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2006年8月の記事

2006年8月31日 (木曜日)

この本、面白いよーっ!

我が千葉県北西部地方は、すっかり秋の気配。今日の朝も日差しは少しきついんだけど、風はカラッとしていて、日陰に入ると、すごく心地よい風。今日の夕方、最寄りの駅に19時前に着いたんだが、もう日は暮れて、駅前から離れて、近くの公園を通ると、もう賑やかな虫の声。もう秋がそこまで来てるんですね。

今日の話題は、たまには音楽を離れて、本のご紹介を。僕は、子供の時から、ブログのようなエッセイ風の文章が大好きで、書くのも好きだし、読むのも大好き。毎月、面白そうなエッセイがあれば、ちょくちょく買っては、寝床で読んで、ゲラゲラ笑って、家人のひんしゅくをかっている。今日は、バーチャル音楽喫茶『松和』のマスターの、喫茶店での「よもやま話」と思って聞いてくだせい。

Yamanonaka今回、面白いな〜、と思った本は、三上亜希子著「こちら北国、山の中」である。「農家の嫁の事件簿」というブログを単行本化したものだそうだ。大学院で民俗学を学ぶ著者が、調査で岩手の寒村で生活することになる。そして、なぜか農家の長男と知り合い、結婚して、6人家族の一員になってしまう。ほんわか、なごやかなイラストと文章で描く「ど田舎な」村の生活を綴っているんだが、これが凄く面白い。


船橋の本屋をウロウロしていたら、本棚で「おいでおいで」をしている本があるではないか。こういう時の「本」は、今までの長年の経験上「間違いが無い」。即、ゲットして、読み始めたのだが、これが面白い。文章の調子が、僕の感性にピッタリとフィットして、挿入されるイラストも実に「可愛い」。買って、1週間だけど、もう3回、読み返した。

僕の父親の実家が農家だったので、農家の生活っていうのが、小学生〜大学生の間に、学校の長期休暇毎に遊びに帰っていたので、なんとなく身に付いていて、こういう「農家」を舞台にしたノンフィクションは、実にすんなり「入る」のだ。テレビの番組でも、日テレ系の「鉄腕Dash」の「Dash村」なんて、いつも楽しみに見ていて、巨人戦なんかが入って放映されない日は、巨人戦の存在自体に文句を言ったりしている位、一生懸命に見ている。

この「こちら北国、山の中」を読んで、本家本元のブログを覗き始めたのが、これがまたまた「面白い」。こりゃー、単行本になる訳やね。やはり、自然相手の、素朴な田舎の生活相手の、純粋に人がある田舎相手の「ドキュメンタリー」に勝るもの無し。ここには、昔から綿々と続いている「人の生活」がある。だから、読んでいて楽しいし、読んでいて、なんだか懐かしい想いに包まれる。いや〜、良い本に出会った。とにかく、読むたびに「癒されている」。よろしかったら、皆さんも一度、手にとって読んで下さいな。

良い本との出会いって、心が豊かになるよね。良い本との出会いって、気持ちが明るくなるよな。

2006年8月30日 (水曜日)

野球の応援歌 「おーっ!」

名古屋以西の皆さんには申し訳ないのだが、東京は「涼しい」。もうネクタイを締めて会社にいけるようになった。でも、明日は湿度は低めとはいえ、最高気温は32度まで上がるそうなので、明日はまたまた、クールビズ対応に逆戻りだな。

今年の夏は、次の仕事がなかなか確定しないことをいいことに、夏の高校野球は結構、しっかりと観戦した。早稲田実の斉藤君は、春の選抜から注目していて、この夏の甲子園は、彼の投げる試合はほとんど観た。延長15回引き分けとなった決勝戦は、体調が悪くて観れなかったが、体調が悪いおかげで、次の日の再試合は、平日にもかかわらず、しっかりとテレビ観戦することが出来ました(苦笑)。良い試合でしたね。

早稲田実の試合をたくさん観たので、早稲田の応援歌「紺碧の空」をかなり耳にした。僕の叔父が早稲田大だったので、この「紺碧の空」は良く聴かされた思い出がある。懐かしいなあ、と思っていたら、我が母校、関西学院大の応援歌はなんだったか、と思い至った。

我が関西学院大の応援歌は「新月旗の下に」である。早稲田の「紺碧の空」のおかげで、我が母校の応援歌「新月旗の下に」を完璧に思い出した。このブログをご覧の関西学院大OB・OGの皆さん、覚えているでしょうね、歌えるでしょうね、「新月旗の下に」を。アメフトのリーグ戦、甲子園ボウルと、よく友人達と応援に行ったもんだ。そして、この応援歌、よく歌ったよな。


Baseball_5


さて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズの小径」のコーナーでの昔の話題のパクリになるんだが、ジャズ、フュージョンの世界で、野球の応援歌をモチーフにした演奏はあるのか、と思って調べたら、あるんですね。まあ、ジャズ、フュージョンの米国の拠点は、ニューヨーク、サフランシスコ、ロサンジェルスが主要拠点なので、当然、野球は盛んですよね。

まずは、Andre Previnの「Double Play!」(写真左)。冒頭の1曲目が「Take me out to The Ball Game」。邦題「野球場に連れて行って」である。「野球場につれていって」は、大リーグサポーター共通の「応援歌」。その他の曲も、曲名がどれも野球にちなんだものばかり。ジャケットの女性も「申し分ない」(笑)。

日本のフュージョンからは、国府弘子さんの「ピアノ・レター」(写真中央)から、2曲目の「ゴー・ゴー・ゴジラ」。プロ野球の読売巨人軍の松井選手への応援歌(応援曲かな)なんですよ、これが。元気があって、フレーズも楽しく、スピード感も抜群、素晴らしい出来です。

そして、Eric Alexanderの「Heavy Hitters」(写真右)。ジャケットの写真を見ると、なんと、ユニークなジャケットであろう。エリックは大の野球ファンらしい。しかも、ニューヨーク・ヤンキースの大ファンとのこと。ライナーノーツの見開きには、別のショットで、大リーグの審判の格好をした、ジャズアルバム録音の神様「ルディ・ヴァン・ゲルダー」も一緒に写っている。収録曲は普通なんだけど、このジャケットは、野球ファンならでは、ですよね。

他に、ジャズ、フュージョンの世界で、野球がテーマのアルバム、野球の応援歌をベースしたジャズ演奏、野球をモチーフにしたジャケット、ってあるのかなあ。他にあれば、教えて欲しいなあ。

2006年8月29日 (火曜日)

フライド・プライドの最新作

今日は、ちょっと蒸し暑い。それでも、朝から結構な南風が吹いて、蒸し暑いが、夏の終わりを感じさせる風が心地良い一日だった。この8月の終わりの夕暮れ時、このちょっと涼しい感じの南風に吹かれると、なぜが切なくなるのは僕だけかなあ。なんか、切なく寂しくなるんだよな。

さて。一昨日の夜、iTMSをブラブラしていたら、フライド・プライドの最新作を見つけた。その名は「Musicream」。6thアルバムとある。あれ〜、僕が買った「Heat Wave」(冒頭の「Smoke on the water」が凄く格好いい)が、3rdアルバムだったので、4th,5thとスッ飛ばしてしもたんか。しまった。まあ、iTMSには、最新作の「Musicream」しか、アップされていないので、買いたくても買えない。ということで、この最新作「Musicream」をダウンロード購入。

Musicreamフライド・プライドって、ギターとボーカルの二人組。類まれな歌唱力を持つボーカリストshihoと超絶技巧のギタリスト横田明紀男の2人からなるジャズユニット。デビュー作「Fried Pride」を聴いて、唖然とするくらい凄いギターとボーカルで、これは凄いユニットがデビューしたもんだ、と思った。そして、3rdアルバムの「Heat Wave」に収録されたカバー作の数々に度肝を抜かれて、またビックリ。


今回は、日本語ボーカルに挑戦(?)である。言っておくが、ボーカルのshihoは日本人です。でも、最初、デビュー・アルバムを聴いたときは、絶対にハーフかクォーターで、英語圏で長年生活してきたネイティヴだと思ったくらい、英語でのボーカルが上手い。が、今回は、フライド・プライド始まって以来であると思われる、日本語ボーカルが興味深い。日本語での、コンテンポラリー・ジャズ・ボーカルってどういう感じになるのかしらん。

2曲目:リバーサイド・ホテル(井上陽水)、3曲目:接吻 KISS(Original Love)、7曲目:Midas Touch(山下達郎)、8曲目:永遠に(The Gospellers)と日本語ボーカルで歌い上げていくのであるが、これがかなり良くできている。日本語ボーカルだと、どうしても歌謡曲的な雰囲気が漂って「いけない」のではないか、と思ったが、コンテンポラリー・ジャズ的なテンション溢れる切れ味のあるギター・アレンジと、ジャジーなボーカルで、これは「かなりイケる」。特に、井上陽水の「リバーサイド・ホテル」には参りました。フライド・プライド、侮り難しである。

iTMSをブラブラすると、決まって面白いアルバムを見つける。そして、ついつい、ダウンロード購入する。でも、1ヶ月の上限を設定して、計画的に購入しているので、俗に言う「iTMS破綻」にはならずに済んでいる。

2006年8月28日 (月曜日)

SMB再結成!!!

