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2007年1月の記事

2007年1月31日 (水曜日)

フェンダー・ローズを愛でる・1

暖かい一日。東京でも気温は16度まで上がり、3月下旬〜4月上旬の陽気。1月末としては、異例の暖かさ。でも、寒いのが嫌いな僕にとっては、幸せこの上ない。しかし、昨晩、寝付きが悪く、夜中の2時過ぎまで寝られなかったので、とにかく眠い。すごく機嫌が悪くなるくらい眠い。

さて、今日は、朝からちょっと暖かい雰囲気のある朝なので、気分は「フュージョン」。空は晴天。朝日はキラキラして爽やかで、気分は「フュージョン」。最近、ジャズでの、フェンダー・ローズの扱いについて、興味を持っていて、勢い、フェンダー・ローズの使い手のアルバムに触手が伸びる。

今朝の通勤音楽は、リチャード・ティーの「ストローキン」。ティーのファースト・アルバムある。フェンダー・ローズの使い手で、フュージョンのジャンルといえば、まず浮かぶのは。リチャード・ティー。彼は、1970年代後半にフュージョンバンド「スタッフ (Stuff)」のピアニスト、キーボーディストとして活躍。スタッフ解散後はソロやセッションミュージシャンとして、幅広い分野で活躍。惜しくも、1993年前立腺癌で死亡した。享年49歳であった。
 
 
Richard_tee_1
 
 
このティーのファースト・アルバムである「ストローキン」、ティーはフェンダー・ローズの使い手として代表的な一人なので、アルバム全編に渡って、フェンダー・ローズが炸裂するかと思うのだが、そうでもない。彼の演奏のルーツである、爽快感と疾走感溢れるファンキーなピアノがフューチャーされている。ファースト・アルバムなので、自分のルーツをしっかりと押さえておきたかったのかもしれない。

しかし、5曲目の「ヴァージニア・サンデイ」で、ティーのフェンダー・ローズが炸裂する。スローテンポな楽曲で、ソフト&メロウなフェンダー・ローズが炸裂する。これだけ、情感豊かに、優しく爽快感のあるフェンダー・ローズを鳴らせるのは、リチャード・ティーだけだろう。聴いていて、心地よく、切なくなるようなティーのフェンダー・ローズ。この1曲だけでも、この「ストローキン」を聴く価値がある(最後、フェード・アウトされるのが残念なのだけど)。

先ほど「爽快感と疾走感溢れるファンキーなピアノ」と表現したが、このファンキー・ピアノが炸裂するのは、ラストの「A列車で行こう」。デューク・エリントン楽団の演奏で有名なスタンダードだが、このティーの「A列車で行こう」を初めて聴いた時、「こんな弾き方があったんだ」と凄く感動した。ファンキーこの上ない、それでいて、ノリ良くて、ベタベタしない、爽快感溢れるティーのピアノ。そして、壮絶なまでのスティーブ・ガッドの新感覚ドラムと相まって、素晴らしいドライブ感だ。

フェンダー・ローズを弾きこなすコツって、もしかしたら、「爽快感と疾走感溢れるファンキーなピアノ」が弾けることが最低条件なのかもしれない。ティーの「ストローキン」を聴いて、ふと思った。
 
 
 
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2007年1月30日 (火曜日)

これは「キワモノ」だけど・・・

朝、起きると、朝焼けが実に鮮やかだった。ちょっと日が長くなってきたので、朝も明るくなるのが早くなってきたのが、実感として判る。朝焼けが鮮やかで、その鮮やかさに、ちょっと感動した日というのは、もう充実した一日が約束されたようなもので、気分が良い。

でも、帰宅時は、人身事故があったとかで、帰りの電車は、凄く混んでいて疲れた。混んでいた上に、乗り換えの電車も遅れに遅れていて、乗換駅で15分位、足止め。その代わりといってはなんだが、結構、聴きたかったアルバムが聴けたので、まあ、良しとする。

今日、帰りの電車で聴いてきた「通勤音楽」は、リック・ウェイクマンの『地底探検』『アーサー王と円卓の騎士』の2枚。昨日、リック・ウェイクマンの『ライヴ・アット・ザ BBC』の事をこのブログに書いてから、どうも、リック・ウェイクマンが聴きたくなって仕方が無い。

Wakeman_classic

早速、書庫から、数枚のリック・ウェイクマンのCDを引きずり出してきて、iPodに吸い上げる。『地底探検』は、ジュール・ヴェルヌのSF小説「地底探検」をコンセプトに作り上げたリック・ウェイクマンのセカンド・アルバム。『アーサー王と円卓の騎士』は、アーサー王の伝説を取り上げた、これまた壮大なコンセプト作。リック・ウェイクマンのサード・アルバムである。

このリック・ウェイクマンの『地底探検』『アーサー王と円卓の騎士』の2枚は、プログレの範疇で見ると、完全な「キワモノ」。当時、流行った「ロックとクラシックの融合」を完全に地でいくもので、真剣に聴くと、ちょっと「赤面モノ」の部分が無いではない。

しかし、リアルタイムで、これらのアルバムを好んで聴いた人間としては、手に入れておきたいアルバム。今でも聴いてもなかなかのもので、作品の中に入っていけるし、「古き良き時代」を思い出させてくれる。 そして、プログレたるアルバムとして、この2枚のアルバムの、その「超大作」ぶりと長時間演奏、実験的作品効果、意図的表現は、まさに、その良い例だなあと思うのだ。

どちらもアルバムも、それぞれ、メロディー・ラインが美しく、壮大なオーケストラの間をリックのキーボードが駆け抜け、鳴り響く様は、実に圧巻。加えて、これはちょっと「閉口もの」なんだが、別にあえて無理して入れることもなかったであろう、下手糞なボーカル選びや、混声合唱を付けて「大作」特別盤仕立てにしてしまうあたり、リックの贅沢好みを反映していますね〜。

まあ、この2枚のアルバムは、一言で言うと「ロックバンドとオーケストラが共演した、混声合唱付、交響楽組曲」となりますかね。「知的な目立ちたがり屋」であるリック・ウェイクマンの面目躍如です。このアルバムは、一般のプログレ好きの方には、あえてお勧めしません。あえてお勧めするなら、壮大なロック・シンフォニーが好きな方にですかね〜。なんせ「キワモノ」なんで・・・(笑)。

実は、僕は、この「キワモノっぽい」、壮大なロック・シンフォニーっぽい作品に、からきし弱いのだ。
 
 
 
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2007年1月29日 (月曜日)

好きなモノは好きだからなあ・・・

冷静に振り返ってみて、通勤時間、ドア・トゥ・デスクで、片道1時間15分というのは、結構、長いよな。往復で、2時間30分。東京の通勤電車はかなり混んでいて、僕が乗る駅からは、本を読める状態ではない。iPodで音楽を聴いているからいいものの、何にもしなかったら、こんな無駄な時間は無い。しかし、毎日毎日、よく通ってるよな。

感慨にふけっていても仕方が無い。閑話休題。最近、久し振りにプログレのCDを手に入れた。リック・ウェイクマンの「ライヴ・アット・ザ BBC」。リック・ウェイクマンと言えば、プログレ・バンド「イエス」の2代目キーボード奏者として名を挙げた。イエスの名作『こわれもの』と『危機』でキーボードを担当。この2作が音楽的にも商業的にも成功し、ソロ・アルバム『ヘンリー八世の六人の妻』もヒット。70年代の日本のプログレ・シーンでは、EL&Pのキース・エマーソンと人気を二分した。

今回手に入れた「ライヴ・アット・ザ BBC」は、リック・ウェイクマンがソロ活動に専念するためにイエスを脱退、名作『アーサー王と円卓の騎士たち』に代表される三部作を発表し大成功を収めた絶頂期にBBCで収録された音源。ディスク1は『イン・コンサート』から76年6月17日、ハマースミス・オデオンでのライヴ。ディスク2は76年4月に収録された『OGWT』から当時オン・エアで放映されなかった演奏も含むスタジオ・ライヴを完全収録。
 

Rick_wakeman_bbc_1

 
僕は何故か、高校時代から、リック・ウェイクマンがお気に入りで、周りのプログレ小僧達は、皆、キース・エマーソンがお気に入り。よく彼らから「リック・ウェイクマンのどこがええねん」と言われたんだが、好きなモノは好きだからなあ。エマーソンのキーボードは、ノリの良いロックやジャズが感じられるのに対し、ウェイクマンのキーボードは、クラシックの素養が感じられる。僕は、このクラシックの雰囲気が香しい、ウェイクマンのキーボードが好きなのだ。

出会いからして衝撃的だったからな。始めて、ウェイクマンを聴いたのは、イエスの『こわれもの』。このアルバムでのウェイクマンのキーボードを聴いて、衝撃を受けた。自分もピアノが弾けるので判るのだが、運指の速いアクロバット感覚のプレイは、超絶技巧。当時、人気ナンバーワンのエマーソンのキーボードに十分対抗できるものだった。そうそう『ヘンリー八世の六人の妻』も良かったなあ。

ふっふっふっ。この「ライヴ・アット・ザ BBC」は、70年代のウェイクマンの「一番美味しい部分」である、『ヘンリー八世の六人の妻』『地底探検』『アーサー王と円卓の騎士たち』のアルバムからの選曲なので、僕は満足。当時のライブ音源なので、アルバムに比べると演奏が荒いのだが、気にしない。当時のプログレの雰囲気にドップリと浸かれる。そして、ウェイクマンの手癖にニンマリし、超絶技巧の演奏に歓声を上げる。至福の一時である。

そういえば、高校時代、外国人ミュージシャンの来日公演を、生まれて初めて観に行ったミュージシャンが、何を隠そう、この「リック・ウェイクマン」だったのだ。
 
 
 
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2007年1月28日 (日曜日)

『松和』70年代館を更新です。

バーチャル音楽喫茶『松和』の70年代館を更新しました。さて、今回の更新は「我が懐かしの70年代ロック」の「アメリカン・ロック」のコーナーを更新しました。「これぞアメリカン・ロック」と題して、「グランド・ファンク・レイルロード(以下GFRと略す)」について語っています。

