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2006年9月の記事

2006年9月30日 (土曜日)

マイルスを聴け! Version7

マイルスの紙ジャケ再発から始まって、またまた、マイルス一色となったバーチャル音楽喫茶『松和』であるが、マイルス、マイルスと言っていたら、今度は、あの有名な、中山康樹著「マイルスを聴け!」の増補改訂版、なんと「マイルスを聴け!Ver7」が出ていた。

この本、我々、マイルス者には、まあ、プロの評論家の書籍としては、内容については、独断と偏見によって、ちょっと偏ったところはあるが(まあ、それが良いところでもあるのだけど)、必携の書であり、必読の書である。今回は、大幅な加筆修正及び追加を行って、マイルスの正式アルバムから、ブート(海賊盤のことです)含めて、473枚を収録している。

Listen_to_miles473枚を収録したっていうのは凄い。この本を全て読み尽くすだけで、マイルスの音楽活動の道程が理解できるという優れもの。まあ、473枚のアルバムについての評論を全て読み尽くすっていうのは、マイルス・デイビスがお気に入りの所謂「マイルス者」でないと、最後まで楽しく読めないであろう代物である。そういう意味では、マイルス者か否かを判別する踏み絵みたいな書であるとも言える。


しかし、かなり加筆修正及び追加をしたと、この「マイルスを聴け!Ver.7」のは「まえがき」にあったので、ホンマかいな、と思って、チョイチョイと拾い読みしたら、お〜っ、結構、ちょこちょこ変わっているみたい。う〜ん、これは楽しみ。また、始めから終わりまで全975ページ、読破するぞ。暫く、夜、床に入って寝るまでの読書の時間の楽しみが出来ました。

まあ、先ほど書いたけど、決して易しい読み物ではないので、ジャズ初心者の方は、気軽に手にしないで下さいね。でも、読めば読んだだけ、マイルス本人の人となりや、マイルスの音楽の変遷がよ〜く判って、また、それらから透かして、大まかなジャズの歴史が読み取れるんで、「絶対読んじゃだめ」とは言いません。

ジャズ初心者の方々の中で、これから本格的にジャズを聴き続けていくんだと思っている方々には、実は、思い切って読破していただきたいんですけどね。ですから、大きな本屋に行って、本書を手にとって、しっかり立ち読みして、「これなら読んでみようかな」としっかり、自分の意志を確認することが大切です(笑)。

今日は、朝から忙しい一日だった。朝は買い物、昼からは散髪行って、歯医者行って、今日の夕飯のおかずである「麻婆豆腐」は僕が作る。僕が作る「麻婆豆腐」は、なかなかの美味しさです。さっ、そろそろ、夕飯の準備をするかな〜。

2006年9月29日 (金曜日)

ビル・エバンスが聴きたくなった

マイルスの「Someday My Prince Will Come」を聴いたら、ビル・エバンスの「Someday My Prince Will Come」が聴きたくなった。まあ、自然な流れである。

ということで、エバンスの「Portrait in Jazz」である。このアルバムは、ジャズ・ピアノ・トリオの名盤中の名盤。僕もジャズを聴き始めた頃、このアルバムを購入した想い出があるが、このアルバムはすっと入れた。とにかく判りやすいのだ。変に捻ったところは無いし、アブストラクトなところも無い。でも、今の耳で聴くと、結構、高度なこと、やっているんだけどね。それを素人に、それと判らせないところが名演名盤である所以である。

Portrait_in_jazzまずは左のジャケット写真を見ていただきたい。良いジャケットである。きっちりと髪を分けて、ポマードでキッチリと固めている。ネクタイもキッチリ締め、フォーマルなジャケットを羽織っている。古い時代を感じさせるファッションではあるが、何故が古さを感じさせない。というより、素晴らしく「ダンディ」に見えるのは僕だけかなあ。エバンスの写真の上を飾るタイトル・ロゴもオシャレである。


このジャケットの雰囲気そのものが、このアルバムの演奏の雰囲気と同じ。名盤とはそういうものなのである。ジャケットのイメージそのものが、アルバムの演奏内容そのものな場合が多いのだ。とにかく、このアルバムを聴いたことが無い人は、なるべく聴いて欲しいなあ。ジャズ・ピアノ・トリオの基本形がここにある。とにかく、エバンスのピアノが美しく、躍動的なのだ。

どの曲を聴いても、どれもが珠玉の名演ばかり。名演ばかりだと、聴き進めるにつれ、だんだん「もたれてくる」のだが、このアルバムは例外。それだけ、シンプルでストレートな演奏なのだ。無駄の無い、リリカルな、それでいて躍動感溢れる演奏。まあ、大げさに言うと「奇跡」に近いアルバムである。

その中でも、名演中の名演として光り輝くのが、「Come Rain Or Come Shine」「Autumn Leaves」、そして「Someday My Prince Will Come」、そしてラストの「Blue In Green」。「凛とした静けさ」と「跳ねるような躍動感」のコントラスト、そして、優しくもあり、時に攻撃的にもなるインタープレイが感動的だ。

ピアノと、それを伴奏するベース&ドラムという図式ではなく、三者対等なジャズ演奏。ここまでくると「ジャズは芸術だ」という言葉に納得する。

2006年9月28日 (木曜日)

いつかは王子様が・・・

今日は良い天気だったよな〜。といっても、会社に行っていたので、会社の窓からの風景を見てのことなんだけど。今、通っているオフィスは、ビルの13階なので、とにかく景色が良い。

天気が良いと、丹沢山系から多摩山系、富士山と一望できるのであるが、今日は、昨日までの雨と風で空気が澄んでいるのか、午前中は、山々の壮大なパノラマである。「うわ〜、素晴らしい〜」と思って、トイレから帰ってきて、入口のフロアにスックと立って見渡していたら、向こうから、お偉いさんに変な顔をされた。こんな、素晴らしい景色が背後に広がっているのに、気がつかないのかなあ。

Someday_my_prince昨日、マイルスの紙ジャケが来てからというもの、もうマイルス一色である。今回の第1回目の再発で、一番、楽しみにしていたのは「Someday My Prince Will Come」である。邦題は「いつかは王子様が」。ディズニーのアニメ「白雪姫」の挿入歌である。実はこの曲、大好きで、最初に聴いたのはビル・エバンスの「Portrait in Jazz」にて。CDで言うと9曲目。LPで言うとB面の何曲目だったか。


良い曲だよね。別に、センチメンタルな「たち」じゃないんだけど、「Someday My Prince Will Come」の様な、ロマンチックな曲が好きだなあ。ビル・エバンスの透明感のある、それでいて、力強いタッチのピアノに、このロマンティックな曲が良く合う。是非、御一聴を。

さて、では、マイルスの「Someday My Prince Will Come」ってどうなのって? これが、またまた良いんですよ。あのマイルスのミュート・トランペットが繊細でリリカルで、それでいて暖かみがあって良い雰囲気です。ドラムスが、明快で軽快なジミー・コブなのが、この好演を演出しているのかもしれない。とにかく、マイルスのミュート・トランペットを愛でるには、このアルバム、この曲が一番。「'Round About Midnight」という意見もあるが、う〜ん、確かに「'Round About Midnight」も良いよな。でも、やっぱり、僕は「Someday My Prince Will Come」が一押しかな。

このCDを飾るポートレートは当時のマイルス夫人のフランシス・テイラーであるが、どうもデザイン的に軟弱という意見があるとのこと。うんうん、判る気がする。学生時代、何を隠そう私がそうだったからね。特に、当時のマイルスの「嫁はん」と聞いただけで、「おいおい、自分の嫁はんの写真をジャケットに大々的に出すか〜」とマイルスの感性を疑ったんだけど、最近は気にならなくなった。

人間、歳をとると、いろんな面で寛大になるらしい。

2006年9月27日 (水曜日)

マイルスの紙ジャケ・第1弾

今日、会社の帰り道、最寄りの駅で降りて、家に向かう途中、シャドー・ボクシングの格好をして歩いている、体格の良い、ちょっとヤクザ風な若い男の子が前を歩いていた。鬱陶しい奴やな、と思っていたら、途中の公園にさしかかった時、公園に住み着いている猫が、公園の土手で涼んでいた。そのヤクザ風な若い男の子は、その猫に近づいていった。

「おいおい、猫を殴る気か?」と後ろ姿を見て身構えた。最近、猫や犬に暴行を働く輩が多いと聞く。もし、猫を殴ったら、こちらは残念ながら、見て見ぬふりを出来ない性格、勇気を持って注意しなければ、と思って、意を決したら、その男の子は優しく猫を撫でだした。う〜ん、よかったなあ。いや〜、つくづく人は見かけだけでは判断してはいけないな、と改めて思った。なんだか、ほのぼのとした。

Round_about_midnight帰り道、ちょっと、ほのぼのとした気持ちで帰り着いたら、タワー・レコードからCDが届いていた。おお、マイルス生誕80周年、人気アルバムの紙ジャケットの第1弾の発売日だった。う〜ん、嬉しいぞ。今回は、マイルスの、初代黄金のカルテット時代から、ギル・エバンスとのコラボレーション、そして、ハード・バップから、モードへのチャレンジの時代辺りまでの、人気アルバムの紙ジャケ再発である。


いやいや、今回は、プラスティック盤で持っていたアルバムも全て、紙ジャケで再購入した。現物を見て、やっぱり、紙ジャケはええなあ。LPの忠実な縮小盤って感じで、古き良きLP時代のテイストを思い出して、それはもう懐かしさで一杯。しかも、最新のリマスターに加えて、今回は、銀蒸着のCDときた。心から手に入れてよかったなあ、と思う瞬間である。

特に、「マイルス・アヘッド」「スケッチ・オブ・スペイン」「ポギーとベス」という、ギル・エバンスとのコラボレーションのアルバムは、暫く、聴いていなかったので、今回は、聴き直す良いチャンスである。ギルとのコラボレーションは、ギルの繊細かつ大胆なアレンジが大好きで、さらに加えて、ちょっとクラシック的な西洋音楽のテイストがたまらない。そして、なんと言っても、ギルのアレンジをバックに、マイルスのトランペットの素晴らしいこと、素晴らしいこと。上に挙げた3枚は大のお気に入りである。ギルのアレンジと言えば「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」やね。これも、ジャズ史上における名演中の名演。