サディスティック・ミカ・バンドが再結成されるぞ! デビュー・アルバム「サディスティック・ミカ・バンド」を1973年に発表。 ビートルズやピンク・フロイドを手がけた、イギリスのプロデューサー、クリス・トーマスを迎え、1974年、彼をプロデューサーとして起用 したセカンドアルバム「黒船」を発表。1975年11月に解散。1989年には桐島かれんをゲストヴォーカルに加えて Sadistic Mica Band として再結成。アルバム「天晴」を発表。

この桐島かれんをボーカリストに迎えたSadistic Mica Bandは、個人的には、この桐島かれんのボーカルに凄く違和感があって、しかも、決して、彼女のボーカルは上手いとも思わなかったので、なんで「桐島かれん」なんだ〜、って違和感が拭えぬまま、終わったことを覚えている。

Smb_kuruhuneでも、今度は違うぞ。今年のキリンラガービールのCMをきっかけに、木村カエラをフィーチャリング・ヴォーカリストとして迎えたSadistic Mica Band Revisitedで復活するのだ。このCMで流れていた、木村カエラ版の「タイムマシンにお願い」は、早々にiTMSからダウンロードして、既にヘビーローテーションとなって久しいが、これが「とっても良い」。やっと待望のボーカリスト登場だ。


ミカのボーカルも悪くないのだが、やっぱり専門のボーカリストではないので、不安定なんだよね。サディスティック・ミカ・バンドっていうのは、バックが凄いメンバーなので、それに似合った実力のあるボーカリストが必要だと常々思っていた。だから、桐島かれんも「?」なんだよね。でも、木村カエラなら万全。10月25日には、17年ぶりのオリジナル・フルアルバム「ナルキッソス」をリリース予定とあるから、今から実に楽しみだ。

ということで、今日は「祝・サディスティック・ミカ・バンド再結成」ということで、久し振りに「黒船」(写真)を聴きながら通勤。久し振りということもあるが、やっぱりこの「黒船」ってアルバム、名盤やねえ。アルバム全体の構成といい、その演奏力といい、「凄いなあ」の一言。32年前の音とは思えない。古さを感じさせないのだ。今でも、このアルバム、十分通用するね。ロックのビートに、日本語の歌詞もしっかりと「のってる」しね。聴き終えて、スカッとしました。

さあ、今から、17年ぶりのオリジナル・フルアルバム「ナルキッソス」が待ち遠しいなあ。早速、予約するぞ。

2006年8月27日 (日曜日)

ホームページ更新しました

バーチャル音楽喫茶『松和』、ジャズ・フュージョン館の「フュージョンの風に吹かれて」のコーナーを更新しました。今回は「ナイロン弦の心地よい響き」と題して、アール・クルーをご紹介しています 
(http://www.ne.jp/asahi/matsuwa/home/ ←カット&ペーストしてね)。

GRPのデイヴ・グルーシンに見出され、1976年にブルーノート/キャピトル・レコードより、ファーストアルバム「Earl Klugh」を発表。当時としては珍しい、アコースティックギター(ナイロン弦ギター)をメインにしたアルバムでした。

Finger_paintingsエレクトリック・サウンドとアコースティック・サウンドの融合。繊細すぎるほどのガット・ギター・プレイは、デイヴ・グルーシンのアレンジに見事にマッチ。思うに、アール・クルーの秀作って、このディヴ・グルージンとのコラボレーションにある気がします(それだけでは無いんだろうけどね)。今回は、アール・クルーの初期のアルバムから、お気に入りの3枚について語ってます。


今日の、我が千葉県北西部地方は、またまた涼しい一日。窓を開けっ放しにしておくと、結構、風が通って、肌寒いくらいだった。太陽の日差しは、まだまだ夏の日差しなのだが、もう風は秋の気配。特に、今日は北風〜東風なので、涼しいことこの上ない。名古屋以西は、まだまだ残暑が厳しいみたいで、実にお気の毒としかいいようがない。涼しいので、今日は久々にぐっすり昼寝が出来た。

今日の夕飯は僕の当番。今日は、涼しくなったので「じゃがいもグラタン」と洒落込んだ。グラタンは得意料理の一つで、というか、グラタンって、ソースだけ上手に調達すれば、後はオーブンさえあれば、そんなに難しい料理ではない。鼻歌交じりで約40分。美味しい「じゃがいもグラタン」の出来上がり。ビール片手にいただくグラタン。こたえられない旨さである。

これだけ涼しくなれば、明日からは、クールビズを返上して、ネクタイ締めて会社へ行くかな。

2006年8月26日 (土曜日)

涼しくて、ノンビリした一日

涼しい。今日の千葉県北西部地方は朝から涼しい。昼過ぎからは、結構、風も吹き始め、音楽を聴きながら転た寝をしていると、肌寒いくらいだ。最高気温は恐らくは28度程度。やっと、蒸し暑かった夏から解放され、一気に秋の気配である。聴くところにによると、大阪は最高気温が35度とか。お悔やみ申し上げます。

涼しくなると、いろいろと活動したくなる訳で、今日は朝から、購入したCDの整理。データベースに登録していく。涼しいので、はかどるはかどる。そして、このところ、蒸し暑くて聴く気が起こらなかったアルバムを次から次へと一気聴き。やはり、涼しいということは良いことだ。

We_and_the_sea最近、ひょんなことから、CTIレーベルの全アルバムのカタログを手に入れた。CTIレーベルと言えば、クリード・テイラーが設立した、1970年代、一世を風靡したフュージョンのレーベルである。僕の大学時代は、このCTIレーベルのアルバムが、レコード屋を賑わし、フュージョン・ブームに一役買ったもんだ。僕も、このCTIレーベルのアルバム達には、結構、お世話になった思い出がある。

さて、CTIの全アルバムのカタログを手に入れたからには、そのアルバム達をコンプリートに集めたい、と思うのは、アルバム・コレクターの性である。早速、カタログの若い順に、検索を始めた。まあ、初期の頃のアルバムは、なかなか再発されていないのが常なので、期待はしていなかったのだが、たまたま、このアルバムがヒットした。TAMBA 4の「We and the sea」である。実は、このTAMBA 4というグループ、一体どんなグループなのか、全く知らないのだが、ジャケットの爽やかさに惹かれて、amazonにて購入した。

これが、なかなかのアルバムなのだ。聴くと、ボサノバ、サンバを基調としたグループ・サウンドなのだが、結構、しっかりとしたジャズ・アレンジで聴かせるのだ。CTIというと、バリバリ、フュージョンのレーベルなので、ちょいと甘口な、耳当たりの良い、ボサノバ、サンバ・ミュージックかと思ったら、結構、硬派のジャズ・アレンジに、ちょっとビックリ。嬉しい誤算とはこのことである。今のところ、このTAMBA 4という連中の素性は判らぬが、しっかり調べて、彼らのアルバムをちょいと追いかけてみたいと思った。

今日は、午後から忙しく、16時に整体、18時から歯医者。歯医者といっても虫歯ではなく、歯の定期的なお掃除である。そして、晩ご飯は、最近、食べたいなあと思っていた「焼き鳥」。焼酎といただく「焼き鳥」は、もうたまらない。こうして、今日一日、涼しくて、ノンビリした一日は過ぎていくのであった。

2006年8月25日 (金曜日)

ケニー・ドーハムの歌心

朝、なんとなく雲行きが怪しいなあ、と思っていたら、通勤途中、電車に乗って外を見ていたら、いきなり土砂降りである。なんなんだ、この天気。そうとうきつい土砂降りだったらしく、会社の前の街路樹の土の部分に、大きな水たまりが出来ていた。まあ、僕は日頃の行いが良いので、会社に行き着くときには、雨は上がっていて、濡れることは無かったのですが(笑)。しかし、今年の夏は天候不順というか、例年の日本の夏の天候では無い。

最近、会社では、次の仕事の手配がなかなか終わらず、待ちの状態が続いており、イライラすることが多い。まあ、時間が解決する状態にはなっているので、ノンビリ待てば良いのだが、どうも、せっかちなところがあって、時々、イライラする。これではイカン、と思って、今日の帰りの通勤音楽はジャズにする。

Showboatジャズと言っても、こんな精神状態だと、ハードなジャズは駄目。芯がしっかりしていて、それでいて、癒されるような、歌心のあるジャズが良い。そんなんあったかなあ、と思いながら、iPodのダイヤルをクルクル回す。おお、あったではないか。トランペットのケニー・ドーハムである。彼のトランペットは、中音域を多用しながら、芯がしっかりしているが、まろやかな歌心あるペットが特徴。


そんなケニー・ドーハムの「ショウボート」というアルバムを聴きながら帰路を楽しむ。全曲Jerome Kern 作曲、Oscar Hammerstein II作詞と、まあ、スタンダード曲作りの名コンビの「ショウボート」というミュージカルの挿入曲集である。こういう歌モノを吹かせたら、ケニー・ドーハムって結構イケる。まろやかな彼のトランペットが申し分の無いアルバムである。

しかも、このアルバム2管構成で、テナー・サックスに特徴があって、一聴すると「いきなり、Sonny Rollinsみたいな音がするんだが、演奏自体はHank Mobleyみたいな」テナーで、誰だこれ、って思って、パーソネルをみたら、ジミー・ヒースでした。ジミー・ヒースのテナーってあんまり馴染みがないので、判らんはずだ。改めて、メンバーを挙げてみると、Kenny Dorham (tp)、Jimmy Heath (ts)、Kenny Drew (p)、Jimmy Garrison (b)、Art Taylor (ds)となる。いやいや、こうやって改めて見ると凄いメンバーですな。ベースが結構ブンブン唸ってるなと思ったら、ジミー・ギャリソンだったのか。

これ、なかなか良いアルバムですよ。歌モノ中心ですが、甘く流れることなく、ペットのケニー・ドーハムもテナーのジミー・ヒースもメリハリが効いていて飽きません。バックのリズム・セクションも良し。決して、歴史に残る、ジャズの入門書に出てくる様な名盤ではありませんが、リラックスして、長きに渡って聴き続けることの出来る「愛聴盤」ですね。

2006年8月24日 (木曜日)

大変遅まきながら「ビョーク」

蒸し暑い。大変蒸し暑い。風はちょっとは吹くんだが、湿気が多くて蒸し暑い。こんなに蒸し暑い夏は記憶にないぞ。さすがに日も短くなってきて、お日様の日没時間だけ見ると、着実に秋は近づいているんだろうが、この蒸し暑さはなんなんだ。

しかも、どこでもインターネット+メール用、加えて原稿書き用のiBook(Whity)が故障した。無線LANのベースステーションと通信が出来ない。これは困った。電子メールは、このiBookでやりとりしているので、これでは電子メールのやりとりが出来ないじゃないの。今日は、仕事を早く上がって、iBookの電子メール環境をPowerBook 17inchへ移植した。これがちょっとめんどくさい。さきほど、やっと移植完了。これからは、このPowerBook一台で全てをまかなわなくてはならん。新しいiBookは来年の春、新MacOS同梱のヤツを買う予定なので、暫く我慢我慢。

