アリスの想い出・その3
フランスは強かった。前半PKで取った1点を後半、守りきった。羨ましい。この1点を守りきる強さが日本代表にあれば、豪州戦は勝てただろうに。1点を守りきるゲームの進め方はこうやるんだ、ということをフランスにお手本を見せて貰った気がする。ポルトガルは経験が足らなかった。1点先制されて、後半、時間が経つにつれて、焦りが見え始め、ポルトガルのつなぐ攻めを忘れて、ロングパス1発の単調な攻めに陥ってしまった。う〜ん、サッカーって奥が深いのお。
何はともあれ、今日の夜、明日の夜とゆっくり眠れるのは良いことだ。今日なんて、もう限界。歩きながら、とろ〜んとしてくるし、仕事で机に座ってPCに向かっていると、強烈な睡魔が襲ってくる。眠い。とにかく眠い。この2日間、平均睡眠時間は4時間。眠い。とにかく眠い。今日はグッスリ寝るぞ。
さて、この2日間、70年代のフォーク・ロック・グループ「アリス」の想い出をブログに書いてきたが、この「アリス」っていうバンドが、全くマイナーな存在になってしまっているらしく、「アリスの想い出」特集をアップしてから、1日のアクセス数が激減。テーマを変えようかな、とも思ったが、アクセス数目当てにブログを運営している訳ではないので「初志貫徹」。今日は「アリスの想い出・その3」。これが最終回。
「アリス」の歌に限らず、バンドでコピーする曲って、高校時代〜大学時代の、まだまだ短い人生経験の中で、追体験できて、感情を込めて歌える歌をチョイスする訳で、僕の場合、高校時代で言うと「片思い」か「失恋」の歌に集中するし、大学時代になると、浪人時代を経験したことで、「忍耐」「捲土重来」「辛いけど頑張って生きていくぞ」的な歌を、当時の辛い想い出を基に、万感の想いを込めて、歌い込んだりするのだ。
そこで、やっぱり「アリス」である。「アリス」の歌って、「失恋」(それも結構度合いの激しいケースが多くて、たまに自殺しちゃったりする・・・例・帰らざる日々)や、「辛いけど頑張って生きていくぞ」的な歌が結構多い。つまり、「実に女々しい」雰囲気の歌と「実に男々しい」雰囲気の歌と両極端なのだ(これが「アリス」の特徴だったりする)。いきおい、僕の場合、バンドでコピーするとき、「アリス」の曲が多くチョイスされるのも無理は無い。
この「遠くで汽笛を聞きながら」なんかは、当時、良く歌った「十八番」の曲。実は、僕の浪人時代って、この歌にピッタリの、結構、精神的にハードで、心が実に淋しい時期だったので、この歌の雰囲気には当時から共感しっぱなしである。この歌、結構、中年のサラリーマンの方が情感込めて歌うケースに良く出くわすが、どう解釈したって、この歌の雰囲気はサラリーマンの世界では無い。多感な青春時代真っ只中の、どうしようもなく不器用な男の歌である。僕は、この歌を自らの追体験を基に、爽やかに情感を込めて歌い上げる奴って、絶対、信用できる奴だと思っている(今まで、あんまし、出くわしたことはないが)。
さあ、眠たくなってきた。今日は、しっかりと寝るぞ。W杯の試合は、わずか残り2試合である。なんだか、淋しい気分になってきた。
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