ああ、またまた、マイルスに浸る日々がやってきてしまった。でも、このマイルスに浸りきる日々は、僕にとって至福の時なのである。

2006年9月26日 (火曜日)

「つま恋」は良かったね・その3

午後から大荒れの天気。昨日から、うちのカミさんが風邪ひいて具合が悪いので、今日は会社の帰りに食料を買って帰ってやらないと食べるものがほとんど無い。こんな時に限って、急な仕事の依頼が入ったりするのだが、とっとと片付けて、速攻帰り。

しかし、最寄りの駅についたら「土砂降り」+「突風」。でも、体調の悪い中、是非とも食べたいものをリクエストされたので、土砂降りの中を寄り道して、お目当ての店へ。店でお目当てのモノを手に入れて外へ出たら、土砂降りに加えて「突風」。もう背広はベタベタ。傘なんて役に立ちゃしない。今、ブログを書いている最中に、大雨洪水警報が出た。なんて天気なんだ。

さて、気を取り直して「つま恋2006」の振り返りである。とにかく、かぐや姫のセカンド・セット、生ギター2本+ウッドベースのみのステージは圧巻だった。そして、である。最後は、もちろん、拓郎さんの再々登場である。と言っても、hi-vision鑑賞は、大相撲中継で中断されている間、第3部「拓郎BAND with SEO/弾き語り」がスッポリ抜けた。レポートを見ていると、1曲目は「とんとご無沙汰」。2曲目は「全部だきしめて」。3曲目は「野の仏」。4曲目の「唇をかみしめて」。5曲目「友あり」。6曲目は「いくつになっても happy birthday」。ああ、残念、聴きたかったなあ。

Tsumagoi_dvd

これだけでも、なんでNHKは、大相撲中継なんかで中断したんだと腹立たしくなる。大相撲中継は、地上波でもやってるだろうが。しかも、である。その後、ムッシュがゲストで登場して「シンシア」、うえ〜っ。「我が良き友よ」、うげ〜っ。そして、拓郎さんのソロに戻って「ファイト」、どへ〜っ。ショックである。大ショックである。もう、これは、早々に発売が決定したDVDに期待するしかない。DVD、絶対に買うぞ。

さて、最後のステージ。拓郎さんも、ちょっと体調も回復したのか、落ち着いた、ほのぼのとした、良いステージだったなあ。1曲目「ああ青春」。この今日で、つま恋1975は始まった。この曲を聴いて、僕はフォーク・ギターを手に取った。今でも大好きな曲というか相当大好きな曲である。「虹の魚」が2曲目に登場、そして「この指とまれ」。またまた、大好きな曲の登場に、もう、ただただ、テレビの画面に向かって、唄うだけである。4曲目は「ビートルズが教えてくれた」、5曲目は「言葉」。

6曲目は、「サマータイムブルースが聞こえる」。懐かしさのあまり、出だしの1フレーズで涙が出てくる。そんな曲なんや、この曲は。7曲目「人生を語らず」。僕の人生の応援歌である。もう、拓郎さんに感謝するしかない。そしてそして、8曲目「永遠の嘘をついてくれ」の途中から「中島みゆき」が登場。この曲、確かに「中島みゆき」の曲で、まあ、拓郎さんは「ファイト」なんかも好んでコンサートで唄ったりしているので、「これもか、ええ選曲してるな」と感心していたら、拓郎さんの横に、中島みゆきがスックと立って、デュエット。うわ〜っ、びっくりした〜。もう、拍手拍手拍手である。

それからは、9曲目の「外は白い雪の夜」。10曲目「僕たちはそうやって生きてきた」。11曲目は「冷たい雨が降っている」。続いて「みなさんの好きな曲をやってあげるからね」と、「春だったね」。はい、大好きです。そして、キタ〜「落陽」。花火が上がって、会場は最高潮。続いて14曲目「a day」を演奏。最後の曲は「今日までそして明日から」。もう「外は白い雪の夜」以降は、テレビの前で「一人コンサート」状態。一人で唄うわ唄うわ踊るわ。もう大盛り上がり状態。あ〜、やっぱり、無理してでも、つま恋会場に行けばよかったなあ。

アンコールは「聖なる場所に祝福を」である。良い曲だ。アンコールに相応しい。こんなところで「人間なんて」は無いだろう。我々、違いが判る(はずの)大人の野外コンサートのアンコールは、こういう通な小粋な曲で締めくくるのが相応しい。渋いのお。粋やのお。ありがとう。拓郎さん、かぐや姫。もう「つま恋」の今度は無いんだろうけど、「つま恋1975」同様、いつまでも、僕の心の中に残るだろう。良いコンサートでした。

さあ、次はDVDだ。12月に発売予定らしい。う〜ん、楽しみやのお。まあ、DVDレコーダーには、ちゃんと録画してありますが、大相撲中継で見られなかった部分があるからな。今から、DVDの発売日を心待ちにしている。

2006年9月25日 (月曜日)

「つま恋」は良かったね・その2

昨日の続きになるが、「つま恋2006」での大きな楽しみのひとつは「かぐや姫」のステージ。かぐや姫は、フォーク・デュオを結成していた時、専門的にコピーしたバンドのひとつ。思い入れは、人一倍強い。

とにかく、フォーク・デュオだったから、ギター2本しか楽器は無い。この楽器編成で、フォーク・ロック的なサウンドと繊細な叙情的なサウンドを出したい、と思っていた。相棒のYは以前のデュオで、アリスとNSPを専門にやっていた。全く同じなのもなんだかなあ、と思っていた矢先に、Yが「かぐや姫フォーエバー」を持ってきた。この中のライブからの収録曲があって、これらを聴いて「これだ」と思った。即、小遣いはたいて「かぐや姫ライブ」をゲットである。

ギター2本+ウッドベースの構成で、これだけ分厚いサウンドが出せるんだと思った。そして、とても繊細なサウンドも出せる。それからは、ギターが上達するにつれ、どんどんコピーする曲を増やしていった。ということで、かぐや姫の曲は、今でもほとんどギターで弾き語りできます(そんなに上手くないけど)。まあ、それも、相棒Yのおかげである。全く、ギターの弾けなかった僕に、ギターを一から教えてくれて、デュオの相棒に選んでくれて、大学時代まで、ことあるごとに演奏させて貰った、その訳は、はっきり訊いたことがないので判らないが、ほんと、感謝である。

Tsumagoi2006_2

さて、「つま恋2006」での「かぐや姫」である。2セットあったが、1セット目はストリングス含めた、バックバンド付き。出だしは「妹」。ストリングス付きの重厚なバックを従えての登場である。この「妹」のアレンジは好きじゃない。でも、次に曲が「遙かなる想い」。これだよ、これ。この曲がオープニングだよ。大好きな曲である。歌詞が良い。「誰もが一度、川の流れを変えてみたいと、若く燃えたあの日の唄が、どこかで聞こえている」。感動する。声が詰まる、涙が出てくる。もうダメである。

それから、正やんの「アビーロードの街」には感動した。「好きだった人」「加茂の流れに」「置手紙」と続いて、もう涙涙涙。「ペテン師」「センセーショナルバンド」で、もう狂喜乱舞である。でも、大相撲中継で「マキシーのために」が途中で切れて、そして、なんとなんと「なごり雪」と「お前が大きくなった時」が聴けなかったのは最悪。NHK、なんちゅうことしてくれんねん。ええかげんにせんか。まあ、この部分は、恐らく後日発売されるであろう、DVDに期待である。

しかし、なんといっても圧巻だったのは、2セット目。かぐや姫の基本セット、ギター2本+ウッドベースだけのステージである。偉い、凄い。これやで〜、これこれ。このサウンドを僕たちは学生時代、追求してたんや。うわ〜、ごっつい懐かしい。大相撲中継が終わって、中継に入ったが、最初の「僕の胸でおやすみ」の頭の部分が切れた。むむ、仕方ないなあ。しかし、ギター2本+ウッドベースで、「赤ちょうちん」「おはようおやすみ日曜日」と続く。これだけでも懐かしさ一杯である。

そして、後半、「眼をとじて」「うちのお父さん」「ひとりきり」と続いて、もう正気の沙汰ではない。「22才の別れ」は僕たちデュオの目玉、「雪が降る日に」「あの人の手紙」はバンドのラストを飾る「十八番」。かぐや姫の演奏は圧巻。そして「おもかげ色の空」、僕たちのアンコール曲である。も〜あかん。卒倒しそうである。

とにかくとにかく、かぐや姫のステージは圧巻だった。ギター2本+ウッドベースの基本セットで、これだけ厚みのある、そして繊細なサウンドが出せるって凄い。う〜ん、また、バンドをやりたくなってきたぞ。絶対、50歳を過ぎたら、実現に向けて動きたい。

2006年9月24日 (日曜日)

「つま恋」は良かったね・その1

昨日は、午後1時から午後9時40分まで、NHK hi-visionにへばりつき。そう、このブログでも2度ほど話題にした、吉田拓郎&かぐや姫の「つま恋2006」の生中継があったのだ。前の伝説のオールナイト・コンサート「つま恋1975」から、31年。31年前って言えば、僕は高校生。

この伝説の「つま恋1975」を当時、FMのライブ録音を聴いて、感動して、それまでは、クラシック・ピアノ一辺倒だった僕が、フォーク・ギターを手に取って(手に取った時は、フォーク・ギターは全く弾けなかった)、もう受験勉強に力を入れなければならない時期に、あろうことか、フォーク・デュオを始めたのだ。「つま恋1975」は、僕の人生に多大な影響を与えた、歴史的イベントである。

そして、31年。「つま恋2006」である。期待するなという方が無理だ。ワクワクしながら、テレビの前に座って、そして、13時10分過ぎ、遂に「つま恋2006」がスタート。最初のオープニングは何の曲だ、とワクワクしていたが、「旧友再会フォーエヴァーヤング」がオープニングで、かなりベタな選曲に、ちょっとガッカリ。個人的には、ちょっと盛り下がりました。画面に映る拓郎さんは疲れ気味だし、目立ちたがり屋のこうせつは、もうハシャギ出しているし(はしゃぐと、ちょっとウルサイんですよね)、ちょっと、これからの展開が憂鬱になった瞬間です。