大変遅まきながら、ビョークを聴き始めた。デビュー(Debut)、ポスト(Post)、ホモジェニック(Homogenic)、ヴェスパタイン(Vespertine)、メダラ(Medulla)のオリジナル作5タイトルのほか、彼女が手掛けた『セルマソングズ〜ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク(Selmasongs)』と『拘束のドローイング9(Drawing Restraint 9)』のサウンドトラック2作を収録したボックス盤が出た。

Bjork_surroundedビョークは断片的には聴いてきたのだが、デビューアルバムからまとめて聴いたことは無い。一度、まとめて聴いてみたいものだ、と思っていたら、このボックス盤「Surrounded」の登場である。しかも安い。デュアル・ディスク(片面がDVD、もう片面がCDという、両面使って大変お得という代物)というのが気になったが、物は試しと購入した。しかし、やはり、デュアル・ディスクは難物だ。


ステレオのメインシステムの方の、DVD・SACDコンパチのユニバーサル・プレイヤーでは、音飛びがしてCD面が再生できない。まあ、書庫のサブシステムのCDプレイヤーでは再生できたので良しとする。まあ、片面がDVD、もう片面がCDという、両面使って大変お得という代物で、CD面はオマケって触れ込みだからなあ。

とおもいきや、今度はiTunesにおとそうと思ったら、デュアル・ディスクって、両面使ってるので、片面だけのディスクに比べて、ちょっと厚い。つまり、PCの自動ローディング形式のスリット型のディスク・ドライブにセットする事が出来ない。ここで、故障したiBookの登場である。無線LANの通信が出来ないだけなので、他の機能は完動する。このiBookは、旧来のトレイ型のディスク・ドライブなのだ。この故障したiBookでディスクにおとして、PowerBookに転送するという、ややこしい作業を継続中である。

それでも、昨日、『デビュー(Debut)』『ポスト(Post)』の2枚をiPodに入れた。今日の通勤往復の音楽は、当然、ビョークである。でも、昨晩はそんなこんなで、大変な夜更かしをして、大変、寝不足である。

2006年8月23日 (水曜日)

iTunes Originals、小野リサ

昨日、「結婚できない男」を最後まで見て、風呂に入って寝たので0時を回っていた。しかも、今朝、5時に暑くて目が覚めてしまい、完璧に寝不足である。先週の土曜日からの体調不良も、やっと快方に向かいつつあるっていうのに、なんてことだ。寝不足の体には優しい音楽が良い。先日、iTMSを見ていたら、小野リサの「iTunes Originals」がアップされているのを見つけて、即ダウンロードしておいた。今日の朝の通勤音楽は「小野リサ=ボサノヴァ」である。

Menina小野リサと言えば、1962年ブラジル・サンパウロ生まれ。家族がクラブを経営しており、音楽に恵まれた環境に育つ。1972年に東京へ移住(1980年代からは年間4〜5ヶ月をブラジルで生活しているそうです)。1989年にシングル「ユアー・ソー・ユニーク」でデビュー。日本人でありながらもブラジル音楽であるボサノヴァを歌い続け、日本国内に多くの若きボサノヴァ・ファンを獲得した。


何を隠そう僕もその一人である。確か、最初に出会ったアルバムが「ミニーナ(Menina)」というアルバム(写真)。このジャケットに一目惚れ。いわゆる「ジャケ買い」である。雑誌のレビュー記事でボサノヴァ・アルバムってことは知っていたが、小野リサについては予備知識全く無し。ジャズ、ロック以外のジャンルで良く買ったもんだ。でも、良かったんだよ、このアルバム。冒頭のアップテンポではじまる「O Samba」。もう、ウキウキ、ノリノリで「夏じゃ、サンバじゃ、ボサノヴァじゃぁ」って感じで、心躍るリズム、爽やかな歌声。いや〜、良く聴きました。

その小野リサさんが、iTMSにアップしたオリジナル・プログラム。これ、ええよ。小野リサさんの演奏(このプログラムだけのオリジナル録音が結構あるのが嬉しい)と、その曲の紹介(ちょっとぎこちないところが初々しくて良い)が交互にくる、ラジオ番組みたいな構成。選曲はバラエティに富んでいて、小野リサさんのベスト・アルバム的な構成が嬉しい。小野リサさんのファンのみならず、ボサノヴァが好きな方にはお勧めですよ。

朝は小野リサ、夕方は、KEANEの「Under The Iron Sea」を聴いて、蒸し暑い中にも、爽やかな気分。体調も良くなってきたみたいだ。

2006年8月22日 (火曜日)

エリック・クラプトン、来日確定

なんとなく、体調が回復しつつある。まだ、ちょっと怪しくて、全快とはいかないんだが、2日も休む訳にもいかないので、気力を振り絞って会社へ。今日も朝から、風は吹いているんだが、湿度が高くて、とにかく蒸し暑い。駅まで10分弱なんだけど、もう汗だくだくである。夏の蒸し暑さって、体調の悪いときには、特に最悪なんだよな。

昨日、ちょっとだけ、ネットサーフィンしていて気がついたんだが、3年ぶりに、エリック・クラプトンが来日するんやね。11月11日からの大阪城ホール5公演に加え、11月20日から12月6日まで、途中12月2日のさいたまスーパーアリーナ公演を挟み、日本武道館8公演となっているらしい。しかし、大阪城ホール5公演というもの相当だと思うが、武道館はなんと8公演!!

へえ〜、クラプトンの公演って、結構、人が来るんや。驚いた。しかも、S席が9,450円、A席が8,400円。これでは、貧乏学生は行けんなあ。まあ、金を持ってる団塊の世代から我々の世代をターゲットにしてるんでしょうね。ところで、彼の来日は3年ぶり。5月からはじまったUKツアーではバンドのメンバーを一新、トリプル・ギター編成によるパフォーマンスを見せてくれたそうです。ということで、今日の通勤音楽は、彼の現在の最新アルバムである「Back Home」を選択。

Back_home_1出だしは、クラプトンの雰囲気いっぱい、って感じなのだが、ちょっとリラックスし過ぎか。ゴージャスなブラスやストリングスがバックを彩るが、ちょっと装飾過多気味。これでは「AOR」ではないか。どうも、最近来日した、ジェフ・ベックの飽くなきチャレンジ精神や、ローリング・ストーンズの年齢を感じさせない覇気溢れるステージ映像などを見た後なので、ちょっと物足りない気がする。


収録された曲自体も、それぞれは良く出来ているのではあるが、キャッチャーな曲が少なく、一番良くできたトラックが、ジョージ・ハリソンの「Love Comes To Everyone」では、ちと寂しいではないか。クラプトンのボーカルは、渋くて味わいがあって良いのだが、トレードマークのギターがねえ。

伝説のギタリストのアルバムとして聴くと、ちょっと違和感を覚えてしまうが、ブルージーなボーカリストのアルバムとして聴くと、雰囲気のある、実に優秀な「極上のAOR」である。でも、いろんな人の評判を見てみると、ライブでは、クラプトンはギターを弾きまくっているみたいなので、この「Back Home」でクラプトンのギターに違和感を覚えたら、やっぱり、ライブに行かないと駄目なんでしょうね。

う〜ん、エリック・クラプトンのライブかあ。一度は行ってみたいなあ。でもなあ、スケジュールがなあ。それと、一人で行くのもなんだしなあ。どうも、今回も見送りみたいやなあ。

2006年8月21日 (月曜日)

「臨時休業」状態です・・・

昨日からの体調不良が回復せず、今日は朝から「臨時休業」状態である。昨日の午後から、お腹の調子が悪い、加えて、熱っぽいという状態で伏せってしまったのだが、今日の朝もまだ、なんとなく調子が悪い。思い切って、会社を休むことにする。

午前中は、ゴロゴロしていて、昼前からちょっとお腹が空く状態になってきたので、調子は上向きに。昼ご飯を食べて、薬を飲んで、ようやくお腹が落ち着いてきた。と思って、朝刊を見ていたら「おお、今日は高校野球の決勝再試合か」。昨日は、さすがに体調が悪かったので、決勝戦は2回まで見て、床に伏してしまった。まあ、15回まで見ていたら、どうなってたことやら。

まあ、ちょっと気分も良くなってきたので、高校野球の決勝再試合を見た。いやいや、良い試合でしたね。今年の夏の高校野球は大味の試合が多く、見ている方は面白いのだけど、野球をするほうとしては、なにかと課題の多い試合が多かったのだが、ここにきて、やっとレベルの高い、高校野球らしい試合が出てきて、ホッとしている。

高校野球を見た後、睡魔が襲ってきたので3時間ほど寝たら、だいぶ、調子が戻ってきた。風邪だったのかなあ。お腹の調子も、ちょっと上向きになってきた。今日も無理せず早く寝るつもり。

ということで、さすがに、この一両日は音楽を聴く気が起こらず、バーチャル音楽喫茶『松和』は「臨時休業」状態です。本当に体調が悪い時って、大好きな音楽すら聴く気が起こらず、特に、今回はお腹の調子が悪かったので、ビートが効いたジャズやロックは「ちょっとまずい」ということで、今日は音楽の話題は全くありません(苦笑)。

2006年8月20日 (日曜日)

オールマンズの特集である

今月のレコード・コレクターズの特集は「オールマン・ブラザース・バンド」。1969〜1981年までのオールマンズの特集なのだが、これが実に有り難い内容。あのライブの名盤中の名盤「フィルモア・イースト・ライブ」の音源をトータルにまとめてくれていて、これが実に参考になる。あの伝説のフィルモア・イーストのライブのそれぞれの演奏が、どのアルバムのどこに収められているのか、が一目で判るようになっている。

Rec_cole_0609これによって、自分のコレクションしているオールマンズの「フィルモア・イースト・ライブ」の音源が、現存のライブ音源の全てを押さえていることを確認した。「フィルモア・イースト・ライブ」は、高校2年生の秋、サザン・ロックに走り出して間もなく出会って以来、CDで再発される度に、財政的に厳しい時にも無理してでも購入してきた訳だが、その努力(?)が報われたことになる。