GFR。70年代前半、ブリティッシュ・ロック全盛の中、米国出身のバンドとして英国ロックを迎え撃ち、そのシンプルさと判り易さ、その体力勝負のパワーのある演奏で、全米ナンバーワンのロック・バンドにのし上がった「アメリカン・ロック・バンド」。今回は、GFRの4枚のお気に入りアルバムをご紹介しています。

バーチャル音楽喫茶『松和』へのアスセスは、このブログ右のコーナー『音楽喫茶「松和」のサイト』からお願いします。お待ちしております m(_ _)m。
 
Grand_funkfreedom
 
さて、今日は、昨日とはうって変わって、ちょっと肌寒い一日。それでも、きっと平年よりは暖かい。しかしながら、朝から体調が思わしくなく、眠たいし、ちょっと頭が痛いし、怠いし、なんだかな〜、という感じで、午前中の買い物もそこそこに、昼食後は、大阪国際女子マラソンを見ながら、ウトウト。

「こんな怠惰な生活はいけない」と思い直し、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の懐かしの70年代館を更新し始めた。午後3時頃から始めて、うんうん唸りながら、文章を打ち込みつつ、午後5時。さあ、あと5行ほどで終わり、というところで、ファイルをセーブして、再度、開こうと思ったら、開かない。「エンコード情報がありません」。え〜っ、そんな馬鹿な、なにも悪いことやってへんやん。30分ほど、あれやこれや試してみたが、どうしようもない。2時間かけて打ち込んだ原稿がパー。

それから、打ち込み直して、夕飯を挟んで、再び、打ち込み直して、やっと先ほど完了しました。くそっ、僕は何も悪いことしてないのに。おかげで、かなり疲れました。でも、壊れたまま放置すると、腹が立ってきて、寝られなくなるからな。まあ、今日中にリカバれたので、良しとしよう。

しかし、打ち込んだ情報が飛ばないように、セーブしつつ、打ち込みを進めていたのになあ。今まで経験のしたことの無いトラブル。とんだ災難でした。
 
 
 
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2007年1月27日 (土曜日)

暖かな一日でしたね〜

昨夜、短時間に結構な雨が降ったらしく、朝、バルコニーの床には、水たまりが出来ていた。低気圧が通過したのだから、一時的に冬型になって寒くなるかと思ったら、外に出ると寒くないどころか、弱い南風が吹き込んでくる。これは、暖かくなるな、と思っていたら、今日の東京の最高気温は、なんと15度。3月上旬〜中旬の陽気やね。

朝10時、日が高くなり始めたら、だんだん暖かくなるのが判る。こんな時は、家に閉じ籠もっていないで、外に出てウォーキング。今日は、いつもの干潟周回コースでは無く、港経由コースで、海を見に行きがてらのウォーキングへ。

途中、古いお屋敷が沢山あるのが、このコースの特徴だが、あるお屋敷の庭には、もう「梅が咲いている」(写真)ではないか。しかも、タイミングの良いことに、つがいのウグイスが鳴いている。千葉県北西部地方に住み始めて、25年。この時期に梅が咲いているのを見たのは初めてじゃないかな。今年はよほど暖かいんだね。

20070127_plam_1

この港経由コースのウォーキングは、海が見られる楽しみに加えて、途中にとても大きなショッピング・センターがある、ということ。今日は、このショッピング・センターの中に、「カンタベリー」の直営店を発見。「カンタベリー」って、ラガーシャツをはじめとした、ラグビー用品で世界的に有名なブランドがなんですが、僕はこの「カンタベリー」の大ファン。ちょっとオシャレなラガーシャツをゲットしました。

僕だけじゃないですよ。嫁はんは、前からずーっと探していた、普段に使う「実用的かつ可愛いカバン」を、ついにゲット。そして、昼ご飯は、いきつけのラーメン屋で、久し振りの「こってり醤油ラーメン」。美味かったなあ。

ということで、今日は音楽の話題がほとんど無い。音楽の話題と言えば、ウォーキングの途中、CDショップで、「のだめカンタービレ ベスト100」という、クラシックのオムニバスBOX盤を手に入れたことかな。

このBOX盤、オムニバスだからと馬鹿に出来ない内容で、グレン・グールド、レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック、宮本文昭(oboe)、 ホセ・ルイス・ガルシア指揮 イギリス室内管弦楽団、五嶋みどりなどなど国内外の著名アーティストの名演による、ドラマ使用曲のフル・バージョンを収録しているのだ。これで、暫く、クラシックのCDは買わなくて済みそう。たま〜に、クラシックも聴きたくなるんでね〜。

この季節には珍しい「暖かな一日」。久し振りの「港経由のウォーキング」。そして、僕としては珍しい「クラシック」のCDをゲット。今日は、いつもパターンでない、ちょっと変わった生活パターンを楽しんだ一日でした。
 
 
 
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2007年1月26日 (金曜日)

懐かしの「これもジャズ」・その2

今日は、信号機トラブルで、快速のダイヤが大幅に乱れて、仕方が無いので各駅停車に乗ったら、これが凄い混雑で、会社に着いた時には、もうグッタリ。結構、各駅停車も遅延したんだが、それでも遅刻しない僕はエライ。長年社会人をやっていると、遅刻しない「備え」っていうものがあって、ちょっとしたトラブルなら、遅刻することはほとんど無い。

そんな大混雑の電車の中、そんな中での今朝の通勤音楽は、Allan Holdsworthの「Velvet Darkness」。1976年の作品である。このアルバムがリリースされた前年、ホールズワースはTony Williams(ds)の「Lifetime」(バンド名です)に参加して、その名を挙げた。

このアルバム、CTIレーベルからのリリースで、CTIレーベルとは、ジャズの名門レーベルであるVerveで仕事をしていた敏腕プロデューサーCreed Taylorが興したレーベル。70年代に流行ったクロスオーバー/フュージョン的な音作りを特徴としていた。当時停滞気味であったジャズに新しいスタイルを提供し、商業的にも成功したレーベルである。

このアルバムでの参加メンバーは、ロック〜ジャズ系の超一流セッションマンでウェザーリポートにも在籍したAlphonso Johnson(el-b)、The Mahavishnu Orchestra やJeff Beck『Wired』での驚異的なドラミングを聴かせ、現在ではシンガーやプロデューサーとして活躍するNarada Michael Walden(dr),Tony Williams LifetimeのメンバーであるAlan Pasqua(key)、そしてホールズワースである。
 

Allan_holdsworth

 
ホールズワースはといえば、超絶技巧のギターで、その名を馳せた、とにかく凄いテクニックで弾きまくる「ギター職人」である。その「ギター職人」に、バックが当時、フュージョン界での「そうそうたるメンバー」である。このアルバムは、そのホールズワースの初リーダー・アルバムである。

面白いことに、ホールズワースは、このアルバムについて「失敗だった、気に入っていない」などということをインタビューで答えている。なんだか「セッションのつもりで録音したら発売された」ということらしい。確かに「練られたアルバム」という印象は無い。限られた時間内での「一発録り」的雰囲気がプンプンする演奏である。でも、この雰囲気が「なかなか良いんだな」。

とにかく、才能のあるミュージシャンの作るアルバムは凄い。そんな、劣悪な録音環境にもめげず、これほどのクォリティの作品を作り上げるんだから、凄いとしか言いようがない。確かに、「やっつけ仕事」っぽい感じなのだが、冒頭の「Good Clean Filth」、ディストーション・ギターのヘヴィーなテーマから始まる曲で、この歪んだハードなギターの音を聴くだけで、ゾクゾクする。格好いい、その一言。

ディストーションの効いた、歪んだギターのヘヴィーな音だからといって、ロックとは一線を画している。バックのリズムが違うのだ。そして、ホールズワースのギター・ソロの「ノリ」も、ロックのそれとは明らかに違う。ホールズワースは、ロック・ギタリストでは無く、フュージョン・ギタリストであり、ジャズ・ギタリストであると、僕は思う。

確かに、ホールズワースのリーダー・アルバムには、この「Velvet Darkness」より優れたものは多々あるだろう。でも、このアルバムの持つ「初々しさ」と「シンプルさ」が僕は好きだ。初ソロアルバム用として特別に(プロデューサからの依頼で)用意された、アコースティク・ギターをフューチャーした、ちょっと短めの曲もあったりするが、これはこれで、ホールズワースの歌心が感じられて、ちょっと素敵な小品となっている。

ミュージシャンの意に合わない、劣悪な録音環境でのアルバムが、内容が悪いとは限らない。ミュージシャンの気に入らないアルバムが、内容が悪いとは限らない。これが、ジャズ/フュージョンの面白いところで、このアルバムは、その「良き一例」である。

当時は、「なんでもあり」の「融合(フュージョン)」の時代。今の耳で聴いても、これって「ジャズだよね」。時は1976年、今となっては懐かしの時代。でも「これもジャズ」「これもフュージョン」。良いモノは良い。



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2007年1月25日 (木曜日)

懐かしの「これもジャズ」・その1

昨日、一日伏せっていたおかげで、体調はまあまあ回復。外は冷たい北風が吹いていたが、底冷えすることもなく、「暖冬」を強く実感しながら、会社へ。

昼下がり、会社の休憩室から外を見てると、なんだか、冬とはいえ、日差しが強い感じ。なんだか最近、日差しが強くありませんか。冬の日差しって、もっと柔らかだったような思い出があるんだが、これも、異常気象の影響だろうか。それとも、オゾン層の破壊が、思ったよりも進んでいるのか。

今日は、体調もまずまず回復したので、充実した仕事の一日。緊急の資料作成をひとつ、やっつけて、明日から作成する予定の提案書の構想を練って、あっという間の8時間。

Super Guitar Trio(Al Di-Meola,John McLaughlin,Paco De Lucia)の「Friday Night In San Francisco」。今日の帰社時の通勤音楽。1980年の作品である。いや〜、懐かしいんだな、これが(笑)。
 