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しかし、拓郎さん単独になってのステージがスタートして、最初の曲、通算2曲目が「ペニーレーンでバーボン」。うぉ〜、やった〜。でも、例の問題の歌詞の部分をどうするんだ、という不安が頭をよぎる。NHKで生中継もやっている手前、「そのまま」ってのはマズイよなと思ってドキドキしていたら「蚊帳の外で〜」って歌詞に差し替えて唄ってました。ホッ。そして、3曲目は「海を泳ぐ男」。その次は「ひらひら」。もういけません。一緒に歌い出したら、感極まって、歌がつまる。この歌を弾き語りで唄っていた、多感な時代の思い出がダブって、目頭までが熱くなる。いかん。

曲目は「淋しき街」。6曲目は「消えてゆくもの」、7曲目は「ともだち」。ああ、これもいけない。これも良く弾き語りをしたもんだ。感極まる。目頭が熱くなる。まだ、7曲目だよ。こんな状態で21時半までもつのか、俺。続いて「知識」。この曲はフォーク・デュオを組んでいた頃、人前でも幾度か唄ったお気に入りの曲。「どこへ行こうと勝手だし、何をしようと勝手なんだ。髪の毛を切るのもイイだろう、気疲れするのは自分なんだ」で始まる、この曲の歌詞全ては、今でも僕の座右の銘のひとつ。感動です。次は「生きていなけりゃ」、そして「イメージの詩」。「これこそは、と信じれるものが、この世にあるだ〜ろか〜」の出だし、夕方のクラブの部室で、ギター弾きながら、皆で唄ったなあ。この曲は、今でも同世代の方々とカラオケに行った時、必ず、盛り上がる曲の一つです。

これで、一旦、拓郎さんのステージは終わり。いや〜、70年代の曲で、こんなに感極まるとはおもいませんでした。唄い声は詰まるし、目頭は熱くなるし、最初の1時間半、結構、疲れました。テレビで良かった。「つま恋」に行ってたら、もう、どうなっていたか判りません(笑)。

この次にくるのは「かぐや姫」のステージ。「かぐや姫」といえば、僕が、フォーク・デュオをやっていた時、メインとして、カバーしていたバンド。当時は、ほとんどの曲が、演奏出来ました。そのバンドのステージが、約30年ぶりに見ることが出来るんですよ。これが、期待に違わぬ内容になるんだが、長くなるので、また明日。

2006年9月23日 (土曜日)

安らかな日、安らかな時間

金木犀の香りが清々しい季節になってきた。今日の我が千葉県北西部地方は、台風14号の影響で、風がちょっと強くて、もう長袖でないと外を歩けない位に涼しくなった。雲が流れ、晴れたり曇ったり、秋である。

一昨日、昨日と、バーチャル音楽喫茶『松和』は、臨時休業状態だったわけだが、じゃあ、松和のマスターは何をしていたのか。一昨日は「歓送迎会」、昨日は「同窓会」。いや〜、飲みましたね〜、久し振りに。「歓送迎会」は、なんと、19時30分開始と、おおよそ、今までの社会人の常識を超越した、とても遅いスタート時間で、当然、終わるのも遅い。22時は過ぎてたね。当然、家に帰り着いたのは、23時30分くらいかな。遅い時間スタートの「歓送迎会」、いいかげんにしてほしかったね(笑)。

Jazz_skyline昨日は「同窓会」。しかも、またまた定時時間以降の17時30分〜20時30分、所要時間3時間の部会があり、その後、2次会に駆けつけるという強行軍。しかもだ、この部会というやつが、20時30分に終わらない、どころか、この流れからすると、あと1時間はかかりそうな雰囲気。おいおい、これはいかん。仕方がないので、約束があるということで、中座して強行突破。2次会に合流したのが21時である。


もう他のメンバーは出来上がっている。早く追いつかないといけない。駆けつけ中ジョッキ2杯、焼酎のロック2杯、白ワイン2杯を1時間くらいで、やっつけて、早々に他のメンバーに追いつき、僕も出来上がる。そして、3次会へ。僕より年配のおっちゃんばかりだから、この流れになってくると無敵である。銀座へ繰り出した。馴染みの店に行き、まずは皆でママさんとお話をし、一息着いたら、5人ががりで、カラオケ合戦へ突入。こうなったら止まらない、帰れない。0時30分、もう終電は間に合わない。他の4人もそう。そうなると皆開き直って、唄いまくり。結局、タクシーに乗って、家に帰り着いたら、深夜の2時20分くらいだったかなあ。でも、楽しかったなあ。

で、今日は朝から、台風の影響で風があって、日差しが強い。8時に目が覚めてしまった。完全な寝不足である。まあ、楽しい酒だったので、二日酔いではないが。涼しい風が部屋を吹き抜け、秋の雰囲気一杯の今日みたいな、寝不足な朝は、目覚ましにオーソドックスなジャズが良い。

今朝は、ミルト・ジャクソンの「ジャズ・スカイライン」。MJQでの活躍で知られるミルトだが,この「ジャズ・スカイライン」は、彼の「ブルースの雰囲気満載のプレイ」を堪能できる作品。フロントはラッキー・トンプソン。渋くて上手いサックスを聴かせる。ミルトのマレットさばきも一段とスウィンギーで、さすがミルトと呼べる素晴らしい内容です。「サヴォイの顔」というべきリズム・セクションも好演。このアルバムって、意外と、ミルトの代表作として名前が挙がることは、あまりないのですが、僕はこの作品の「堅苦しく無い、寛いだ雰囲気の、それでいて心地よいテンションを張りながら、スインギーな演奏を繰り広げる」そんな感じが大好きです。

今日は、嵐のような宴会2日シリーズをやり過ごして、やっと「安らかな日、安らかな時間」を手にして、なんだか、ほんわか幸せです。

2006年9月22日 (金曜日)

今日も臨時休業ですわ

忘れておった。今日は、なぜか急に、夕方定時以降に、打ち合わせが入っていて、それがどうも21時くらいまでかかる模様。今日は、以前から、すごく楽しみにしていた、昔のプロジェクトの同窓会があるのが、この急な打ち合わせのおかげで、出席できなくなって塞ぎ込んでいたら「2次会からでも参加して下さい。皆で待ってますよ」ときた。

嬉しいではないか。ということで、なんだか良く判らん、定時以降スタートの打ち合わせに出て、それが終わったら、昔のプロジェクトの同窓会の2次会に出るので、恐らく、今日こそは、家に帰り着くのは「午前様」でしょう。よって、本日もですが、バーチャル音楽喫茶『松和』は臨時休業とさせていただきます(^_^;)。すみません。

以上が理由なので、決して、体調を崩して休んでいるのではありませんので、ご安心を・・・・。


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2006年9月21日 (木曜日)

今日は『臨時休業』で〜す

はい、今日は『臨時休業』します。実は、今日の夜、本業の方で、俗に言う「歓送迎会」がありまして、これがまた、その会社の風土なのか、遅い時間のスタートになります。この「歓送迎会」の所要時間が2時間としても、家に帰り着くのは、恐らく、23時前後になると予想されます。

すると、家に着いて、着替えて、風呂に入って、一息着くと、次の日になってしまうことになります。次の日も会社があるので、ブログを書いている暇が無い。よって、本日は、音楽に関するお話はお休み、バーチャル音楽喫茶『松和』は臨時休業とさせていただきます(^_^;)。

「歓送迎会」が理由なので、決して、また、体調を崩して伏せっているのでは無いので、ご安心を。


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2006年9月20日 (水曜日)

ラッハ・ ドッホ・マール

これだけ、晴れると気持ちが良い。朝はちょっと雲があったけど、日中は快晴。ええ天気やったねえ。風もカラッとしていて、台風一過の秋空って感じが心地よい。こんな日は仕事をしている場合じゃないのだが、働かないとお給料が貰えないので、仕方が無い。

こんな晴れた日の朝は、爽やかなジャズが良い。最近、手に入れたニューアルバム、山中千尋の「ラッハ・ ドッホ・マール」を聴いてルンルンで会社へGO。実のところ、山中千尋については、インディーズでデビューした、ファーストアルバム「Living Without Friday」(澤野工房)からのファンである。まあ、彼女のアルバムは全て持っているのだから、もう「追っかけ」に近い。

Lachdochmalsデビューの「Living Without Friday」は印象的だった。我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズの小径・2002年4月号」に取り上げているのだが、その時の評文を見ると「何が素晴らしいのか。まずは、アルバム全体を流れる「テンポ」である。ゆったりと歩くかの如き、ノビノビとしたスイング感。春の煌めく木漏れ日の中、微風に吹かれて、ゆったりと歩くような心地よい爽快感」とある。

そして「硬軟緩急自在「いっちょ気張って、ちょっとまとめてみました! いかがっすかあ」って感じの、素敵なデビューアルバム。これから先のリリースが楽しみだ」と結んでいる。そして、今回の「ラッハ・ ドッホ・マール」である。デビューアルバムの雰囲気がグレードアップして帰ってきた、そんな素敵なアルバムに仕上がっている。

彼女のピアノは、左手の和音の上に、右手の旋律を泳がせるように弾くのが、凄く上手い。ミドルテンポから、ちょっとアップなテンポで、左手で、和音をザ・ザ・ザ・ザって感じで、切れよく流して、右手で唄うかのごとく、しっかりとしたタッチで旋律を紡ぎ出していく。スケールで唄わせるような雰囲気を創り出していて、ピアノが印象的に前へ出る。よく考えられた奏法であると感心する。

よって、ボサノバやサンバのリズムに乗りやすく、確かに、ボサノバ・タッチの曲はピッタリの雰囲気。力技の部分は、タッチが、ちょっと遅れ気味に入るのだが、デビュー当初は少し気になったこのクセが、今では個性となっている。選曲とアレンジの勝利である。そう、彼女はアレンジ、編曲の能力も高い。そろそろ、彼女のピアノで、管入りのカルテット、クインテットのアルバムも聴いてみたいものである。

「ワン・ステップ・アップ」など幾つかの曲では、大胆にエレピ(エレクトリック・ピアノ)を取り入れ、これがなかなか趣味がよい。エレピにはエレピなりの、ピアノとは違った音の使い方、出し方があるのだが、彼女はこれが、なかなか上手い。ふっとチック・コリアを思い出した。このエレピの演奏も継続して、極めていただきたい。この路線も僕は支持します。次の展開が楽しみだ。

