うっとうしい空には「大麻兄弟」
今日の東京は「寒い」。最高気温が19.4度。ちなみに、北海道の札幌の最高気温が23.9度。大阪の最高気温が23.4度。北海道の稚内ですら21.4度。根室で20.3度。気象庁のホームページの「毎日の全国データ一覧表」を見ると、北海道の主な観測点よりも、東京の方が寒い。
しかも、だ。朝から、実に鬱陶しい霧雨。月曜日から、パッとしない天気だったが、霧雨のような鬱陶しい霧雨空は昨日から。たまに強く降るから始末が悪い。霧雨も始末が悪い。傘が役に立たない。まあ、頭と顔くらいは傘でカバーできるけど、背広の上着からズボンは、湿め湿めになる。なんだか、湿気が多くて、べちゃべちゃして気持ちが悪い。
こんなに鬱陶しくて、気が滅入りそうな日は、もうバリバリのロックンロールしか無い。といっても、朝はあんまりギンギンの英国系のハード・ロックは辛い。また、あっけらかんとしたガンガンの米国系のハード・ロックも辛い。こんな時は、ちょっと格好良くてオシャレなウエストコースト系のハード・ロックが良い。ウエストコースト系のハード・ロックと言えば、そう、ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)。
「ドゥービー・ブラザーズ」を訳すと「大麻兄弟」。うーん、何とも凄いバンド名だ。ファンキーで、サザン・ロック色の濃い音楽性と、スピード感溢れる、彼らの演奏は、とにかくスカっとして気持ちが良い。バンドの後期、マイケル・マクドナルドが持ち込んだ、洗練されたAOR的雰囲気は、初期のファンには評判が悪いが、これはこれで僕は好き。ウエストコースト・ロックの特徴である、透明感とスピード感溢れるコーラスもスカッとするし、これで、この「特別に鬱陶しい」今年の秋雨の時期を乗り切るのだ。
今日の朝は、1973年リリースの「The Captain and Me」。冒頭から3曲目まのでの「Natural Thing」「Long Train Runnin'」「China Grove」という、数々の名曲の流れ。迫力あるギターリフが凄く格好いい「Without You」、インストルメンタルの「Busted Down Around O'Connelly Corners」も小粋で良い。まあ、このアルバム、収録されている曲は全て良いんだけどね。
今日は「大麻兄弟」のおかげで、鬱陶しい空模様ながら、ちょっと気が晴れた朝の通勤でした。
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