Super_guiter_trio

 
1970年代後半から、1980年代の初頭にかけて、いわゆるフュージョン全盛〜成熟時代。この頃のジャズ/フュージョンって、なんでもありで、このアルバムは、フュージョン・ギタリストの中でもテクニシャンでならした、Al Di-MeolaとJohn McLaughlin、そして、フラメンコ・ギタリストのPaco De Lucia。この3人が一堂に会して、ライブ録音したのが、このアルバム。絵に描いたような「フュージョン(融合)」の世界。当時、「Super Guiter Trio」と呼んでいた。後に、ラリー・コリエルも誰かに代わって、参加していたような記憶が・・・(^_^;)。

凄い組み合わせだよな。Al Di-MeolaとJohn McLaughlinとPaco De Lucia。それはもう、絵に描いたような「超絶技巧」の世界。それでいて、しっかりと歌心もあるから、悪かろうはずが無い。

アル・デ・メオラの名作「エレガント・ジプシー」の中の作品「地中海の舞踏」で幕明け。出だしのフレーズを聴いただけで懐かしさで一杯になる。このアルバムは、当時、聴きまくったからなあ。アルとパコの早弾きギターの応酬が素晴らしい。というか、この「超絶技巧の世界」は感動的ですらある。

2曲目の「黒い森」は、チック・コリアの作品。トリッキーで楽しい演奏が繰り広げられます。ピンク・パンサーのテーマなどがアドリブで出てきたりして、もうこれは職人芸の世界。4曲目の「幻想組曲」は、トリオでの演奏で、イントロの「超絶技巧」な早弾きから、一転落ち着いた演奏に変化し、ラストに向かって、徐々に盛りあがる曲の展開と火の出るような3人のギターバトルが最高。

当時は、「なんでもあり」の「融合(フュージョン)」の時代。今の耳で聴いても、これって「ジャズだよね」。時は1980年、今となっては懐かしの時代。でも「これもジャズ」「これもフュージョン」。良いモノは良い。
 
 
 
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2007年1月24日 (水曜日)

寝ながら「バンガード・ライブ」

朝起きたら、なんだか体調が優れない。頭がボーッとしたままだし、目の周りに疲れが溜まった感じがして腫れぼったいし、鼻は詰まっているし、咳は出る。これは、いかん。長年の経験上、このまま無理すると発熱する。仕事の方はちょっと気になることが多々あるのだが、今日は大事を取って休みにして、一日中、床に伏せっていた。

僕の場合、熱がでると体力的ダメージが激しい体質なので、この5〜6年来、風邪の場合、早めに休んで、症状を最小限に食い止める対応をしている。年を取ってくると、風邪をひいて無理をすると、とことんダメージが激しく、結局、2〜3日寝込むことになるので、早めの対応が一番。

床に伏せっていると、ちょっと暇なので、BGMをかけながら、ぐっすり寝る。この時のBGMは、僕の場合、何故かちょっと激しいアブストラクトなジャズが良かったりする。これを小音量で鳴らしながら、ぐっすり寝るのだ。ちょっと激しいアブストラクトなジャズが、小さな音で鳴っていると、僕の場合、催眠効果を促すみたいで、かなりぐっすり眠れる。

Coltrane_dolphy_village_v

ということで、今日は、ジョン・コルトレーン&エリック・ドルフィーの「The Complete 1961 Village Vanguard Recordings」を流しながら、一日中、寝たり目が覚めたりを繰り返す。CD4枚組なので、なかなか通して聴くことが少ないボックス盤だが、途中ところどころ、記憶から消えながらも、ず〜と、今日は、コルトレーン&ドルフィーの「ちょっと激しいアブストラクトなジャズ」を聴き通す。

コルトレーンの従来盤「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」では、コルトレーンの見栄えのする演奏を選別して、LP一枚分に編集しているので、ドルフィーの演奏が地味かつ普通に聴こえるのだが、この「ライブ音源の集大成盤」でのドルフィーは違う。従来盤では、かなりの量のソロをカットされていたドルフィーの演奏が完全に収められている。ここでのドルフィーのソロは、コルトレーンを凌駕していると言っても過言ではない、素晴らしい出来を示している。

風邪の床で、ウトウトしながら、ライブ盤の編集の恐ろしさを、改めて感じましたね。この「ライブ音源の集大成盤」が出ていなかったら、1961年のコルトレーン&ドルフィーのビレッジ・バンガードのライブは、コルトレーンはそこそこ素晴らしく、ドルフィーは不調だった、という従来盤の評価のままだっただろう。ジャズの場合は、アドリブやインプロビゼーションが評価の大半を占めるので、一人のアーティストを評価する場合、出来るだけ沢山、録音成果物に耳を通す必要があるということ。

そんなこんなで、一日中、風邪薬を飲みつつ、床に伏せっていて、かなり体調は回復した。さあ、明日から再び頑張ろう。
 
 
 
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2007年1月23日 (火曜日)

やっぱり、Jeff Beckは凄い!

昨晩、夜半過ぎから北風が強くなって、明日は寒いかなあ、なんて思いながら寝たんだけれど、朝、起きたら快晴で、日が高くなるにつれて、風は強いのだけれど、なんだかそんなに寒くない。やっぱり暖冬だなあ。オーバーをきるほどでは無く、ハーフコートで十分な陽気。

さて、寒いと思って覚悟していて、実はそんなに寒く無かった時って、ちょっと得したな、と思いませんか。今朝の僕はそんな気分。そんな気分の中で、今日は、Jeff Beckの「Official Bootleg USA'06」を聴きながら会社へ。

このCD、Jeff Beckの2006年USAツアーのライヴ盤。ジェフ・ベック公式サイトのみでリリースされているCDとのこと。まあ、簡単に言うと、公式盤では無いので、一般では手に入らない。といって、普通のブート(海賊盤)とは、違って、オフィシャルなものなので、当然、音質は良いし、内容もある程度、期待できる。
 
というか、このCD、「凄い」の一言。Jeffが弾きまくっている。ギター職人のJeffが、その限りを尽くして、ギターを弾きまくる。
 

Beck_boot_usa

 

そして、なんと言っても収録された曲が、1970年代、「Blow by Blow」や「Wired」を聴き尽くしたロック小僧からすると、涙涙の「'Cause We've Ended as Lovers」「Scatterbrain」「Led Boots」「Blue Wind」「Goodby Pork Pie Hat」が演奏されているのが、これはこれは「も〜、たまらん」。

このCDについては、1月13日のブログでも書きましたが、今では、完全なヘビー・ローテーションになっています。最近発売されたJeff Beckの公式ライブ・アルバム「Live at BB King Blues Club」がありますが、僕にとっては比じゃないですね。
 
「Official Bootleg USA'06」は、アナログチックなJeffが堪能できます。それに比べると、「Live at BB King Blues Club」は、デジタルチックなJeffかな。どちらが好みかは、聴く方々の好みで分かれると思います。どちらも、「ギター職人 Jeff Beck」が堪能できることは間違いないです。

で、僕は、やっぱり、アナログチックなJeff Beckが好みですね。デジタルチックなJeffに比べて、「ため」があるというか、余裕があるというか、絶妙な行間があるというか、なんか人間っぽくて、なぜか暖かく感じる手触りの演奏が素晴らしく心地良いです。

70年代のJeff Beckが好きな方は、「Official Bootleg USA'06」は必聴だと僕は思います。手に入れにくいかもしれませんが、頑張ってみて下さい (^_^)v。
 
 
 
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2007年1月22日 (月曜日)

ココログのおかげで迷惑やなあ

昨日、ココログが急に、20:30〜22:30まで、緊急メンテナンスを実施して、この間、全くブログが更新出来なかった。そして、ココログのトップ画面に、22:30にメンテナンスが終わったとアナウンスがあったにもかかわらず、少なくとも、夜中の1時までは、管理画面に入れなかった。

ココログ、ええかげんにしてほしいなあ。なにか、メンテナンスをしたら、必ずといっていいほど、トラブルやないか。どういう管理をしているのか、ちょっと疑うな。このままだと、引っ越しも考えないとな。

ということで、1月22日は、ココログの緊急メンテとその後のトラブルの為、バーチャル音楽喫茶『松和』は、「急遽、お休み」とさせていただきました。
 
   
  
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2007年1月21日 (日曜日)

「ジャズの小径」1月号のアップ

朝、起きた時には寒いなあ、と思ったんだが、買い物に出て、せっせと歩いていたら、なんだか暖かく感じられるようになった。そして、お日様が顔を出して、日差しが差し込み始めると、なんだか3月上旬の陽気って感じです。最高気温は10度なんですけどね。う〜ん、今年は確かに暖冬って感じですね〜。今のところはね。

さて、我が、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の名物コーナー、「ジャズの小径」の1月号をアップしました。

そういえば、この1月で、バーチャル音楽喫茶『松和』は、8周年を迎えることが出来ました。これも、ひとえに、サイトを見に来ていただき、様々なコメントを送っていただける皆さんのおかげと思って、感謝しております。これからも、バーチャル音楽喫茶『松和』をよろしくお願いいたします m(_ _)m。

さて、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の名物コーナー、「ジャズの小径」の2月特集は、例年は「バレンタイン」の特集でしたが、そろそろネタが尽きました。そんなこんなしている内に、去る13日、現代のジャズ界で、若きジャズ・ジャイアント的存在になりつつあったサキソフォニスト、マイケル・ブレッカーが白血病で亡くなりました。今回は急遽、マイケル・ブレッカー追悼特集です。

Michael_favorite

このブログでも話題にしましたが(1月16日、17日)、マイケル・ブレッカーは、コルトレーン・ライクなサキソフォニストですが、黒人的な「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスではなく、「精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」白人的なサックスが特徴だったと僕は思っています。しかも、彼のサックスは、従前のアナログ的なサックスの音色ではなく、新しい時代にマッチしたデジタル的なサックスの音色が魅力でした。