とにかく、彼女のピアノの良さ、作・編曲の良さが前面に出た、爽やかで聴きごたえのあるアルバムだと僕は思います。ちなみに「ラッハ・ドッホ・マール」って、ドイツ語で「とにかく笑おう」の意味だそうです。うんうん、笑う門には福来たる。「笑う」ってとても大事なことですよね。

2006年9月19日 (火曜日)

ツェッペリンの思い出・その2

台風13号によるフェーン現象の影響か、今日の千葉県北西部地方は「ちょっと暑い」。少しだけ、季節が逆戻りしたような「照りつける太陽」。東京は最高気温31度まで上がったそうな。でも、夕方は涼しい風が吹いて、ちょっと蒸すけど、真夏のような空気ではない。すっかり、秋ですね。

一昨日、レッド・ツェッペリンの思い出をちょっとお話ししたが、今日はその続き。やはり、レッド・ツェッペリンといえば、この曲を抜きには語れない。そう「Stairway to Heaven(天国への階段)」である。この「天国への階段」はイ短調、4/4拍子、三部構成の曲である。とにかく、詞、曲ともに、途方もなく優れた、唯一無二の、無敵の楽曲である。

高校1年生の映画研究部の夏合宿で、エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)の「展覧会の絵」と、ディープ・パープルの「マシン・ヘッド」の洗礼を受けて「ロックってええなあ」とポップスから宗旨替えをして、夏も終わり。新学期始まって、部室で鳴り響いていたこの曲、「Stairway to Heaven」。一回聴いて、凄い曲だと思った。ちょっと古いたとえで言うと「ビビビ」ときたのである。

Stairway_to_heaven

「この曲ええですね〜、これは凄いですね〜」と感動していたら、先輩が「そんなに気にいったんやったら、このアルバム貸したるわ」と「Zeppelin IV」を手渡された。もちろん、当時はLPである。その時の気持ちって、嬉しいのなんのって。大事に抱えて家へ帰ったのを覚えている。家に着いたら、お袋の小言も聞かずに、夕飯食べずに即ダビングである。この「Stairway to Heaven」はA面のラスト。アイリッシュな(?)「限りなき戦い」がフェードアウトされて、アコースティック・ギターのアルペジオが入ってくる。まず、この瞬間に鳥肌が立つ。

そして、リコーダーの物悲しい音色が心にしみて、次の展開では、エレクトリック12弦ギターとエレクトリック・ピアノが加わり、コードおよびアルペジオを利用したリフを奏でる。このリフがすごく印象的で、格好いい。そしてそして、後半からはエレクトリック・ベースとドラムスとが加わり(このドラムスが入る瞬間にまたまた鳥肌が立つ)、音量増して一旦全休止。そしてそしてそして、激しいハードロック風の演奏が押し寄せる。12弦ギターによるファンファーレが鳴り響き、美しいギター・ソロが続く(このソロがたまらん)、続いてプラントがシャウトする。ラストは、急激に速度を緩め、静かな雰囲気が流れ、プラントの印象的な独唱で締めくくられる。

く〜っ、たまらん。この曲のおかげで、僕は本格的にロック道に邁進していったのである。それまでは品行方正な温厚な生徒だったのに、である。それ以来、真面目な雰囲気の割には、ロックは最高だと言い放ち、シュールな映画を作っては、授業をサボって喫茶店でロックを聴くようになった。そして、周りの同級生からは「真面目そうやけど、危ない奴」と思われた、そのきっかけが、この「Stairway to Heaven」である(笑)。

2006年9月18日 (月曜日)

「ジャズの小径」更新しました

どうも、昨日からなんとなく体調が思わしくない。この季節の変わり目は、僕の苦手な季節で、暑くなったり涼しくなったり、という気温の変化にすごく弱い。

学生の頃から「自律神経失調症やなあ〜」とお医者さんから太鼓判を押されている。確かに、気温の変化、不規則な生活、寝不足などに大変弱い。よって、不規則な生活や寝不足などは、社会人になって避けられないこともあるので、日頃から十分注意しているので良いんだが、気温の変化だけは避けようがないし、気温の急な変化からくるダメージが一番辛い。

よくよく考えてみると、四季があって、気温の変化が激しい日本の気候に、僕は適応出来ていない、ということになる。日本に向かない体質をしているのだ。ハワイとか石垣島に住みたいのお。一年を通じて気温の変化の少ない、温暖な地に住みたい。特に最近、歳のせいか、強く思うようになった。

Coco_dor_2_smallさて、体調が悪い話はさておき、今日、バーチャル音楽喫茶『松和』「ジャズ・フュージョン館」の中の「ジャズの小径」コーナーを更新しました。このコーナーは毎月更新のコーナーで、季節の雰囲気にあったアルバムや最近の話題のアルバムをご紹介しています。1999年の4月からスタートした老舗コーナーです。9月の「ジャズの小径」は、Coco d'Or の2枚目のアルバムの特集をアップしました。


Coco d'Or(ココドール)とは、元SPEEDのボーカリスト、hiroが、ジャズ・プロジェクトで活動した時の名義です。名前の由来はhiroの子供時のニックネーム「ココ」とバラを意味する「Soleil d'Or」を合わせたものだそうです。

そのCoco d'Orの第1弾は、2004年8月に発表されたアルバム『Coco d'Or』。誰もが聴いたことのあるジャズのスタンダード・ナンバーを、様々なアーティストやミュージシャンとのコラボレーションから、新たな解釈・アレンジで、hiroがジャジーに歌い上げたもので、なかなかの内容でした。(2004年8月の「ジャズの小径」にご紹介しています)

特にアレンジは優れたものが多く、コンテンポラリー・ジャズ的なボーカル・アルバムに仕上がったこの作品は結果的にジャズとしては異例の10万枚を超えるヒットを記録しました。さらに、この年の年末には、日本レコード大賞にて企画賞を受賞(!)。翌3月には、日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞(!)するなど、名実ともに「ジャズ・アルバム」としても、しっかり評価されました。

そんな中、hiroのジャズ・プロジェクト「Coco d'Or」としての第2弾アルバム『Coco d'Or 2』がついに7月26日リリースされました。今回はこの『Coco d'Or 2』を集中的にご紹介しています。ジャケットは、あの「水森亜土」の可愛らしいイラスト、アルバムは、CD+DVDの特別盤(ジャケットは上写真)とCDのみの通常盤の2種類ありますが、お勧めはCD+DVDの特別盤。リズミカルなサウンドになった「What a wonderful world」、バイオリンとギターの音色が心地いい「Time after Time」を歌うhiroの映像が収録されていて、これがなかなか、爽やかでキュートで、ちょっと大人っぽくて、よろしい。

そういえば、台風13号は、九州〜西中国を経て日本海に抜けたが、各地で被害は甚大だったそうだ。被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。

2006年9月17日 (日曜日)

ツェッペリンの思い出・その1

昨日とはうって変わって、どんより曇り空。九州に近づいている台風の影響だろうか、風も強め。しかも、結構、涼しい風なので、今日こそは長袖でないと「寒い」。今日は、うちのカミさんが、昼から夕方まで外出なので、僕が代わりに夕飯の材料を買い出しに。夕方の3時過ぎに家を出て、隣駅まで歩いて買い物に行こうと5分ほど歩いたら、雨が降り出した。ついてへんな〜。まあ、そんなに強い雨じゃなかったので、傘をさして隣駅まで、歩いて「お買い物」。

買い物に出ると、ついつい立ち寄ってしまうのが、本屋とCDショップ。本屋はまず必ず見回るのが、音楽関係のコーナー。ちょっと覗いたら、ストレンジ・デイズ別冊の「レッド・ツェッペリン」が置いてあった。ストレンジ・デイズの別冊なので、内容は折り紙付き。レッド・ツェッペリンと見れば、衝動買いしてしまう方なので、今回は、「まだ持ってない」し、「いろいろツェッペリンを調べる時(どんな時だ?)の資料になる」し、という言い訳で、即ゲット。ちょっと高かったけど、実に満足。

今日の夕飯は、僕のオリジナル「キャベツ炒飯」と「ベーコン豆腐スープ」を作るので、必要な材料を買い込んで、さあ復りも歩いて帰ろうと思って歩き出したら、また、5分もせずに雨が降り出した。う〜ん、ついてへんなあ。復りは、結構、まとまった雨になったので、ズボンが少しベタベタになって、蒸し暑くて、ちょっと不愉快。

Led

さて、ストレンジ・デイズ別冊の「レッド・ツェッペリン」、この本って、改めて、ザーッと目を通してみて、良くできてるね。レッド・ツェッペリンの歴史、アルバム、メンバーについて、様々な角度で確認することが出来る。読み進めると、これが実に楽しい。70年代、僕たちが高校時代〜大学時代は、今と比べて圧倒的に情報が不足していて、ロックの情報源と言えば、「ミュージック・ライフ」か「ロッキン・オン」という月刊誌くらいしかなかった。その2冊を穴が開くくらい隅々まで読んだものだが、まあ、その頃と今とあまり変わりがない。

僕のツェッペリンの思い出といえば、高校時代から大学卒業まで、自分の部屋の天井に、どかっと貼ってあった、横1.5m、縦1mくらいの巨大なポスター。これ、結構、大きくて、部屋に寝転がって見ると圧巻だった。ちょうど、上の写真のようなイメージだったなあ。実は、このポスター、高校時代のクラブの先輩に譲って貰ったもので、とにかく、「これいる?」って言われた時って、嬉しかったね。

大学卒業して、東京に転勤して半年たって、実家に戻ったら、外されて捨てられていた。すごくショックだったね。でも、「もう社会人だし仕方ないか」と妙な納得の仕方をして、きっぱり諦めたのを覚えている。でも、今になって思い出すと、やっぱり、惜しいことをしたなあ、と後悔している。あれ、やっぱり、結構大きくて、ド迫力で、結構、格好良かったもんなあ。

今でも、なぜかは判らないが、Zeppelin IVの1曲目「ブラック・ドック」を聴くたびに、あの天井のツェッペリンのポスターのことを思い出す。上質なポスターでした。今では、絶対、手に入らないだろうな。

