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2007年1月10日 (水曜日)

北の国のジャズ・レーベル

今日の夕方から北海道へ出張の予定なんだが、天候が気になる。先週末の「爆弾低気圧」の影響が残っていて、連日、雪マーク。寒いだろうなあ。でも、仕事だから仕方が無い。10〜12日の予定なので、このバーチャル音楽喫茶『松和』も、11、12日の両日はお休みになります。

さて、北海道という北の国に行くので、北の国に関するジャズってあったっけ、と考えた。そういえば、ジャズのスタンダードの題名に「雪(Snow)」の言葉の入った曲が思い浮かばない。無い、もしくは、ほとんど無いんではないだろうか。でも、ニューヨークにも雪は降るよな。ハーレムにも雪が降るよな。でも、雪(Snow)にちなんだ曲が思い浮かばない。

でも、北の国、例えば、北欧を拠点とした有名なジャズ・レーベルは幾つかある。ヨーロッパは昔からジャズに理解のある地域で、どの国にもジャズのファンというのは沢山いるみたい。特に、ヨーロッパは、ジャズに芸術性を感じ、ジャズを芸術の一ジャンルとして扱い、ジャズ・ミュージシャンにリスペクトの念を持って接するという、良い環境があって、米国のジャズ・ミュージシャンの中でも、ヨーロッパに移住して活動している人たちも沢山いる。
 

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北欧を活動の中心とするレーベルで、パッと浮かぶのは、まずはスティープルチェイス。そのレーベルで、真っ先に浮かぶアルバムは、あの「雪に佇むジョーダン」で有名な「フライト・トゥ・デンマーク(写真左)」。なんと素敵な雪の風景、なんと素敵なジャケットだろう。そういえば、ジャズのアルバムで、クリスマス・アルバム以外で、雪の風景をモチーフにしたジャケットってほとんど見ないなあ。

スティープル・チェイスの次に浮かぶのがECM。キース・ジャレットの諸作で有名なレーベル。キースのスタジオ録音で、オスロのECMスタジオでの録音は多々あって、ソロのフェイシング・ユーなどもそうだよな(写真中央)。キースのアルバムには「スタンダーズ・イン・ノルウェイ」っていうのまである(写真右)。

他のレーベルにも北欧の主要都市で録音されたライブ録音も多々あるし、意外と北欧が拠点のジャズってあるんですよね。いやいや、北欧のジャズって結構盛んなんですよ。でも、北欧の冬って寒いんだろうな。行くんだったら、夏が良いなあ。でも、オーロラも見たいよな〜。
 
 
 
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コメント

おお!!
我が愛しのフライト・トゥ・デンマーク!!
本当に好きで、冬は気づくとこれがかかってたりします。

yurikoさん、ど〜も! 松和のマスターです。

つい先ほど、氷点下の世界から生還しました(笑)。

そうですよね〜。冬はこれ、フライト・トゥ・デンマーク。
僕も冬に良く聴きます。やっぱり、このジャケットのイメージと
冒頭一曲目の「危険な関係のブルース」の曲の雰囲気が「冬」に
ピッタリなんでしょうね。

一昨日から札幌にいたんですが、札幌に着いたら、しっかり
雪が積もっていて、昨日は寒くて、小雪がちらついて、一面、
真っ白な世界で、ちょうど「フライト・トゥ・デンマーク」の
ジャケットそっくりの景色でした。

寒いのは嫌いですが、それでも、雪の世界は真っ白で美しくて、
僕は大好きです。
 
 

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