ということで、今回は「追悼 マイケル・ブレッカー」と題して、僕のお気に入りのマイケルのアルバムを3枚、ご紹介しています。

そのアルバム3枚とは、リーダー作の「Tales From the Hudson」「Nearness of You」、そして、ステップスのライブ「Smorkin' in The Pit」の3枚です。いずれも、僕の大のお気に入りのアルバムで、何度も、CDプレーヤーのターンテーブルに載ったものです。なお、「Tales From the Hudson」と「Smorkin' in The Pit」は今回書き下ろし、「Nearness of You」のレビューは、1月17日付ブログからの抜粋再掲となっていますので、よろしくお願いします。

しかし、マイケル・ブレッカーの急逝、ほんとに若すぎました。年輪が重要な要素になるジャズの世界で、57歳は若すぎますし、中途半端すぎます。1990年代後半から、余裕のある演奏で、秀作を連発し始めていましたので、実に残念です。これから、っていう時だったのに・・・。これからのジャズ・テナー界は、誰が引っ張って行くことになるのでしょうか。改めて、合掌・・・。

なお、バーチャル音楽喫茶『松和』へのアスセスは、このブログ右のコーナーの上の方、『音楽喫茶「松和」のサイト』からお願いします。それでは、お待ちしております m(_ _)m。
 
 
 
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2007年1月20日 (土曜日)

冬に一度は必ず見る映画・・・

今日は寒い一日。最高気温は7度。空はどんより曇り空。昼過ぎからは、パラパラ、時雨れて、さらに寒さ感が増したよう。

こんな日は、家で大人しくして、暖房の効いた部屋でぬくぬくとテレビなぞ、見て過ごすのが正解。しかし、今日は整体の日。昼から外出しなければならず、「家でぬくぬく作戦」は失敗に終わる。

さて、冬になると、必ず一度は見る映画というものがあって、これを見ないと冬が越せないというか、初詣の様な習慣になっている。その映画とは「私をスキーに連れてって」。1987年11月に公開されたホイチョイ・プロダクションズ制作の映画である。矢野(三上博史)と優(原田知世)のトレンディーな恋愛モノで、映画のあちらこちらに、ホイチョイならではのセンスが光る秀作。

スキーの楽しみ方を描いた「マニュアル映画」と言ってしまえばそれまでだけど、見ていて文句なしに楽しい。当時、スキーをしたことの無い僕でさえ「スキーって楽しそうやなあ」と思ったほどである(その後、ホントにスキーに行った)。まあ、時はバブル時代の始まりの頃とはいえ、しがない主人公のサラリーマンが、大きなガレージを持ってたり、ロッジを借り切ってパーティやったりなんて、今では突っ込みどころ満載なんですが、それはそれで面白い。今ではあまり見ることの出来なくなった娯楽映画です。

Watashi_snow

仕事を無理矢理終わらせた主人公・矢野が「ちゃんと検算したんだろうな?」などと課長から嫌みを言われつつ会社を飛び出し、自宅の広いガレージで愛車のタイヤをスタッドレスに交換する。スキー板を車のキャリアに積んだところに静かに「私をスキーに連れてって」のタイトル。ここまでは音楽は一切無し。エンジンをひと吹かしした後、三上博史がカセットテープを車のデッキに入れる、車のリトラクタブルライトがあがると同時に、ユーミンの「サーフ天国、スキー天国」がイントロから滑り出してくる。ここが、今見ても「かっこええなあ」と思う瞬間。

この映画の様々な場面に、上述の様な、「ニクイ仕掛け」「小粋な台詞」が散りばめられており、それをひとつひとつ、ジックリと確認しつつ、突っ込みしつつ鑑賞すると、実に楽しい。

しかも、BGMにユーミンの楽曲が実に効果的に使われているのが、これまた「楽しい」。ユーミンはこの映画の隠れた主役。「スキー天国、サーフ天国」「恋人がサンタクロース」「ブリザード」「A HAPPY NEW YEAR」、そして、インストゥルメンタルで「ロッヂで待つクリスマス」。どれもが、ユーミンの珠玉の名曲。

もうひとつ印象に残っているシーンは、「A HAPPY NEW YEAR」がバックに流れる(コレって、ちょっと希望と不安が交錯した雰囲気を盛り上げる小道具の役割を果たしている)。矢野と優、別々のスキー場で新年のカウントダウンが始まる。矢野は雪道に車を走らせる。優は意を決して、車を出そうとしている。そして、優が車を走らせようとしたその時、再会した二人。「あの・・・」と言ったきり言葉に詰まる彼女。ちょうどその時、新年を告げる仕掛け花火が音を立てた。彼女は、ニコッと微笑み、こう言ってぺこりと頭を下げる。「あの・・・、あけましておめでとうございます。今年も・・・、よろしくお願いします」。名セリフです。上手いよな〜。粋だよな〜。それにしてもこの映画の原田知世は可愛い。

ユーミンの曲は、それぞれのシーンを盛り上げていて、素晴らしい効果を上げている。ほんと、この頃のユーミンの曲って、季節感やその情景が浮かび上がってくるような曲ばかりで、聴いて一番楽しかった頃である。

こうやって、「私をスキーに連れてって」のことを書いていたら、なんだか、また、見たくなってきた。
 
 
 
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2007年1月19日 (金曜日)

これはもう幸せの一時である。

今日まで札幌。先ほど帰宅。昨日の札幌は、夜遅くから雪が降り始め、朝にはすっかり雪化粧。積もった雪をよくよく見ると、雪の質が東京とは違う。いわゆる「パウダースノウ」みたいな、さらさらとした感じ。冬の札幌出張ならではの経験である。でも、やっぱり寒いね。でも、ちょっと慣れたぞ。仕事の方は、ちょっと、ややこしくて、かなり精神的に疲れた。これから、まだまだ、札幌とのお付き合いは続くんだろうなあ。

帰りの飛行機は、高校生の修学旅行と、大学生のスキー卒業旅行の団体と重なり、うるさいのなんのって。本当に、最近の高校生・大学生のマナーは悪い。というか、躾けをされてない、というか、なんだか、もう人間じゃない感じ。さすがに、CAさんに怒られて、やっとトーンがダウン(CAさん、エライ)。それでも、やっぱり、落ち着きが無いし、じっとしていない。彼らが社会人になって、会社の一員となる時には、一緒に仕事をしたくないな。

John_lennon_mobile_fidelity

仕事に疲れて、飛行機で高校生と大学生に疲れて、帰りのバスの中では、ぐっすり熟睡。ほんと、なんだか疲れたぞ。でも、北海道の寒さに慣れると、東京の冬の寒さが気にならなくなるのが面白い。今日なんか、東京に降り立ったら「暖かいな〜」と思ったもんな。

さて、疲れて帰って、ふと机の上を見たら、タワレコからの宅配便。ん〜、おお、そうか。ジョン・レノンのCDを発注しておいたのだった。

このCD、普通のCDとは違う。Mobile Fidelity Sound Lab社(以下MFSL社)が24K Gold Disc「Ultradisc」なのだぞ〜。MFSL社が、独自のマスタリング技術(ハーフスピード・マスタリングなど)を駆使して、マスターテープのデータを限界まで引き出した復刻盤。ディスクは金色に輝く高級感溢れる仕上がり。パッケージも通常のCDとは異なる特殊なものになっており、加えて、プレス枚数が少ない為、マニアからは根強い注目を浴びているものなのだ。

この「Ultradisc」仕様の「Imagine」「Mind Games」「Live Peace in Toronto 1969」の3枚を遂にゲットした。そろそろ、各ネット・ショップでも在庫が無くなりつつあったので、急遽購入となった。いや〜、遂に手に入れました。しかも、「Live Peace in Toronto 1969」を手に入れたことで、ジョン・レノンのアルバムは、初期の「どうしても手に入れる気にならないアルバム3枚」を除いて、全て揃ったことになる。フッフッフッ。

どうも、「Imagine」「Mind Games」については、現在発売されているリマスターCDも持っているんだが、そのリマスターの音が気に入らない。「Imagine」「Mind Games」は、LP時代のアナログチックな音でないと、アルバム全体の雰囲気が出ないのだ。そういう意味でも、今回のMFSL社の24K Gold Disc「Ultradisc」仕様の「Imagine」「Mind Games」には、密かに期待している。

とにかく、先日、この「Ultradisc」仕様の「ジョンの魂」を手に入れて、その音の凄さにぶっ飛んだので、今回の3枚は楽しみだなあ。でも、今日は凄く眠いので、明日だな。とにかく眠くて仕方がない。

以前から虎視眈々と狙っていたCDを、在庫薄の中から、ネット・ショップを介して手に入れる。ちょっとしたギャンブルをしているみたいで、手に入れた瞬間は実に痛快。コレクターとして、これはもう幸せの一時である。
 
 
 
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2007年1月18日 (木曜日)

今日は「臨時休業」であります

今日は札幌にいます。もちろん、仕事ですよ。どうも、札幌出張と言うと、皆、「いいですね〜」というんだが、仕事で行くというのと、冬は寒くて、ブラブラ街中を歩くこともできないので、あんまり、良いことは無いですよ。

でも、食べ物はなんでも美味しい。特に、海産物は言うこと無し。スープカレーも美味しい。肉類も旨いし、乳製品も美味しい。「食」っていう面では「いいですね〜」って言われても仕方ないか。

ただ、今回の仕事は、ちょっとタフな仕事なので、少し、ナーバスになってます。一発必中を望まれても、僕はスーパーマンでは無い。やってみなければ判らない。適度にテンション上げて、頑張りましょう。

ということで、今日は、バーチャル音楽喫茶「松和」は、臨時休業です。
(最近、ちょっと多いけど、申し訳ありません)
 
 
 
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2007年1月17日 (水曜日)

M・ブレッカーの「この1枚」

明日から、またまた札幌に行かねばならないのだが、今日は、その準備で仕事は大わらわ。朝から、かっ飛ばして、夕方、やっと一息。今日も凄い勢いで仕事をしたなあ。おかげで、ちょっと具合が良くなっていた腱鞘炎がまた悪化した。ず〜んと鈍い痛みが続く。ああ、鬱陶しい。