その音源の全てをiPodに放り込んで、オールマンズの「フィルモア・イースト・ライブ」の演奏順に並び替えて、その演奏を堪能しようかと考えたが、今日は止めた。どうも昨日から、疲れが出たのか、風邪をひいたのか、エアコンで冷えたのか、原因が良く判らないのだが、お腹の調子が悪くて「辛い」。少し熱も出てきたみたいなので、昼から寝込んでしまった。オールマンズどころでは無い(苦笑)。

今日は、昼から以降は、床に伏せって休眠状態。オールマンズは明日以降に「おあずけ」である。

2006年8月19日 (土曜日)

「Concert in つま恋2006」

暑い。今日も暑い。朝9時に散髪に行ったのだが、もう既に暑い。日差しも強い。風も熱風に近い。案の定、午後3時くらいから夕立というかスコールが来て、雷が鳴って、そして、雨が上がると涼しくならずに、もやっとした蒸し暑さ。もう、4日間もこのパターンが続いている。さすがに体力的にもバテてきたぞ。

さて、今日、テレビを見ていて、NHKのBSの番宣で「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋2006」生中継とあった。そうだよな、今年の9月23日に、21年ぶりに「つま恋コンサート」が復活するんだよな。行きたいのだが、ちょっと時間的体力的に無理かなあ、と思っていたので、この生放送はありがたい。きっと、かぶりつきで見るんだろうな。

Tsumagoi

1975年の時の「つま恋コンサート」は、FMで聴いた思い出がある。それも、確か19時30分から45分までの15分番組の中で、確か2週間くらいに渡って、切れ切れになりながらのオンエアだったはず。それでも切れ切れながら、継ぎ目が目立たないよう、毎日カセットデッキの前で集中しながら、ねばり強くエアチェックしたことを覚えている。何度も繰り返し聴いたなあ。修学旅行にも、ダビングして持って行って、聴いていたくらいである。

確か、最初の曲は、吉田拓郎の「あゝ青春」だったと思う。これが実に格好良かった。痺れた。そして、「暑中見舞い」や「結婚しようよ」「春だったね」「されど私の人生」なども格好良かったなあ。かぐや姫の「あの人の手紙」「妹」「なごり雪」など、こうせつ正やんのハーモニーとギターが、これまた格好良くて、痺れた。何を隠そう、このつま恋のライブ放送を聴いて、当時、ギターが全く弾けなかった僕が、フォーク・ギターを持ち、なんと受験勉強そっちのけでフォーク・デュオを結成して、高校3年生の文化祭まで突っ走った、大きなきっかけとなったイベントであった(まあ、フォーク・デュオに走ったきっかけはそれだけではないけどね)。

実は今日、拓郎の70年代のアルバム、かぐや姫の全アルバム、そして、こうせつ、正やん、パンダの70年代の全ソロアルバムを、ごっそり、iPodに放り込んだ。「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋2006」開催まで、あと35日である。そろそろ、僕も、拓郎、かぐや姫のアルバムにドップリと浸かって、9月23日を迎えるのだ。そして、最初の1曲目が、75年と同じ「あゝ青春」だったら、きっと僕は泣くだろう。

2006年8月18日 (金曜日)

ジョーダン追悼、集中リスニング

暑い。蒸し暑い。なんなんだ、この蒸し暑さは。しかも、今日の朝は、夏の照りつけるような日差しがある。暑い。本来は、お盆過ぎたこの時期には、朝夕は少し涼しい気配が出てくるもんなのだが、これでは熱帯地方の雨期状態である。こんな日は、本当に通勤は辛い。

さて、8月15日のブログに書いたが、玄人好み、通好みの職人芸ジャズ・ピアニストのデューク・ジョーダンが亡くなった。この2日間は、耳を傾けるジャズのアルバムは全てデューク・ジョーダン。昨日は、じっくりと「フライト・トゥ・デンマーク」「トゥー・ラブズ」「フライト・トゥ・ジョーダン」に耳を傾け、玄人好み、通好みの職人芸ジャズ・ピアニストのデューク・ジョーダンの訃報を悼んだ。

Tivoli_one今日は「ジョーダン追悼、集中ヒヤリング」の第2弾、彼のライブ・アルバムを堪能した。「3361 Live」と「Tivoli One」の2枚のライブ・アルバムを一気に聴き通す。「3361 live」は、ベースのギミックな音がちょっときつくて辛いが、ジョーダンのピアノは申し分ない。しかし、ジョーダンのライブ・アルバムといえば、やはり、僕は、この「Tivoli One」を一番に挙げたいと思う。


このライブ・アルバムは、コペンハーゲンのチボリ・ガーデンで収録されたもの。スタジオ録音のジョーダンも良いが、1940年代、チャーリー・パーカーのバックでピアノを弾いていたという、「バップ・ピアニスト」としてのジョーダンを感じるには、ライブ・アルバムが良い。恐らくライブになると、昔取った杵柄というか「バップの血」が騒ぐのだろう、ジョーダンのピアノにドライブがかかる。しかも、彼は酒に目が無い。当然、ライブでは、酒をちょっとひっかけて、直接、観客の熱気を感じてのライブである。とにかく、弾きまくっているジョーダンが実にご機嫌。

ドラムのダニー・リッチモンドも恐らく、酒が入っているのだろう。ドラムを叩きまくっている。一部、ウルサイくらいだ。でも、ジョーダンのドライブ感をうまく煽っていて、ライブだから、これはこれであり、というか許せる範囲。ベースのウィルバー・リトルは好演。ウィルバー・リトルのベースが、結構、冷静沈着で、この冷静沈着なベースがあって、このライブ・アルバムは品格を保っていると言っても良い。

このアルバムのラストの「ジョードゥ(Jordu)」。これ、ジョーダン作曲の哀愁溢れる名曲なのだが、このアルバムでは、ラストを飾るのだから「さぞかし名演か」と思いきや、これがボロボロ。恐らく、ジョーダンとリッチモンド、酔いが回ったんだろうな(苦笑)。1分53秒で演奏は終わる。でも、この1曲が、ジョーダンのライブの雰囲気を良く伝えてくれている。

きっと、酔いが回る前の、ほろ酔い加減のジョーダンって「無敵」だったんだろうな。生で聴きたかった。

2006年8月17日 (木曜日)

宿題をやっておりまする・・・

今日もはっきりしない天気。朝は晴れているかと思ったら、昼過ぎから結構強い雨。夕方も雨。こうなると昨日と同じで、帰社する時には、湿気ムンムンで、とにかく蒸し暑いのなんのって。酷い蒸し暑さだ。これは、もう亜熱帯気候の雨期の晴れ間に近い。そう、香港の雨期の蒸し暑さだ。香港の雨期、スコールの後の鋭い日差しが照りつける晴れ間。あのサウナの中を歩くような蒸し暑さ。そんな今日の夕方。

気候の話はさておき、最近、大阪のお嬢とひとみちゃんから、それぞれ宿題をいただいている。大阪のお嬢からは、Keaneの「Under The Iron Sea」、そして、Undercutの「Something To Die For」を聴いて、レビューをまとめて報告せよ、とのこと。そして、ひとみちゃんからは「漢字バトン」。

Reviewkeane

Keaneの「Under The Iron Sea」、そして、Undercutの「Something To Die For」、最近、しっかり聴いている。ええかげんなレビューは書けんからな。しかし「大阪のお嬢、恐るべし」。どちらも聴いてみてビックリ。70年代ロックにコテコテの僕だが、この2枚のアルバムは実に「感性に合う」。Keaneの「Under The Iron Sea」は、70年代のプログレを彷彿とさせる、ドラマチックでメロディアスでメリハリの効いた優れもの。1回聴いただけですんなり入りました。

そして、Undercutの「Something To Die For」は「典型的なオルタナティヴ」。70年代のポリスが好きだった人ならすんなり入れる、そんなソリッドでダイナミックで、ちょっとハードな内容で、これも「良し」。70年代ロックのファンの皆さん、この2枚、お勧めですぜ。う〜ん、大阪のお嬢、恐るべし。レビューを書くにも気合いが入るぜ。

そして、ひとみちゃんからの宿題の「漢字バトン」。これが、文学部出身、文章を書くのが大好きで、漢字が大好きな僕としては「おろそかにできないテーマ」。ウィットに富んだ回答を出すべく、会社の往き帰りに思いを巡らせている。漢字って大好きだし、四文字熟語も大好きだ。日本人と生まれたからには当然だろう。自分らしい「バトンの回答」をとりまとめるべく、思案投げ首している。これがとても「楽しい」。

楽しい宿題をいただいて、この夏の不快指数溢れる通勤時間帯を、結構、楽しく過ごしている。

2006年8月16日 (水曜日)

夏は「Earl Klugh」で爽やかに

今日は朝から雨。それも霧雨の様な雨で、風が吹くとズボンに霧吹きで吹いたように、細かい水滴が付く。傘なんて役に立たない感じで、朝から不機嫌。帰りは、夕方から晴れてきて、雨が水蒸気に変わって、蒸し暑いのなんのって。冷房の効いている電車から降りたら、眼鏡が真っ白に曇って前が見えない。何て、蒸し暑いんだ。2分ほど歩いたら、汗が噴き出てくる。いやはや、不快この上ない今日の天候である。

こんな日は、オーソドックスなジャズは、暑苦しくていけない。ましてや、ロックなど聴く気にもならん。じゃあ、何を聴くのかって、こういう蒸し暑くて不快な時は、出来るだけ、リズミックで爽やかなフュージョンを選択する。ちょうど、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」の更新準備に入っている。今度の更新は「フュージョンの風に吹かれて」のコーナー。ご紹介しようかな、と思っているミュージシャンは「アール・クルー」。

Earl_klugh_4

20歳の時チック・コリア主宰のリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入し、エレクトロニック・ギターを弾いていたそうだ。へ〜知らなかった。1976年、当時にしては珍しい、アコースティックギター(ナイロン弦ギター)をメインにしたアルバムでデビュー。このナイロン弦ギターの音色が、フュージョン独特のリズムに実にマッチするのですね。

そして、このナイロン弦ギターの音色が実に爽やかなんですよ。今日みたいに、夏の激しく蒸し暑い日には、エレキ・ギターなんて暑苦しくって、どうもいけない。サックスもペットも暑苦しい。ナイロン弦の澄んだ音色が何となく涼しげで爽やかで良い。当然、ジャズ・フュージョン界で、ナイロン弦ギターの第一人者って、アール・クルーだよね。