2006年9月16日 (土曜日)

プログレッシブ・ロックの道なり

涼しくなった。今日の空は全くもって「秋の空」。しかも、ピカピカの晴れ。今日は、朝7時過ぎに高校時代の友人の電話で叩き起こされ(今日は休みなんだら、もう少し、気を使えよな)、寝不足気味の朝。最初は半袖を着ていたんだが、何だか寒い。ウチのかみさんの格好を見たら、長袖を着てるではないか。そうだよな、肌寒いよな。

ということで、今日は一日、薄手の長袖で過ごした。もう、薄手の長袖で快適に過ごせるんだ。いや〜、季節の移り変わりって早いね〜。でも、沖縄方面には、超大型の台風(925hPaでっせ)が北上しつつある。明日の夕方には、九州に接近する予報。九州地方の皆さん、気をつけて下さい。この台風は大きい。なめてはいけない。

今日は、バーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」寄りの話題になるんだが、今日は、久し振りに、Pink Floydの「Atom Heart Mothers」を聴いた。このアルバムは、高校時代、好んで聴いたアルバムのひとつで、日本で、プログレッシブ・ロックがジャンルとして定着した、そのきっかけとなったアルバムでもある。

Atom_heart_mother

とにかく、当時としては内容が斬新。叙情的なロックの演奏を中心に、チェロ、オーケストラ、男女コーラスが絡んで、当時流行だった「ロックとクラシックとの融合」をいとも容易く実現し、効果音をうまく織り交ぜて、バイクは走り回るわ、爆弾は飛び交うわ、もう、当時、それまでのロックという概念を根底から覆した、凄いアルバムである。まあ、演奏の精度としては拙いところがあるんだが、そのアイデア、音源のミックス、編集、音楽の流れ、カット割りなどは、今でも突出して素晴らしいと、僕は思う。そう、音楽というよりは映像に近い感覚。

しかも、このアルバムのタイトル「Atom Heart Mothers」という原題も素晴らしいが、日本語題の「原子心母」というのも凄い。まあ、原題を直訳したままなんだが、漢字4文字で並べると、このアルバムの雰囲気がダイレクトに伝わって来るようだ。そういえば、この「原子心母」の日本盤ライナーノーツの扉上部には、「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチフレーズが掲げられている。このアルバムから、プログレッシブ・ロックというジャンルは市民権を得たんだなあ。

このアルバムを聴いて、このアルバム、最初、誰から借りて聴いたんだろう、と思った。このアルバムのLPを自分の手で買ったのは、大学生になって、バイトして、LP購入について、資金的に少しだけ余裕が出来てから。それまでは、上等なカセットテープ(クローム・テープだったなあ)に2本ダビングして、大事に聴いていたなあ。

秋はセンチになってイカン。音楽を聴いていても、高校時代や大学時代の想い出が巡って、センチメンタルな気分になる。う〜ん、イカンなあ。あっ、そうか、社会人になってから聴き始めた音楽を聴いたらいいのか。そうすれば、高校時代や大学時代の想い出が巡ることもなく、センチな気分になることも無いか(笑)。

2006年9月15日 (金曜日)

秋らしい風に吹かれながら

やった〜、やっと朝から晴れたぜ。4日ぶりのお日様じゃ〜。この4ヶ月、朝15分早起きして(6:15には起きてるね)、広いルーフバルコニーで、体操とストレッチをしている。そして、見上げる青空と顔一杯に浴びる朝日。いや〜、気持ちいいねえ。吹く風も涼しくて(というか肌寒い)、ここ千葉県北西部地方は秋。

今日、会社の帰り、最寄りの駅まで帰り着いた時、クラブ帰りの高校生の集団とすれ違った。その時、ふっと思い出した。この季節、秋風吹き出す頃の高校時代。そう、文化祭の準備で追い込みの頃。映画研究部で2年連続で映画を作った。1年目は先輩たち中心で、2年目は僕たちが中心で。

この時期は、8ミリフィルムを編集して映像を作り、その映像に音を合わせる作業。当時、貧乏高校生にマイク付ビデオ・カメラなぞ、使える訳もなく、当然、サウンドトラックなんかも無い。8ミリフィルムを実際に回して、カセットデッキを2台つないで、その映像に合う音をダビングでつなぎ合わせていく、という野蛮な作業。タイミングを誤れば、映像と音が泣き別れになる。「集中力」と「指先の職人芸」と「鋭い反射神経」が要求される、ストレスのかかる作業だった。

Gazou

そんな音の編集での、唯一の楽しみが、サウンドトラックの選定。当時、流行っていたロックから、制作中の映画の雰囲気に合う曲を選ぶのが、とても楽しかった。当時、製作した映画は「シュールレアリズム」っぽい、ちょっと小難しい映画だったから、プログレッシブ・ロックが、イメージに合った(当時、よくありがちな選択でした)。

1年生の時の映画では、Led Zeppelin IVから「Stairway To Heaven」を先輩達と選んだ。素晴らしい曲だった。この曲を聴いて、Led Zeppelinの大ファンになった、記念すべき名曲でもある。2年の時は、オープニングには、Pink Floydの「Atom Heart Mother」から「Remergence」を、エンディングには、Pink Floydの「Dark Side Of The Moon」から「The Great Gig In The Sky」を選定した。これだけは僕の独断で選ばせてもらった。今でも、これらの曲を聴くと、そのバックに流れる映像を、ありありと思い浮かべることが出来る。

もう遠い昔のことである。 この秋風が吹き出すことになると思い出す。ふっと、精神的に一人ぽっちになりながら、黙々と映画を完成させていった高校時代を思い出す。少し甘酸っぱくて、ちょっと鼻の奥がツーンとなるような、ちょっとだけ心寂しい想い出。今になって、秋風に吹かれて、僕は思う。あの映画は、当時の自分の心情をそのまま、映像にしたんだな、と・・・。とにかく青くてな。とにかく青臭くて、いけない(笑)。でも、今振り返ってみても、結構、いい映画だったと思ってるんですが・・・。

明日は、久し振りに、Pink Floydの「Atom Heart Mother」と「Dark Side Of The Moon」を聴いてみよう。

2006年9月14日 (木曜日)

1番はマイルス、2番は?

う〜む、鬱陶しい霧雨の朝は3日目を数える。しかも、今朝も肌寒い。朝方4時頃、寒くて目が覚めた。おいおい、まだ、9月14日だぜ。ここは北海道か? 今日も「大麻兄弟(Doobie Brothers)」を聴きながら会社へ。今日は「Stampede」。このアルバムも、出だし冒頭の「Sweet Maxine」は、前奏のギター・リフから「格好ええなあ」の一言。でも、このアルバム、ピアノやホーン、ストリングスを積極的に導入しつつ、なおかつドゥービーらしさを失っていない。名盤ですね。

しかし、つい先週まで蒸し暑いなあ、なんて言ってたのに、めっきり秋らしくなった。日も短くなったしね。僕は、学生時代の思い出を振り返ると、秋はあまり好きではない。若い頃、良い思い出があまりないというか「全く無い」。涼しくなって、日が短くなったなあ、としみじみ感じる今の時期から、10月の終わりまで、学生時代は良い思い出がなかったなあ。秋という季節が嫌いなのではないんですね。学生時代「あまり良い思い出が無い」季節が秋だったってことですね。何言っているんだ、俺。閑話休題。

Chickcorea1

一昨日、ジャズ・ミュージシャンの中で、1番好きなのは、マイルス・デイビスだと書いた。では、2番目は誰なんだろう、と考えたら、これが、チック・コリアなんですね。チック・コリアっていうピアニスト&コンポーザーは、硬派のジャズ評論家の方々や硬派のジャズ・ファンの方々からは、あまり評判がよろしくない。アコースティックをやったと思ったら、エレクトリックをやったり、はたまた、ビッグ・バンドをやったと思ったら、ソロをやる。嗜好がコロコロ変わるんですね、チックは。硬派の方々から言わせると、その一貫性のなさが「許せない」。

ファンからすると、それが良いんですけどね。特に、彼の作曲した「スペイン」という曲は大好き。ジャズのCDで、この「スペイン」が入っていたら、片っ端から衝動買いしている。それほど好きなのだ。チックのオリジナル演奏(「Light as a Feather」に入っている)なんて、今まで、もう何百回も聴いている。それから、「ラ・フィエスタ」もたまらなく好きだ。これももう、チックのオリジナル演奏(「Return to Forever」に入っている)は何百回も聴いているな。まあ、彼の演奏は、どんなジャンルの演奏でも好きです。

でも、やっぱり、チックの「ピアノ・タッチ」と「キーボードの使い方と音の出し方」が好きなんですね。それはですね・・・・。これ以上書くと止まらなくなる。チックを語らしたら、恐らく、止められなければ、2時間は話し続けますかね(笑)。えっ、マイルス? 3時間は連続して、語りますかね(笑)。

2006年9月13日 (水曜日)

うっとうしい空には「大麻兄弟」

今日の東京は「寒い」。最高気温が19.4度。ちなみに、北海道の札幌の最高気温が23.9度。大阪の最高気温が23.4度。北海道の稚内ですら21.4度。根室で20.3度。気象庁のホームページの「毎日の全国データ一覧表」を見ると、北海道の主な観測点よりも、東京の方が寒い。

しかも、だ。朝から、実に鬱陶しい霧雨。月曜日から、パッとしない天気だったが、霧雨のような鬱陶しい霧雨空は昨日から。たまに強く降るから始末が悪い。霧雨も始末が悪い。傘が役に立たない。まあ、頭と顔くらいは傘でカバーできるけど、背広の上着からズボンは、湿め湿めになる。なんだか、湿気が多くて、べちゃべちゃして気持ちが悪い。
 

Doobie

 
こんなに鬱陶しくて、気が滅入りそうな日は、もうバリバリのロックンロールしか無い。といっても、朝はあんまりギンギンの英国系のハード・ロックは辛い。また、あっけらかんとしたガンガンの米国系のハード・ロックも辛い。こんな時は、ちょっと格好良くてオシャレなウエストコースト系のハード・ロックが良い。ウエストコースト系のハード・ロックと言えば、そう、ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)。