昨日、ジャズのサックス奏者、マイケル・ブレッカーの訃報をお知らせした。なんだか寂しいなあ。この2日間、会社の往き帰りで、マイケル・ブレッカーのアルバムばかりを聴いている。

「Two Blocks From The Edge」(2000年)など、バリバリに吹きまくるマイケルは素晴らしい。スカッとする。他のメンバーも、Joey Calderazzo(P), Kames Genus(B), Jeff "Tain" Watts(Ds), Don Alias(Per) と固定されていて、マイケル・ブレッカー・カルテット+パーカッションって感じで良い。このアルバムは、サックスを吹きまくるマイケルとして、僕は大のお気に入りです。

Nearness_of_you昨日、マイケル・ブレッカーのテナーは、「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスの音色が特徴だ、と書いた。これって、やっぱり白人的なテナーの雰囲気ですよね。やっぱり、黒人のテナーは、「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスなんですよね。そういう意味では、マイケル・ブレッカーは、ファンキーな香りのする楽曲は選ぶべきではない。


それでは、どうするんだろうか、と思っていたら、2001年、突然、不意に、バラード集の「Nearness of You: The Ballad Book」が出た。発売された時、「なるほどね」と感心したのを覚えている。at Metheny(G), Herbie Hancock(P), Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds), James Taylor(Vo) という超豪華メンバーでの演奏。しかし、超豪華メンバーか見た華美な所は微塵もなく、全編、瀟洒(しょうしゃ)な演奏が「ニクイ」。

抑えたフレーズが気持ちいい。バラード集とは言いながら、じわりと「熱い」演奏も気持ちいい。このバラード集では、パットのギターが、良い按配で、彩りを添えている。パットの「泣きのギター・シンセ」が、寂寞感、静謐感を引き出して、なんだか、気持ちよく、しみじみとしてしまう。マイケルのバラード演奏に、パットのギターはよく似合う。

コルトレーンの「バラード」と比べられることがあるが、コンセプト、音の作り、演奏者の個性を考えると、まったく次元の違うもの。コルトレーンの「バラード」は当然素晴らしいし、マイケルの「ニアネス・オブ・ユー」は、これはこれで素晴らしい。

マイケルのバラード演奏に久し振りに耳を傾けてみて、改めて、マイケルのサックスはスゴい、上手いと思いました。これだけのサックス演奏が出来るミュージシャンって、よくよく考えてみると、数少ないですよね。

マイケルの「ニアネス・オブ・ユー」を聴きながら、人の命の「意外な短さ」と、その短さ故の「命の尊さ」を改めて感じた。
 
 
 
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2007年1月16日 (火曜日)

追悼・マイケル・ブレッカー

先週後半、札幌で、終日氷点下の世界を経験したので、東京に帰ってきてから、寒さに強くなった感じがする。北海道の寒さって、こちらの寒さとは質が違うからね。な〜んてこと思ってたら、今週の木曜日から、またまた、札幌に行くことになった。あ〜、寒いんだろうなあ。

さて、このところ、ジャズの世界では、ジャズ・ジャイアントの訃報が相次いでいる。1950年代のビ・バップ、ハード・バップ期に若手として活躍し、モダン・ジャズの歴史と共に歩んだ、ジャズ・ジャイアントと呼ばれるミュージシャンの訃報もさることながら、まだまだ、現代ジャズの中堅として活躍している、脂がのりきった、これからさらに味わいの出てくるであろうミュージシャンの訃報も聞こえてくるのは、実に辛いものだ。

Michael_brecker

去る1月13日、現代のジャズ界で、若きジャズ・ジャイアント的存在になりつつあったサキソフォニスト、マイケル・ブレッカーが白血病で亡くなりました。享年57歳。若すぎる。

マイケル・ブレッカーは、1949年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。トランペット奏者の兄ランディとバンド「ブレッカー・ブラザーズ」を、ベース奏者エディ・ゴメスらと「ステップス・アヘッド」を結成。ピアノ奏者ハービー・ハンコックやギター奏者パット・メセニーら著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作。グラミー賞11回受賞。

マイケル・ブレッカーは、コルトレーン・ライクなサキソフォニストですが、黒人的な「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスではなく、「精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」白人的なサックスが特徴だったと僕は思っています。しかも、彼のサックスは、従前のアナログ的なサックスの音色ではなく、新しい時代にマッチしたデジタル的なサックスの音色が魅力でした。

「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスの音色が特徴だと僕は思っているので、純ジャズのアルバムよりは、「ブレッカー・ブラザース」のようなフュージョン系の演奏や、フュージョン系のミュージシャンがその感性の中で純ジャズを演奏する「ステップス」などでの演奏の方が、彼のサックスが更に映えて、素晴らしいと思います。今でも「ヘヴィ・メタル・ビ・バップ」や「スモーキン・イン・ザ・ピット」は良く聴きます。

若い頃からリアルタイムにそのアルバムや演奏に接してきた、年齢のあまり違わないミュージシャンが逝去していくのは、とても辛いものがあり、ショックでもあります。

もう、あの特徴的なサックスは聴けないのか。もう「ブレッカー・ブラザース」は再結成されないのか。

改めて、ご冥福をお祈りします。
 
 
 
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2007年1月15日 (月曜日)

クールなオルガン・ジャズ

昨日の夜は、あまり良く眠れなかった。寝付いたのが、夜中の1時。それから2回、目が覚めて、気がついたら、既に起床時間の6時15分だった。眠れなかった次の日は最悪。しかも月曜である。

午前中はそれとなく、一生懸命働いていたんだが、昼ご飯を食べたらもう「いけない」。眠くて眠くて仕方がない。こんな時に限って、ややこしい話が舞い込んでくる。あ〜、最悪な一日だったなあ。

Yaya3さて、オルガン・ジャズと言えば、まず、思い浮かぶのが、ジミー・スミスだろう。ジミーがオルガンを使ったモダン・ジャズを、歴史上、初めて披露し、同時に、演奏テクニックなど、最高峰の代表的演奏家になってしまった。ジミーの後、幾人ものオルガニストが、ジミーとは違うオルガン・ジャズを目指したが、ジミー以上に有名になることはなかった。という訳で、オルガン・ジャズには発展性が無い。


と、思っていたら、このアルバムに出会った。「yaya3」。ジョシュア・レッドマン(ts)サム・ヤーエル(org)ブライアン・ブレイド(ds)の3人によるオルガン・トリオ・グループのデビュー・アルバムである。オルガン・トリオという最少かつ異端な編成ながらも、ブライアン・ブレイドの「ワン・アンド・オンリー」な変則ドラミングによって、コルトレーン・サウンドを再現し、現代風でモード的な、とても新鮮なサウンドとなっている。

そして、サム・ヤーエルのオルガンの演奏がとてもクール。ジャズ・オルガニストの代表であるジミー・スミスは過度すぎるほどの「メリハリ」と「コブシ」が凄くて、そのダイナミズムが最大の特徴なのだが、ちょっと、その「ダイナミズム」が「もたれる」感じがする時がある。でも、このサム・ヤーエルのオルガンは違う。感情を理性でコントロールするような、理知的でクールな音色。そのクールなオルガンに、ジョシュアのテナーが、これまたクールに絡む。

オルガンとテナーとドラムが対等に、クールな雰囲気で、それぞれのテクニックを駆使したインプロビゼーションが絡みまくる。とても、モーダルな演奏で、爽やかさと良い意味での軽さが良い「ありそうでなさそうな」演奏が実に新鮮である。

こんなクールなオルガン・ジャズは初めてである。ジミー・スミスでオルガン・ジャズの発展は終わったと思っていたが、実は、オルガン・ジャズはまだまだ発展の余地がありそうな、そんな期待を強く感じさせるアルバムである。
 
 
 
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2007年1月14日 (日曜日)

オリジナル・ジャケット

少し風があるが、たっぷりとお日様の光が眩しい、穏やかな一日。今日も干潟に散歩。今日は満潮らしく、満々と水を湛えていて、まるで湖。これが干潮の時には、底が見えて、完全な干潟の風景に早変わりする。この風景の劇的な変化が面白い。

さて、アルバムのジャケット・デザインは、それぞれ、その個性やコンセプト、デザインのテクニックなど、興味の尽きない要素が多々あって、どのジャケットを見ていても、とても楽しいものである。特に、ジャズのアルバムのデザインは、結構、それぞれ個性があって、これはもうアートとして成立している。

そんなデザインの中で、オリジナル・デザインのジャケットなのか、そうでないか、が重要になったりすることがある。ジャズのアルバムでは、良くある話なのだが、発売当時はオリジナルのデザインを採用したジャケットだったのが、再発の時、そのレコード会社が勝手にデザインを変更したり、はたまた、発売される国毎にデザインが勝手に変わったりする。
 

Friends

 
このオリジナルとオリジナル以外のジャケットの存在というのが、我々、コレクターの頭を悩ます、大きな問題だったりする。やはり、コレクションするからには、オリジナルにこだわりたいし、かといって、発売されているバリエーションは全て押さえたいし。でも、中身の演奏は、基本的には同じなので、勿体ないと言えば勿体ない。

今回、購入した紙ジャケ仕様、チック・コリア(Chick Corea)の「フレンズ」もそんな「オリジナルとオリジナル以外」のジャケットが存在する悩ましいアルバムのひとつ。

このアルバム、元々、米国盤(オリジナル)では、チックのアイデアにより、「スマーフ君人形」のバンドの写真が使われていた。だが、このキャラクターの使用許可を取っていなかったらしく、著作者からクレームが付き、アルバムそのものが急遽発売停止になってしまった。そして、その問題が発覚したのが、日本盤発売直前だった為、日本のレコード会社は「鳥獣戯画」さながらの「カエルのバンド」の写真を独自に制作し、オリジナルの写真と差し替えてリリースした。よって、オリジナル盤と日本盤の2種類のジャケットが存在する、悩ましいアルバムなのだ。

今回、紙ジャケットで再発されたのだが、このジャケットが、オリジナル・ジャケットでの紙ジャケ発売。今まで、日本では、日本盤ジャケットでの発売のみだったので、この「オリジナル・ジャケット」仕様での紙ジャケ再発には、当然、触手が伸びる。その「伸びた手」を押さえきれず、結局、購入。