ということで、今日は、アール・クルー大会の日。「Finger Painting」(1977)「Magic In Your Eyes」(1978)を連チャンで聴きまくり。聴いている間は、ちょっと爽やかな気分になりました。

2006年8月15日 (火曜日)

デューク・ジョーダンの訃報

今日の読売新聞の朝刊の訃報欄を見てビックリ。ジャズ・ピアニストのデューク・ジョーダンが8月8日火曜日、コペンハーゲンで亡くなった。享年84歳。1940年代、ビ・バップ全盛期には、チャーリー・パーカーのクインテットに参加して頭角を現す。50年代にはジーン・アモンズ、ソニー・スティット、スタン・ゲッツと共演。ブルーノートなどに優れたリーダー・アルバムを残す。

しかし、62年を境に73年迄の11年に渡る期間、完全に音楽シーンから姿を消してしまう。 その間、デューク・ジョーダンはタクシードライバーや配給係の仕事を して生計を立てていたそうだ。 音楽シーンから完全に姿を消した彼を再発見したのは欧州のレーベル「Steeple Chase」。このSteeple Chaseで、デューク・ジョーダンは再起した。

Flight_to_denmark僕が初めて、デューク・ジョーダンと出会ったのは、このSteeple Chaseから出ていた「フライト・トゥ・デンマーク」。当時、僕はまだジャズを聴き出して間もない頃で、入門書を購入したり、レコード会社のジャズ入門キャンペーンのカタログなんかをレコード屋から貰ってきて、研究の毎日。そんな中「ピアノ・トリオ40選」なるカタログから、この「フライト・トゥ・デンマーク」を選んで購入した。


まず、ジャケットが良い。一面雪の中、その雪の小径で佇むようなデューク・ジョーダン。このアルバムの中身を彷彿とさせるような優れたジャケット・デザイン。本当に、このジャケットと同じ雰囲気が、このアルバムの中に充満している。ビ・バップ出身のピアニストなので、バリバリに弾き倒すかと思いきや、その正反対、音を選ぶように、単音でコロコロっとしたような、素朴なピアノが実に心地よい。6曲目の「On Green Dolphin Street」なんて、この曲自体が大好きなのだが、もう、このコロコロとした、ちょっとブルージーな単音が堪らない。そう、俗っぽく言うと「哀愁漂う演奏」。これが、実に判りやすくて堪らない。

まだ、無名の若手だったマッズ・ヴィンディングのベースも良い。エド・シグペンのドラムも雰囲気があって、素晴らしい。演奏にスリルはない。その代わり、シンプルな寛ぎの雰囲気が充満していて、とてもリラックスしていて心地よい。深夜に、一人で、バーボン片手に静かに聴くべき名盤だと僕は思う。

今日から暫くは、デューク・ジョーダンを聴いて過ごそう。「フライト・トゥ・デンマーク」は、シンプルな寛ぎの名盤だけど、「ライブ・アット・チボリ」みたいな、「酔っぱらって、その勢いで弾きまくり大会」みたいなライブ盤もあるぞ。「フライト・トゥ・ジョーダン」みたいな端正なリーダー・アルバムもある(さすがブルーノート)。

デューク・ジョーダンって、僕の印象は「ピアノ・トリオの芸人」。シチュエーション毎に、ジャズ・ピアノの雰囲気を変えることが出来る、でも、その基本である「ブルージーで、そこはかとなくファンキー」は変わらない。そんな、玄人好みなジャズ・ピアニストだった。

2006年8月14日 (月曜日)

「ビートルズ大学」って面白い

お盆でカミさんの実家に帰っていた。カミさんの実家に帰ると、基本的には何もしなくて良いみたいで、一日中、ゴロゴロしていた。カミさんの実家は結構な田舎にあるので、例年は夏でも結構涼しいのだが、この一両日は暑かったなあ。それでも、夜、寝る時は涼しくなって、エアコンはいらないけどね(というか、家にエアコンが付いていない)。

Beatles_univercityやることが基本的に無いので、ゴロゴロしながら、高校野球を観戦。高校野球に飽きてくると、外に出て煙草を吹かす。外は見渡すばかりの田園風景と、緑豊かな里山。なんと、のどな風景。ここには、まだ、日本の田舎の原風景がある。それでも、結婚した頃に比べたら、道の土手が無くなって歩道が出来たり、田んぼの一部が電照菊のハウスに変わったり、それなりに変化はあるんだけどね。


ゴロゴロついで、日頃なかなか読む機会のない本を読む。今回は宮永 正隆 著「ビートルズ大学」。なんだか怪しげな題名の本だけど、これがなかなか面白かった。帯のふれ込みを見てみると「目からウロコの再発見。あっと驚く新事実。全部まとめて腑に落とす。まったく新しいビートルズ賞味法。初心者から上級ファンまで、楽しくビートル偏差値をアップ」とある。読み終わって、帯のふれ込みについては、まずは間違いなしである。

ただし、ビートルズ初心者にはチト厳しい内容である(だから「大学」なんだろうな)。一応、ビートルズのアルバムを全て聴いたことがあるくらいの「少しマニア・レベル」以上のレベルの方々には、なかなか面白く読めるのではないかな、と思う。星加ルミ子さんの体験談(初のビートルズ単独取材時や来日時の単独取材時などのエピソード・証言)が、これだけまとまって読める書籍が今は無いので、この部分だけでも面白い。このような本は、著者のガチガチに偏った思い入れタップリに自己陶酔した文章が羅列されていて辟易するケースが全くもって多いのだが、この著者は、なかなか冷静に、客観的に自分の考え方を綴っているので、この手の本としては、かなり読みやすい。

この本を読んで、ビートルズのアルバムやポールのアルバムを聴き直してみたくなりました。

2006年8月13日 (日曜日)

今日からお盆です・・・

今日は13日、お盆の入り。今日は、うちのカミさんの実家へ行って、3年前に亡くなった義父の墓参りに行く。天候が不安定なのが気になるが、まあ、大丈夫だろう。

子供の頃から、お盆の風習について、いたく感じ入る方で、友達からは「お前、変わってるな」ってよく言われた。先祖の霊を迎え、先祖の霊を送る。あの世とこの世との繋がりが実在して、その繋がりを現世の人間の優しさが、次の代へと引き継いでいく。こういう風習は、日本人として残していくべきだろうし、こういう風習が無くなっていくということは、日本人として悲しいことだと思う。

学生の頃から、この時期になると、ついつい日本人の古来からの風習について考えてしまう。でも、時には、日本人として、古来の風習について考えるって、大切だと思うんだよな。今は、インターネットでググれば、結構な量の情報が取れるのがありがたい。このお盆の時期、暇なので、また、いろいろ、調べてみるか。

2006年8月12日 (土曜日)

ジャズの小径、更新しました

大気の状態が不安定だとかで、昼過ぎから、急に雨が降ってくるわ、雷はバンバン鳴るわ落ちるわで、大変な1日だった。雨が上がった後は、涼しくなって過ごしやすくなった。明日からお盆ですし、そろそろ夏も終盤ですかね。心なしか、日も短くなった気がします。

さて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」、月例の更新です。月例の更新と言えば「ジャズへの招待状・ジャズの小径」のコーナーですね。8月のテーマは、昨年はネタ切れで断念しましたが、今年は復活です。夏と言えば「ボサノバ」。今月のテーマは、バーチャル音楽喫茶『松和』の8月恒例「夏はボサノバ」。ボサノバを中心とした話題やアルバムをご紹介しています。

Bossa_100_1ボサノバについての入門書は多々あります。しかしながら、ボサノバのアルバムを体系だって紹介する書籍が、なかなか見当たりませんでした。実は昨年から目を付けてたんですが、買おうと思った時には見当たらなくなりました。残念なことをしたと思っていたら、最近、やっと再発見しました。そして、ボサノバの女王といえば、アストラッド・ジルベルトですが、このアストラッドが唄う、実にポップで可愛いアルバムを見つけました。最近、リラックスをしたい時のお気に入りの一枚です。


今月の「ジャズの小径」は、ボサノバ・ジャズの隠れ名盤と、ボサノバの紹介本をご紹介しています。ボサノバ・ジャズの隠れ名盤は、アストラッド・ジルベルトの「ウィンディ」。このアルバム。決して、ボサノバ・ジャズの名盤でもありませんし、当然、ボサノバというジャンルの中でも名盤ではないでしょう。でも、このアルバム全体の雰囲気が良いんですよ。

ボサノバの紹介本については「柿木央久著・決定盤 ボサ・ノヴァ CD100選」をご紹介しています。この本は、様々な視点から、ボサ・ノヴァに関連するアルバムを選んで紹介されており、それぞれのアルバムの特徴を端的に表していて、結構、楽しい本です。ボサノバに興味があるんだが、どのアルバムから聴き進めて良いのかが判らない、といった方々には、良い指針となるアルバム紹介本だと思います。


2006年8月11日 (金曜日)

Dear Miles・・・なかなか良い

今日は朝から曇り。でも、涼しい。湿気は高いが、風が涼しいのは何よりだ。昨日に比べれば、かなり、通勤のストレスは少ない。昨日は本当に暑かったからなあ。夕方は、ちょっと湿気が多いが、風は涼しい。なんだか、少しだけど、秋の気配がするのは気のせいかなあ。

今日は、昨日、iTMSからダウンロードした、大ベテランのベーシスト、ロン・カーターの新作「Dear Miles」を聴いて会社へ。ベースは、ソロ楽器(トランペットやサックスなど)とは違い、リズムセクションの重要なパートを担う楽器ゆえ、その演奏上の特長が現れにくい楽器である。それ故、ベース奏者のリーダー・アルバムは 、そのコンセプトを 打ち出しにくく、その数が非常に少ない。

Dear_miles例えば、ベースの演奏自体が非常に特徴的な場合は、その特徴的な演奏内容を全面に押し出したリーダー・アルバムを演出しやすい。たとえば、エレクトリック・ベースの改革者であるジャコ・パストリアスやアコースティック・ベースにおいて卓越したテクニックを保有するレイ・ブラウンなどである。しかしながら、この演出は、ベースという楽器が演奏の全面に出てくるので、どうしても難点がある。