「ドゥービー・ブラザーズ」を訳すと「大麻兄弟」。うーん、何とも凄いバンド名だ。ファンキーで、サザン・ロック色の濃い音楽性と、スピード感溢れる、彼らの演奏は、とにかくスカっとして気持ちが良い。バンドの後期、マイケル・マクドナルドが持ち込んだ、洗練されたAOR的雰囲気は、初期のファンには評判が悪いが、これはこれで僕は好き。ウエストコースト・ロックの特徴である、透明感とスピード感溢れるコーラスもスカッとするし、これで、この「特別に鬱陶しい」今年の秋雨の時期を乗り切るのだ。

今日の朝は、1973年リリースの「The Captain and Me」。冒頭から3曲目まのでの「Natural Thing」「Long Train Runnin'」「China Grove」という、数々の名曲の流れ。迫力あるギターリフが凄く格好いい「Without You」、インストルメンタルの「Busted Down Around O'Connelly Corners」も小粋で良い。まあ、このアルバム、収録されている曲は全て良いんだけどね。

今日は「大麻兄弟」のおかげで、鬱陶しい空模様ながら、ちょっと気が晴れた朝の通勤でした。
 

2006年9月12日 (火曜日)

初めて買ったマイルスって・・・

マイルスの紙ジャケ再発は、実に楽しみで、既に大量に予約発注をしてしまった。まあ、大量とはいえ、小遣いの範囲なので、かわいいもんだ。マイルスは、どのアルバムも良い。マイルスは、ジャズ・ミュージシャンの中で、一番好きなミュージシャンで、マイルスのアルバムは、全部、欲しい。

でも、大学時代、ジャズを聴き始めたとき、マイルスはさっぱり判らなかった。でも、マイルスって「ジャズの帝王」と呼ばれていることは知っていたので、とにかく、アルバムを買っては聴き、買っては聴き、それでも、最初はなんだか判らなくて、それでも、そんな恥ずかしいこと人に言えなくて、「マイルスってええの?」って訊かれたら、「やっぱ、凄いね」なんてドキドキしながら、答えてた。

Circle_in_roundそういえば、一番最初に買ったマイルスのアルバムって何だったんだろう、と考えた。う〜ん、あれは、大学2年生の頃ではなかったか。子供の頃、クラシック・ピアノを習っていて、手が小さいのでクラシック・ピアノに限界を感じ始めた頃、ピアノの先生(美しくて若い憧れの女先生でしたね〜)に「あなたはリズム感が良いから、やってみる?」と言われてジャズ・ピアノをちょっとだけど習っていた。

そういうこともあって、ジャズを聴き始めた頃は、ジャズ・ピアノのアルバムばっかり集めていたのだが、当時、定期購読を始めていた「スイング・ジャーナル」に、スインング・ジャーナル選定ゴールド・ディスクに選定された、マイルスの「サークル・イン・ラウンド」という、日本で企画された未発表オムニバス・アルバムが掲載されていた。そうそう79年の事である。

スイング・ジャーナル選定ゴールド・ディスクだし、評を読むと「アコースティック・マイルスから、エレクトリック・マイルスに至るまで、広範囲な時代から選ばれた未発表曲集で、大変貴重なもの」とあるので、単純に、アコースティック・マイルスとエレクトリック・マイルスの両方が聴けると思って買ったら、これが「なにがなんだか良く判らず、なにが良いのかサッパリ判らん」ものだった。

そりゃ〜そうで、今から思えば、未発表曲集なんて、絶対に初心者が買うものでは無い。正式なアルバムに採用されなかった演奏ですよ、未発表曲って。マニアからすれば「こんな演奏もあったんだ〜」「こんな別テイクもあったんだ〜」で終わるのだが、初心者からすれば、いわゆる「ボツ」になった演奏なんだから、何が良いか、さっぱり判らないはずだ。まあ、たまには、未発表曲で、アルバムに採用された演奏よりも優れたものもあるが、まあ、初心者の方々は避けて通った方が賢明ですね。

しかし、今聴いても、この「サークル・イン・ラウンド」は、マイルス・ファンの僕でも、なかなか手のかかるアルバムであることは事実。こんなアルバムを最初に買って、良くここまでの「マイルス者」になったもんだと、感心する次第です(笑)。

2006年9月11日 (月曜日)

お次はCTIの大量リリースです

このところ、実に魅惑的なジャズCDの再発企画が相次いでいる。レコード会社の皆さん、どーしちゃたんですか。マイルスの紙ジャケ、アトランティック・レーベルの紙ジャケのことは、このブログでもお伝えしたが、今度は、CTIレーベルのアルバム、どっと40タイトルが「CTIタイムレス・コレクション40」と名付けて、発売される(プラケースの廉価盤だけどね)。

CTIレーベルとは、クリード・テイラーにより創設された70年代ジャズを代表するレーベルである。「ジャズ」「フュージョン」のコンセプトを創り出したレーベルのひとつで、ジャズの可能性を拡大し、フュージョンの大衆化に貢献したレーベルと言える。このクリード・テイラーの作り上げたCTIレーベルの作品群から、名盤の数々を集めて、40枚を一挙リリース、各1,500円。10月4日と11月8日の2回に分けて発売されるわけだが、いや〜、これも凄い。いや〜、狂喜乱舞である。もう、なんと言って良いのやら。もう、嬉しくて、引きつけを起こしそうである。

Cti

特に大学時代、このCTIレーベルには、大変、お世話になった。当時、ジャズ初心者の僕は、純ジャズのアルバムを買う度に「???」を繰り返し、「ジャズってなんて難しいんだ」「よう判らん」を連発。もしかしたら、自分はジャズが判らない人間なのか、と思いこむくらい落ち込んだこともしばしば。今から、振り返ってみれば、そんなアルバム、初心者で聴いたら、そりゃ〜、なにがなんだか判らんやろな〜、ってアルバムばかり聴くんだから、無理もない。

でも、そんな時、CTIレーベルのフュージョン系アルバムを聴くと、ほっとするのだ。判りやすいアレンジ、判りやすい演奏、ノリの良いビート、明るい雰囲気。どれも、ジャズ初心者の僕にとっては、すごく聴きやすいフュージョン・ジャズだったのだ。フュージョン・ジャズの中でも、純ジャズ寄りのアルバムもあって、そんなところから、徐々に、純ジャズを攻めていった、そんな時代を思い出した。

今回発売される全40枚のアルバムの中で、手に入れたいものが、約15枚。マイルスの紙ジャケを大量に先行予約し、これから、アトランティックの紙ジャケを先行予約しようとしている僕は、どうやって、今回発売のCTIのアルバムを手に入れるのでしょうか・・・・フッフッフッ(弱々しい笑い)。

2006年9月10日 (日曜日)

次はアトランティックの紙ジャケ

今日の千葉県北西部地方は「暑い」。夏が戻ってきたような暑さ。最高気温は東京で、33.7度。先週、先々週の涼しさはどこへやら。今日は、朝からエアコンを入れて、家の中で、新しいブログ立ち上げの為の調査、準備を、1日中、黙々としていた。夕方、夕飯作りは僕が担当。今日は麻婆茄子。自分で調味料をあわせて作る本格派なのだが、このメニューはもう手慣れたもので、チャッチャッと仕込んで、チャッチャッと炒める。自分で作っていうのもなんだが「美味い」。

昨日、マイルスの紙ジャケ再発で狂喜乱舞したのだが、その興奮もさめやらぬ内に、今度は、ATLANTIC JAZZの紙ジャケ再発である。う〜ん、素晴らしい。嬉しい。これも大興奮である。ATLANTIC JAZZは、なかなか紙ジャケ化されないどころか、最近になるまで、プラケース仕様の通常盤ですら、店頭から姿を消していた時期もあるくらい、なぜか、再発ペースの悪いレーベルである。

Atlantic_jazz

再発ペースの悪いレーベルなので、今回の「一気に60タイトル」の紙ジャケ発売は、コレクターである我々にとって、絶好の機会なのだ。11月22日発売の20タイトルが、タワーレコードのサイトにアップされているが、ローランド・ハナの「イージー・トゥ・ラブ」、オーネット・コールマンの「世紀の転換」、「アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク」(国内初CD化)、マックス・ローチの「限りなきドラム」など、この機会に是非とも手に入れておきたいアルバムが散在しており、予算的に対応できるかどうか心配である(笑)。

しかし、マイルスの紙ジャケ再発、このATLANTIC JAZZの紙ジャケ再発と、なんで、かぶって発売されるのかなあ。こんな「かぶり方」、実に迷惑である。はっきりいって「金が続かないぜ〜」。でも、「欲しいものは欲しい」。おかげで、この1週間くらい、何をどのタイミングで購入するか、何を購入して何を諦めるか、などの検討で大忙しである(笑)。

2006年9月 9日 (土曜日)

おおっ、マイルスの紙ジャケが

蒸し暑い日。夏の蒸し暑い日が戻ってきたような、日中の天気。でも、朝夕は涼しい風が吹くので、真夏のような感覚は無い。昨日は、久し振りに、かなり飲んだので、1日中、ちょっと眠くて怠かったなあ。でも、昨日は楽しいお酒だったので、ダメージが残るような疲れでは無いので、無理をせず、ゴロゴロ。

昼ご飯を食べてから、ネットサーフィンを始めたのだが、ソニーミュージック(だったか??)のジャズのコーナーを訪れた時、目を疑った。おおっ、なんと! マイルス・デイビスのオリジナル・アルバムから、人気アルバム30枚が、紙ジャケで再発されるのだ。ヘッヘッヘッ、やったぜ、待ったぜ。いや〜、嬉しいなったら、嬉しいな。

Miles_paper

実は、僕は紙ジャケットのファンである。紙ジャケットが出たら、なんでも一気に大人買いするほどの「マニア」ではないのだが、紙ジャケットが世に出だした頃から、機会があれば、予算の許す限り、紙ジャケは購入していて、結構な数にはなっている。やっぱり、紙ジャケって、LPジャケットで、高校〜学生時代を育った僕としては、ミニチュアサイズとはいえ、あのLPジャケットを彷彿とされるテイストは、実に手に馴染み、実に心安らぐ。

