« さてさて、連絡事項です | トップページ | 「implus」より「prestige」 »

2006年10月26日 (木曜日)

力強くて優しいテナーですね

寒くなったよな。朝6時過ぎに起きて、体操して、新聞を1Fのロビーまで取りに行くのだが、カッター1枚ではもう寒い。一枚、上着を羽織らないと、寒くていけない。もう10月の下旬だもんな。東京では、もう夕方5時過ぎたら、日も暮れて、ネオンが綺麗です。

今日は、急にコルトレーンが聴きたくなって、例の超弩級のIPod miniを充電して、コルトレーン三昧の一日。この超弩級のIPod miniって、コルトレーンのボックス盤を全てぶち込んで、プレイリストでアルバム単位に分割した優れもの。

Lush_life4枚ほどアルバムをハシゴしたんだが、特に感じ入ったのが「Lush Life」。このアルバム、ジャケットがイマイチ(左写真を参照)。コルトレーンの写真は良いとして、この「LUSH LiFE JOhN COLTRaNE」という、いい加減なロゴはなんなんだ。これ、LPサイズだと、結構、ドン引きである。このジャケットでは、購入意欲が湧かないなあ。CDサイズになって、やっとなんとか我慢して購入できるレベル。


でも、このアルバム、ハードバップ時代のコルトレーンの隠れ名盤だと思います。このアルバムでの、コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」、早弾きされても、やかましくなく、耳につかない。適度な早さと長さの「シーツ・オブ・サウンド」は、そのエモーショナルな雰囲気が良い方向に出ていて、心地良い。

冒頭の「LIke Someone In Love」なんぞ、ピアノレスの演奏で、コルトレーンのテナーが堪能できる代物。真っすぐで力強い音色、それでいて、どこかエッジが丸い、少し優しい響きのするコルトレーンのテナー。この時代のアルバムのコルトレーンが、一番、彼の素晴らしいテナーを堪能できると思います。この後のアトランティックからインパルスの時代は、感情のおもむくまま、エモーショナルな「激情テナー」になってしまうので、リラックスして聴くには、ちょっと辛くなってしまいます。

それと、このアルバムの絶品は、表題曲の「Lush Life」。この頃のコルトレーンって、バラードを吹かせると絶品です。この「Lush Life」、素晴らしい出来です。13分56秒と長尺な演奏ですが、コルトレーンのテナーは、聴き手を飽きさせない。凄いテクニックと表現力です。是非、一度は聴いていただきたい名演だと思います。

大学時代から社会人になって、40歳過ぎるまで、この「Lush Life」っていうアルバムは、ジャケット・デザインにドン引きして、手に入れるには至らなかったのだが、40歳過ぎて思い切って購入して、こうして何度も聴き返してみると「ああ、思い切って手に入れて良かった」と心から思える、「ジャケ買い」とは正反対の隠れ名盤です。

人は見かけによらず、と言いますが、このアルバムは「見かけによらず」です。
   
   
   
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開されます。表示されるまで少し時間がかかります。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« さてさて、連絡事項です | トップページ | 「implus」より「prestige」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 力強くて優しいテナーですね:

« さてさて、連絡事項です | トップページ | 「implus」より「prestige」 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

カテゴリー