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2007年1月15日 (月曜日)

クールなオルガン・ジャズ

昨日の夜は、あまり良く眠れなかった。寝付いたのが、夜中の1時。それから2回、目が覚めて、気がついたら、既に起床時間の6時15分だった。眠れなかった次の日は最悪。しかも月曜である。

午前中はそれとなく、一生懸命働いていたんだが、昼ご飯を食べたらもう「いけない」。眠くて眠くて仕方がない。こんな時に限って、ややこしい話が舞い込んでくる。あ〜、最悪な一日だったなあ。

Yaya3さて、オルガン・ジャズと言えば、まず、思い浮かぶのが、ジミー・スミスだろう。ジミーがオルガンを使ったモダン・ジャズを、歴史上、初めて披露し、同時に、演奏テクニックなど、最高峰の代表的演奏家になってしまった。ジミーの後、幾人ものオルガニストが、ジミーとは違うオルガン・ジャズを目指したが、ジミー以上に有名になることはなかった。という訳で、オルガン・ジャズには発展性が無い。


と、思っていたら、このアルバムに出会った。「yaya3」。ジョシュア・レッドマン(ts)サム・ヤーエル(org)ブライアン・ブレイド(ds)の3人によるオルガン・トリオ・グループのデビュー・アルバムである。オルガン・トリオという最少かつ異端な編成ながらも、ブライアン・ブレイドの「ワン・アンド・オンリー」な変則ドラミングによって、コルトレーン・サウンドを再現し、現代風でモード的な、とても新鮮なサウンドとなっている。

そして、サム・ヤーエルのオルガンの演奏がとてもクール。ジャズ・オルガニストの代表であるジミー・スミスは過度すぎるほどの「メリハリ」と「コブシ」が凄くて、そのダイナミズムが最大の特徴なのだが、ちょっと、その「ダイナミズム」が「もたれる」感じがする時がある。でも、このサム・ヤーエルのオルガンは違う。感情を理性でコントロールするような、理知的でクールな音色。そのクールなオルガンに、ジョシュアのテナーが、これまたクールに絡む。

オルガンとテナーとドラムが対等に、クールな雰囲気で、それぞれのテクニックを駆使したインプロビゼーションが絡みまくる。とても、モーダルな演奏で、爽やかさと良い意味での軽さが良い「ありそうでなさそうな」演奏が実に新鮮である。

こんなクールなオルガン・ジャズは初めてである。ジミー・スミスでオルガン・ジャズの発展は終わったと思っていたが、実は、オルガン・ジャズはまだまだ発展の余地がありそうな、そんな期待を強く感じさせるアルバムである。
 
 
 
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