ちょっと紙ジャケットの歴史を押さえておくと、最初の紙ジャケは、1994年3月2日、ビクターから発売された。現在各社から続々とリリースされている紙ジャケの最初発売だ。その発売された紙ジャケの中で、一番最初の品番を持つアルバムは、かのモダン・ジャズの大傑作アルバム、ロリンズの「サキコロ」であったのは「トリビアな話」。ハイビットリマスター、出来る限りオリジナルLPに忠実な復刻。紙ジャケは、ここから始まった。

マイルスの紙ジャケ再発、待ってたんだよな。オリジナル・アルバムの中で、有名な人気アルバムは、紙ジャケで発売される前に、プラケース仕様で既に所有しており、紙ジャケでは購入していない。でも、もう我慢できない。今回は、プラケース仕様とかぶっても購入することにした。そして、マイルスの公式アルバムは、全て、紙ジャケで揃えることに、今日、決めた(笑)。

9月27日が最初の発売になる。ああ、マイルスの紙ジャケ、今から楽しみである。

2006年9月 8日 (金曜日)

今日は飲み会でした

今日は、新しい仕事の環境の昔の仲間と飲み会になりました。

担当部署は変わっても、熱い心はみんなかわってないね。なんだか、ちょっと心がなごんだ飲み会でした。来週から、新しい環境で働く訳だが、なんか、ちょっと心が軽くなった。

よって、今日は音楽の話はお休み。あしからずm(__)m。

2006年9月 7日 (木曜日)

米国で活躍する「元気印」

やっと体調が回復してきた。ふーっ。しかし、ストレスって凄いね。ストレスで胃が痛んだり、腸が痛んだりするんだもんね。でも、こうやって、ストレスを感じているんだ〜って、体が反応してくれている時って、経験上、実は、これから、結構、色々と良くなる兆しなので、苦笑いしながら、体調の悪さと付き合っている(苦笑)。

先日、WOWOWで、上原ひろみのライブをやっていた。彼女のピアノ・トリオの演奏って、ありそうでなさそうな、ワン・アンド・オンリーなもの。デビュー当時は、いろいろなジャズ・ピアニストの影響が垣間見えたのだが、もう今では、彼女の中で、しっかりと消化されて、彼女の個性が全面に出てくるようになった。実に「良い感じ」なのである。

Hiromi_uehara_bar_2

画面で見るライブの彼女は活き活きしている。僕もちょっとアマチュア・バンド(フォーク・デュオ)をやってたから、ちょっとだけ判るんだけど、きっと、良い演奏が出来る時って、凄く楽しいんだろうな。でも、彼女、しっかりとリーダーしていて、ガタイの良い男性二人、ベースとドラムにしっかり指示を出している。米国ではいろいろ大変なこともあるとは思うが、バイタリティ溢れる彼女である。

でも、フッと思ったんだけど、最近、米国など、海外で活躍している、若手の日本人ジャズ・ミュージシャンって、あんまり、いないなあ。上原ひろみ以外、米国に拠点を構えて、米国のあちらこちらで、クラブ・ギグやジャズ・フェスティバルの演奏をこなしているジャズ・ミュージシャンっているのかなあ。スムース・ジャズの世界では、松居慶子さんがいる。純ジャズではどうなんだろう。

でも、元気一杯で演奏している彼女を観ていて、そんな懸念なぞ、どこかへ行ってしまった。ジャズを演奏する価値は「場所」では無い。どこで演奏していても、大切なのは、演奏家として「最高の演奏」を表現すること、そして、聴き手とのコミュニケーションだと思う。

でも、米国出張した経験が何度かあるが、純粋に同じ日本人として思うのは、米国で根を下ろして活動しているのは「エライ」、と個人的には思った次第です。

2006年9月 6日 (水曜日)

快方に向かっております

体調の件で、バーチャル音楽喫茶『松和』のお客様に、いろいろと、ご心配をおかけしております。

今日になって、特製の漢方薬が効いてきたのか、ちょっと良くなってきました。お腹の調子も持ち直して来ましたし、胃の痛みも和らいできました。朝起きたときの気分で判りました。今日の千葉県北西部地方は、すごく涼しかったしね。もう完全に秋です。

昔から、なぜだか判らないのだが、体調の悪い時は、日本語の曲(ニューミュージック系)じゃないと受け付けなくなるのだが、体調が回復してくると、徐々に、ジャズに戻っていく、という特性が僕にはある(笑)。といっても、いきなり純ジャズは「キツい」ので、フュージョン系辺りから、徐々に回復基調になるのが通例。今日の通勤音楽は、なぜか、高中正義の「セイシェルズ」。日本人が奏でる「和風フュージョン」である。

Seychelles高中正義のアルバム、敢えて音楽のジャンルに当てはめるとしたら、どのジャンルになるのかなあ。この「セイシェルズ」は、まあ「フュージョン」のジャンルかな。2曲目の「トーキョーレギー」や、6曲目の「サヨナラ・・・FUJIさん」という、日本語ボーカルが入っているトラックは「なぜ、こんな曲が収録されているのか」理解不能な奇々怪々な曲で、昔から耳にする度に「ズッこける」。

まあ、すごくクセのある日本語ボーカル曲なので、ハマった人はとことんハマるんだろうけどなあ。他のインストルメンタル中心の曲は良いですよ。発売当時は、音楽関係者から音の線が細いと言われ、良い内容にも関わらず、売れなかったそうです。意外ですし、当時の音楽関係者の耳って、どんな耳をしていたのでしょうかね。僕たちは、当時、大学生でしたが、冒頭のトロビカルなインスト曲だけで気に入って、しばらく、カセットにダビングして、かけまくってましたよ。ジャケットもなかなか雰囲気あるしね。

朝の通勤音楽に、自然と「フュージョン」を選んで、体調は快方に向かっている感じ。後は、新しい仕事の環境に慣れていくだけ。そういえば、先ほどフッと気がついたのだが、昨日今日と昼から先方に行ったので、生活する上で、大変、大切な事を確認するのを忘れていた。新しい会社って、食堂で、昼ご飯を食べる「方式」「手順」や「支払方法」ってどうなっているんだろう(笑)。

2006年9月 5日 (火曜日)

まだ本調子に至らず・・・

昨日よりも、お腹の調子はましになったんだが、胃の調子はなかなか良くならない。う〜ん、昨日よりは良い感じだが、本調子には至らず。なんだかなあ。これまで5ヶ月のストレスから解放されて精神的な疲れが一気に出たのと、新しい環境を目前にしてのストレスとのダブルパンチかと。面目ない。

Ryuusenkei_80さて、そういう体調ながら、新しい仕事が決まったので、今日も会社へ行かねばならぬ。今日は午後から、今度働く、新しい環境へ行ってきた。しかし、人の会社は「疲れる」なあ。自分の会社は、しばらく離れていても、長年勤めている自分の会社って想いがあるので、どこへ行っても気にならないんだが、人の会社は「疲れる」なあ。まず、会社が違うと社内の風景が全く違う。これが「疲れる」のだ。

そして、当然、社員の雰囲気も違うんで、これも慣れるまで疲れる。社内システムも違うし、就業時間も違うし、なにもかもが違う。これが「疲れる」。まあ、人の会社で働くって経験は結構あるので、深刻にはなっていないのだが、慣れるまで「疲れる」のは、いつも同じ。でも、違う環境って、疲れることは疲れるのだが、色々と新しい経験、体験ができるので、それはそれで「楽しい」。まあ、転校生の気分やね。

さて、こういう状況の中では、いつも決まって聴く音楽の嗜好がガラッと変わる。朝の通勤音楽は、絶対に日本語の音楽になるのが通例。今回は、松任谷由実になった。なぜか「ロッヂで待つクリスマス」の一節、「き〜みの、きみのこだま追いかけ〜、ま〜どもドア〜も越え〜て、心は滑る〜」のフレーズが頭の中に浮かんで離れなくなって、久し振りに「流線型'80」を聴きながら会社へ。今日は、自社で、新しい環境で、廊下を歩くとき、煙草を吸うとき、ず〜っと、この「ロッヂで待つクリスマス」のフレーズを口ずさんでいた。

まあ、慣れるまでの辛抱辛抱。最初、ちょっと慣れて一息つくまでに2週間。慣れて、その環境にとけ込み始めるのが2ヶ月。まあ、2ヶ月の辛抱やな。完全に学校時代の転校生状態です(笑)。

2006年9月 4日 (月曜日)

臨時休業です(体調不良)

昨日、涼しい風が吹き抜ける中で昼寝をして冷えたのか、昼ご飯代わりに「茹でたとうもろこし」を2本一気食いがいけなかったのか、はたまた、このところ、次の仕事の最終調整がなかなか着かなくて、ズーっと1ヶ月も「イライラ」し続けたのがいけなかったのか、新しい仕事への不安とストレスなのか、今日の朝方(4時くらい)なんですけど、胃と腸が一気に痛くて目が覚めてしまった。気がつくと汗びっしょり。

しばらく我慢していたけど、我慢できなくなって、少しビスケットを食べて、痛み止め、胃腸薬を飲む。5時くらいになんとなく治まった。今日は、どうしても仕事の都合で休むことが出来ない。いつものとおり、6時20分に起きたら、ほどなく、お腹がまた痛くなってきた。胃の方は、少し回復してヨーグルトなど食べても問題ないのだが、とにかくお腹の調子が「いけない」。

1時間遅刻して会社へ行ったんだが、やっぱり調子が悪い。そうこうしているうちに、午後に予定していた打ち合わせがキャンセルになった。おいおい、この午後からの打ち合わせの為に、僕は体調が悪いのを無理して出てきたんやぞ。昼ご飯は食べることが出来る。胃は回復した。問題はお腹。15時を過ぎても良くならないので、早退することにした。

夕飯は「うどん」。朝4時にいきなり目が覚めて、薬飲んで、いつもの様に6時20分に起きて、ってことしてたから、よく考えたら、4時間ほどしか寝ておらん。ワールドカップのテレビ観戦じゃあるまいし、とにかく体調は悪いまんま。明日も仕事の都合で休むことが出来ない。もう寝ます。

ということで、バーチャル音楽喫茶『松和』は、マスター体調不良で「臨時休業」です。あしからず。

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2006年9月 3日 (日曜日)

