W杯・・・辛いなあ・・・
う〜ん、日本代表のW杯初戦。辛い敗戦。僕にとっては、あの「ドーハの悲劇」に匹敵する辛い敗戦だった。やはり、体力に劣るということは決定的なことなのか。もともと、僕は、子供の頃から体格に恵まれないので、体力勝負のスポーツには、体格に恵まれた連中の3倍は頭を使った。それで、やっとこさ、体格に恵まれた連中と互角に渡り合った。何が言いたいかというと、「体格差」という言葉に実に敏感なのだ。しかし、今回の敗戦は「こたえた」。体格に恵まれた連中の相手の執拗なハイボールの攻撃、加えて、悪質でダーティーなファウルの数々、後半15分以降はバテバテで走れなくなった。あと15分が「普通」に出来なくなった。これがジャパンの限界なのだろうか。今日一日、暗〜い一日だった。
一言だけ言わせて貰いたい。あの試合の主審は最低だ。PKをレッドをイエローを勇気を持って出せない審判は、今後、フィールドに立たないでいただきたい。中村のゴールは柳沢のキーパーに対するファウルにとられても仕方がなかったし(逆だったら僕は激怒してただろう)、オーストラリアのケーヒルが駒野をペナルティエリア内で足をかけた(というかスパイクの裏を見せた危険なスライディング!!)プレイは、これは完全にPKだ。しかも、相手の日本選手の足に対する執拗なファウルに、イエローをほとんど出せない審判。目の前で相手を手で突き飛ばしている選手に対してレッドを出せない審判。FIFAに物申す。もっとレベルの高い審判を使って欲しい。選手になめられるような審判は出さないで欲しい。このままだと、近い将来、審判のジャッジが、各国にとっての大事な試合を左右しかねない。日韓大会でもその兆しはあったはずだ。これじゃあ、ファウルしたもん勝ちやないか。
さて、暗〜い気持ちを引きずって、今日も、ひと駅前で電車を降りて、ひと駅分、約20分を歩いた。しかし、さすがに今日は気分が暗いままだ。ウォーキング・ミュージックにも、明るいメリハリの効いた曲は全く聴く気になれない。この2,3日、松任谷由実にはまっているので、松任谷由実のアルバムの中で一番地味で暗いと言われている「紅雀」を聴いて歩いて帰ることにした。
しかしながら、この「紅雀」というアルバム、確かに、ユーミンのアルバムの中では、一番、地味で暗いと評価されている向きもあるが、僕はそうは思わない。それどころか、結構、お気に入りのアルバムの1枚である。確かに、荒井由実時代のアルバムは、どれもがメリハリ効いてイケイケなところがあって、煌びやかでカラフルだったので、それに比べると「紅雀」は確かに「地味で暗い」。でも、「紅雀」だけ、先入観無く聴くと、どうしてどうして、なかなかに「しっとりとしていて、落ち着いていて、爽やか」なのだ。ユーミンのアルバムの中でも、その「しっとり感」は特筆に値すると僕は思っている。
曲それぞれを聴いてみても、「ハルジョオン・ヒメジョオン」「私なしでも」「LAUNDRY-GATEの想い出」などは絶品である。特に「ハルジョオン・ヒメジョオン」と「LAUNDRY-GATEの想い出」の詞の世界の情景は素晴らしいの一言。僕の大のお気に入りの歌詞の一つである。
「紅雀」を聴きながら、家まで歩いて、少し心も落ち着いてきた。日本代表は、まだまだこれからさ。「ドーハの悲劇」があって今がある。昨日の逆転劇も、きっと、これからのジャパンの成長の糧となるに違いない。さあ、元気を出して、晩ご飯を食べよう。
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