晩秋の季節はちょっと苦手です
秋もたけなわ、晩秋である。近くの屋敷の庭の楓も紅葉し始めた。風も程良く冷たく、空は筋雲混じりの真っ青な抜けるような空である。夕暮れ時の日の光は、霞んだようで柔らかく、それでいて暖かい。
すっかり秋である。もうすぐ秋も終わる。そんな寂寞感溢れる、こんな日は、決まってセンチメンタルな気分になる。鼻の奥がツンとなるような物寂しい気持ち。なんだか一人取り残されたような。こんな時は決まって、高校から大学の多感な時代を思い出す。
秋の夕暮れ時のシルクのような、うっすら紗のかかったような柔らかな優しい日差しの中で、ビジネスまみれの頭と心が浄化され、感覚が、あの頃の時代、そう、印象的な想い出が詰まっている高校時代、大学時代に戻っていく。感覚が、あの頃の時代、高校時代、大学時代に戻っていくと、決まって、あの頃を感じて、その「温もり」を感じる一方、しんみりとした、甘酸っぱい「切なさ」も同時に感じる。
あの頃を感じて、その「温もり」を感じる一方、しんみりとした、甘酸っぱい「切なさ」も同時に感じたら、決まって、僕は、ジャクソン・ブラウンが聴きたくなる。ジャクソン・ブラウンについては「My Favorite Rock」のコーナーで、実に女々しいトーンで、ご紹介しているが、ジャクソン・ブラウンは「なぜか、女々しいトーンがよく似合う」と本気で思っている。
ちょっと、鼻に詰まったような「かすれた声」。切なさと温もりが混じった「印象的な歌詞」。そして、これぞウエストコースト、と言える、バックバンドの「格好良さ」。永遠の青春歌謡ロック(良い意味で、ですよ)、ジャクソン・ブラウンの今回のお気に入りCDは「Solo Acoustic Vol.1」。
ジャクソン・ブラウンが、生ギターとピアノのみの伴奏で、往年の名曲を歌いまくる、ジャクソン・ブラウンのファンにとっては、堪らない企画CD。語りも(英語なので半分位しか判らないけど・・・)ウィットに富んでいて、演奏はシンプルで、ジャクソン・ブラウンのボーカルが映えて、一気に聴き切ってしまう。
10代後半の「切なさと温もり」を感じたいなら、僕は絶対に「ジャクソン・ブラウン」。
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