70年代のJロックを聴く
そう言えば、最近、70年代のJポップ、Jロックを特集する「懐かしの70年代館」の「青春のかけら達」のコーナーを更新していない。こりゃ〜あかんなあ、と思い直し、70年代のJポップ、Jロックに想いを馳せて、今日は、すっかり、70年代Jロックのモードに突入。
今日は「クリエイション」を一気聴き。クリエイションは、エリック・クラプトンらのホワイト・ブルースに傾倒したギタリスト・竹田和夫を中心に結成。竹田和夫(G)、飯島よしあき(G)、松本茂(B)、樋口晶之(D)。ブルージーなツイン・ギターが売りだった。
日本のバンドが英語で歌うのが流行っていた時代で、そのなかでも結構格好良かったのを思い出した。彼らのルーツは、きっとエリック・クラプトンらのホワイト・ブルース。聴きこんでいくと、それが手に取るように判る。ちょうど、1970年代前半のブリティッシュ・ロック。ブルースとスワンプとがまぜこぜになって、そして、適度にレイドバックしている。
そして、どう見ても、ウイッシュボーン・アッシュのパクリとしか思えないツイン・リード。でも、どれもが完全コピーでは無く、オリジナリティーを感じさせるのが、このバンドの良いところ。
そして、ところどころ、なんとなく歌謡曲風していて、なんとなく、60年代後半のGS風のフレーズが見え隠れしたりする。これって、日本人のロックでしか出来ない、日本人のロックの個性である。リアルタイムで聴いていた若かりし頃は、これがなんとなく恥ずかしかったんだが、今では、これが「日本人ロックの個性」と評価できる。うん、年を取るのも悪くない。
「クリエイション」を一気聴きして、70年代の「あの頃」の秋風を感じ、「あの頃」の日の光を感じて、そして、今、「あの頃」の音を素直に評価できる自分を感じて、なんだか嬉しくなった。
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