「つま恋」は良かったね・その2
昨日の続きになるが、「つま恋2006」での大きな楽しみのひとつは「かぐや姫」のステージ。かぐや姫は、フォーク・デュオを結成していた時、専門的にコピーしたバンドのひとつ。思い入れは、人一倍強い。
とにかく、フォーク・デュオだったから、ギター2本しか楽器は無い。この楽器編成で、フォーク・ロック的なサウンドと繊細な叙情的なサウンドを出したい、と思っていた。相棒のYは以前のデュオで、アリスとNSPを専門にやっていた。全く同じなのもなんだかなあ、と思っていた矢先に、Yが「かぐや姫フォーエバー」を持ってきた。この中のライブからの収録曲があって、これらを聴いて「これだ」と思った。即、小遣いはたいて「かぐや姫ライブ」をゲットである。
ギター2本+ウッドベースの構成で、これだけ分厚いサウンドが出せるんだと思った。そして、とても繊細なサウンドも出せる。それからは、ギターが上達するにつれ、どんどんコピーする曲を増やしていった。ということで、かぐや姫の曲は、今でもほとんどギターで弾き語りできます(そんなに上手くないけど)。まあ、それも、相棒Yのおかげである。全く、ギターの弾けなかった僕に、ギターを一から教えてくれて、デュオの相棒に選んでくれて、大学時代まで、ことあるごとに演奏させて貰った、その訳は、はっきり訊いたことがないので判らないが、ほんと、感謝である。
さて、「つま恋2006」での「かぐや姫」である。2セットあったが、1セット目はストリングス含めた、バックバンド付き。出だしは「妹」。ストリングス付きの重厚なバックを従えての登場である。この「妹」のアレンジは好きじゃない。でも、次に曲が「遙かなる想い」。これだよ、これ。この曲がオープニングだよ。大好きな曲である。歌詞が良い。「誰もが一度、川の流れを変えてみたいと、若く燃えたあの日の唄が、どこかで聞こえている」。感動する。声が詰まる、涙が出てくる。もうダメである。
それから、正やんの「アビーロードの街」には感動した。「好きだった人」「加茂の流れに」「置手紙」と続いて、もう涙涙涙。「ペテン師」「センセーショナルバンド」で、もう狂喜乱舞である。でも、大相撲中継で「マキシーのために」が途中で切れて、そして、なんとなんと「なごり雪」と「お前が大きくなった時」が聴けなかったのは最悪。NHK、なんちゅうことしてくれんねん。ええかげんにせんか。まあ、この部分は、恐らく後日発売されるであろう、DVDに期待である。
しかし、なんといっても圧巻だったのは、2セット目。かぐや姫の基本セット、ギター2本+ウッドベースだけのステージである。偉い、凄い。これやで〜、これこれ。このサウンドを僕たちは学生時代、追求してたんや。うわ〜、ごっつい懐かしい。大相撲中継が終わって、中継に入ったが、最初の「僕の胸でおやすみ」の頭の部分が切れた。むむ、仕方ないなあ。しかし、ギター2本+ウッドベースで、「赤ちょうちん」「おはようおやすみ日曜日」と続く。これだけでも懐かしさ一杯である。
そして、後半、「眼をとじて」「うちのお父さん」「ひとりきり」と続いて、もう正気の沙汰ではない。「22才の別れ」は僕たちデュオの目玉、「雪が降る日に」「あの人の手紙」はバンドのラストを飾る「十八番」。かぐや姫の演奏は圧巻。そして「おもかげ色の空」、僕たちのアンコール曲である。も〜あかん。卒倒しそうである。
とにかくとにかく、かぐや姫のステージは圧巻だった。ギター2本+ウッドベースの基本セットで、これだけ厚みのある、そして繊細なサウンドが出せるって凄い。う〜ん、また、バンドをやりたくなってきたぞ。絶対、50歳を過ぎたら、実現に向けて動きたい。
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つま恋に行ってきました。
僕は49歳。あの時は高校3年生で行くのをあきらめていました。
かぐや姫の2回目のステージがいちばん感動しました。「ひとりきり」は最高でした。
投稿: こうじ@季節の小箱 | 2006年9月25日 (月曜日) 20時45分
こうじさん。コメントありがとうございます。
え〜っ、つま恋、行ってこられたのですか。う〜ん、羨ましい。やっぱりライブですよね。いいなあ。どうしても、都合がつかなくて、私は行けませんでした。
私も、かぐや姫の2回目のステージ、感動しまくりでした。やっぱり、かぐや姫は偉大でした。
投稿: 松和のマスター | 2006年9月25日 (月曜日) 22時10分