グループ・サウンズとして、明らかにバランスを欠いたケースがほとんどなのだ。つまり、このコンセプトは長続きしない。もうひとつは、ベーシストが卓越した作曲能力、編曲能力を有する場合で、この作曲能力、編曲能力にスポットを当てて、リーダー・アルバムを演出するケースである。このケースの代表的な例としては、オスカー・ペティフォード、チャールズ・ミンガスなどが挙げられる。しかし、このケースは、ベーシストの演奏能力にスポットを当てたのではなく、作曲能力、編曲能力にスポットを当てたケースなので、純粋にベーシストとしてのリーダー・アルバムとは言い難い。

では、ベーシストとしてのリーダー・アルバムはどうあるべきか。その一つの答えが、最近のロン・カーターのリーダー・アルバムにあると僕は思っている。つまり、ジャズ演奏の中での理想的なベースの役割、ベースの音色、そしてそのテクニックを、グループ・サウンズを通じて演出するやり方だ。確かに、ベースの活躍するスペースは他の楽器のリーダー・アルバムと比較すると多いことは多いのだが、それが、グループ・サウンズのバランスを崩すことなく、逆に、新しいグループ・サウンズのバランスを表現する。そんな心憎い演出について、最近のロン・カーターは成功を収めているように感じる。

今回の新作「Dear Miles」はそういう意味で、なかなか良くできたリーダー・アルバムではないかと思う。何かと評判の悪いロン・カーターのベースも、ピッチもそこそこ合ってるし、ベースの音もブンブン鳴っている。グループ・サウンズとしても、良くまとまっているし、ピアノ・トリオ+パーカッションの編成の演奏としては、なかなかに聴き応えのある演奏である。これぞ、最新のハード・バップ・ジャズって感じで、気軽に心地よく聴ける。

このロン・カーターの「Dear Miles」、しばらく、ヘビー・ローテションになりそうだ。

2006年8月10日 (木曜日)

夏だ、海だ、高中だ・・・

東京は台風一過。ちょっと涼しくなると思いきや、朝から凄い蒸し暑さ。気温はそれほどでもないんだが、湿気が凄い。5分ほど歩くと、もう汗が噴き出てくる。晴れているから、まだ、気持ちがとことん滅入ることは無いが、それでも、この湿気、なんとかならんか。

夏たけなわになると、ふとしたことから、聴きたくなるアルバムがある。大学時代かなあ。「夏だ、海だ、高中だ!」という凄いベタなキャッチコピーで売り出した「高中正義」。元サディスティック・ミカ・バンドのギタリストである。どういう訳か、夏たけなわになると、この高中正義のアルバムが聴きたくなるのだ。おそらく、学生時代の「すりこみ」が今になっても効いている思われる(笑)。ほんと、夏に、高中正義のアルバム、実に良く聴いたよなあ。

Super_liveなんで、こんなに高中のアルバムを、決まって「夏」に聴いたのか。しかも、夏真っ盛りにである。その理由は恐らく、高中の一連のアルバムのリズム・セクションにあるような気がしている。「夏だ、海だ、高中だ!」って感じの彼のアルバムって、バックのリズムが、2拍割のリズムが中心で、いわゆる、ラテン系、レゲエ系、中南米のリズムの雰囲気が色濃く漂っているケースが多いのだ。


加えて、パーカッションが彩りを添えるケースが多く、まあ、このリズムだけで「夏だ〜」って雰囲気が充満するのだな。確かに、僕にとって、高中正義って、夏の季節に聴くことがほとんどで、冬に聴く類のサウンドではない。あまりに寒い冬の日に、夏の暑さを懐かしんで、ちょっと聴くくらいかな。とにかく、冬に似合うサウンドでは無いことは確か。

今日は「スーバー・タカナカ・ライブ」を聴きながら帰ってきたのだが、もう冒頭の「ブルー・ラグーン」のフレーズを聴くだけで、もう気分は「夏だ、海だ、高中だ!」の気分である(笑)。3曲目の「珊瑚礁の妖精」の妖艶な高中のギターに暑さを一時忘れ、5曲目の「トロピック・バード」で夏の暑さを思い出し、ノリノリになりながら、大定番の7曲目「レディ・トゥ・フライ」で、もう気分爽快。いや〜、ほんまに「夏だ、海だ、高中だ!」ですね〜。

でも、ラストの「黒船」を聴くと、もともとこの曲、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」の「嘉永6年6月4日」からの抜粋なんだけど、昔、このアルバムの発売当時、聴きこんだのが秋ということもあって、僕にとっては、この曲だけが秋の雰囲気。決して夏の雰囲気ではないので、先にかいたように、「夏だ、海だ、高中だ!」って感じるのって、バックにリズムに負うところが大きいんだろうな(確かに、この「黒船」は2拍割のリズムでは無い)。

今日はちょっとジャズを離れて、この凄い蒸し暑さの中、ふと高中正義を思い出して、今日は「高中デー」でした。

2006年8月 9日 (水曜日)

ジャズへの招待状、更新です

台風の影響で、千葉県北西部地方は朝から強い雨。風も結構強く吹いていて、これじゃあ、駅までびしょ濡れだよな、と思いながら、窓の外を眺めていた。今日も仕事は休みなのでラッキー。こんな日は、家でジッとしていたほうが無難といえば無難。暇な時間を有効に使おうと、我がバーチャル音楽喫茶『松和』のジャズ・フュージョン館を更新するべく、準備を始める。

Blues_moods 今回の更新は「ジャズへの招待状」のトランペットのコーナー。いや〜本当に久しぶりに更新した。今回は「愛すべきトランペッター」と題して、ブルー・ミッチェルをご紹介です。ブルー・ミッチェルといえば、ホレス・シルバー(p)のグループで名をあげて、ブルーノートやリバーサイドでソロのリーダー・アルバムも結構リリースした、ハード・バップ時代中期〜後期の人気トランペッターの一人。


ファンキーで、柔らかくて、しっかりと芯のある音なのだが、耳当たりの良い、まろやかな響きが特徴のブルー・ミッチェルのアルバム4枚をピックアップして、それぞれのアルバムの魅力について語っています。通常のジャズ入門書では、ジャズ・ジャイアンツ(マイルス、クリフォード、モーガンなど)に押されて、あんまり名前が全面に出てこないブルー・ミッチェルですが、僕は、このブルー・ミッチェルのリーダー・アルバムこそが、ジャズ初心者の方にピッタリだと思うんですけどね。

ファンキーで、柔らかくて、しっかりと芯のある音なのだが、耳当たりの良い、まろやかな響きで、優しく柔らかく音を紡ぐブルー・ミッチェル。ほんと、聴いていて心地よくって、長〜いお付き合いになること請け合いです。

ご興味のある方は「http://www.ne.jp/asahi/matsuwa/home/」からどうぞ。お待ちしてます(笑)。

2006年8月 8日 (火曜日)

70年代館、更新しました

我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」を一気に更新しました。やっとこさです。今回、「我が懐かしの70年代ロック」の部屋の「アメリカン・ロック」のコーナーをオープンしました。

「アメリカン・ロック」と言えば、初回は「ザ・バンド」と決めていたのですが、この「ザ・バンド」、私の大のお気に入りというか、ロック・バンドの中で、一番好きなバンドを挙げろと言われたら、迷わず「ザ・バンド」と言う位、ぞっこんのバンドですので、その紹介文をまとめるのに、ずいぶん、時間がかかってしまいました。

Islandsザ・バンド。70年代ロックのグループの中でも、あまりメジャーなバンドではない。日本では知る人ぞ知る、玄人好みのロック・バンド。しかし、その音楽性ゆえ、70年代以降のロック・ミュージシャンからは、リスペクトの対象となっているバンドで、いわゆる「ミュージシャンズ・ミュージシャン」。今回は「ザ・バンド」のオリジナル・メンバーでの「スタジオ録音のアルバム」をご紹介しています。


ついでに、サッカーW杯の影響等々で、更新が止まってしまっていた「まだまだロックキッズ」のコーナーも更新しました。今回は「これまた凄い本が出たぞ!」です。今回は「ロック&ポップス名曲徹底ガイド(3) 1970〜74年編 名曲240/決定盤CD816タイトル」。1970年〜74年のロック&ポップスの名曲を紹介している優れもの。

紹介されている曲をちょっと並べてみると、「ラヴ」「セックス・マシーン」「マイ・スウィート・ロード」「いとしのレイラ」「ヴィーナス」「ウィズアウト・ユー」「明日に架ける橋」「僕の歌は君の歌」「ソング・フォー・ユー」「レット・イット・ビー」などなど、もーたまらん。珠玉の名曲ばかりがズラリ。既に、手に入れて読み進めていますが、知っている曲ばかりなので、ついつい、読みながら、それらの曲を口ずさんで、家人に迷惑をかけています(笑)。

ご興味のある方は、「http://www.ne.jp/asahi/matsuwa70/home/」から、どうぞ。

2006年8月 7日 (月曜日)

夏真っ盛り、暑い〜暑い〜

夏真っ盛りである。今日も暑い。今日は会社は休み(次の仕事が、最後の最後の調整で滞っているので仕方がない)。朝から暑いので「ゴロゴロ」。それでも、午前中は、近づいている台風の影響か、風が結構あったので、窓を開けっ放しにすると、とりあえず過ごせる感じ。

しかし、昼を過ぎると、その生命線となる爽やかな風が「ピタッ」と止んで、それからはもう「暑い〜〜〜」。我慢できない暑さになった。それもそのはずで、室温は35度。暑いはずです。さすがに、14時過ぎにはエアコンを入れました。ホッ。

Eat_a_peach昨日、オールマン・ブラザース・バンドの「イート・ア・ピーチ」のデラックス・エディションを入手。オリジナルの「イート・ア・ピーチ」は既に持っているのだが、これが15年くらい前に手に入れたCDで、とにかく音が良くない。ベールがかかった感じというか、鼻が詰まった感じというか、モコッとした音でなんとかしたいなあ、と思っていたところへ、デラックス・エディションの発売である。