でも、このアルバム、ジョー・ファレル、エディ・ゴメス、スティーヴ・ガッドという当時注目のミュージシャンたちと録音されたストレート・アヘッド・ジャズの傑作で、ポスト・バップを追求した、自由な発想の新鮮なジャズが聴ける。しかも、今まで所有していた、日本盤ジャケットのCDとは、リマスター・バージョンが違うので、良しとしよう。

コレクターには、コレクターなりの、CD購入時の「様々な言い訳」があるものである(笑)。
 
 
 
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2007年1月13日 (土曜日)

「怪しき森」に足を踏み入れ・・・

さすが、北海道は寒かった。10〜12日と仕事で札幌にいたのだが、この冬一番の寒さとかで、10日の夕方、新千歳についた時点で、氷点下8度。雪は15センチ程度積もって、もう寒さでカチカチに固まっている。札幌の冬は久し振りである。厚着の下着に、毛糸のチョッキ、保温性の良いスーツ。重装備してきて良かった。

しかし、空港の外、バス停の前の喫煙所で煙草を吸っているだけで、足からジンジンと冷えてくるのが判る。これで風が吹いたら、凄く寒いだろ〜な。さすがに部屋の中や電車の中は暖かくて申し分ないんだが、外を歩くと寒さが身に染みる。一日の最高気温、最低気温、共に氷点下の世界っていうのを経験したのは、昨年1月の青森以来である。

まあ、それでも、仕事はみっちり、密度の濃い打合せが出来たし、昼ご飯は安くて美味しい「刺身定食」。夜は、そりゃー「海鮮系」でしょう。ホタテ、八角、ウニ、イクラ、カニ、タコ、イカ等々、「口のお祭り」である。2次会は、いつもどおり、「すすきの」で癒され、ホテルに帰り着いたのは、連日、午前2時。それでも、会社の近くのホテルなので、朝は8時まで寝られるのが、出張の良いところですね〜(笑)。
 
さて、昨日の夜遅く、氷点下の世界、北海道から帰還して、机の上を見たら、dick unionから宅配便が来ていた、「???」。おお、そうであった。Jeff Beckの「Official Bootleg  USA'06」を頼んでいたのだった。ウフフフ。

この「Official Bootleg  USA'06」は、ジェフ・ベックの2006年USAツアーのライヴ盤。ジェフ・ベック公式サイトのみでリリースされているCDとのこと。まあ、簡単に言 うと、公式盤では無いので、一般では手に入らない。といって、普通のブート(海賊盤)とは、違って、オフィシャルなものなので、当然、音質は良いし、内容 もある程度、期待できる。
 

Jeff_beck_ob06

 
でも、パッケージは「怪しげ」。プラケースも無く、厚紙に印刷した安っぽい「簡易紙ジャケ」的なもの(まあ、これが雰囲気あって良いんですけど)。しかしながら、価格が¥3,590と代行価格でちょっと割高。これは自分で買った方が安いんですが、面倒なので、disk unionのオンライン・ショップで購入。

さて、このCD、2006年4月5日、LAのHouse of Bluesでのライヴを収録したものです。メンバーは、ジェフ・ベック(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)、ピノ・パラディーノ(b)、ジェイソン・リベロ(key)。ヴォーカル曲はカットされ、すべてインストルメンタル。ジェフのギターが堪能できます。というか、このCDでのジェフの演奏は凄い。驚異的である。CDの体裁から判断すると、公式盤『LIVE AT BB KING BLUES CLUB』とソックリなのですが、内容は、このOfficial Bootlegの方が良い。公式盤って「一体なんなんだ〜」って感じです。

とにかく、ジェフが弾きまくってます。バックも素晴らしく、特にドラムのヴィニー・カリウタ。僕は、彼のドラムが好きで、今回、このブートに手を染めた理由として、ドラムにヴィニーがメンバーに入っていたことも大きな理由のひとつ。

最近、ジャズの世界も、70年代ロックの世界も、公式盤では満足できなくなってきた。特に、ジャズは少しずつ、ブート(海賊盤)の世界にを染めつつある。今回は、70年代ロックの世界も、ジャズと同様、ブートの世界は、怪しげでリスクもあるが、それはそれは魅力的な優れた演奏が、あちらこちらに眠っていることに気がついてしまった(笑)。

「怪しき森」(ブート:Bootleg)に足を踏み入れ、「禁断の木の実」の魅力に目覚め始めた今日この頃である。
 
 
 
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2007年1月12日 (金曜日)

今日も臨時休業ごさいます〜

本日も臨時休業させていただきます。今日も、日中は札幌にいて、一生懸命、本業に邁進し、夜のフライトで東京へ帰る予定です(雪の中、ちゃんと飛行機が飛べば、だけど)。

夜のフライトでの帰京なので、恐らく、家に帰り着くのは、今日の夜遅くなるので、ブログ更新のタイミングがありません。よって、今日もお休みさせていただきます。

無事、東京に帰ってこれたら、13日には再開しますので、よろしくお願いします m(_ _)m。



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2007年1月11日 (木曜日)

今日は臨時休業で〜す

今日は、北海道は札幌にいます(寒いぞ〜)。終日、札幌で本業にいそしみますので、バーチャル音楽喫茶『松和』は臨時休業とさせていただきます m(_ _)m。

明日も、札幌からの帰りのフライトが夜遅い時間なので、家に帰り着くのは、12日の遅くになると思われます。よって、12日も臨時休業させていただきます。ごめんなさい。

では、無事帰り着いていれば、13日は開店しますので、よろしくお願いします。


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2007年1月10日 (水曜日)

北の国のジャズ・レーベル

今日の夕方から北海道へ出張の予定なんだが、天候が気になる。先週末の「爆弾低気圧」の影響が残っていて、連日、雪マーク。寒いだろうなあ。でも、仕事だから仕方が無い。10〜12日の予定なので、このバーチャル音楽喫茶『松和』も、11、12日の両日はお休みになります。

さて、北海道という北の国に行くので、北の国に関するジャズってあったっけ、と考えた。そういえば、ジャズのスタンダードの題名に「雪(Snow)」の言葉の入った曲が思い浮かばない。無い、もしくは、ほとんど無いんではないだろうか。でも、ニューヨークにも雪は降るよな。ハーレムにも雪が降るよな。でも、雪(Snow)にちなんだ曲が思い浮かばない。
 

Kita_no_kuni_1

 
でも、北の国、例えば、北欧を拠点とした有名なジャズ・レーベルは幾つかある。ヨーロッパは昔からジャズに理解のある地域で、どの国にもジャズのファンというのは沢山いるみたい。特に、ヨーロッパは、ジャズに芸術性を感じ、ジャズを芸術の一ジャンルとして扱い、ジャズ・ミュージシャンにリスペクトの念を持って接するという、良い環境があって、米国のジャズ・ミュージシャンの中でも、ヨーロッパに移住して活動している人たちも沢山いる。

北欧を活動の中心とするレーベルで、パッと浮かぶのは、まずはスティープルチェイス。そのレーベルで、真っ先に浮かぶアルバムは、あの「雪に佇むジョーダン」で有名な「フライト・トゥ・デンマーク(写真左)」。なんと素敵な雪の風景、なんと素敵なジャケットだろう。そういえば、ジャズのアルバムで、クリスマス・アルバム以外で、雪の風景をモチーフにしたジャケットってほとんど見ないなあ。

スティープル・チェイスの次に浮かぶのがECM。キース・ジャレットの諸作で有名なレーベルだが、拠点はオスロ。キースのスタジオ録音で、オスロのECMスタジオでの録音は多々あって、ソロのフェイシング・ユーなどもそうだよな(写真中央)。キースのアルバムには「スタンダーズ・イン・ノルウェイ」っていうのまである(写真右)。

他のレーベルにも北欧の主要都市で録音されたライブ録音も多々あるし、意外と北欧が拠点のジャズってあるんですよね。いやいや、北欧のジャズって結構盛んなんですよ。

でも、北欧の冬って寒いんだろうな。行くんだったら、夏が良いなあ。でも、オーロラも見たいよな〜。
 
 
 
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2007年1月 9日 (火曜日)

当代屈指のメロディ・メーカー

さあ、今日から本格的に仕事始め。いや〜、年末年始の休みは、ゆっくり休めて、日頃やりたいことが色々出来て、充実した休みでした。明日からは、ちょっくら、北海道に出張。なんか大雪みたいで、飛行機は飛ぶのか、はたまた、寒くて凍えてしまわないのか、不安は尽きない。

で、今日は通勤音楽の聴き始め。一昨日、CDの棚卸しをしていて、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Wingspan: Hits and History(邦題:夢の翼・ヒッツ&ヒストリー)」を見つけた。「見つけた」というのも、しばらく、このアルバムの存在を忘れていた、っていうのかな(いや〜、面目ない)。アフター・ビートルズのアルバムの棚卸しをしていて「おお、こんなアルバムもあったかあ」って感じ。

早速、今日の通勤音楽はこれ。、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Wingspan: Hits and History(邦題:夢の翼・ヒッツ&ヒストリー)」である。

Wingspan_1

ウイングス時代には『グレイテスト・ヒッツ』というアルバムがあるのだが、選曲がちょっとヒット曲に偏っていて(グレイテスト・ヒッツだもんな、あたりまえだよな)、もう少し、隠れた名曲もチョイスしたものはないかと思っていたら、『WINGSPAN HITS AND HISTORY』が出たので、当時、即ゲットした。

このベスト・アルバム、全体的に、なかなかの選曲ではないか(WINGSPAN、という割には80年代のポールのソロアルバムからも選曲されているところはご愛敬)。とりわけ、「HISTORY盤」の選曲がマニアックで気に入っている。ファースト・アルバムの隠れた佳作である「JUNK」や、ビートルズ時代の名曲「YESTERDAY」に相対する佳作「TOMORROW」など、ポールのアルバムをある程度、聴き込んだものだけが、「フフッ」と、ほくそ笑むことが出来る選曲が、実にニクい。