30年経って「そうだったのか」

我が、千葉県北西部地方、日差しはまだ夏の名残りで強いのだが、近づく台風の影響か、涼しい風がちょいと強めに吹き抜けて、日陰に入ると「大変に涼しい」。涼しいので、窓を開けっ放しにして、昼寝をしたら、どうも体が冷えたのか、起きたら頭痛がする。頭痛があまりにきついので、久し振りにバッファリンのお世話に。夕方以降は、窓を開けっ放しにしていたら寒い。着実に秋へ季節は動いている。

Yuming_tirigaku涼しくなってくると、決まって、本が読みたくなる。最近、結構、本を読み始めた。今回、読んだ本は、蔦 きうい著 「ユーミン「愛」の地理学」である。この本は、松任谷由実の歌詞を、歌人が分析した本である。歌人の分析と言われると、難しい展開や解釈を振り回して、ややこしいことを書いてるんじゃないのか、と危惧するが、そうではない。雑誌のコラムかコミックを読む感じで、気楽に読める。


その内容(目次)を列記すると、

微妙な関係を味わう—『天気雨』から『星空の誘惑』へ
実らない恋も楽しむ—『悲しいほどお天気』と『グループ』
2.5次元の空間—『海を見ていた午後』と『埠頭を渡る風』
恋の終わりを楽しむ—『中央フリーウェイ』と『翳りゆく部屋』
恋の芽生えと成長—『ベルベット・イースター』から『きっと言える』へ
夢をおいかける—『青春のリグレット』他
季節を楽しむ—『さざ波』と『十二月の雨』
地理を楽しむ(1)—『私のロンサム・タウン』と『DOWNTOWN BOY』
地理を楽しむ(2)—『ルージュの伝言』と『緑の町に舞い降りて』
リゾートへ行こう—『サーフ天国、スキー天国』と『シーズンオフの心には』
レクイエム—『ロッヂで待つクリスマス』と『瞳を閉じて』
自分を味わう—『やさしさに包まれたなら』と『ダンデライオン』
地平線を探す—『ナビゲイター』と『遠い旅路』

松任谷由実の「歌詞」のファンでないと、まったく面白くない本なので、ユーミンの「歌詞の世界」に興味のある人以外は、手に取らない方が良いですね。それと、「天気雨」「悲しいほどお天気」「さざ波」「私のロンサム・タウン」「緑の町に舞い降りて」「ダンデライオン」など、ちょっとマニアックな曲についてのコメントもあるので、70年代から80年代前半のユーミンを或る程度、聴き込んだ方でないと、ついていくのが辛いかもしれません(読んでいて歌が浮かばないと、イメージが膨らまない)。

読んでいて「そうだったのか」とか「目から鱗」とか、「えーっ、そうなのか」的なものまで、筆者独自のユニークな視点での解釈は、読んでいて面白い。そういう解釈もあったのか、と感心するものもあったが、それぞれの歌が流行っていた頃から、30年程度、経っているわけだが、30年経って「そうだったのか」と合点がいった解釈もあって、面白かった。

「中央フリーウェイ」が別れの歌である、ということについては、やっと合点がいったし、「瞳を閉じて」や「ロッヂで待つクリスマス」は、逝った人たちへの「レクイエム」である、という解釈には、「やっぱり、そうだよなー」と納得した。「やさしさに包まれたなら」の「大人になっても、きせきはおこるよ〜」の一節の「きせき」の部分の漢字は、「奇跡」ではなく「奇蹟」だったことを再認識できたし、以前から難解だった「ダンデライオン」の歌詞についての解釈については、やっと何を歌っていたのかが判った。

いや〜、なかなか面白かった。ユーミンの歌詞の世界に興味のある方は必読の書でしょう。



2006年9月 2日 (土曜日)

プログレおやじが驚いたアルバム

バーチャル音楽喫茶『松和』で「懐かしの70年代館」を運営して、約7年になる。仕事の合間を見ての更新なので、なかなか頻繁には更新できない。特に、アルバムのレビューを書くのに骨が折れる。僕のアルバム・レビューは、実際に自分でアルバムを持っていて、しかも、しっかりと聴きこんで、自分の言葉で書く、ということを心がけているので、これが結構、時間がかかる。嘘は書けないからね。

しかも、文章を書くというのは、その時その時の精神的な「ノリ」が必要で、「ノリ」が無いときは、やっぱり良い文章は書けない。読み返したら、なんだか変なんだよね。そういう時は、せっかく書いたんだけど、思い切って「ボツ」にすることにしている。自分で後で読み返した時に自己嫌悪に陥るからね。

Under_the_iron_sea今日は涼しいので、ちょっと昼寝をしてから、へきちゃんから貰ったkeane(キーン)の「Under The Iron Sea(アンダー・ザ・アイロン・シー -深海-)」のレビューを一気に書くことにした。このアルバム、この7月にプレゼントされたのだが、このアルバム、キーンの最新作で、当然、音楽のジャンルは「オルタナティブ」になるのだが、聴いてビックリ、70年代のプログレのテイストが満載。


改めて、キーンのご紹介をしておくと、キーンとは、ありそうで、なかなか見当たらない、ボーカル(トム・チャップリン)、キーボード(ティム・ライス-オクスリー)、ドラムス(リチャード・ヒューズ)の「ギターレス・ベースレス」のバンド。このキーンってバンドは、英国のバンドだから、当然、英国ロックの伝統的な音の特徴である「音は太い、湿っている、濡れている、曇っている」をひきずっていて、トリオの演奏とは思えない「分厚い音作り」、十分にかかったエコーは「湿り」、なぜか英国ロックの特徴である「濡れ濡れのコーラス」、そして、音の向こうに見える風景は「曇っている」。

ファースト・アルバムでは、キーボードはピアノが中心で、音的には、すっきりとシンプルな響きが印象的で、一聴すると「フォーク・ロック」的な、健康的な響きが、特徴だった。しかし、このセカンド・アルバム「アンダー・ザ・アイロン・シー -深海-」では、シンセサイザーなど、様々なキーボードを使用して、音的な色彩が飛躍的に豊かになっているのが特徴。

このセカンド・アルバムは、しっかりとした「アルバム・コンセプト」を持っていて、ちょっと「暗くて」、 シンセサイザーなど、様々なキーボードを使用した「豊かな音」、加えて「メッセージ性の強い歌詞」と「ドラマチックな展開」。これだけの条件がそろえば、これは、オルタナティブという漠然とした括りよりも、70年代ロックを風靡した、プログレッシブ・ロックといっても差し支えが無い。70年代プログレ・ファンだった人(プログレおやじ)であれば、違和感なく入れる、英国オルタナティブの秀作です。また、このアルバムが気に入った方は、70年代のプログレッシブ・ロックを聴くことをお勧めしますね。

このキーンの『UNDER THE IRON SEA』を聴いて、70年代プログレとかなりの共通点があって、70年代プログレ小僧だった(今は「プログレおやじ」ですけど)僕としては、かなりビックリした。

2006年9月 1日 (金曜日)

つま恋2006まで「あと22日」

今日から9月。今日から学校が始まった子供達も多いことでしょう。夏休みの宿題は全部出来たんでしょうか? この時期になると、夏休みの宿題の出来だけが気になりますね。

さて、8月19日の日記でも話題したんだけど、吉田拓郎&かぐや姫の「つま恋2006」まで、あと22日である。かの伝説の「つま恋コンサート」。あれは、1975年のこと。あれから、31年。再び、あの「つま恋」で、拓郎とかぐや姫の野外コンサートが体験できるのだ。

Kokoronomamaniといっても、1975年の頃は、オールナイト。いわゆる夜通し歌う「徹夜コンサート」だった。でも、あれから31年。演奏する拓郎&かぐや姫もさることながら、聴く方も31年分、歳を取っているわけで、おそらく、聴く方の中心となる年齢層は、50歳前後から60歳程度までが中心だろう。ということは、徹夜コンサートなんてやらかしたら、演奏する方の体力もだが、聴く方の体力の方が気になる。


そこのところは良く考えられていて、「吉田拓郎&かぐや姫 コンサートinつま恋2006、9/23 13:00開始、21:00終了予定とある。そうだろうね。 聴く方が、50歳前後から60歳程度までが中心だったら、徹夜したら何が起きるか分からないもんな。でも、3万人動員は凄い。チケットはあっという間に完売らしい。

「つま恋2006」の準備という訳ではないが、吉田拓郎&かぐや姫+かぐや姫メンバーのソロの70年代のアルバムをiPodにおとして聴きこんでいる。今日は、南こうせつの4枚目のソロアルバム「今こころのままに」である。このアルバム、1977年6月25日のリリースで、僕が浪人時代の頃の思い出深いアルバムである。浪人しているので、あんまり音楽は聴いてはいけない、と自粛している頃だったが、このアルバムは、ラストの「出発(たびだち)」という曲がとても良くて、戒めを解いて、手に入れた。

君を傷つけ、君に嫌われ、
本当は違うんだと、言えばまた疑われる
人生なんて、人生なんて、
ひとりで生まれて、ひとりで死んでゆく
そんな時、誰かが、闇の中で歌ってた
船を進めよう 明日があるところへ

(南こうせつ作詞・作曲「出発」より)

この歌は身にしみた。自分で納得して選んだ「浪人」という道とはいえ、やはり「辛かった」。高校時代に好きだった娘は、遠く地方の大学に現役で通って行ってしまい、友人の差し金で、なぜか文通していたとはいえ、その娘から来る便りは、楽しい大学生活の出来事ばかり。「ええかげんにせえや」と僕は怒りの返信を書いた。投函した後で「しまった」と思った。でも、こちらは、6月の頃と言えば、勉強時間と成績がまだ正比例しない「伸び悩みの時期」で、日に日に、孤独感が募っていった頃。「そんな時、誰かが、闇の中で歌ってた。船を進めよう、明日があるところへ」の一節は身にしみた。力が湧いてきた。

歌って、その状況に応じて力をくれる。今の耳で聴くと拙い歌でも、その歌詞を読み返すと、やっぱり「いいなあ」と思う。当時の歌は「判りやすかった」よね。そして、つま恋2006では、そんな当時、僕に力をくれた歌を、その歌を作った本人達がまた歌ってくれるのだ。実は、すごく楽しみにして、9月23日を待っている。なんせ、テレビで生中継が予定されているのさ(笑)。 
(NHK BSハイビジョンにて全面生中継(16:00-18:00除く))

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