「怪しき森」に足を踏み入れ・・・
さすが、北海道は寒かった。10〜12日と仕事で札幌にいたのだが、この冬一番の寒さとかで、10日の夕方、新千歳についた時点で、氷点下8度。雪は15センチ程度積もって、もう寒さでカチカチに固まっている。札幌の冬は久し振りである。厚着の下着に、毛糸のチョッキ、保温性の良いスーツ。重装備してきて良かった。
しかし、空港の外、バス停の前の喫煙所で煙草を吸っているだけで、足からジンジンと冷えてくるのが判る。これで風が吹いたら、凄く寒いだろ〜な。さすがに部屋の中や電車の中は暖かくて申し分ないんだが、外を歩くと寒さが身に染みる。一日の最高気温、最低気温、共に氷点下の世界っていうのを経験したのは、昨年1月の青森以来である。
まあ、それでも、仕事はみっちり、密度の濃い打合せが出来たし、昼ご飯は安くて美味しい「刺身定食」。夜は、そりゃー「海鮮系」でしょう。ホタテ、八角、ウニ、イクラ、カニ、タコ、イカ等々、「口のお祭り」である。2次会は、いつもどおり、「すすきの」で癒され、ホテルに帰り着いたのは、連日、午前2時。それでも、会社の近くのホテルなので、朝は8時まで寝られるのが、出張の良いところですね〜(笑)。
さて、昨日の夜遅く、氷点下の世界、北海道から帰還して、机の上を見たら、dick unionから宅配便が来ていた、「???」。おお、そうであった。Jeff Beckの「Official Bootleg USA'06」を頼んでいたのだった。ウフフフ。
この「Official Bootleg
USA'06」は、ジェフ・ベックの2006年USAツアーのライヴ盤。ジェフ・ベック公式サイトのみでリリースされているCDとのこと。まあ、簡単に言
うと、公式盤では無いので、一般では手に入らない。といって、普通のブート(海賊盤)とは、違って、オフィシャルなものなので、当然、音質は良いし、内容
もある程度、期待できる。
でも、パッケージは「怪しげ」。プラケースも無く、厚紙に印刷した安っぽい「簡易紙ジャケ」的なもの(まあ、これが雰囲気あって良いんですけど)。しかしながら、価格が¥3,590と代行価格でちょっと割高。これは自分で買った方が安いんですが、面倒なので、disk unionのオンライン・ショップで購入。
さて、このCD、2006年4月5日、LAのHouse of Bluesでのライヴを収録したものです。メンバーは、ジェフ・ベック(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)、ピノ・パラディーノ(b)、ジェイソン・リベロ(key)。ヴォーカル曲はカットされ、すべてインストルメンタル。ジェフのギターが堪能できます。というか、このCDでのジェフの演奏は凄い。驚異的である。CDの体裁から判断すると、公式盤『LIVE AT BB KING BLUES CLUB』とソックリなのですが、内容は、このOfficial Bootlegの方が良い。公式盤って「一体なんなんだ〜」って感じです。
とにかく、ジェフが弾きまくってます。バックも素晴らしく、特にドラムのヴィニー・カリウタ。僕は、彼のドラムが好きで、今回、このブートに手を染めた理由として、ドラムにヴィニーがメンバーに入っていたことも大きな理由のひとつ。
最近、ジャズの世界も、70年代ロックの世界も、公式盤では満足できなくなってきた。特に、ジャズは少しずつ、ブート(海賊盤)の世界にを染めつつある。今回は、70年代ロックの世界も、ジャズと同様、ブートの世界は、怪しげでリスクもあるが、それはそれは魅力的な優れた演奏が、あちらこちらに眠っていることに気がついてしまった(笑)。
「怪しき森」(ブート:Bootleg)に足を踏み入れ、「禁断の木の実」の魅力に目覚め始めた今日この頃である。
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