しかも、どの曲も、24ビット・リマスターときたもんだ。これはオーディオ的にも満足出来る。音の良さも相まって、このベスト・アルバムはやっぱり「良い」。真剣にならずに、気軽に、ポールの佳曲の数々をどこからでも聴くことが出来る。

しかし・・・、僕って、こんなにポールの曲が好きだったのかなあ、と不思議なことしきり。西の方から「判ればええんや」という声が聞こえてきそうである(笑)。
 
 
 
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2007年1月 8日 (月曜日)

CDショップ巡りはやめられない

今日は一昨日からの大荒れの天気が嘘のよう。朝から、カラッと晴れ渡って快晴。昨日の午後から吹き荒れていた台風のような風もおさまり、穏やかな日和。

こんな日は、やっぱりウォーキングでしょう、ってことで、嫁はんに誘われて、例のお決まりのコース、干潟一周コースへウォーキング。あれだけ、大荒れで北風ビュービューだったので、さぞかし外は冷えているんだろうな、と思いきや、意外と暖かい。20分も歩いていると、汗ばんでくる。

John_lennon_pob干潟は渡り鳥が沢山来ていて大盛況。また、バードウォッチャーも大勢来ていて、賑やか。空は快晴、干潟は満潮のやや後、満々と海水を湛えて、その水面に青空が映り込んで、とても美しい。こんな自然環境が歩いて30分ほどの身近なところにあるなんて、なんて恵まれた環境なんだろう。最近、水も綺麗になってきたみたいで、後生に残していきたい自然である。


さて、干潟の周りを回って、街に出る。たまたま、立ち寄ったショッピング・センターに「タワレコ」があるので、ちょこっと立ち寄り。クラシックのCDを見ようと思って入ったんだが、自然と、ロック、ジャズのコーナーへ。ただ、最近、CDショップでは、CDはほとんど購入しない。ネットの方が在庫は充実しているし、検索機能が充実しているので、探し回らなくて済む。ただ、CDショップには「流通在庫」というものがあって、ネットのCDショップで「在庫無し」になったものが、店頭に並んでいたりするのだ。

その「流通在庫」を目当てに、狙いのアルバムが無いか、チェックして回る。狙いは「紙ジャケ」と「マニア向けリマスターCD」なんだけど、これが最近、なかなか、お目当てのCDを見つけることは少なくなった。が、ジョン・レノンのエリアに来て、最初は、米Mobile Fidelity社から24K Gold Disc仕様リマスターCDの『平和の祈りをこめて〜ライヴ・ピース・イン・トロント1969』が転がっていないかなあ、と思って探していたら、なんと、同じMobile Fidelity社から24K Gold Disc仕様リマスターCDの『Plastic Ono Band(ジョンの魂)』があった。しかも、amazonより安い。即、嫁はんを拝み倒してゲット。

帰って、即試聴。う〜ん素晴らしい音だ。素晴らしいマスタリングだ。「ジョンの魂」って僕の「無人島レコード」の候補の一枚だが、LP時代から、モコモコした、モヤッとした、柔らかい感じの音がちょっと不満だった(再生装置の問題もあったんだけど)。このCDは違う。ドラム、ベース、ギターという最少基本構成のシンプルな演奏なので、各楽器の音の分離が問題なのだが、このCDは申し分無い。素晴らしい。

こんなCDが、時々、転がっていたりするので、ネットショップ御用達とはいえ、リアルのCDショップ巡りはやめれません。
 
 
 
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2007年1月 7日 (日曜日)

CDの棚卸しとデータベース

昨日の荒れた天気から、今日は晴れ。午前中から午後にかけては、風はあるけれど、思ったより寒くない。今日は整体の日で、片道歩いて30分ほどの道のりなのだが、結構、暖かかった。しかし、夕方になるにつれ、風が強くなって、まるで台風並み。でも、切れる感じの寒い風ではない。やっぱり、今年の冬は暖冬なのだろうか。ということは今年の夏は冷夏ってことか?

今日はお昼に整体と買い物から帰ってきて、昼ご飯を食べた後は、CDの棚卸しとデータベースへの入力で午後はを過ごす。まずは、この4ヶ月の間に購入したCDがステレオの横に平積みになっているので、これをジャズとロックに分類して、PCのデータベースに一枚一枚入力していく。

このデータベース、ジャズのCDについては、所有する全てのCDを入力してある。最近、Netで「これは」というアルバムを見つけた時、さすがに所有するCDが多いと、既に持っているのか、持っていないのか、判らなくなる時がある。こんな時、このデータベースは便利。

Joe_sample_rainbowロックのジャンルは、データベースの入力率は約60%。早く、入力を完了しないと、ジャズと同じで、Netで「これは」というCDを見つけた時、既に持っているのか、持っていないのか、判らなくなってきて、ちょっと困っている。これは、次のまとまった休暇の際の宿題やな。70年代Jポップの入力率は約30%。これはちょっと困っている。これは日頃、時間を見つけて入力せねばなるまい。めんどくさいなあ。


このデータベースの入力作業のバックで流す音楽は、歌詞が無くて(歌詞に耳を傾けなくて良い)、純ジャズではなくて(演奏の内容に耳を傾けなくても良い)、適度に聞き流せて、適度にリラックスして聴けるフュージョン系の音楽が一番。今日は、ジョー・サンプルの「虹の楽園(Rainbow Seeker)」。

このアルバム、どことなくメリハリが無くて、どことなく印象に流れる雰囲気があって、若い頃は「どこが良いんだろう」と思ったアルバムです。でも、今は違います。そもそも、クルセイダーズにおけるサンプルは、テキサスファンクをベースにしたファンキーなピアノが売りだったと記憶しています。その印象が強く頭に残っていたので、どことなくメリハリの無い印象があったんでしょうね。

今の耳で聴くと、このアルバムでは、そのファンキーなピアノのイメージを一新する新しい感覚の演奏を披露していることが判る。開放感があって、爽やかで、リリカルなピアノが素晴らしく、エレピの使い方も、流麗感があって、印象的な音色が実に魅力的。ファンキーな音を隠し味に使いつつ、叙情的な演奏を前面に出した、そんなサンプルのアレンジが冴え渡っている。曲はすべてオリジナル。どの曲も美しいフレーズが楽しく、チャーミング。フュージョン系のピアノやエレピ等のキーボードの音色を愛でるのに最適なアルバムのひとつです。

サンプルの「虹の楽園」を聴きながら、CDのデータベースをひたすら入力。やっと先ほど一区切り。ロック系のデータベースの入力と棚卸しが完了。明日は今日の続き、ジャズ系のアルバムをやらなくては。誰か手伝ってくれないかなあ(笑)。
 
 
 
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2007年1月 6日 (土曜日)

日頃出来ないことを色々と

大荒れの一日。朝から雨雨雨。しかも、寒い寒い寒い。これでは外出も叶わず、家の中に閉じこもるのみ。

休みがまとまって取れると、日頃出来ないことを色々とやることにしている。この年末年始の休みでは、バーチャル音楽喫茶『松和』の更新、書庫の整理、手紙やDMの整理、iTunesの整理をやった。そして、今日は、ジョン・コルトレーンのボックス盤から、各アルバムへの「ばらし」とCD-Rへの焼き込みを集中してやった。疲れた。

もうちょっと詳しく言うと、ジョン・コルトレーンのPrestige時代、Atlantic時代のレコーディングを集約したボックス盤のCDを iTunesに全て落として、プレイリストを利用して、各アルバム毎に曲を振り分けて、振り分け終わったら、各アルバム毎にCD-Rに焼き込んで、CD-Rにタイトルと曲名、そしてレコーディングの基本データをプリントする。こうすると、ボックス盤はレコーディング日付順に並んでいるんだけれど、対比表に従ってプレイリストに振り分けることで、オリジナル・アルバム毎に聴くことができるようになるって訳。

Coltrane_main

特に、Prestige時代の「Lush Life (PRLP 7188)」「Settin' the Pace (PRLP 7213)」「Black Pearls (PRLP 7316)」「Standard Coltrane (PRLP 7243)」「Bahia (PRLP 7353)」「Stardust (PRLP 7268)」など、内容は良いのに、なかなかまとまって購入もしくは聴く機会の少ないコルトレーンの佳作を、ボックス盤から「ばらし」たので、これから、聴きたい時にアルバム毎に焼いたCD-Rを持ってくるだけで、手軽に聴く事が出来る。

今日の作業で、コルトレーンの公式オリジナル・アルバムについて、Prestige〜Atlantic時代までのオリジナル・アルバムは全て押さえたことになる。Impulse時代は以前から70%程度はカバーできているので、いよいよ、あとこのImpulse時代の残り30%を蒐集するのみ。今年の前半は、このコルトレーンの「公式オリジナル・アルバムの完全制覇」が目標のひとつやな。

外を見ると雨は止んだみたいなんだけど、窓を開けると「寒い」。天気予報によると明日も天気は回復するが風が強くて大荒れみたい。やっぱり、冬って寒くて苦手ですわ。
 
  
  
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2007年1月 5日 (金曜日)

「懐かしの70年代館」更新です

今日は穏やかな日でした。明日から天気が悪くなるとかで、今日は、久し振りに日差しを、心ゆくまで楽しみました。

さて、昨日今日と、バーチャル音楽喫茶『松和』を集中的に更新しています。今日は「懐かしの70年代館」の「我が懐かしの70年代ロック/ウエストコースト・ロック」のコーナーを更新しました。「懐かしの70年代館」は久々の更新です。約4ヶ月ぶりかなあ。

今回の更新は、ウエストコースト・ロックの仕掛け人「J.D.サウザー」について語っています。是非、お立ち寄り下さい。アドレスは、このブログの右側「音楽喫茶「松和」のサイト」の欄の「バーチャル音楽喫茶松和・懐かしの70年代館入口」をクリックして下さい。

「J.D.サウザー」といえば、僕たちの世代ではこのアルバムでしょう。そして、極めつけは、この曲だろう。FMのエア・チェックが中心だった大学時代。FMから、この人の、この歌が流れてくると、即座に聞き耳を立てたものだった。その曲とは「You're Only Lonely」。

