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2006年7月29日 (土曜日)

アメリカン・ロックの最高峰

暑い。昨日の天気予報では、朝から曇り、午後から晴れ間がのぞく、って言ってたのに、またまた予報は外れて、朝からピーカンの暑い朝。おいおい、勘弁してよ。日差しが強い夏の朝は、我が家の寝室の窓は東に向いているので、とても暑くなる。よって、今日は休みなのに、7時過ぎには暑くて寝苦しくなって、起きてしまった。

今日は朝から、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」の更新準備をするべく、Macの前に座ったんだが暑い。PCって熱を発する代物なので、暑い日には「余計に暑くなる」困った代物なのだ。朝10時で、既に我が家の応接間は気温30度を超えている。暑い。風はあるのだが、暑いものは暑い。「懐かしの70年代館」の更新準備は、昼ご飯を食べて、今日は中止である。

The_best_of_the_bandこの「懐かしの70年代館」の更新準備って何かと言えば、「アメリカン・ロック」のコーナーが未だ「準備中」なのだが、そろそろ、このコーナーをオープンしないといけない。「アメリカン・ロック」の最初のバンドは、やはり、アメリカン・ロックの最高峰「ザ・バンド」でしょう、ということで、ザ・バンドのオリジナル・アルバムのジャケット画像を準備しつつ、コンテンツのひな型を作り始めた。

さて、僕とザ・バンドとの出会いは何時のことだったか、と昔の記憶をたどり始めた。あれは確か、1976年の秋だったと思う。高校3年生も残り僅か、高校3年生の文化祭にまで映画を作っちまったので、ほとんど受験勉強は出来ていない。なんだかとても寂しい秋も深まったある日、近くのレコード屋に立ち寄った。ここで、「The Best of The Band」と出会ったのだ。そして、なぜか、オフコースの当時の新譜「Song Is Love」と一緒に買って帰ったのを覚えている。

ザ・バンドって、雑誌ミュージック・ライフなんかの写真とか、紹介記事で見ていたので名前は知っていたが、どんな音楽を演奏する連中なのか全く知らなかった。それでも、クラプトンやオールマンを通じて、米国南部、いわゆるサザンロック、スワンプなど、アメリカン・ルーツ・ロックに近い音は知っていたので、なんとなく、イメージはあった。でも、どんな音がするのか判らんのに、よく2,300円も出して買ったもんだ。まあ、高校3年生の寂しすぎる秋に、茫然自失状態のまま、この「The Best of The Band」を手にしてしまったと思われる。このアルバムの収録曲は以下のとおり。

1. Up On Cripple Creek 2. The Shape I'm In 3. The Weight 
4. It Makes No Difference 5. Life Is A Carnival / 
6. Twilight 7. Don't Do It 8. Tears Of Rage 9. Stage Fright
10. Ophelia 11. The Night They Drove Old Dixie Down

しかしながら、これが聴いてみて「大ショック」たっだ。こんなにシンプルで、渋くて、落ち着いていて、トラディショナルで、それでいて古くなく、演奏テクニックは抜群で、歌心があって、スピード感もあり、バラードは情感タップリ。当時「これがロックなのか」と唸りに唸ったのを覚えている。そりゃあそうで、後で知ったことなんだが、このザ・バンドって、当時から、ミュージシャンズ・ミュージシャンだったそうで、今でも若手ロック・バンドの連中からも「リスペクトの対象」であり続けているいる、凄いバンドなのだ。

俗に言う「カルチャーショック」である。コペルニクス的転回であった。このベストアルバムを聴いて以来、渋〜いロックに走っていって、ついには、ジャズにのめり込んでいくのである。

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