最近のトラックバック

« のだめカンタービレ・その2 | トップページ | 「めぐる季節」にあなたを唄う »

2006年11月16日 (木曜日)

のだめカンタービレ・その3

昨日の代表戦、サウジ戦は、ちょっと満足できた試合だった。やっと、オシムイズムの成果が出た初めての試合と言えるのではないか。選手達も良くなった。まあ、一部、問題がある選手もいるが。まあ、そのうち、改心するか淘汰されるかだろう。終わりよければ全て良し。あの夏のW杯の忌まわしき思い出も、やっと過去のものと出来そうな気がする。

さて、のだめカンタービレに、はまっているのだが、一昨日、ジャズとクラシックの融合という話題をした。それでは、今日は、ロックとクラシックの融合はあったのか。あったんですね。ジャズとクラシックの融合、いわゆる「クロスオーバー」と同じくらい、聞く側も演奏する側も、結構、真面目に取り組んでいた時代があった。やっぱり、1970年代前半だろう。

まずは、エマーソン・レイク&パーマーの『展覧会の絵』(写真左)だろうな。ムソルグスキーの『展覧会の絵』を結構、忠実にトレースしたアレンジが秀逸なロックである。まあ、もともと『展覧会の絵』はピアノ曲であるから、キース・エマーソンのキーボードが映えるのは当然と言えば、当然か。聴きやすさとロックのノリ、プログレの壮大な曲の展開が同居した名盤である。

Rock_classic_1

その次の思い浮かぶのが、ピンク・フロイドの『原子心母』(写真真ん中)。このアルバムの出だし、オーケストラのチューニングの音から入って、勇壮な管楽器の音から、目眩く「ロック・バンド+オーケストラ」の奇跡的な融合が始まる。オーケストラをバックに、ピンク・フロイドがブルース・ロックを奏で、馬が駆け回り、バイクが走り回り、爆弾が飛び交う。このクラシックとロックとSE(効果音)が、渾然一体となった名盤。これも、ロックとオーケストラとの融合という点での代表的成功例であると言える。

そして、ロックとクラシックの融合というアルバムで、個人的にどうしても忘れられないのが、リック・ウエイクマンの『地底探検』(写真右)。リック・ウエイクマンは、当時、超絶技巧プログレ野郎集団「イエス」のキーボード奏者。そのウエイクマンが、ジュール・ヴェルヌの同名SF小説をコンセプトに壮大な交響曲を繰り広げた2枚目のソロ・アルバムである。ロンドン交響楽団との共演で、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行なわれたライヴの模様を収録。

もうこれは、壮大なロック・シンフォニー。もう、ここまでくると、誰にでもお勧めできるものではありません(笑)。絵に描いたような、そのものズバリの、かなり「ベタ」なロックとオーケストラとの共演です。でも、僕はこの「ベタ」な世界が好き。合唱付きの「大作」仕立てへの「こだわり」が、リックの贅沢好みを表している。ロックとしてワイルドに目立つよりも、知的に目立ちたい「ウエイクマン」の面目躍如だな。マニア向けでしょう。

1970年代前半。プログレッシブ・ロックを中心に、ロックとクラシックとの融合が「真面目に」語られていた時代。その時代をリアルタイムに歩いてきた「懐かしさ」とともに聴き返してみると、結構、まだまだ「イケてる」感じがするのは僕だけでしょうか。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« のだめカンタービレ・その2 | トップページ | 「めぐる季節」にあなたを唄う »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/4209508

この記事へのトラックバック一覧です: のだめカンタービレ・その3:

» のだめを試聴しよう [無料試聴してみよう♪]
月曜9時から放送されているフジテレビのドラマ「のだめカンタービレ」は見てますか?破天荒なのだめこと野田恵と千秋や他のメンバーとの絡みが楽しいですよね♪原作に忠実なことから視聴率も好調で、番組中で登場する「Sオケ」を本当に作ってCD化されました!...... [続きを読む]

« のだめカンタービレ・その2 | トップページ | 「めぐる季節」にあなたを唄う »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