Jd_souther

J.D.サウザー。初期の頃は、フルスペルで「John David Souther」と呼ばれることもあります。このJ.D.サウザーは「6人目のイーグルス」とも呼ばれ、イーグルスのナンバーについて、フライ&ヘンリーとの共作で何曲も提供しているソングライター的な存在でした。

寡作の人ですが、どのアルバムも一定水準以上のアルバムなので、どれを買っても損はありません。ウエスト・コースト・ロックの好きな人には、マスト・アイテムでしょう。最近、70年代ロックがリバイバルして、ウエストコースト・ロックも再認識されていますが、J.D.サウザーの噂、消息は、とんと聞きません。今、彼はどこで何をしているのでしょうか。今回は、その数少ない彼のアルバムから、僕のお気に入りの3枚について語っています。

J.D.サウザーを聴くと、ウエストコースト・ロックの雰囲気を強く感じます。明るくて、爽やかで瑞々しいけれど、どこかそこはかとなく寂寞感が漂う、そんな雰囲気が僕は大好きです。J.D.サウザーの諸作は、僕の大のお気に入りです。
 
 
 
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2007年1月 4日 (木曜日)

「ジャズへの招待状・コンボ」更新

今日から、今年初出社の方々もいるでしょうね。考えてみると、正月休みって意外と短いですよね。恐らく、田舎へ帰ったりする往復の時間に結構、時間がかかるからではないでしょうか。実家でノンビリしている時間って、よくよく振り返ってみると、1月1日〜2日の2日間くらいかな。短く感じるはずです。

さて、バーチャル音楽喫茶『松和』/ジャズ・フュージョン館の「ジャズへの紹介状・コンボ」のコーナーを、久々に更新しました。是非、お立ち寄り下さい。アドレスは、このブログの右側「音楽喫茶「松和」のサイト」の欄の「バーチャル音楽喫茶松和・ジャズ館入口」をクリックして下さい。

Man_j_q

今回は、マンハッタン・ジャズ・クインテットを取り上げました。MJQ(マンハッタン・ジャズ・クインテット)って、僕は、ジャズを聴き始めて「ジャズが良いなあ、ジャズを聴いていこう」と思った方々にお勧めのグループの一つです。ジャズの楽しさ、ジャズのパターンが全て盛り込まれていて、私も、今でもMJQを聴いていると時々、勉強になることがあります。以下、ホームページからの紹介文の転載です。

マンハッタン・ジャズ・クインテット(以降、MJQと略す)は、70年代を席捲したフュージョン・ブームが完全に行き詰まってしまい、ジャズ界全体が閉塞感に包まれ出した頃、フュージョンのアレンジャー・キーボード奏者として活躍していたデビッド・マシューズがリーダーとなり、80年代の新しいメイン・ストリーム・ジャズを担うグループとして、1984年、日本人の企画により誕生しました。

日本人の企画により」という部分が「ミソ」で、50年代〜60年代のハード・バップ、ファンキー・ジャズをベースとしながらも、80年代での最新のジャズの要素も取り入れた、つまり「日本人好みの当時最先端のメインストリーム・ジャズ」がコンセプトです。

「人間臭さ」が全く感じられないとか「人工的」とか「商業的」とか、とかく、なにかと批判されがちなMJQですが、僕はそうは思いません。メンバーはそれぞれ、職人気質のミュージシャンばかりですし、マシューズのアコースティック・ピアノ、フュージョンでならしたスティーブ・ガッドのフォービート・ドラムは十分に個性的ですし、マシューズの優れたアレンジと相まって、フォービート・ジャズの新しいサウンドで、他に与えた影響は大きいと思います。「デジタル時代の新しいフォービート・ジャズの形」と言っても差し支えないと思っています。

また、MJQのアルバムには、駄作がありません。どれもが水準以上の出来を保っているので、どのアルバムを選んで聴くかは、皆さん各々の選択基準で選んで差し支えないと思います。ですが、今回は、デビュー・アルバムから、3作目までの、MJQのコンセプトが形となって定着するまでの、若々しく、瑞々しいアルバムをご紹介しています。
 
 
 
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2007年1月 3日 (水曜日)

70年代ロックの聴き始め

今日は早くも1月3日。今日も朝から箱根駅伝。今日は復路。あんな長時間の駅伝中継のどこが良いんだ、との声もありますが、僕は好きです。まあ、中学時代、まだ箱根駅伝が部分的に、NHK教育で中継されていた頃から見ているので、筋金入りのファンとも言えるでしょう。故あって、順天堂大学を応援することが多いのですが、今年は総合優勝。新年早々良いレースを見せてもらいました。昨日の今井君の山登りは凄かったなあ。

さて、年末年始は嫁はんの実家に帰っていたのですが、トピックとしては、クリスマス・プレゼントのお返しに、姪っ子から、手編みのマフラーをもらったことですかね。これがなかなかのもので、とても暖かいです。嬉しかったですね。でも、「のだめカンタービレ」のコミック本が無かったのは残念無念。姪っ子と2ヶ月前に約束していて、この年末年始に嫁はんの実家に帰った時に読めるはずだったのになあ。楽しみにしていたのになあ。友達に貸していて無いとはなあ。

Eagles_gh嫁はんの実家は寒かった。特に、12月31日の夜は寒かったなあ。加えて、掘り炬燵の練炭にあたったらしく、夜の10時くらいに頭が痛くなってきて、紅白歌合戦も面白くないし、早々に寝てしまった。それでも、寒さと練炭にあたった後遺症で割れるように頭が痛くなって、夜中の1時頃起きて、バッファリンを飲んでやっと落ち着いた。この時、部屋の寒暖計をみたら、部屋の中の温度は2度だった。寒いはずである。


そんな寒い国から昨日の夜、帰還しました。さて、昨日のブログでは、今年最初の「ジャズのアルバムの聴き始め」のことを書いたのですが、じゃあ、「70年代ロックのアルバムの聴き始め」はなんだ、という声もあるので、ここで述べようと思います。

年明け最初の「70年代ロックのアルバムの聴き始め」は、振り返ってみると、結構、固定されていて、Eaglesの「Their Greatest Hits 1971-1975」がほとんどです。このアルバムのオリジナル盤発売日が、1976年2月17日なので、高校3年生の正月から、大体、このアルバムが「聴き始め」となっています。

冒頭1曲目の「Take It Easy」のイントロが、新年を祝うファンファーレの様な感じがするのと、歌われている内容が、僕にとって「新年に相応しい」内容だ、というのが主な理由なんだけど、新年早々、ハード・ロックはウルサイし、プログレは重すぎるし、ビートルズは安易だし、少し軽くて、聴き易くて、メッセージも入っていて、できればメジャー調の曲が良いとなると、どうしても「ウエストコースト・ロック」に行き着くという、実務的な理由もある。

Eaglesのベスト盤はいくつか出てますが、僕は、このベスト盤が一番のお気に入り。10曲の選曲も巧みで(僕にとってベスト盤の曲順はこの曲順でないと駄目)、初期〜「Hotel California」以前のEaglesの良さを堪能できます。Eaglesは、あの名盤「Hotel California」以前と以後で、音の作りや味わいが全く変わるので、聴き分けるのが理想だと僕は思っています。敢えて、どっちが好きかと訊かれたら、やっぱり、「Hotel California」以前ですね。

ということで、今宵は、Eagles「Their Greatest Hits 1971-1975」で、70年代ロックの今年最初の「聴き始め」ということに相成ります。
 
 
 
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2007年1月 2日 (火曜日)

初「アルバム・リスニング」

正月には「書き初め」という「習わし」があるんだが、これが小学校時代、字が下手くそだった僕は、この「書き初め」が大嫌いだった。今でこそ、書道の教えの「言わんとすること」は判るが、小学校時代はさっぱり判らんかった。まあ、「書き初め」が嫌いというか、書道が嫌い、ということになるのかな。

さて、書道には、正月、年の初めに「書き初め」があるのだが、当然、ジャズ・アルバムを平常聴いている僕にとっては、年の初めの「アルバムの聴き始め」、いわゆる、初「アルバム・リスニング」がある。年の初めに、ジャズ・アルバムを初めて聴くという「厳かな」行事である(笑)。

First_listening

この年の初めの「アルバムの聴き始め」、いわゆる、初「アルバム・リスニング」にかけるジャズ・アルバムって、学生時代から、結構決まっていて、大体以下の3枚に集約される。一枚目がマイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」、2枚目はビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」、3枚目はウエザー・リポートの「ナイト・パッセージ」である。ジャズを聴き始めて約30年。正月に、年の始めの最初に、レコード・プレーヤーのターンテーブルに載った、もしくは、CDプレイヤーのトレイに載ったアルバムである。

どうも、自分にとって、年の始めの初「アルバム・リスニング」は、聴くアルバムは何でも良い、という訳ではなく、自分の敬愛するアーティストの「代表的歴史的名盤」を愛でるのが習慣となっている。色々、毎年、今年は違うアルバムをかけようと思うんだが、どうしてもこの3枚に集約されるのだ。

で、今年は何かって。最近は、この6年間、マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」が、連続でCDプレイヤーのトレイに載っている。このマイルスの、モダン・ジャズ、モード・ジャズの世紀の大傑作は、正月に厳粛な気持ちで、ゆったりと聴くものだと、若い頃から思いこんでいる(笑)。

さあ、今年もマイルスの「カインド・オブ・ブルー」で、今年のジャズ・アルバムのリスニングは始まるのだ。
 
 
 
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2007年1月 1日 (月曜日)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年は、バーチャル音楽喫茶「松和」並びに、この「音楽喫茶「松和」マスターのひとりごと」を御愛顧下さり、まことにありがとうごさいました。今年も、バーチャル音楽喫茶「松和」の運営、並びに、ブログの連載を頑張って続けていきますので、よろしくお願いいたします。

酔っぱらっていますので、今日はこれまで・・・・。



2007_wild_boar



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