とにかく、このデラックス・エディションの購入を決めた動機は、Disc2の存在。「イート・ア・ピーチ」録音後に不慮の死を遂げたDuane Allmanの、1971年6月、フィルモア・イーストにおける最後のライヴ演奏が入っていること。全9曲中「ワン・ウェイ・アウト」と「ミッドナイト・ライダー」以外は未発表だったもの。あの名盤ライブ『フィルモア・イースト・ライヴ』から3ヵ月後の音源ということで、「裏フィルモア・ライヴ」とでも言うべき内容。これが素晴らしい演奏なのだ。こんな音源が21世紀になって出てくるなんて。本当に長生きはしてみるものです(笑)。

これは「買い」でしょう。それでなくても、オールマンズについては何でも通しも俺だからねえ。アルバム本編も、リマスタリングされて、音は申し分ないどころか、飛躍的に音が良くなっていて、ビックリした。この素晴らしく良い音で聴く「ブルー・スカイ」は、もう至福の時であります。

2006年8月 6日 (日曜日)

70年代館の準備に忙しい

今日も「暑い〜!」。でも、朝はちょっと涼しい。その朝のうちに今日は整体へ。朝10時から1時間。肩も腰も柔らかくなりました。整体終わって外へ出たら、なんとなく気持ち良い風が吹いているので、急遽、予定変更。歩いて家へ帰ることにした。約40分の道のりになるが、これが真夏の暑さの中、海から吹く風が心地良く、結構、楽しく帰ることが出来た。

途中、スーパーに寄って、茄子と豚の挽肉をゲット。それというもの、今日の夕飯は「麻婆茄子」。僕が作るんだが、実は僕は中華が得意。当然、クック・ドゥなんて使いません。自分で調味料あわせて作ります。今日の「麻婆茄子」は完璧。美味しかった。4人前作りましたが、2人でペロッと食べちゃいました。

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さて、今日は、昼から、高校野球を見つつ、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」の更新準備に追われてました。アメリカン・ロックのコーナーをオープンする為、アメリカン・ロックと言えば、僕としては「ザ・バンド」ですので、この「ザ・バンド」の紹介記事をまとめています。これが、僕の大好きな、というか、ロック・バンドの中で、一番お気に入りのバンドなので、どうしても力が入る。オリジナル・アルバムは欠けることなく、全てのオリジナル・アルバムを紹介したいと思うし、自分の印象をしっかり伝えたいと思うし、とりまとめが大変。明日もこの作業を継続です。

そう言えば、今日から高校野球。第1試合の途中からズーッと見てましたが、今日の3試合はいずれも、勝った方が10点以上を取る、大味の試合でしたね。でも、しっかり見ていると、やはり、高校野球って、監督さんの采配が勝負を左右することって結構あるんだな、って改めて思いました。僕としては、大阪育ちですので、大阪桐蔭が横浜を破った一戦は、見ていて熱くなりました。

2006年8月 5日 (土曜日)

チャーリー・ブラウンのジャズ

暑い。すごく暑い。いや〜暑いですねえ。今日の千葉県北西部地方は、とびきり暑い。夏真っ只中って感じ。朝8時くらいまではそれほどでもないんだが、8時を過ぎると、グングン気温は上がる。それにつられて湿度も上がる。9時過ぎには、少し動いただけでも、汗が噴き出てくる。先週の涼しい土曜日が嘘のようである。

今日は、東京周辺の、なんと31カ所で花火大会である。我が家はマンションの最上階なんだが、ルーフ・バルコニーに出て、グルッと見渡すと5カ所の花火大会が楽しめる。音も「ドン、ドン」と鈍い花火の音が家の中まで響いてくる。しかも、道を隔てた向かいの公園では盆踊りときていて、「炭坑節」や「東京音頭」なんかが鳴り響いていて賑やか。今日は、我が家の周りの雰囲気は、絵に描いたような「日本の夏」である。

Charlie_brown昨日、全くの衝動買いなんだが、デビット・ベノワの「ヒアズ・トゥ・ユー・チャーリー・ブラウン&スヌーピー~50グレイト・イヤーズ! 」を手に入れた。デビット・ベノワのピアノは、コンテンポラリー・ジャズ・フュージョンのビッグネーム。聴きやすいジャズ・ピアノが聴きたいと思ったのと、ジャケットのチャーリー・ブラウンとその仲間達のジャズ・バンドの絵が可愛くて、ついつい買ってしまった。


買って聴いて、これが、なかなか良い。このアルバム、スヌーピーやチャーリー・ブラウンでおなじみの人気漫画『ピーナッツ』の50周年と2000年2月12日に死去した作者チャールズ・シュルツに対する追悼の意も込められた記念アルバムなのだ。メンバーは、デビッド・ベノワ(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、ピーター・アースキン(dr)というトリオ編成がベース。そのトリオに、様々なゲストを迎え、そのゲストの顔ぶれはテナーサックスのマイケル・ブレッカー、ヴォーカルのアル・ジャロウ、コーラスグループTake6、アコーステックギタリストのマーク・アントワン、トランペットのクリス・ボッティなどなど。

このメンバーとゲストを見て、このアルバムの内容、悪かろうはずがない。TVアニメでお馴染みのナンバーやオリジナルを、さまざまなフォーマットとメンバー構成で聴かせてくれるのが「本当に楽しい」。コンテンポラリー・ジャズ・フュージョンのビッグネームのベノワなので、完璧フュージョンかと思ったが、どうしてどうして、これが結構、純ジャズ的な演奏を繰り広げており(ベースのクリスチャン・マクブライド、ドラムのピーター・アースキンに負うところが大きい)、ジャズのアルバムとしても十分に楽しめる。

「ライナス&ルーシー」「チャーリー・ブラウンのテーマ」「レッド・バロン」あたりが聴きどころかなあ。とにかく、楽しいですよ。ジャズの好きな方は勿論、「ジャズって何」とか「ジャズを聴きたいけど、どのアルバムが良いの」といった、ジャズ初心者の方にもお勧めです。

今日は、暑さに耐えかねて、昼間からエアコンかけて、チャーリー・ブラウンのジャズで楽しい一時を過ごして、夜は遠目ながら花火を堪能して、ちょっと満足な1日でした。

2006年8月 4日 (金曜日)

「プレスティッジ」って面白いぞ

いや〜、暑くなりましたなあ。昨日の昼過ぎから、東京はやっと真夏の日差しと蒸し暑さが戻ってきた。今日は、朝は少し涼しかったけど、日中はもう真夏の暑さ。帰宅時は、けっこう風があったので、少しだけ心地よかったけど、とにかく蒸し暑い。やっと「夏が来た」って感じです。僕は、この夏の暑さが好きで、今日の天気は、実は嫌いではないのだ。むしろ好きかな。この暑さが2週間ほど続くと、「もうええわ〜」って感じになるけど、まだ大丈夫。

今日も、コルトレーン専用iPodを片手に、コルトレーン関連のアルバムを聴き漁っている。今日は、プレスティッジのオールスター・セッションである「オール・モーニン・ロング」(写真)。一応、ピアノのレッド・ガーランドの名義になっているので、リーダーはレッド・ガーランドなんだろうけど、内容からして、とてもガーランドのリーダー・アルバムでは無い。オールスターのジャム・セッションっていう趣。

All_mornin_longそれもそのはず、プレスティッジ・レーベルって、有名なジャズ専門レーベルなんだけど、プロデューサーのボブ・ワインストックは「放任主義」のプロデューサー。ブルーノートのアルフレッド・ライオンがプロデューサーとして完璧主義だったのに対して、プレスティッジのワインストックはより自由でルーズな感覚でレコーディングで有名。どちらも有名なジャズ専門レーベルですが、性格は正反対(笑)。


当然、ブルーノートのアルバムには当たり外れが無い。逆に、プレスティッジには当たり外れがあるのが特徴。ブルーノートにリハーサルはあるけど、プレスティッジは一発勝負。しかし、この「より自由でルーズな感覚でのレコーディング」が、ミュージシャン連中に「表現の自由」を与えることになって、これが面白いことに、結構な数の偶発的名盤を生み出すことになる。まあ、名盤とはいっても、ブルーノートと比べると、「格調高さ、考え抜かれた構成、演奏の質と精度の面」で明らかに劣るのだが、「ルーズだけど、直感的で、一触即発的」な雰囲気は、プレスティッジの真骨頂。不思議なことに、これはこれで、ジャズっぽくて良いんですよね。良い意味での「ラフ」さがたまらない。プレスティッジって、そんな面白いレーベルです。

その代表的なアルバムがこれ、「オール・モーニン・ロング」。プレスティッジ専属のミュージシャンたちによるオールスターズ形式の良い意味でラフで、寛いだセッションです。まあ有り体に言うと、単なるジャム・セッションですな。メンバーは、Red Garland(p)・John Coltrane(ts)・Donald Byrd(tp)・George Joyner(b)・Art Taylor(ds)のカルテット編成。どの曲も、結構長くて(多くの場合1曲がLPの片面を占めた)、リラックスしていて、それぞれの個性をふりまきながら、長いソロを繰り広げる。これが、ほんと、ハード・バップしていて「とても良い」。ジャケットも適当に、渋いNYの橋の写真貼り付けて、適当にロゴをあしらっているだけなんですが、これが結構、ジャズっぽくて「渋い」。

しかし、このアルバムを聴いていると、適当にメンバーを集めて、皆で適当にリーダーを決めて、適当にセッションをやって、こんな、完璧なハード・バップ・アルバムを作ってしまうんやから、プレスティッジというレーベルは「面白い」。

今日は、このプレスティッジのオールスターズ・セッションを聴いて通勤したんですが、なんだか、リラックスして、ほのぼのとして、気持ちがのってきて、塞ぎ込みがちな気分が、ちょっと上向きになりました。

2006年8月 3日 (木曜日)

マイルス、黄金のクインテット

超ド級のコルトレーン専用iPodの出番である。今日は朝からモダン・ジャズな気分。マイルス・デイビスの最新ボックス盤「ザ・プレスティッジ・クインテット・セッションズ」を便宜上、コルトレーン専用iPod-miniにあげておいたので、今日は、マイルスでぃ。

