しかも、彼のサックスは、従前のアナログ的なサックスの音色ではなく、新しい時代にマッチしたデジタル的なサックスの音色が魅力でした。

「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスの音色が特徴だと僕は思っているので、純ジャズのアルバムよりは、「ブレッカー・ブラザース」のようなフュージョン系の演奏や、フュージョン系のミュージシャンがその感性の中で純ジャズを演奏する「ステップス」などでの演奏の方が、彼のサックスが更に映えて、素晴らしいと思います。今でも「ヘヴィ・メタル・ビ・バップ」や「スモーキン・イン・ザ・ピット」は良く聴きます。

若い頃からリアルタイムにそのアルバムや演奏に接してきた、年齢のあまり違わないミュージシャンが逝去していくのは、とても辛いものがあり、ショックでもあります。

もう、あの特徴的なサックスは聴けないのか。もう「ブレッカー・ブラザース」は再結成されないのか。

改めて、ご冥福をお祈りします。
 
 
 
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