このマイルス・デイビスの最新ボックス盤「ザ・プレスティッジ・クインテット・セッションズ」は、かの有名なPrestigeのマラソン・セッションを収録順に並べたもので、「ああ、この順番に録音していったのか」となんとなく感慨にふけることの出来る優れもの。12〜3年ほど前、マイルスの「プレスティッジ・レコーディング・コンプリート・ボックス」が出ていて、これの一部と同じじゃないか、と思われる方々、音が違いまっせ、音が。

Miles_davisこの数年、CDのリマスタリング技術が格段に進歩している。今回の「ザ・プレスティッジ・クインテット・セッションズ」のふれ込みは「日本盤のみデジタルK2を使用した20ビットK2マスタリング&K2レーザー・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド」である。これが、ホントに音が良いんだよ。マイルスのミュート・トランペットの「卵の殻の上を歩くような」繊細な音が、忠実に再現されている。昔は、ステレオセットの問題もあって、マイルスのミュート・トランペットの音が、金属音すぎて、ちょっと耳について辛かったんだよね。


それが、である。とにかく、生々しい楽器の音に至福の一時を感じる。繊細なマイルスのミュート。これぞテナーサックスじゃあ〜、って感じのコルトレーン。フィリー・ジョーの色彩豊かなドラム。ブンブン唸るチェンバースのベース。そして、コロコロ転がるようなガーランドのピアノ。改めて、このプレスティッジの黄金のカルテットって、「凄いユニットだったんだ」ってこと、音の良くなったこのCDボックスを聴いて再認識した。とにかく、ええ音です。

それと、音が良くなって、しっかりと聴き取れるようになったんだが、「You're My Everything」っていう曲の冒頭、マイルスが何やら演奏に関する指示を出していると思われる肉声が入っていてドキドキする。そして、演奏が始まって、ちょっとピアノのガーランドが、少しミスタッチ気味で入って少し緩むんだが、そこにマイルスの「ヒュッ」という口笛によるストップの指示。うわ〜、格好ええなあ。CDのリマスタリング技術が進歩して、CDの音が良くなると、こんな副産物が手に入って、何だか、凄く得した気分になるのは僕だけでしょうか。

マイルス・デイビスの最新ボックス盤「ザ・プレスティッジ・クインテット・セッションズ」って、演奏内容は当然、優れていて、しかも、音が格段に良くなって、今まで所有していたCDが聴けなくなってしまいそうなほど。しばらく病みつきになりそうな気配です。

2006年8月 2日 (水曜日)

リオ・ファンクで元気づけられる

このところ、我が千葉県北西部地方は涼しい、というか、夜、ルーフバルコニーに出て風に当たっていると寒いくらい。もう8月というのに「とても涼しい」。日差しは夏の照りつけるような日差しなんだが、風が冷たくて、ちょうど5月下旬の雰囲気で、とても過ごし易い日が続いている。これは、まあ、通勤する我々にとっては願ったり叶ったりで、実に気分良く、夏の通勤時間を過ごせるわけだが、農作物にとってはこの気候は困りもの。農作物に悪い影響が出なければ良いが、とちょっと心配している。

昨日も書いたが、次の仕事の最終調整に手間取っているらしく、「待ち」の状態が続いている。イライラするし、「これって、結構、ストレスなんだ」と、自ら経験して判った。まさか、振り出しに戻るんじゃないだろうな。こうイライラすると、性格まで悪くなりそうで、顔の相まで悪くなりそうで、とても良くない。せめて、音楽だけでもスカッとして、このちょっとした鬱状態を緩和したいと、iPodのダイヤルをグルグル回す。

Rio昨日、寺井尚子の「ライブ」を聴いて癒された訳だが、その中の「リオ・ファンク」が完全に頭の中に残って鳴り響いている。この「リオ・ファンク」っていうフュージョンの名曲、ギタリストのリー・リトナーの作曲なんだが、これだけ、頭の中で「リオ・ファンク」が鳴り響いているんだったら、いっそのこと、リー・リトナーのオリジナル録音を聴こうと思った。収録されているアルバムは「イン・リオ」。

この「イン・リオ」ってアルバム、1979年のリリース。大学時代真っ只中、フュージョン全盛時代後期である。実はこのアルバム、友人からLPを借りてカセットにダビングして、とにかく聴きまくった思い出のある、印象深いアルバムだ。しかし、この1年ほど、CDプレイヤーのトレイに載ることはなかった。で、今日、朝の通勤時間帯に聴き込んだのだが「やっぱし、ええねえ。格好ええなあ」。

まず冒頭の「レインボー」で癒される。ブラジルの静かな爽やかな朝って雰囲気の、気持ちの良い曲だ。リー・リトナーがエレキでは無く、ナイロン弦(だと思う)のアコースティックを弾いているのが良い。ゆっくり歩くくらいのテンポ(僕の大好きなテンポだ)で弾き進めていくリトナー。う〜ん、爽やかだぞ。これって、フュージョンなんだけど、しっかり緊張感もあるし、グループサウンズとしても良くまとまっている好演だと思う。「フュージョンはジャズではない、聴く価値無し」って言う硬派のジャズ・ファンには、何を言っても納得してくれないだろうけど、この演奏って「良い音楽」の部類に属するものだと僕は思う。

そして、3曲目、お目当ての「リオ・ファンク」である。おお〜、いつ聴いてもええなあ。いつ聴いても格好ええ。このファンクな曲を、リトナーがファンキーにナイロン弦で弾きまくるのが良い。これがエレキだと、ギンギンなファンクになって、ちょっと「もたれてしまう」んだが、リトナーは実に賢明である。そして、加えて、気持ちのええのがベース。「マーカス・ミラー」・オン・ベースで、これが、格好良くチョッパってて、太く、ブンブン響くエレクトリック・ベース(しかも凄く上手い・・・当たり前か)。う〜ん、たまらん。全編、ファンキーにガンガン攻めまくりながらも、ある時はナイロン弦で歌心溢れるソロを繰り広げる。ここでもリトナーは変幻自在。もう、心の中は、頭の中は、爽やかな風が吹きまくり、ファンキーなバラ色につつまれるのだ。これって、名曲やね。繰り返し、会社の往復6回も聴き直してしまいました。

いやいや、今日はリー・リトナーの「イン・リオ」で癒されました。そして、3曲目の「リオ・ファンク」で、相当、元気づけられました。こういう時、いつも思うんですが、ほんと音楽って良いですよね。
 
 

2006年8月 1日 (火曜日)

バイオリン・ジャズで癒される

急にバイオリン・ジャズが聴きたくなった。次の新しい仕事が、最後の最後で調整に手間取り、イライラしている。俺の人生の邪魔するなよな〜。まあ、自分の会社の中で手間取っている訳ではないので、仕方がない。先方は「ちゃんとやってるから、ちょっと時間をちょうだい」ってことだから、待つしかない。

イライラしている時は、やはり「癒し」の音楽が欲しくなる。「癒し」の曲となれば、やっぱりジャズ。ジャズといっても、バリバリの純ジャズではなく、フュージョン系のちょっとライトなジャズが良い。「さて、どれがいいかな」なんてiPodのダイヤルをクルクルしていたら、寺井尚子の名前が。今日はこれでいこうっと。

Naoko_live寺井尚子と言えば、バイオリンである。ジャズの世界では、ソロ楽器として、バイオリンは少数派で異端。それでも、ステファン・グラッペリという類い希なジャズ・バイオリニストが長年活躍していたおかげで、あんまり「ゲテモノ」扱いされることは無い。でも、バイオリンって楽器、高額でメンテが大変で、演奏するにもちゃんとした教育が必要とされるので、ジャズではポピュラーでないのだろう。


また、「弦楽器の音の響きがどうも苦手で」という方もいるしな。まあ僕は平気だけど。それどころか、幼少の頃からクラシック・ピアノをやっていたおかげで、クラシックの楽器はどれも馴染みがあって問題ない。弦楽器の音はピアノの次に親近感がある。バッハの無伴奏チェロ組曲は大好きだし、ドボルザークの弦楽四重奏「アメリカ」も大好きだ。ヴィヴァルディの協奏曲「四季」も好き。まあ、弦楽器の音にはアレルギーは無い。

さて、寺井尚子のバイオリン・ジャズって、純ジャズとフュージョンの間を行き来するような演奏で、シビアなハード・バップもあれば、踊りたくなり様なフュージョンもあって、すこぶる楽しい。手抜き無く、演奏もしっかりしていて気持ちがよい。今日は、彼女のアルバムから「ライブ」を選択。これが、理屈抜きで楽しめる愛聴盤なんですよね。

選曲が良い。冒頭はチック・コリア作曲の「スペイン」。この曲は大のお気に入りで、この曲が入っているアルバムは、誰彼かまわず、必ず衝動買いしてしまうくらい好きな曲だ。2曲目は、オリバー・ネルソンの「ストールン・モーメンツ」。情感溢れるバイオリンは素晴らしいの一言。3曲目は、ウエザー・リポートの名曲「ブラック・マーケット」。このアフリカン・ワールド・ミュージック系のノリノリのフュージョンを、ちょっとゆっくりとしたテンポで、ファンキーに弾き上げていく。う〜ん、たまらんなあ。これだけでももう「ごめんなさい」なのに、7曲目、ハービー・ハンコックの「カンタロープ・アイランド」。この小粋なジャズ・ロックを、バイオリンでファンキーに弾くなんて「格好ええなあ」。もう、たまりません。ラスト前はリー・リトナーの「リオ・ファンク」でノリノリ、そして、最後は彼女のオリジナル「シンキング・オブ・ユー」で、しっとりと情感タップリに締めくくる。

う〜ん、寺井尚子のバイオリン・ジャズって、バイオリンをバイオリンらしく鳴らして、ジャズ感、グルーブ感を上手く表現していて立派だ。こんなライブだったら、絶対に楽しいだろうな。生で聴ける人たちが羨ましい限りである。いやいや、癒された、癒された。ちょっと、イライラが吹き飛んだ気分。今日は、ぐっすり眠れるだろう。

このライブ・アルバムの最後の最後に、寺井尚子さんの終わりの挨拶が入っています。彼女のその肉声は、雑誌などで見る彼女の写真から見た、僕の描く声のイメージにピッタリで、なんとなくホッとしました。

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